上越市の人口データ【2025年版】県内3位18万人・社会減が最大

データ

この記事でわかること:

  • 上越市の総人口は180,440人・県内3位で、県内で唯一の18万台自治体・上越地方唯一の中規模市
  • 県内 7 市(上越・新発田・三条・柏崎・燕・村上・南魚沼)の中で、上越は人口・世帯数1位という規模の首位でありながら、社会減・自然減・総減の3指標すべてで絶対値1位という動態悪化の底を同時に占める「規模首位性と動態悪化の同居構造」
  • 社会減▲580人は30市町村中30位(県内で社会減絶対値が最大)で、県内 6 市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中でも社会減絶対値が最大の位置
  • 補足:面積973.89 km²は県内2位・6市中最大面積で、この広大な市域を18万人が維持する構造

① 上越市の位置:県内唯一の18万台・上越地方唯一の中規模市

上越市は新潟県の上越地方に位置し、北は日本海(直江津港)、南は妙高・頚城山地に至る南北に長い市域を持ちます。2005年3月に旧上越市と周辺13町村が合併して現在の広域市が誕生し、面積973.89 km²は県内第2位(村上市1,174.13 km²に次ぐ)の広さを持ちます。上越地方全体の行政・経済拠点として機能します。

中核市(2014年4月指定)。北陸新幹線の上越妙高駅が最寄り駅で、上越新幹線の浦佐駅は隣の南魚沼市に位置するため混同に注意が必要です。高田城直江津港など歴史的な拠点機能も持ちます。

隣接自治体:妙高市・糸魚川市・十日町市・津南町(新潟県内)、長野県(飯山市・中野市・栄村)。

数値の面で見ると、上越市の位置づけには2つの層があります。1つは、総人口180,440人が県内3位で、県内で唯一の18万台自治体という規模の位置です。県内1位の新潟市761,503人の約23.7%(1/4.22)にあたる規模で、県内2位の長岡市255,261人からは約7.5万人下位に、県内4位の新発田市91,677人からは約9万人上位という独自ポジションを占めます。もう1つは、県内 7 市(上越・新発田・三条・柏崎・燕・村上・南魚沼)の中で人口・世帯数が最大(首位)という位置で、この7市の中では次点の新発田市91,677人の約2倍規模にあたります。


② 規模首位性と動態悪化の同居構造:7市1位と3動態絶対値1位の同居

本記事の後続章⑤〜⑨で個別に確認する数値の骨格は、この章で先に整理する 1 つの対照構造 に収束します。上越市を県内 6 市・7 市の枠で並べたとき、規模の首位(1 位)と動態悪化の底(絶対値 1 位)が同一自治体に同居している という位置関係が、他の 6 市・7 市には見られない上越固有の構造として現れます。

対照軸規模の側(首位)動態の側(絶対値 1 位・悪化の底)
7 市(上越・新発田・三条・柏崎・燕・村上・南魚沼)内人口 180,440・世帯数 77,693 が 1 位(次点新発田の約 2 倍規模)社会減▲580・自然減▲1,891・総減▲2,471 の 3 指標すべて絶対値 1 位(3 冠)
6 市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)内人口 3 位・面積 973.89 km² が 1 位(新潟より 247 km² 広い)社会減▲580 が 6 位(最下位・下から 1 位)
県内 30 市町村内人口 3 位・唯一の 18 万台・上越地方唯一の中規模市社会減▲580 が 30 位(下から 1 位・県内最悪絶対値)

同じ 7 市の中で 3 動態指標(社会・自然・総)の絶対値 1 位を同一自治体が独占する例は、上越 1 市のみです。規模の首位性が動態悪化と対応しない・むしろ規模の大きさと悪化の底が同居するという位置関係が、章③〜⑨で個別に見る各指標を横断して観察できる 1 本の骨格になります。面積 973.89 km²(県内 2 位・6 市中 1 位)を 18 万人が維持する広域構造6 市中唯一の均衡型昼夜間比 100.1(章⑦)は、この対照構造を成立させている補助条件として位置します。

以下、章③で人口・面積・世帯数の位置、章④で 2024 年動態の 3 冠の内訳、章⑤で 15 年推移の減速パターン、章⑥で年齢構成、章⑦で昼夜間人口比の均衡帯、章⑧で将来推計をそれぞれ確認します。


③ 人口の現状と県内での位置づけ:面積県内2位・6市中最大面積

人口・世帯数が県内3位、面積が県内2位、人口密度は県内11位という構造が現れています。県内 7 市の中では、人口・世帯数が1位、面積は村上市に次ぐ2位、人口密度は燕685.3・三条211.1に次ぐ3位となります。

指標県内順位
総人口180,440人3位(唯一の18万台)
世帯数77,693世帯3位
面積973.89 km²2位(大きい方から・村上市に次ぐ)
人口密度185.3人/km²11位
高齢化率30.9%25位(低い方から6位
年少人口率10.7%8位(同率タイなし・単独)

