この記事でわかること:
- 阿賀野市は人口39,165人(県内13位)で、佐渡・十日町・五泉・見附・糸魚川・小千谷・魚沼・妙高・胎内・加茂と並ぶ人口2〜5万人未満の同規模帯11市の中央位(4/11)に位置すること
- この同規模帯11市の中で、高齢化率32.4%・2050年減少率▲38.8%・年少人口率10.3%の3指標がいずれも見附市に次ぐ2番手に並ぶ「若さと将来維持力ペア」の位置
- 表面のこの若さと対照的に、2024年動態内訳では自然減▲565人が総減▲708人の80%を占め、死亡715÷出生150=4.77倍(4.8倍)の深刻な自然減主導構造
- 主役2つが反対方向を向く「表面と実態の二層構造」を、新潟市の北東・五泉市の北隣接という立地とあわせて読み解ける
- ① 要点まとめ:見附市の次点2番手を3指標で並べつつ実態は自然減8割主導の二層構造
- ② 阿賀野市の位置:新潟市の北東・五泉市の北隣接・阿賀野川流域の下越平野部
- ③ 人口39,165人(県内13位):同規模帯11市の中央位・人口密度203.2人/km²で県内10位
- ④ 3指標同時2番手:見附市の次点で並ぶ「若さと将来維持力ペア」を同規模帯11市の中央位規模で保有
- ⑤ 人口推移▲14.03%(2010〜2025):「拡大→縮小」型で3期連続拡大の胎内型とは分岐
- ⑥ 自然減▲565人が総減の80%:死亡出生比4.77倍で見附3.28倍と決定的な差の実態層
- ⑦ 高齢化率32.4%・年少人口率10.3%ともに見附市の次点:年齢構造の若さ2番手が2指標で一貫
- ⑧ 昼夜間人口比90.9:昼間流出約3,700人・隣接五泉市(89.8)よりやや小さい中程度流出
- ⑨ 2050年推計24,893人(▲38.8%):見附▲31.4%の次点・小千谷▲39.2%とは0.4ポイント差
- ⑩ 表面と実態の二層構造:見附(表実緩やか)・佐渡(表実深刻)とも異なる阿賀野独自の位置
- まとめ
- 出典・情報基準日
① 要点まとめ:見附市の次点2番手を3指標で並べつつ実態は自然減8割主導の二層構造
- 人口39,165人(2025年1月1日時点)で新潟県内13位。佐渡・十日町・五泉・見附・糸魚川・小千谷・魚沼・妙高・胎内・加茂と阿賀野を合わせた人口2〜5万人未満の同規模帯11市の中では中央位(4/11)に位置し、規模上は「下越の中規模市」の平均的な水準
- 高齢化率32.4%は県内で低い方から12位。同規模帯11市の中では見附市(31.6%・11市中最若)に次ぐ2番手(差0.8ポイント)。2050年減少率▲38.8%(県内で減少幅が小さい方から14位)・年少人口率10.3%(県内10位・三条市と同率タイ)も同規模帯11市の中で見附市に次ぐ2番手に並ぶ「若さと将来維持力ペア」の位置
- 2024年動態内訳は自然減▲565人+社会減▲143人=総減▲708人。総減▲708人のうち80%を自然減が占め、死亡715÷出生150=4.77倍(4.8倍)は既存記事対比群(新潟2.6・長岡2.9・三条3.5・南魚沼3.8・柏崎4.2)より一貫して高く、県内で上位の水準
- 主役2つ(表面の若さ2番手/実態の自然減8割主導)は反対方向を向く「二層構造」を形成し、新潟市の北東・五泉市の北隣接・阿賀野川流域の平野部立地と合わせて読み解ける
② 阿賀野市の位置:新潟市の北東・五泉市の北隣接・阿賀野川流域の下越平野部
阿賀野市は新潟県の下越地方に位置し、新潟市の北東・五泉市の北に隣接する。阿賀野川の中流域から下流域にかけての平野部を主たる地域とし、東部には五頭山塊(標高900m台)が広がる。2004年4月に旧・水原町・安田町・京ヶ瀬村・笹神村が合併して誕生した。五頭温泉郷(芹沼・長沢・出湯・今板・村杉の5温泉)や瓢湖(白鳥飛来地・国指定天然記念物)を有する。
隣接自治体:新潟市・新発田市・五泉市・阿賀町
③ 人口39,165人(県内13位):同規模帯11市の中央位・人口密度203.2人/km²で県内10位
人口39,165人(県内13位)は、佐渡・十日町・五泉・見附・糸魚川・小千谷・魚沼・妙高・胎内・加茂と阿賀野を合わせた「人口2〜5万人未満の同規模帯11市」の中央位(4/11)にあたり、県内での規模区分としては「下越の中規模市」の中位の水準。
