加茂市の人口データ 転入と転出を合わせて892人、人の入れ替わりは県内で一番小さい

データ

2024年の1年間に加茂市を出入りしたのは892人(転入382人・転出510人)です。これを人口で割った社会移動回転率3.70%は、県内30市町村のうち最も小さい値です。
それでも1年間で490人減り、そのうち73.90%は自然増減によるものです。推計では2050年の高齢化率が54.30%で、県内で5番目に高い値になります。


人口は県内20位、人の住める土地の密度は県内4番目

加茂市の人口は24,079人で、県内20位です。世帯数は10,066世帯で県内20位です。総面積から林野と主要湖沼を除いた残りが可住地面積です。人口を総面積で割った値が人口密度、可住地面積で割った値が可住地人口密度になります。

指標値基準県内順位
総人口24,079人住民基本台帳 2025年20位
世帯数10,066世帯住民基本台帳 2025年20位
1世帯あたりの人数2.39人住民基本台帳 2025年県内で18番目に大きく、小さい順では12番目(五泉市と同率)
総面積133.72 km²国土地理院 2026年県内で9番目に小さい
可住地面積38.32 km²総務省統計局 2024年県内で7番目に小さい
可住地割合28.70%総務省統計局 2024年・国土地理院 2026年県内で21番目に高い
人口密度180.1人/km²住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年12位
可住地人口密度628.4人/km²住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年県内で4番目に高い

人口密度は県内12位ですが、可住地人口密度は県内で4番目に高い値です。総面積で割るか、人の住める土地で割るかで、県内での位置が変わります。世帯数を可住地面積で割った262.7世帯/km²も、県内で4番目に多い値です。

人口密度も可住地人口密度も、市域全体を1つの数にならした値です。市内のどこに人が住んでいるかは、この統計では分かりません。

14歳以下が年少人口、15〜64歳が生産年齢人口です。65歳以上を総人口で割った割合が高齢化率になります。年齢3区分の内訳は次のとおりです。

指標値県内順位
14歳以下1,994人県内で21番目に多い
15〜64歳13,340人県内で20番目に多い
65歳以上8,745人県内で20番目に多い
年少人口率8.30%県内で6番目に低い(粟島浦村と同率)
生産年齢人口率55.40%県内で19番目に高い
高齢化率36.30%県内で11番目に高い

いずれも住民基本台帳2025年の値です。15〜64歳から65歳以上を引いた4,595人は、県内で21番目に多い値です。

加茂市は新潟県の下越地方、県央エリアにあり、加茂川が流れています。「越後の小京都」と呼ばれる景観があり、桐箪笥の産地でもあります。


転入と転出を合わせた892人、県内で一番小さい人の入れ替わり

社会移動回転率は、転入と転出を合わせた人数を人口で割った値です。社会増減は転入・転出および職権記載・職権消除による差、自然増減は出生と死亡の差で、寄与率は減った人数のうちそれぞれが占める割合を指します。職権記載と消除は、届け出以外の理由で住民基本台帳に記録を加えたり消したりする手続きです。2024年の1年間に加茂市を出入りしたのは892人(転入382人・転出510人)で、社会移動回転率3.70%は県内30市町村のうち最も小さい値です。

▼【グラフ:population_turnover.png 加茂市の2024年の転入・転出と社会移動回転率】

1日あたりの人数でみると、転入1.0人・転出1.4人、合わせて2.4人です。転入382人・転出510人・合わせた892人は、いずれも県内で22番目に多い数です。

指標値県内順位
転入382人県内で22番目に多い
転出510人県内で22番目に多い
社会増減-128人県内で14番目に多い
出生75人県内で21番目に多い
死亡437人県内で20番目に多い
自然増減-362人県内で12番目に多い
人口増減-490人県内で12番目に多い

いずれも住民基本台帳2024年の人口動態の値です。社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入382人と転出510人の差とは一致しません。

順位市町村社会増減
1新潟市441
⋮⋮⋮
5聖籠町12
───── 0(増加と減少の境) ─────
6粟島浦村0
⋮⋮⋮
13見附市-97
14加茂市-128
15胎内市-141
⋮⋮⋮
30上越市-580

