【2026年最新】燕市の気温・降水量データ|土砂災害166箇所(25位)・真夏日49.4日(7位)・熱帯夜12.7日(8位)、三条観測所共有の越後平野

データ

この記事でわかること:

  • 燕市の土砂災害警戒区域数166箇所(県内25位)と、三条観測所を共有する三条市804箇所・加茂市578箇所との差
  • 真夏日49.4日(県内7位)と熱帯夜12.7日(県内8位)が並存する越後平野の夏の輪郭
  • 過去30年で年間平均気温+0.74℃・猛暑日+6.6日・熱帯夜+7.0日の長期変化
  • 直近5年の月別気温・月別降水量(2020〜2024年)
  • 三条市・加茂市・見附市・弥彦村との近隣比較

① クイックデータカード

項目県内順位
年間平均気温(10年平均)14.2℃22位(低い順)
猛暑日数(10年平均)年間8.9日11位
真夏日数(10年平均)年間49.4日7位
夏日数(10年平均)年間119.4日5位
熱帯夜数(10年平均)年間12.7日8位
冬日数(10年平均)年間40.9日25位
真冬日数(10年平均)年間1.4日16位
年間降水量(10年平均)1,999mm20位
日100mm超日数(10年平均)年0.3日14位
日50mm超日数(10年平均)年3.0日
土砂災害警戒区域数(合計)166箇所25位
土砂災害警戒区域(うち警戒)94箇所
土砂災害警戒区域(うち特別警戒)72箇所

参照観測所:三条(AMeDAS 54396・7.4km SE・観測所標高9m)。海岸距離15km、市街地標高5m、信濃川と中ノ口川に挟まれた越後平野の農業・工業地帯です。

三条観測所を共有する3市の中で、燕市だけが土砂災害警戒区域数166箇所と下位側に位置します。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索・新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)

▼【グラフ:tsubame_avg_temp_30y.png|燕市の年間平均気温の30年推移】


② 土砂災害警戒区域166箇所:越後平野の農業・工業都市が持つ地形上のゆとり

燕市の土砂災害警戒区域数は合計166箇所で、三条観測所を共有する3市の中で最も少ない値です。

内訳は警戒区域94箇所・特別警戒区域72箇所です。三条市の804箇所は燕市の約5倍、加茂市の578箇所は燕市の約3倍にあたります。同じ観測所を参照して気温・降水量の値が完全に一致する3市の中で、土砂災害区域数だけがこの規模で分岐しています。

燕市の地形区分は平野部で、市街地標高は5m、信濃川と中ノ口川に挟まれた低平地です。三条市(市街地標高7m・信濃川と五十嵐川)・加茂市(市街地標高35m・加茂川沿いの丘陵)と比べても、燕市が最も低平な地形に位置しています。

166箇所は三条804の5分の1・加茂578の3分の1で、越後平野の農業・工業地帯という立地に対応する位置取りです。

(出典:新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)

▼【グラフ:tsubameshared土砂比較.png|三条観測所共有3市の土砂災害警戒区域数比較】


③ 真夏日49.4日と熱帯夜12.7日:日中も夜も暑い夏の体感

燕市の10年平均は、日中の最高気温が30℃以上に達する真夏日が年間49.4日(県内7位)、夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜が年間12.7日(県内8位)です。

三条観測所を共有する三条市・加茂市・燕市の3市は数値が完全に一致し、順位は3市連番で並びます。三条市は真夏日5位・熱帯夜6位、加茂市は真夏日6位・熱帯夜7位、燕市は真夏日7位・熱帯夜8位です。

猛暑日(35℃以上)は年間8.9日で県内11位に位置します。上位側は真夏日と熱帯夜で、燕市は「1日を通して高温が続く夏」の側に振れた指標構成となっています。

真夏日49.4日と熱帯夜12.7日の並存は、越後平野の低平地で日中も夜も高温が続く夏を示す並びとなっています。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索)


④ 30年で気温+0.74℃・猛暑日+6.6日:数字で追う長期変化

燕市の参照する三条観測所では、1994〜2003年の10年平均と比べて2014〜2023年の10年平均が以下のように変化しています。

指標1994〜2003年平均2014〜2023年平均30年前比
年間平均気温13.44℃14.18℃+0.74℃
年間降水量1,932.7mm1,999.0mm+66.3mm
猛暑日2.3日8.9日+6.6日
熱帯夜5.7日12.7日+7.0日
冬日50.6日40.9日-9.7日
真冬日1.4日-0.6日
日100mm超日数0.3日+0.2日