| 指標 | 値 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 総人口 | 39,165人 | 13位 |
| 世帯数 | 14,990世帯 | 15位 |
| 面積 | 192.74 km² | — |
| 人口密度 | 203.2人/km² | 10位 |
| 高齢化率 | 32.4% | 12位(低い方から) |
| 年少人口率 | 10.3% | 10位(三条市と同率タイ) |
人口39,165人(13位)は、12位の五泉市(45,690人)と約6,500人差、14位の見附市(38,061人)とは約1,100人差で、12位・13位の間は開いているが13位・14位は接近している。
面積192.74km²(県内19位)に対して人口密度203.2人/km²で県内10位。三条市(211.1・8位)・長岡市(217.5・6位)に近い水準で、阿賀野川流域の平野部を中心にまとまった市街地の密度を示す。
④ 3指標同時2番手:見附市の次点で並ぶ「若さと将来維持力ペア」を同規模帯11市の中央位規模で保有
阿賀野市の県内位置を最も端的に示すのは、佐渡・十日町・五泉・見附・糸魚川・小千谷・魚沼・妙高・胎内・加茂と阿賀野を合わせた人口2〜5万人未満の同規模帯11市の中での位置。この11市の中で、阿賀野市は高齢化率・2050年減少率・年少人口率の3指標がいずれも見附市に次ぐ2番手に並ぶ。人口規模では11市の中央位(4/11)にありながら、若さと将来維持力の指標では見附市(同規模帯11市の中で最若)と2位を分け合う位置となる。
高齢化率32.4%:同規模帯11市の中で見附市の次点
高齢化率32.4%は県内で低い方から12位。同規模帯11市の中の並び(低い方から)は以下の通り。
| 順位 | 市町村 | 高齢化率 |
|---|---|---|
| 1位 | 見附市 | 31.6% |
| 2位 | 阿賀野市 | 32.4% |
| 3位 | 小千谷市 | 33.4% |
| 4位 | 妙高市 | 33.8% |
| 5位 | 胎内市 | 34.3% |
| 6位 | 五泉市 | 34.4% |
| 7位 | 魚沼市 | 35.8% |
| 8位 | 加茂市 | 36.3% |
| 9位 | 十日町市 | 37.1% |
| 10位 | 糸魚川市 | 37.2% |
| 11位 | 佐渡市 | 38.2% |
阿賀野市32.4%と1位の見附市31.6%との差は0.8ポイント、3位の小千谷市33.4%との差は1.0ポイントで、実質「見附・阿賀野・小千谷の若さ層3市」を構成する。11市の中央値34.4%と比べると阿賀野は約2.0ポイント若く、11市の上位帯(佐渡38.2・糸魚川37.2・十日町37.1)とは4.8〜5.8ポイントの差がある。
2050年減少率▲38.8%:同規模帯11市の中で見附市の次点
2050年減少率▲38.8%は県内で減少幅が小さい方から14位。同規模帯11市の中の並び(減少幅が小さい方から)は以下の通り。
| 順位 | 市町村 | 2050年減少率 |
|---|---|---|
| 1位 | 見附市 | ▲31.4% |
| 2位 | 阿賀野市 | ▲38.8% |
| 3位 | 小千谷市 | ▲39.2% |
| 4位 | 胎内市 | ▲39.5% |
| 5位 | 五泉市 | ▲43.7% |
| 6位 | 糸魚川市 | ▲45.1% |
| 7位 | 魚沼市 | ▲46.5% |
| 8位 | 妙高市 | ▲46.7% |
| 9位 | 十日町市 | ▲47.8% |
| 10位 | 加茂市 | ▲48.8% |
| 11位 | 佐渡市 | ▲49.6% |
阿賀野市▲38.8%と1位の見附市▲31.4%との差は7.4ポイント、3位の小千谷市▲39.2%との差はわずか0.4ポイントで、阿賀野は「見附と小千谷の中間よりも小千谷に近い位置」となる。11市の中央値▲45.1%と比べると阿賀野は約6.3ポイント緩やかで、11市の上位帯(佐渡▲49.6・十日町▲47.8・妙高▲46.7)とは7.9〜10.8ポイントの差がある。
年少人口率10.3%:同規模帯11市の中で見附市の次点
年少人口率10.3%は県内10位(三条市と同率タイ)。同規模帯11市の中の並び(高い方から)は、見附10.8→阿賀野10.3→小千谷9.7→胎内9.6→魚沼9.3→妙高9.2→十日町9.2→五泉9.0→佐渡8.9→糸魚川8.6→加茂8.3で、次点の小千谷9.7との差は0.6ポイント、1位の見附10.8との差は0.5ポイント。14歳以下の絶対数は4,033人。
