三条市の人口は91,178人で、県内5番目の規模です。ただし日中に市内にいる人は住んでいる人より多く、昼夜間人口比104.2は県内3位です。三条市が県内3位に出る指標は、これだけです。
一方で人数は減り続け、2050年の推計は63,029人です。相手にする年齢によって、先行きの見え方も変わります。
県内5番目の9万1,178人と、日中に増える人口
三条市の人口は91,178人で、県内5番目の規模です。可住地面積は、総面積のうち林野や湖沼を除いて人が住める部分を指します。
| 指標 | 値 | 基準 | 県内順位(30市町村中) |
|---|---|---|---|
| 総人口 | 91,178人 | 住民基本台帳 2025年 | 5位 |
| 世帯数 | 37,418世帯 | 住民基本台帳 2025年 | 5位 |
| 総面積 | 431.97 km² | 国土地理院 2026年 | 県内で14番目に広い |
| 可住地面積 | 158.20 km² | 総務省統計局 2024年 | 県内で11番目に広い |
| 人口密度 | 211.1人/km² | 住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年 | 県内で8番目に高い |
| 可住地人口密度 | 576.3人/km² | 住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年 | 県内で5番目に高い |
総面積は県内で14番目に広く、可住地面積は県内で11番目に広い水準です。人が住める範囲に限ると人口密度は県内で5番目に高くなりますが、分母が違うので市域全体でみた人口密度とは別の数値です。
| 順位 | 市町村 | 人口 |
|---|---|---|
| 1 | 新潟市 | 761,503 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 4 | 新発田市 | 91,677 |
| 5 | 三条市 | 91,178 |
| 6 | 柏崎市 | 76,217 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 30 | 粟島浦村 | 312 |
4位の新発田市とはほぼ同じ規模で、6位の柏崎市とは開きがあります。
三条市は中越地方に位置し、信濃川の中流域に広がる平野部にあります。刃物と金属加工の産地で、2005年5月に旧三条市・下田村・栄町が合併して現在の市域になりました。
2025年の年齢構成
住民基本台帳2025年の年齢3区分の実数と構成率です。
| 指標 | 値 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 14歳以下 | 9,417人 | 5位 |
| 15〜64歳 | 53,219人 | 5位 |
| 65歳以上 | 28,542人 | 4位 |
| 年少人口率 | 10.30% | 県内で10番目に高い(阿賀野市と同率) |
| 生産年齢人口率 | 58.40% | 県内で6番目に高い(上越市と同率) |
この規模の市で、日中に市内にいる人の数は住んでいる人を上回ります。
県内3位の昼夜間人口比104.2
国勢調査は、住んでいる場所とは別に、働きに行く場所や通学先でも人口を数えています。この2つを比べた値が昼夜間人口比です。
三条市では、日中に市内にいる人が住んでいる人を上回ります。
▼【グラフ:population_daynight.png 三条市の昼間人口と夜間人口(2020年)】

昼間の人口が夜間を上回るのは、県内30市町村のうち12です。三条市の比率は104.2で県内3位にあたります。
| 順位 | 市町村 | 昼夜間人口比 |
|---|---|---|
| 1 | 聖籠町 | 129.8 |
| 2 | 湯沢町 | 111.8 |
| 3 | 三条市 | 104.2 |
| 4 | 長岡市 | 102.4 |
| 5 | 柏崎市 | 101.8 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 9 | 小千谷市 | 100.1 ※同率 |
| 9 | 上越市 | 100.1 ※同率 |
| ─ | ──── 100(昼間と夜間が同数) ──── | ─ |
| 11 | 燕市 | 100.0 ※同率 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 30 | 田上町 | 78.4 |
| 順位 | 市町村 | 昼夜間人口の差 |
|---|---|---|
| 1 | 新潟市 | 10,171 |
| 2 | 長岡市 | 6,492 |
| 3 | 聖籠町 | 4,251 |
| 4 | 三条市 | 3,935 |
| 5 | 柏崎市 | 1,484 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 12 | 粟島浦村 | 3 |
| ─ | ──── 0(昼間と夜間が同数) ──── | ─ |
| 13 | 津南町 | 0 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 30 | 五泉市 | -4,853 |
実数の差では県内で4番目に大きい位置です。人口は県内5位ですが、昼夜間人口比では人口2位の長岡市より上に並びます。
一方で、人の入れ替わりそのものは大きくなく、2024年の転入と転出を合わせた人数は、住民基本台帳2025年の人口の4.40%で、県内で9番目に低い水準です。
5年ごとの減り方が最大だった2015年から2020年
日中の人口が増える一方で、住んでいる人の数は15年続けて減っています。
| 時点 | 人口 | 前の時点からの増減率 | 県内順位(減少率の低い順) |
|---|---|---|---|
| 2010年(国勢調査) | 102,292人 | — | — |
| 2015年(国勢調査) | 99,192人 | -3.03% | 9位 |
| 2020年(国勢調査) | 94,642人 | -4.59% | 9位(粟島浦村と同率) |
| 2025年(住民基本台帳) | 91,178人 | -3.66% | 10位 |
▼【グラフ:population_trend.png 三条市の人口推移(2010年から2025年)】