10年区切りで見ると、年間平均気温は13.44℃(1994〜2003年)→13.6℃(2004〜2013年)→14.18℃(2014〜2023年)と段階的に上がっています。年間降水量は1,932.7mm→2,195.8mm→1,999.0mmと中間期がピークで、直近10年は初期より+66.3mmの水準です。

気温+0.74℃・猛暑日+6.6日・熱帯夜+7.0日の増加幅は県央3市で共通する変化で、燕市単独ではなくこの地域全体の変化として位置付けられます。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索より算出した30年前比)

▼【グラフ:tsubame_heat_days_30y.png|燕市の猛暑日・熱帯夜・冬日の30年推移】


⑤ 直近5年の月別気温:2023年8月に月平均30.6℃

燕市の参照する三条観測所で、2023年8月の月平均気温は30.6℃を記録しました。同月の月最高気温は39.8℃で、直近5年の月別気温の中で最も高い月平均値です。

直近5年(2020〜2024年)の月別平均気温は以下の通りです。

202020212022202320245年平均
1月4.81.01.92.23.62.7
2月4.53.41.73.04.23.4
3月7.58.16.88.95.67.4
4月10.111.212.812.714.112.2
5月17.716.617.617.217.517.3
6月22.422.122.322.422.722.4
7月23.726.326.726.926.626.0
8月27.826.726.930.628.028.0
9月24.522.323.725.825.224.3
10月16.117.115.616.518.316.7
11月10.910.911.711.511.011.2
12月4.64.84.15.44.14.6

(単位:℃)

7月・8月・9月は5年平均で24℃〜28℃の範囲となり、8月が最も高い月平均を示しています。年間平均気温15.3℃を記録した2023年は、8月月平均30.6℃・9月月平均25.8℃と夏後半にかけて高温が続きました。

2023年8月の月平均30.6℃と最高気温39.8℃は、燕市の観測値として過去5年で最も高い夏の記録です。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索)


⑥ 年間降水量1,999mm(県内20位):雨の頻度と量

燕市の10年平均年間降水量は1,999mmで、県内30市町村中20位に位置します。

10年区切りで見ると、1994〜2003年平均1,932.7mm→2004〜2013年平均2,195.8mm→2014〜2023年平均1,999.0mmと推移しています。日100mm超の豪雨日数は10年平均で年0.3日(県内14位)、日50mm超の日数は年3.0日です。30年前比では日100mm超日数が+0.2日の水準にあります。

年別に見ると、2013年の年間降水量2,511.5mmが30年間で最多、1994年の1,335.0mmが最少です。年間降水量1,999mmは県内30市町村中20位で、多い側の妙高市2,922mmと少ない側の聖籠町1,652mmの中間に位置します。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索)


⑦ 直近5年の月別降水量:2020年7月500.5mm・2022年12月455.5mm

燕市の参照する三条観測所では、2020年7月に月降水量500.5mm、2022年12月に455.5mmの月降水量を記録しました。

直近5年(2020〜2024年)の月別降水量は以下の通りです。

202020212022202320245年平均
1月182.5282.5156.5176.5237.0207.0
2月157.5146.5170.5135.5106.5143.3
3月114.588.586.595.0149.0106.7
4月132.5114.584.074.562.593.6
5月116.0113.081.0128.5103.0108.3
6月128.579.591.0179.553.5106.4
7月500.5253.0161.0112.5341.5273.7
8月135.5235.0249.547.0100.0153.4
9月176.0191.592.5174.0218.0170.4
10月133.5143.0134.5214.0198.0164.6
11月175.0311.5190.5251.0264.5238.5
12月318.0302.5455.5358.5397.0366.3

(単位:mm)

5年平均で見ると、12月366.3mm・7月273.7mm・11月238.5mmが上位の3ヶ月です。2020年7月500.5mmは梅雨末期の記録的な月降水量、2022年12月455.5mmは冬季北陸型降雨に対応する月降水量です。

2020年7月500.5mmと2022年12月455.5mmの月降水量は、梅雨末期と冬季北陸型降雨の2つに対応する記録となっています。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索)

