新潟の温泉観光地ランキング|温泉目的の観光客が多い市町村データ(2024年)

ランキング

新潟県で唯一「温泉健康」が主要観光タイプに分類される市町村は新発田市(月岡温泉)の1市だけです。温泉健康比率32.4%(県内1位)の新発田市ですが、温泉来訪の実数(推計)では新潟市(約86.5万人)が1位となります。

この記事では、新潟県の調査をもとに、2024年の市町村別「温泉健康比率」(観光客に占める温泉・健康目的の割合)と温泉来訪の実数ランキングを整理します。新潟県の温泉観光の地域構造が数値から読み取れます。


この記事でわかること

  • 新潟県30市町村の温泉健康比率ランキング(1位新発田市32.4%〜30位粟島浦村0.0%)
  • 温泉目的の来客数が多い市町村トップ10(推計)
  • 新発田市(月岡温泉)が温泉健康比率32.4%で唯一の「温泉健康型」観光地となっている状況
  • 湯沢町・関川村・田上町など、温泉が観光の柱を支える市町村の規模
  • 温泉施設のない6市町村の状況

① 温泉健康比率ランキング(全30市町村)

温泉健康比率=観光客入込数に占める温泉・健康施設への来訪が占める割合

順位市町村温泉健康比率年間観光客数主な温泉
1位新発田市32.4%192.0万人月岡温泉
2位湯沢町25.8%312.4万人越後湯沢温泉
3位関川村23.7%52.4万人えちごせきかわ温泉郷
4位田上町22.6%79.1万人湯田上温泉
5位五泉市21.3%83.1万人村松さくらんど温泉
6位村上市19.6%145.8万人瀬波温泉
7位加茂市18.9%34.6万人加茂七谷温泉
8位魚沼市16.9%140.5万人湯之谷温泉郷
9位佐渡市16.9%97.9万人(佐渡島内温泉)
10位阿賀町13.0%70.7万人咲花温泉
11位妙高市12.9%517.9万人妙高高原温泉郷
12位燕市11.7%121.6万人てまりの湯
13位阿賀野市11.6%175.7万人安田温泉・村杉温泉
14位見附市11.6%167.3万人みつけ健幸の湯 ほっとぴあ
15位三条市11.5%171.6万人八木ヶ鼻温泉いい湯らてい
16位弥彦村11.1%235.2万人弥彦温泉・さくらの湯
17位十日町市11.0%212.9万人まつだい芝峠温泉 雲海
18位南魚沼市9.9%287.0万人六日町温泉・上の原高原温泉
19位胎内市8.3%69.0万人(胎内温泉)
20位長岡市7.5%737.9万人えちご川口温泉・きんぱちの湯
21位柏崎市5.9%202.5万人(柏崎の温泉)
22位糸魚川市5.8%173.2万人(糸魚川の温泉)
23位新潟市5.4%1,601.9万人多宝温泉・岩室温泉・じょんのび館
24位上越市3.0%318.3万人(上越の温泉)
25位小千谷市0.0%56.7万人
26位津南町0.0%23.5万人
27位刈羽村0.0%23.0万人
28位出雲崎町0.0%17.0万人
29位聖籠町0.0%14.4万人
30位粟島浦村0.0%1.1万人

※出典:新潟県(観光客入込数・消費額調査)


▼【グラフ:R10_温泉健康比率ランキング.png 新潟県30市町村の温泉健康比率ランキング(2024年)横棒グラフ】


② 温泉目的の来客数推計ランキング(トップ10)

温泉健康比率(%)が高くても年間観光客数が少なければ、温泉来訪の実数は小さくなります。

温泉来訪の推計数=年間観光客数 × 温泉健康比率

順位市町村温泉来訪推計数温泉健康比率年間観光客数
1位新潟市約86.5万人5.4%1,601.9万人
2位湯沢町約80.6万人25.8%312.4万人
3位妙高市約66.8万人12.9%517.9万人
4位新発田市約62.2万人32.4%192.0万人
5位長岡市約55.3万人7.5%737.9万人
6位村上市約28.6万人19.6%145.8万人
7位南魚沼市約28.4万人9.9%287.0万人
8位弥彦村約26.1万人11.1%235.2万人
9位魚沼市約23.7万人16.9%140.5万人
10位十日町市約23.4万人11.0%212.9万人