1年間で減った490人のうち、自然増減によるものが73.90%、社会増減によるものが26.10%です。

2024年に社会増減がプラスだったのは県内で5市町村、人口が増えたのは1市町村です。自然増減がプラスだった市町村はありません。加茂市はいずれにも該当しません。

892人がどこと行き来したのかは、この数値からは追えません。転入元・転出先の内訳は集計の対象外です。


15年で-19.09%、県内で10番目に大きい減り方

2010年から2025年までの15年間で、加茂市の人口は5,683人減りました。減少率-19.09%は、県内で10番目に減少幅が大きい値です。

時点人口前の時点からの増減増減率県内順位(増減率)
2010年(国勢調査)29,762人———
2015年(国勢調査)27,852人-1,910人-6.42%減少率が県内で9番目に大きい
2020年(国勢調査)25,441人-2,411人-8.66%減少率が県内で7番目に大きい
2025年(住民基本台帳)24,079人-1,362人-5.35%減少率が県内で14番目に大きい

2024年の1年間では490人減り、減少率-1.99%は県内で11番目に大きい値です。

最後の期は、国勢調査2020年10月1日から住民基本台帳2025年1月1日までで、他の2期より短く、統計の基準も違います。3期続けて減少率が拡大した市町村は県内に5つあり、加茂市は該当しません。

人口に対する1年間の出入りの割合が県内で一番小さくても、人口は減っています。


昼にいる人は住んでいる人の93.3%

2020年の国勢調査では、昼間人口23,740人が夜間人口25,441人を1,701人下回りました。夜間人口は住んでいる人の数、昼間人口は通勤・通学の移動を反映して日中にその市町村にいる人の数です。昼間人口を夜間人口で割って100をかけた値が昼夜間人口比になります。

昼夜間人口比は93.3で、県内で23番目に高い値です。昼間人口が夜間人口を下回るのは県内17市町村で、加茂市はそのひとつです。差そのものは県内で6番目に小さい値です。

1年間の住所の移動と、2020年10月1日時点の昼と夜の人数は、別の統計です。同じ人を追ったものではありません。

昼間人口が夜間人口より少なくなるのは、通勤や通学で市の外へ出る人が、市の外から入ってくる人より多いときです。通勤先・通学先の内訳は集計の対象外です。


30年を通して動かない規模の順位と、県内5番目へ動く年齢の構成

15〜64歳の人数を65歳以上の人数で割った値が高齢者1人あたり生産年齢人口、14歳以下と65歳以上の合計を15〜64歳で割った値が現役1人あたり非現役人数です。推計では、加茂市の総人口の県内順位は2020年から2050年まで20番目のまま動きません。

時点推計総人口県内順位
2020年25,441人県内で20番目に多い
2040年16,734人県内で20番目に多い
2050年13,027人県内で20番目に多い

2020年から2050年の減少率-48.80%は県内で4番目に減少幅が大きく、2020年から2040年の-34.20%は6番目です。2050年の推計人口は2020年の推計人口の51.20%にあたります。2020年から2050年に総人口が増える市町村は、県内にありません。

▼【グラフ:population_position.png 加茂市の年齢構成でみた県内順位の動き(2020年・2040年・2050年)】

その一方で、年齢の構成でみた県内での位置は動きます。

指標2020年2040年2050年
高齢化率36.80%48.90%54.30%
生産年齢人口率53.70%45.10%39.80%
高齢者1人あたり生産年齢人口1.46人0.92人0.73人
現役1人あたり非現役人数0.86人1.22人1.51人

いずれも将来推計の値です。高齢化率は県内で14番目に高い値から5番目に高い値へ、高齢者1人あたり生産年齢人口は県内で14番目に薄い値から5番目に薄い値へ動きます。生産年齢人口率は県内で16番目に低い値から5番目に低い値へ、現役1人あたり非現役人数は県内で16番目に多い値から5番目に多い値へ動きます。

同率は4件あります。2040年の生産年齢人口率は十日町市、2040年の高齢者1人あたり生産年齢人口は村上市、2020年の現役1人あたり非現役人数は五泉市、2040年の同じ指標は十日町市と並びます。