減り方が一番大きいのは2015年から2020年の期です。減少率が3期続けて拡大したのは県内で5市町村、三条市の減り方はその形ではありません。
最後の期は国勢調査2020年から住民基本台帳2025年までで、期間は4年3か月です。前の2期より短い区切りになります。2010年から2025年までをまとめると-10.86%で、減少率は県内で8番目に低い水準です。
数年先の見通しを立てるときに使えるのは、減り方が加速し続ける前提を置かなくてよいという点です。直近の期は前の期より小さく、加速が続いた5市町村にも入りません。
2024年の1年で1,181人減
出生と死亡の差を自然増減、転入や転出による差を社会増減と呼びます。2024年に、三条市の人口は1,181人減りました(-1.28%)。
▼【グラフ:population_breakdown.png 三条市の2024年の人口増減の内訳(自然増減と社会増減)】

減少の84.30%は自然増減によるものです。社会増減の減少は県内で9番目に大きく、減り方の大半は出生と死亡の差から出ています。県内で人口が増えた市町村は1つで、三条市は減っています。
住民基本台帳の2024年の動態では、死亡が出生の3.49倍でした。
| 指標 | 値 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 転入 | 1,900人 | 5位 |
| 転出 | 2,084人 | 6位 |
| 出生 | 400人 | 6位 |
| 死亡 | 1,396人 | 5位 |
30年で1割しか減らない65歳以上
相手にする年齢を決めるときに効くのは、いまの人数より30年後の人数です。三条市の総人口は推計で2050年に63,029人となり、2020年からの減少は-33.40%です。減少幅は県内で10番目に小さい水準です。
▼【グラフ:population_forecast.png 三条市の総人口の推計(2020年から2050年)】

年齢3区分に分けると、減り方の差が大きく開きます。
▼【グラフ:population_forecast_age.png 三条市の年齢3区分別の人口推計(2020年から2050年)】

| 年齢区分 | 2050年の推計人口 | 2020年からの増減率 | 県内順位(減少率の低い順) |
|---|---|---|---|
| 65歳以上 | 28,567人 | -9.40% | 9位(上越市と同率) |
| 15〜64歳 | 29,342人 | -44.10% | 11位 |
| 14歳以下 | 5,120人 | -51.80% | 10位 |
65歳以上の減り方は1割ほどで、他の2区分とは大きく違い、2050年には65歳以上と15〜64歳の人数がほぼ並びます。推計で65歳以上が増えるのは県内で2市町村で、三条市は減少します。
高齢化率が半数を超える見通しの市町村は県内に13ありますが、三条市の45.30%はその外にあります。
推計の補足です。いずれも国勢調査2020年を基準にした値です。
| 指標 | 値 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 2020年から2040年の増減率 | -22.00% | 減少幅が県内で10番目に小さい |
| 2050年の年少人口率 | 8.10% | 県内で13番目に高い(小千谷市・柏崎市と同率) |
| 2050年の生産年齢人口率 | 46.60% | 県内で10番目に高い |
2050年に1対1へ近づく高齢者と働く世代
2050年には、高齢者の人数と働く世代の人数がほぼ同じところまで近づきます。65歳以上1人に対する15〜64歳の人数を、高齢者1人あたり生産年齢人口と呼びます。逆向きに、15〜64歳1人が14歳以下と65歳以上を合わせて何人と並ぶかを示すのが、現役1人あたり非現役人数です。
住民基本台帳2025年の値を並べます。
| 指標 | 値 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 高齢者1人あたり生産年齢人口 | 1.86人 | 県内で7番目に多い |
| 現役1人あたり非現役人数 | 0.71人 | 県内で6番目に少ない(上越市と同率) |
推計では2050年に1.03人で、県内で10番目に多い値です(南魚沼市と同率)。1.00人を下回る見通しは県内で18市町村、三条市はこれを上回ります。
▼【グラフ:population_dependency.png 三条市の高齢者1人あたり生産年齢人口と現役1人あたり非現役人数の推計(2020年から2050年)】