※温泉来訪推計数は年間観光客数 × 温泉健康比率から算出した推計値。

1位の新潟市(約86.5万人)は温泉健康比率5.4%と30市町村中23位の低さですが、年間1,601.9万人の規模により温泉来訪の実数では1位となります。岩室温泉・多宝温泉・じょんのび館など複数の温泉施設があります。

4位の新発田市(約62.2万人)は温泉健康比率32.4%(1位)で、比率と実数の両面で温泉観光地としての存在感があります。


③ 唯一の「温泉健康」型観光地:新発田市

新潟県の主要観光タイプ分類で「温泉健康」を主軸とするのは新発田市(月岡温泉)のみです。

新発田市の温泉施設(2024年):

  • 月岡温泉:386,450人(+7.5%)
  • 紫雲の郷:91,926人(-25.7%)
  • 新発田あやめの湯:57,375人(+20.7%)

合計の主要3施設で535,751人。新発田市全体の年間観光客192.0万人のうち、温泉関連施設が相当の割合を占めています。月岡温泉は「東の横綱」とも称される新潟県最大の温泉地です。


④ 温泉が観光の柱を支える市町村

湯沢町(25.8%)は越後湯沢温泉(543,650人・前年比+5.6%)がスキー場と並んで集客の柱です。スキーシーズン以外の宿泊需要を温泉が支えており、冬集中型(冬集中度48.3%)の市町村でも温泉が通年の集客に貢献しています。

関川村(23.7%)はえちごせきかわ温泉郷(桂の関温泉ゆ〜む・111,057人)が観光の核です。関川村全体の年間観光客52.4万人の約4分の1が温泉目的で、小規模な市町村ながら温泉への集中度が高い構造です。

田上町(22.6%)は湯田上温泉(ごまどう湯っ多里館123,688人・湯田上温泉55,243人)が観光の中心的施設です。田上町は道の駅たがみ(447,800人)も集客の柱となっており、温泉と道の駅の複合型観光地です。

村上市(19.6%)は瀬波温泉(286,267人)が観光集客の主要施設のひとつです。瀬波温泉は日本海に面した海沿いの温泉地として、夏の海水浴(海水浴客数5位・49,595人)とあわせて集客しています。


⑤ 温泉施設のない6市町村

温泉健康比率0%の6市町村(小千谷市・津南町・刈羽村・出雲崎町・聖籠町・粟島浦村)は、新潟県の集計対象となる温泉・健康施設への来訪者がありません。これらは行祭事・イベント型(小千谷市)・スポーツ・レクリエーション型(津南町・刈羽村・聖籠町)・都市型(出雲崎町)・自然観光型(粟島浦村)が主軸の市町村です。


⑥ データの見方・注意点

温泉健康比率は集計対象施設ベースの値です

温泉健康比率は新潟県が調査対象とした施設の入込数のうち「温泉・健康」に分類される施設の割合です。地域の旅館・ホテルへの宿泊者数とは異なります。

「温泉健康」分類には健康増進施設も含まれます

「温泉健康」は温泉施設だけでなく、プール・フィットネス・健康センター等の健康増進施設への来訪も含む場合があります。

温泉来訪推計数は推計値です

② のランキングは「年間観光客数 × 温泉健康比率」で算出した推計値であり、実際の温泉施設来訪者数の公式値ではありません。


まとめ

  • 温泉健康比率が最も高いのは新発田市(32.4%・月岡温泉)で、新潟県で唯一「温泉健康」が主要観光タイプに分類される市町村です
  • 続いて湯沢町(25.8%)・関川村(23.7%)・田上町(22.6%)・五泉市(21.3%)が高く、これらの市町村は温泉が観光の柱を支えています
  • 温泉の実数では新潟市(約86.5万人)・湯沢町(約80.6万人)・妙高市(約66.8万人)が多く、規模の大きな市町村が実数では上位に来る構造です
  • 小千谷市・津南町・刈羽村・出雲崎町・聖籠町・粟島浦村の6市町村は温泉健康比率0%で、温泉以外の観光が中心となっています

出典

  • 観光客入込数・分類別データ:新潟県(観光客入込数・消費額調査)

データ基準日:2024年(令和6年)
次回更新推奨:2025年(令和7年)調査データ公表後

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