3指標同時2番手が持つ意味
高齢化率32.4%(同規模帯11市の中で見附市に次ぐ2番手)・2050年減少率▲38.8%(同じく2番手)・年少人口率10.3%(同じく2番手)の3指標がいずれも見附市の次点に並ぶ。11市の中央値と比べて2.0ポイント若く・6.3ポイント緩やか・0.8ポイント年少多で、11市の上位帯(佐渡・糸魚川・十日町)とは質的に異なる位置。人口規模は11市の中央位(4/11)にありながら、若さと将来維持力の指標では見附市と並んで11市の上位層を形成する。
⑤ 人口推移▲14.03%(2010〜2025):「拡大→縮小」型で3期連続拡大の胎内型とは分岐
2015→2020年の▲6.26%が最も急な減少期で、直近5年(2020→2025)は▲3.76%と幅が縮んでいる。3期連続で拡大するパターン(新潟▲0.21→▲2.58→▲3.52、長岡▲2.67→▲2.98→▲4.37など)には該当せず、「拡大→縮小」型の推移パターン。
| 年 | 人口 | 前期比 |
|---|---|---|
| 2010年(国勢調査) | 45,560人 | — |
| 2015年(国勢調査) | 43,415人 | ▲2,145人(▲4.71%) |
| 2020年(国勢調査) | 40,696人 | ▲2,719人(▲6.26%) |
| 2025年(住民基本台帳) | 39,165人 | ▲1,531人(▲3.76%) |
▼【グラフ:population_trend.png — 阿賀野市の人口推移(2010〜2025年)折れ線グラフ】

2010〜2025年の累計減少は▲6,395人(▲14.03%)。5年減少率3期は▲4.71→▲6.26→▲3.76で、2015-2020年がピーク後2020-2025年に幅が縮む形。同規模帯11市の中で3期連続で拡大しているのは胎内市のみで、阿賀野を含む多数派は「拡大→縮小」型の推移パターン。ただし直近5年▲3.76%は年▲1,500人ペースの減少水準で、幅の縮小が数値的な改善を意味するわけではない点は注意が必要となる。
⑥ 自然減▲565人が総減の80%:死亡出生比4.77倍で見附3.28倍と決定的な差の実態層
2024年の1年間で見ると、自然減▲565人と社会減▲143人のダブル減少構造。総減▲708人のうち80%(▲565人)を自然減が占め、死亡715÷出生150=4.77倍(4.8倍)は既存記事対比群(新潟2.6・長岡2.9・三条3.5・南魚沼3.8・柏崎4.2)より一貫して高く、県内で上位の深刻な水準となる。
| 区分 | 内訳 | 人数 |
|---|---|---|
| 転入(社会増) | 国内転入 + 国外転入 | 745人 |
| 転出(社会減) | 国内転出 + 国外転出 | 881人 |
| 社会増減 | 転入−転出±職権記載消除等 | ▲143人(赤字) |
| 出生(自然増) | — | 150人 |
| 死亡(自然減) | — | 715人 |
| 自然増減 | 出生−死亡 | ▲565人(赤字) |
| 総増減 | 社会増減+自然増減 | ▲708人(▲1.78%) |
▼【グラフ:population_breakdown.png — 社会増減・自然増減の比較(2024年)横棒グラフ】

社会増減は▲143人(県内16位)。同規模帯11市の中の順序では、妙高+54→見附▲97→加茂▲128→胎内▲141→阿賀野▲143→小千谷▲161→五泉▲176→糸魚川▲182→魚沼▲217→佐渡▲270→十日町▲336の並びで、阿賀野は緩やか方向から5番目に位置する。上越市(▲580人)・長岡市(▲549人)と比べても絶対値は小さく、新潟市方面への通勤・通学が可能な立地と数値上並列に観察できる位置。
自然増減は▲565人(県内17位)。同規模帯11市の中で絶対値が大きい方から見ると、佐渡▲963→十日町▲668→五泉▲657→糸魚川▲636→阿賀野▲565→見附▲426→妙高▲425→小千谷▲423→魚沼▲410→加茂▲362→胎内▲352で、阿賀野は深刻方向から5番目に位置する。11市の中央値▲426より139人分深刻な水準。