年齢3区分の推計は次のとおりです。

年齢区分2020年2040年2050年2020年からの増減増減率
14歳以下2,409人1,004人768人-1,641人-68.10%
15〜64歳13,671人7,552人5,183人-8,488人-62.10%
65歳以上9,361人8,178人7,076人-2,285人-24.40%

15〜64歳の増減率-62.10%は、県内で3番目に減少幅が大きい値です(田上町と同率)。14歳以下の-68.10%は県内で4番目、65歳以上の-24.40%は県内で12番目に減少幅が大きい値です。14歳以下と15〜64歳が2020年より増える市町村は県内にありません。65歳以上が増えるのは2市町村で、加茂市は該当しません。

2050年の高齢化率54.30%は、県内で5番目に高い値です。

順位市町村2050年高齢化率
1阿賀町63.80
⋮⋮⋮
4関川村55.70
5加茂市54.30
6佐渡市53.30
⋮⋮⋮
30粟島浦村30.20

2050年に高齢化率が50%を超える見通しの市町村は県内で13あり、加茂市は該当します。2050年の高齢者1人あたり生産年齢人口0.73人は、1.00人を下回ります。下回る見通しの市町村は県内で18です。2050年の現役1人あたり非現役人数1.51人は、県内で5番目に多い値です。

推計人口から計算した人口密度は190.3人/km²から97.4人/km²へ、可住地人口密度は663.9人/km²から340.0人/km²へ変わります。

住民基本台帳2025年の高齢化率36.30%・生産年齢人口率55.40%・高齢者1人あたり生産年齢人口1.53人(魚沼市と同率)・現役1人あたり非現役人数0.81人は、上の推計とは基準が違います。この2つを差し引いた変化量は、この記事では出していません。

人数の規模で見ると、県内での位置は30年を通して動きません。一方で、年齢の構成で見た位置は、県内の中ほどから5番目へ動きます。規模の順位と、構成の順位は別々に動きます。いま県内の中ほどにあることは、30年後の位置を示しません。


同じ年齢の子どもは132.9人、年少人口率は県内6番目に低い8.30%

加茂市の14歳以下は1,994人で、県内で21番目に多い人数です。15の年齢に分けると、同じ年齢の子どもは132.9人になります。年少人口率8.30%は県内で6番目に低い値です(粟島浦村と同率)。

順位市町村年少人口率
1聖籠町14.40
⋮⋮⋮
23糸魚川市8.60
24加茂市8.30 ※同率
24粟島浦村8.30 ※同率
26田上町8.00
⋮⋮⋮
30阿賀町5.40

2024年の出生は75人、死亡は437人でした。出生は死亡の17.16%にあたり、この値は県内で8番目に低い水準です。死亡は出生の5.83倍です。65歳以上は14歳以下の4.39倍で、この比は県内で7番目に高く、低い順に数えると24番目にあたります。

▼【グラフ:population_children.png 加茂市の同じ年齢の子どもの人数(2020年・2040年・2050年の推計)】

推計では、2050年の14歳以下が768人、同じ年齢の子どもは51.2人になります。2020年から2050年の減少率-68.10%は、県内で4番目に減少幅が大きい値です。

推計の年少人口率は9.50%(2020年)、6.00%(2040年)、5.90%(2050年)です。2040年の6.00%は県内で3番目に低い値です。

132.9人は住民基本台帳2025年、51.2人は将来推計の値です。基準が違うため、並べて差を取ることはできません。

同じ年ごろの子と出会える人数は、いまとは別の桁になります。


まとめ|人の入れ替わりは県内で最小、それでも減る人口

2024年の1年間に加茂市を出入りしたのは892人で、転入382人・転出510人でした。人口で割った社会移動回転率3.70%は、県内30市町村のうち最も小さい値です。1日あたりでは合わせて2.4人です。

それでも1年間で490人減り、そのうち73.90%は自然増減によるものです。2010年から2025年までの15年間では5,683人減り、減少率-19.09%は県内で10番目に減少幅が大きい値です。

人口24,079人・世帯数10,066世帯はどちらも県内20位です。人口密度180.1人/km²は県内12位ですが、可住地人口密度628.4人/km²は県内で4番目に高い値です。

2020年の国勢調査では、昼間人口が夜間人口を1,701人下回り、昼にいる人は住んでいる人の93.3%にあたります。日中の人数を住んでいる人の数から見積もると、多く数えることになります。