※人口・世帯数は住民基本台帳(2025年1月1日現在)。面積は国土地理院(2026年4月)。高齢化率・年少人口率は住民基本台帳年齢別(2025年1月1日現在)。

面積973.89 km²は県内2位(大きい方から)で、上越より広い自治体は村上市1,174.13 km²の1市町村のみです。県内 6 市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中で並べると、上越973.89・長岡891.26・新潟726.01・新発田533.07・柏崎442.08・三条431.97の順で、上越は6市中1位・新潟市より247 km²広い最大面積を持ちます。県内 7 市の中では、村上1,174.13に次ぐ2位の広さです。

人口密度185.3人/km²は県内11位で、県内 7 市の中では燕685.3・三条211.1に次ぐ3位、県内 6 市の中では新潟1,048.9・長岡286.4・三条211.1に次ぐ4位の位置です。高齢化率30.9%は県内で低い方から6位にあたり、6市の中では新潟28.3・長岡29.7・新発田30.8・上越30.9・三条31.3・柏崎32.7の順で低い方から4位、7市の中では燕29.6・新発田30.8・上越30.9の順で低い方から3位にあたります。年少人口率10.7%は県内8位・同率タイなしの単独の位置で、7市の中では新発田11.1・南魚沼10.9・上越10.7の順で3位です。


④ 2024年動態:社会減▲580は県内最悪絶対値・7市中3動態指標すべて絶対値1位

上越市の2024年動態は、社会増減・自然増減の両方が赤字となる「ダブル減少構造」で、社会増減▲580人は30市町村中30位(下から1位・県内で社会減絶対値が最大)の位置にあります。県内で社会増を維持している自治体は新潟+441・湯沢+265・妙高+54・弥彦+24・聖籠+12の5市町村のみで、上越はこの5市町村に含まれず、残り25市町村の中でも社会減絶対値が最大の位置に立ちます。

区分内訳人数
転入(社会増)国内転入 + 国外転入4,112人
転出(社会減)国内転出 + 国外転出4,705人
社会増減転入−転出±職権記載消除等▲580人(30市町村中30位・県内最悪絶対値)
出生(自然増)910人
死亡(自然減)2,801人
自然増減出生−死亡▲1,891人(30市町村中28位)
総増減社会増減+自然増減▲2,471人(▲1.35%)

▼【グラフ:population_breakdown.png — 2024年動態の内訳:社会▲580(30市町村中最下位・県内最悪絶対値)+自然▲1,891(絶対値県内3位)で総▲2,471/自然減が総減少の76.5%】

社会増減の側は、県内 7 市(上越・新発田・三条・柏崎・燕・村上・南魚沼)で並べると、燕▲59・新発田▲169・三条▲185・柏崎▲296・南魚沼▲301・村上▲383・上越▲580の順で、上越は7市中1位(絶対値最大)の位置です。県内 6 市の中で並べると、新潟+441・新発田▲169・三条▲185・柏崎▲296・長岡▲549・上越▲580の順で、上越は6市中6位(最下位・下から1位)にあたります。県内3位の規模を持つ大都市の中でも、社会移動の側では最も厳しい数値が上越に現れています。

自然増減の側は、出生910人に対し死亡2,801人で▲1,891人の自然減で、死亡数が出生数の約3.08倍(2,801÷910)にあたります。この▲1,891人という絶対値は、県内では新潟▲6,503・長岡▲2,395に次ぐ絶対値3位にあたり、上記7市の中で並べると南魚沼▲643・燕▲718・村上▲890・柏崎▲980・三条▲996・新発田▲1,009・上越▲1,891の順で、上越は7市中1位(絶対値最大)の位置です。

総増減▲2,471人(▲1.35%)の内訳は社会減▲580と自然減▲1,891の合計で、自然減が総減少の76.5%(1,891÷2,471)を占める構造です。7市の中で総減を並べると、燕▲777・南魚沼▲944・新発田▲1,178・三条▲1,181・村上▲1,273・柏崎▲1,276・上越▲2,471の順で、上越は7市中1位(絶対値最大)の位置です。7市の中で、上越は社会減絶対値・自然減絶対値・総減絶対値の3指標すべてで絶対値1位(3冠)という動態悪化の底を占めています。


⑤ 人口推移(2010〜2025年):5年減少率が中間ピーク後にわずかに減速

2010年から2025年までの15年間で、上越市の人口は203,899人から180,440人へと23,459人(▲11.5%)減少しました。5年ごとの減少率は▲3.39%→▲4.54%→▲4.05%と推移し、2015〜2020年の▲4.54%が減少率ピークで、直近5年(2020〜2025年)は▲4.05%とわずかに減速する中間ピーク型の推移です。

人口前期比
2010(国勢調査)203,899人
2015(国勢調査)196,987人▲6,912人(▲3.39%)
2020(国勢調査)188,047人▲8,940人(▲4.54%・ピーク)
2025(住民基本台帳)180,440人▲7,607人(▲4.05%)