死亡715÷出生150=4.77倍は既存記事対比群と並べると、新潟市2.6倍・長岡市2.9倍・三条市3.5倍・南魚沼市3.8倍・柏崎市4.2倍・阿賀野市4.77倍の順で、県内主要5市より一貫して高い。総減▲708人のうち80%(▲565人)を自然減が占め、社会減▲143人(同規模帯11市の中で緩やか方向から5番目)だけでは自然減の水準を補い切れない動態構造となる。年間出生数150人という絶対数の少なさは、今後の年少人口4,033人(14歳以下)が生産年齢へ進むにつれ「若さ」自体の規模が変わる材料となる。
⑦ 高齢化率32.4%・年少人口率10.3%ともに見附市の次点:年齢構造の若さ2番手が2指標で一貫
高齢化率32.4%は県内で低い方から12位、同規模帯11市の中では見附市に次ぐ2番手。年少人口率10.3%も同規模帯11市の中で見附市に次ぐ2番手で、複数指標で「11市の中で見附市の次点に並ぶ若さ層」の位置が現れる。
| 区分 | 人口 | 割合 | 県内順位 |
|---|---|---|---|
| 65歳以上(高齢者) | 12,698人 | 32.4% | 12位(低い方から) |
| 15〜64歳(生産年齢) | 22,434人 | 57.3% | — |
| 14歳以下(年少) | 4,033人 | 10.3% | 10位(三条市と同率タイ) |
高齢化率32.4%は県内30市町村の中で低い方から12位(高い方から19位)。全国平均(29.1%)を3.3ポイント上回るが、同規模帯11市(佐渡・十日町・五泉・阿賀野・見附・糸魚川・小千谷・魚沼・妙高・胎内・加茂)の中では見附市(31.6%)に次ぐ2番手。11市の中央値34.4%と比べて阿賀野は約2.0ポイント若く、11市の上位帯(佐渡38.2%・糸魚川37.2%・十日町37.1%)とは4.8〜5.8ポイントの差がある。
年少人口率10.3%(14歳以下)は県内10位で、三条市(人口91,178・県内5位・別規模帯)と同率タイ。同規模帯11市の中では見附市(10.8%)に次ぐ2番手で、次点の小千谷9.7%との差0.6ポイント。高齢化率と年少人口率が同時に11市の中で見附市の次点に並ぶ年齢構造は、県内で人口規模の近い11市の中で見附と阿賀野の2市に限られる位置となる。
⑧ 昼夜間人口比90.9:昼間流出約3,700人・隣接五泉市(89.8)よりやや小さい中程度流出
昼夜間人口比(昼間人口÷夜間人口×100)は90.9で県内24位。昼間に約3,700人が市外へ流出する「昼間流出型」の都市構造を示し、新潟市(北西・約40km)・五泉市方面への通勤・通学が数値に現れる。
| 項目 | 人数・比率 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 夜間人口(常住人口) | 40,696人 | — |
| 昼間人口 | 36,996人 | — |
| 昼夜間人口比 | 90.9 | 24位 |
昼夜間人口比が100を超える流入型都市(聖籠129.8・湯沢111.8・三条104.2)と対照的に、阿賀野市は昼夜間人口比90.9で昼間流出型。昼間人口(36,996人)が夜間人口(40,696人)を▲3,700人下回っており、新潟市・五泉市方面への通勤・通学が数値に現れる。夜間の居住者数が昼間の就業機会に対して多く、住まいと働く場が別立地に分かれる都市構造となっている。
同規模帯11市の中では、隣接する五泉市(89.8・県内25位・昼夜差▲4,853人)よりは昼間流出規模がやや小さく、農山村型の大幅流出(田上町86.1・津南町78.4)とも異なる中程度の流出規模。
⑨ 2050年推計24,893人(▲38.8%):見附▲31.4%の次点・小千谷▲39.2%とは0.4ポイント差
2050年には約2.5万人まで縮小し、2020年比▲38.8%の見通し。この▲38.8%は県内で減少幅が小さい方から14位で、同規模帯11市の中では見附市(▲31.4%)に次ぐ2番手にあたる小さい減少幅。
| 年 | 推計人口 | 2020年比 |
|---|---|---|
| 2020年(実績) | 40,696人 | — |
| 2040年(推計) | 30,225人 | ▲25.7%(▲1.0万人) |
| 2050年(推計) | 24,893人 | ▲38.8%(▲1.6万人) |