逆向きの現役1人あたり非現役人数は、推計で1.15人です。15〜64歳の1人に対して、14歳以下と65歳以上が合わせて1人を超える形になります。
いまの高齢化率は31.30%で、県内で7番目に低い値です。40%を超える市町村は県内に1つで、三条市はそこではありません。
住み続けるかを考えるときは、2050年でも高齢者1人に対して働く世代が1人を上回る見通しであることが材料になります。働く世代を相手にする商売では、その1人が自分以外の1人以上と並ぶ人数構成が前提になります。
数字から読む三条市の姿
昼は市外から人が集まり、住民の出入りは小さい街です。昼夜間人口比は県内で3番目に高く、住民の入れ替わりを示す社会移動回転率は県内で9番目に低い位置にあります。
規模は県内5番目ですが、65歳以上の実数は県内4位で、人口の順位より上に出ます。
商売の相手を数えるとき
昼間の人口は夜間を上回り、その差は県内で4番目に大きい位置にあります。相手は、顔ぶれが変わりにくい住民と、昼だけ増える通勤・通学者の二層になります。店舗を構えるなら昼間の母数が効き、客先へ出向くなら人が住んでいる範囲の密度が効きます。可住地人口密度は県内で5番目に高い位置です。
子育て世帯として移り住むか考える場合
14歳以下は9,417人で県内5位です。2050年の推計は5,120人、年少人口率は8.10%です。
高齢の当事者、または高齢層を相手にする商売
65歳以上は28,542人で県内4位です。推計でも2050年の人数は28,567人で、2020年からの減り方は1割ほどにとどまります。
この章の数値の基準は次のとおりです。
| 基準 | この章で使っている数値 |
|---|---|
| 国勢調査 2020年(従業地・通学地集計) | 昼夜間人口比の県内3番目・昼間と夜間の差の県内4番目 |
| 住民基本台帳 2025年 | 人口の県内5番目・65歳以上28,542人・14歳以下9,417人 |
| 住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年 | 可住地人口密度 |
| 住民基本台帳 2024年の動態 | 社会移動回転率の県内9番目 |
| 将来推計(国勢調査2020年基準) | 28,567人・5,120人・8.10%・「1割ほど」(-9.40%) |
まとめ|昼夜間104.2と、2050年の65歳以上28,567人
三条市が県内3位に出る指標は、昼夜間人口比104.2だけです。人口は県内5位ですが、日中に市内にいる人は住んでいる人より多く、夜間の人口だけで商圏を見積もると日中にいる人を数え落とします。
住んでいる人の数は減り続けていますが、減り方が期を追って拡大し続ける形ではありません。減少率は2015年から2020年が一番大きく、3期続けて拡大した5市町村には入りません。2024年の減少1,181人のうち84.30%は、出生と死亡の差です。
これから変わるのは年齢の組み合わせで、65歳以上は2050年でも28,567人と減り方は1割ほどにとどまります。15〜64歳は29,342人まで減り、2050年には両者がほぼ並びます。
高齢者1人あたりの働く世代は、推計で1.03人です。1.00人を下回る18市町村の外で、住み続ける判断と相手にする年齢を決める判断は、別の数字を見ることになります。
この節の数値の基準は次のとおりです。
| 基準 | この節で使っている数値 |
|---|---|
| 国勢調査 2020年(従業地・通学地集計) | 昼夜間人口比104.2 |
| 住民基本台帳 2025年 | 人口の県内5位 |
| 住民基本台帳 2024年の動態 | 1,181人・84.30% |
| 国勢調査 2010・2015・2020年と住民基本台帳 2025年 | 5年ごとの減少率と、3期続けて拡大した5市町村 |
| 将来推計(国勢調査2020年基準) | 28,567人・29,342人・1.03人・1.00人・18市町村・「1割ほど」(-9.40%) |
この記事の数値が示す範囲
- 住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。この記事では基準の違う数値をつないだ増減は出していません。
- 昼間人口の比較相手は、同じ国勢調査2020年の夜間人口です。住民基本台帳の総人口とは基準が違います。
- 社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入から転出を引いた値と一致しません。
- 将来推計は常住人口が対象です。2050年の昼間人口は公表されていません。
- 人口密度は市域全体を平均した値で、合併前の旧市町村別や地区別の内訳は含みません。
出典・情報基準日
| データ | 出典 | 基準日・年次 |
|---|---|---|
| 人口・世帯数・年齢3区分・人口密度 | 総務省『住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数』 | 2025年1月1日現在 |
| 転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減 | 同上(人口動態) | 2024年1月〜12月 |
| 総人口の推移・昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比 | 総務省『国勢調査』 | 2010・2015・2020年 各10月1日 |
| 将来推計(総人口・年齢3区分・構成率・扶養指標) | 国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』 | 2023年12月公表・国勢調査2020年基準(推計値は2020・2040・2050年) |
| 総面積 | 国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』 | 2026年4月1日現在 |
| 可住地面積・可住地割合・可住地人口密度 | 総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』(社会・人口統計体系 可住地面積) | 2024年データ(2026年6月19日公表) |
推移の4時点は、2010年から2020年が国勢調査、2025年が住民基本台帳です。
データの見方
- 住民基本台帳の人口は、届け出に基づく登録者の数です。国勢調査は調査時点に住んでいる場所を調べる全数調査で、同じ地域でも両者の値は一致しません。
- 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤・通学による市外との出入りを反映しています。
- 将来推計は、国勢調査2020年を基準に、出生・死亡・移動の傾向が続いた場合の値です。
- 割合は小数を丸めているため、内訳の合計が全体と一致しない場合があります。
- 順位の抜粋表にある ⋮ は省略を示すもので、連続した順位ではありません。
免責
本記事の数値は情報基準日時点のものです。最新の状況は各出典元および三条市の公式情報をご確認ください。
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本記事は、新潟県の公的統計をもとに運営者が個人で作成しています。

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