推計では、総人口の県内順位が2020年から2050年まで20番目のまま動きません。その一方で、高齢化率は県内で14番目に高い値から5番目に高い値へ動き、2050年は54.30%です。2050年の高齢者1人あたり生産年齢人口0.73人は1.00人を下回ります。規模の順位が動かないことは、年齢の構成が変わらないことを示しません。

14歳以下は1,994人で、15の年齢に分けると同じ年齢の子どもは132.9人です。推計では同じ年齢の子どもが160.6人から51.2人へ変わり、2020年から2050年の減少率-68.10%は県内で4番目に減少幅が大きい値です。

転出の多さだけで加茂市の減り方を見積もると、減る量を小さく見誤ります。減った490人のうち73.90%は、引っ越しの出入りではなく出生と死亡の差にあたります。

この節の数値の基準は次のとおりです。

基準この節で使っている数値
住民基本台帳 2025年人口24,079人・世帯数10,066世帯・14歳以下1,994人・132.9人
住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年人口密度180.1人/km²
住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年可住地人口密度628.4人/km²
住民基本台帳 2024年の動態892人・382人・510人・3.70%・2.4人・490人・73.90%
国勢調査 2010・2015・2020年と住民基本台帳 2025年5,683人・-19.09%
国勢調査 2020年(従業地・通学地集計)昼と夜の差1,701人・昼夜間人口比93.3
将来推計(国勢調査2020年基準)県内20番目・高齢化率54.30%と県内14番目から5番目・0.73人・160.6人から51.2人・-68.10%

この記事の数値が示す範囲

  • この記事は人口の統計だけを扱っています。産業・雇用・住宅・医療・学校のデータは含みません。人が減る理由や、出入りが少ない理由は、この記事の数値では扱えません。市にある産業や景観については名前を挙げるだけで、人口の動きとは結びつけていません。
  • 転入元・転出先の内訳は集計の対象外です。どこから来て、どこへ行くのかは分かりません。年齢別の移動の内訳もありません。
  • 社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入から転出を引いた値と一致しません。
  • 1年間の住所の移動(住民基本台帳の動態)と、昼と夜の人数(国勢調査)は別の統計です。同じ人を追ったものではありません。
  • 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤先・通学先の内訳は集計対象外です。
  • 住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。この記事では基準の違う数値をつないだ増減は出していません。
  • 将来推計の2020年は推計値です。国勢調査の2020年の値とは別に扱っています。
  • 将来推計は2020年・2040年・2050年の3時点で公表されています。この3時点より細かい年次の見通しは扱っていません。
  • 推計人口から計算した人口密度と可住地人口密度に、県内順位はありません。
  • 同じ年齢の子どもの人数は、14歳以下の人数を15の年齢に分けた公表値です。学年ごとの人数を示すものではありません。この記事で15で割ったものでもありません。
  • 人口密度と可住地人口密度は市域全体を平均した値で、市内のどこに人が住んでいるかは対象外です。
  • データは2010年からです。それ以前の推移は扱っていません。

出典・情報基準日

データ出典基準日・年次
人口・世帯数・年齢3区分・人口密度総務省『住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数』2025年1月1日現在
転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減同上(人口動態)2024年1月〜12月
総人口の推移(2010・2015・2020年)・昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比総務省『国勢調査』2010・2015・2020年 各10月1日(昼夜間は従業地・通学地集計)
将来推計(総人口・年齢3区分・構成率・扶養負担・推計人口による密度)国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』2023年12月公表・国勢調査2020年基準
総面積・人口密度の分母国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』2026年4月1日現在
可住地面積・可住地割合・可住地人口密度総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』2024年データ

データの見方

  • 県内順位は、新潟県の30市町村すべてを並べたときの位置です。一部の市町村を取り出した中での順位ではありません。
  • 順位の向きは指標ごとに違います。この記事では、値が大きいほうから数えた順位と、小さいほうから数えた順位を、そのつど書き分けています。
  • 同じ値の市町村があるときは「同率」と書いています。
  • 人口の推移は、2010年から2020年までが国勢調査、2025年が住民基本台帳です。調査の方法が違うため、期ごとの増減をそのまま比べることはできません。

免責

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