▼【グラフ:population_forecast.png — 阿賀野市の将来人口推計(2020/2040/2050年)棒グラフ】

2050年までに約1.6万人が減少し、24,893人(約2.5万人)になる見通し(国立社会保障・人口問題研究所〈社人研〉令和5年推計)。
減少率▲38.8%は県内で減少幅が小さい方から14位(聖籠▲12.5%・刈羽村▲19.4%・新潟市▲21.9%・長岡市▲26.2%・燕市▲29.9%・湯沢町▲30.4%・見附市▲31.4%・新発田市▲31.5%・上越市▲32.1%・三条市▲33.4%・弥彦村▲34.8%・南魚沼市▲35.0%・柏崎市▲37.2%に次ぐ)。同規模帯11市(佐渡・十日町・五泉・阿賀野・見附・糸魚川・小千谷・魚沼・妙高・胎内・加茂)の中では、見附▲31.4→阿賀野▲38.8→小千谷▲39.2→胎内▲39.5→五泉▲43.7→糸魚川▲45.1→魚沼▲46.5→妙高▲46.7→十日町▲47.8→加茂▲48.8→佐渡▲49.6の順で、阿賀野は見附市の次点2番手。次点の小千谷▲39.2%との差はわずか0.4ポイント。11市の中央値▲45.1%と比べると阿賀野は約6.3ポイント緩やか、11市の上位帯(佐渡▲49.6・十日町▲47.8・妙高▲46.7)とは7.9〜10.8ポイントの差がある。
高齢化率32.4%(同規模帯11市中2番手)・年少人口率10.3%(同じく2番手)と2050年減少率▲38.8%(同じく2番手)は同一方向の指標で、現在の年齢構造の若さと将来推計の減少幅の緩やかさが11市の中で同一の位置に並ぶ形。人口規模では11市の中央位(4/11)にありながら、若さと将来維持力の3指標では見附市に次ぐ2番手を占める位置となる。
⑩ 表面と実態の二層構造:見附(表実緩やか)・佐渡(表実深刻)とも異なる阿賀野独自の位置
阿賀野市の人口を同規模帯11市の中で見ると、表面(若さと将来維持力ペアの2番手)と実態(自然減8割主導・死亡出生比4.77倍)が反対方向を向く二層構造が現れる。同規模帯11市の中で、見附市(表面・実態ともに相対的に緩やか。死亡出生比613÷187=3.28倍)や、佐渡・十日町・五泉(表面・実態ともに深刻)とは異なる位置となる。
移住検討者の視点
阿賀野市は「新潟市の北東・五泉市の北隣接・下越地方の平野部」に位置する人口39,165人の市。同規模帯11市の中で高齢化率32.4%(2番手)・2050年減少率▲38.8%(2番手)・年少人口率10.3%(2番手)の3指標が同時に見附市の次点に並び、生活基盤(医療・商業・保育)の縮小ペースは同規模帯11市の中で相対的に緩やかな側の水準にある。
一方、昼夜間人口比90.9(県内24位)は昼間流出型で、市内の昼間経済活動は夜間の9割水準。新潟市・五泉市方面への通勤・通学が数値に現れる形で、住まいを阿賀野市に置き働く場を新潟市方面に置く生活動線を選ぶ場合に選択肢に入る立地条件となる。五頭温泉郷・瓢湖など地域資源が残る一方、自然減▲565人・死亡出生比4.77倍という動態指標は、移住後の地域コミュニティ変化を織り込む材料となる。
出店検討者の視点
商圏規模は人口39,165人・世帯14,990で、同規模帯11市の中央値(人口約38,000人)とほぼ一致する水準。ただし2050年時点の商圏規模の縮小幅は▲38.8%で、同規模帯11市の中央値▲45.1%と比較すると約6.3ポイント緩やか、同規模帯11市の中では見附市に次いで長期需要が残る2番手の見通しとなる。
人口密度203.2人/km²(県内10位)と面積192.74km²(19位)の組み合わせは、阿賀野川流域の平野部にまとまった市街地の密度を示す。昼夜間人口比90.9で昼間に約3,700人が市外へ流出する構造は、平日昼間の商圏は縮小し、夜間・週末の商圏が中心となる形で、住宅地立地の朝夕型業種(食品スーパー・薬局・保育・クリニックなど)と条件が合いやすい。年間出生数150人という水準は、25年後の子育てサービス需要が同規模帯11市の中で見附市に次ぐ形で残る一方、絶対数の少なさとして織り込む材料となる。
地域分析実務者の視点