▼【グラフ:tsubame_monthly_precip_5y.png|燕市の直近5年月別降水量】


⑧ 主要月の気候カレンダー(6〜9月・12〜2月抜粋)

燕市の年間気候は、6〜9月の高温期と12〜2月の降雨・低温期に大きく特徴が分かれます。以下は5年平均に基づく主要月のカレンダーです。

平均気温(5年平均)降水量(5年平均)主な気候特徴
6月22.4℃106.4mm梅雨入り期、月降水量は中位
7月26.0℃273.7mm梅雨末期、2020年に月500.5mmの記録
8月28.0℃153.4mm年間で最も高温、2023年月平均30.6℃
9月24.3℃170.4mm高温継続、秋雨の月降水量
12月4.6℃366.3mm冬季北陸型降雨、5年平均で年間最多月
1月2.7℃207.0mm年間最低月平均気温
2月3.4℃143.3mm冬型降雨の落ち着き

7月・8月・9月と12月・1月・2月の7ヶ月が燕市の気候の輪郭を示す期間で、移住・住宅選択時の年間シミュレーションに使える情報です。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索)


⑨ 三条観測所共有3市+県央2町との比較(三条・加茂・見附・弥彦)

燕市の位置付けを、三条観測所を共有する3市と県央の見附市・弥彦村を加えた5市町村で比較します。

市区町村年間平均気温猛暑日数(10年平均)年間降水量土砂災害区域数
燕市14.2℃(22位)8.9日(11位)1,999mm(20位)166箇所(25位)
三条市14.2℃(19位)8.9日(9位)1,999mm(18位)804箇所(11位)
加茂市14.2℃(21位)8.9日(10位)1,999mm(19位)578箇所(17位)
見附市14.0℃(16位)9.5日(8位)2,324mm(14位)328箇所(20位)
弥彦村14.0℃(17位)5.2日(18位)1,805mm(25位)129箇所(28位)

三条市・加茂市・燕市の3市は気温降水量指標が完全に同一で、順位のみ1位差で並んでいます。見附市は長岡観測所参照で年間降水量2,324mmと多い側、弥彦村は寺泊観測所参照で猛暑日5.2日と少ない側です。

気温降水量指標が三条市・加茂市と完全一致する中、土砂災害区域数は166箇所と3市で最も少なく、県央5市町村内でも燕市が下位側に位置します。

(出典:気象庁 過去の気象データ検索・新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)

▼【グラフ:tsubame_nearby_climate.png|県央5市町村の気候比較】


⑩ まとめ

燕市の気候の輪郭を3点で示します。

  • 土砂災害警戒区域166箇所(県内30市町村中25位):三条観測所を共有する3市の中で最も少なく、三条市804箇所・加茂市578箇所の3分の1〜5分の1
  • 真夏日49.4日(県内7位)・熱帯夜12.7日(県内8位):日中30℃超の日数と夜間25℃超の日数が並存する越後平野の低平地の夏
  • 海岸距離15km・市街地標高5m:信濃川と中ノ口川に挟まれた越後平野の農業・工業地帯という物理条件

土砂災害区域166箇所・真夏日49.4日・海岸距離15kmの3点を燕市の気候の輪郭として、移住・住宅・事業立地の検討材料に使える情報です。


参照観測所についての注記

参照観測所について: 燕市にはAMeDAS観測所がないため、三条観測所(7.4km SE)の観測値を使用しています。同じ三条観測所を参照する三条市・加茂市の気温・降水量指標は、本記事と同じ数値になります。市町村ごとに変わるのは⑦土砂災害警戒区域数と⑨近隣比較の相手のみです。


データ・情報基準日

出典対象データ情報基準日
気象庁 過去の気象データ検索年間平均気温・年間降水量・猛暑日・真夏日・熱帯夜・冬日・真冬日・日100mm超日数・日50mm超日数・月別気温・月別降水量気象庁AMeDAS 2024年度末
新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」土砂災害警戒区域数・特別警戒区域数最新指定
各市町村公式サイト地形区分・海岸距離・市街地標高・主要河川各市町村公表最新版

10年平均の対象期間は2014〜2023年、30年前比の対象期間は1994〜2003年平均と2014〜2023年平均の差、直近5年月別データの対象期間は2020〜2024年です。

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