同規模帯11市(人口2〜5万人未満)の中で、阿賀野市は「人口規模は中央位(4/11)でも、若さと将来維持力の3指標で見附市に次ぐ2番手」という位置。11市の上位帯(佐渡・糸魚川・十日町)は高齢化率37〜38%・2050年減少率▲45〜▲50%の水準にあり、阿賀野市の高齢化率32.4%・2050年減少率▲38.8%は11市の中で明確に若い方の位置となる。表面の指標だけを見ると人口規模を上げた同規模帯(人口5〜25万人未満の中規模市)に近い若さ・維持力の水準に見える位置。
一方、動態内訳では自然減▲565人(11市の中で深刻方向から5番目)・死亡出生比4.77倍で、既存記事対比群(新潟2.6・長岡2.9・三条3.5・南魚沼3.8・柏崎4.2)より一貫して高い。「若さ・維持力の絶対値」と「動態フローの深刻度」が反対方向を向く二層構造の題材として、見附市(表面・実態ともに相対的に緩やか)・佐渡市(表面・実態ともに深刻)と対比する形で参照できる。
まとめ
阿賀野市の人口を、佐渡・十日町・五泉・見附・糸魚川・小千谷・魚沼・妙高・胎内・加茂と阿賀野を合わせた同規模帯11市(人口2〜5万人未満)の中に置くと、表面(高齢化率・2050年減少率・年少人口率の3指標がいずれも見附市に次ぐ2番手)と実態(自然減▲565人が総減の80%・死亡出生比4.77倍)が反対方向を向く二層構造が見える。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 現在の人口 | 39,165人(2025年1月1日)・県内13位・同規模帯11市の中央位(4/11) |
| 人口増減(2024年) | 年▲708人(▲1.78%)・自然減▲565人+社会減▲143人・自然減が総減の80% |
| 死亡/出生比 | 4.77倍(4.8倍)・県内対比群の新潟2.6・長岡2.9・三条3.5・南魚沼3.8・柏崎4.2より高い |
| 高齢化率 | 32.4%・県内で低い方から12位・同規模帯11市の中で見附市に次ぐ2番手 |
| 年少人口率 | 10.3%・県内10位(三条市と同率タイ)・同規模帯11市の中で見附市に次ぐ2番手 |
| 昼夜間人口比 | 90.9・県内24位・昼間流出約3,700人 |
| 2050年推計 | 24,893人(2020年比▲38.8%)・県内で減少幅が小さい方から14位・同規模帯11市の中で見附市に次ぐ2番手 |
阿賀野市の位置は、11市の上位帯(佐渡38.2%・十日町37.1%・糸魚川37.2%)と比べて高齢化率で4.8〜5.8ポイント若く、2050年減少率でも7.9〜10.8ポイント緩やか。人口規模では11市の中央位(4/11)に位置しつつ、年齢構成と将来推計の3指標では見附市の次点2番手に並ぶ「若さと将来維持力ペア」の一角となる一方、2024年動態内訳の自然減主導(総減の80%・死亡出生比4.77倍)は同規模帯11市の中で緩やかな側とは対照的な水準。新潟市の北東・五泉市の北隣接・阿賀野川流域の平野部立地という地理条件と合わせて読み解ける数値構造となっている。
出典・情報基準日
| データ | 出典 | 基準日 |
|---|---|---|
| 人口・世帯数・人口動態 | 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」 | 2025年1月1日(動態は2024年1月〜12月) |
| 年齢別人口 | 総務省「住民基本台帳年齢階級別人口」 | 2025年1月1日 |
| 国勢調査人口(2010/2015/2020) | 総務省「令和2年国勢調査」等 | 各年10月1日 |
| 昼夜間人口比 | 総務省「令和2年国勢調査 従業地・通学地集計」 | 2020年10月1日 |
| 将来人口推計 | 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」 | 2023年推計公表 |
| 面積 | 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」 | 2026年4月1日現在 |
運営者情報は https://niigata-data.com/about 等を参照。
本記事の数値は情報基準日時点のものです。最新の状況は各出典元および対象自治体の公式情報をご確認ください。
次回更新推奨:2026年8月頃(令和8年住民基本台帳公表後)

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