▼【グラフ:population_trend.png — 上越市の人口推移(2010〜2025年):15年で▲23,459人(▲11.5%)/5年減少率は中間ピーク型(▲3.39%→▲4.54%→▲4.05%)】

累計15年で▲23,459人・▲11.5%の減少は、2010年時点の人口の約1割強が失われた規模です。5年区切りごとの前期比を追うと、2010→2015年は▲6,912人(▲3.39%)で20万人を割り込み、2015→2020年に▲8,940人(▲4.54%)と絶対値・比率ともに拡大して19万人も割り込み、2020→2025年はさらに▲7,607人(▲4.05%)で18万人台に落ち込みました。5年減少率は2015〜2020年期がピークで、直近5年はピーク期よりわずかに減速しています。同じ県内 6 市の中で、長岡市が▲2.67%→▲2.98%→▲4.37%と3期連続で拡大している推移とは異なるパターンで、上越はピーク後の減速期に入っています。ただし直近5年の▲4.05%というペースが続くと2030年前後には17万人台に入る軌道で、減少そのものが止まる水準には至っていません。


⑥ 年齢構成:高齢化率は6市中4位の低さ

年齢構成の3区分は次のとおりです。総人口180,440人のうち65歳以上が55,793人で全体の30.9%、14歳以下は19,310人で10.7%、15〜64歳の生産年齢人口は105,337人(58.4%)となっています。

区分人口割合県内順位
65歳以上(高齢者)55,793人30.9%25位(低い方から6位
15〜64歳(生産年齢)105,337人58.4%
14歳以下(年少)19,310人10.7%8位(同率タイなし・単独)

高齢化率30.9%は県内で低い方から6位の位置です。県内 6 市の中では、新潟28.3%・長岡29.7%・新発田30.8%・上越30.9%・三条31.3%・柏崎32.7%の順で、上越は6市の中で低い方から4位にあたります。県内 7 市の中では、燕29.6%・新発田30.8%・上越30.9%の順で低い方から3位に位置します。県内では農山村(阿賀町44.6%・関川村39.9%)が高齢化率上位に位置しますが、上越は6位の低い水準を維持しています。

年少人口率10.7%は県内8位で、同率タイなしの単独値の位置です。県内 7 市の中では、新発田11.1%・南魚沼10.9%・上越10.7%・燕10.5%・三条10.3%・柏崎9.5%・村上8.7%の順で3位にあたり、7市の中では相対的に子育て世代の割合が維持されている位置です。年少人口19,310人と65歳以上人口55,793人を並べると、65歳以上が14歳以下の約2.89倍の規模で、この年齢構成の中で章④で確認した出生910・死亡2,801(死亡が出生の3.08倍)という単年動態が発生しています。


⑦ 昼夜間人口比:6市中唯一の均衡帯(100.1・小千谷市と同率タイ)

昼夜間人口比(昼間人口÷夜間人口×100)は100.1で、県内9位に位置し、小千谷市と同率タイで並んでいます。昼間人口188,219人が夜間人口188,047人を172人上回る事実上の均衡状態で、県内 6 市の中では唯一の「100〜101未満の均衡帯」にあたる位置です。

項目
夜間人口(常住人口)188,047人
昼間人口188,219人
昼夜間人口比100.1(県内9位・小千谷市と同率タイ)

100.1は、昼間の人口が夜間より0.1%多いことを示す数値です(100を超えると昼間に人が集まる自治体、100を下回ると昼間に人が出ていく自治体という関係)。県内では聖籠町129.8(工業団地の集積)・湯沢町111.8(リゾート・観光地)・三条市104.2(製造業集積)などが100を大きく上回る側にあり、田上町78.4弥彦村86.8見附市88.5などが100を下回る側にあります。

県内 6 市の中で並べると、三条104.2・長岡102.4・柏崎101.8・新潟101.3・上越100.1・新発田96.9の順で、上越は6市中5位にあたります。同時に、この6市の中で上越100.1は「100〜101未満の均衡帯」に位置する唯一の1市で、三条・長岡・柏崎・新潟の4市が101以上の流入型、新発田1市が100未満の流出型という中で、上越のみが昼間と夜間がほぼ等しい均衡型を示す構造です。

同率タイで並んでいる小千谷市(人口32,602人)と上越市は規模も面積も異なりますが、昼夜間比の数値だけで見れば同じ100.1で並ぶ位置にあります。上越の100.1は、面積973.89 km²(県内2位)という広大な市域内で人口が分散しつつも、市域内で昼夜の人口移動がほぼ均衡する構造の中に成立している数値と読めます。


⑧ 将来人口推計(社人研 令和5年推計):2050年減少率▲32.1%は6市中4位

国立社会保障・人口問題研究所〈社人研〉令和5年推計によると、上越市の人口は2020年188,047人から2040年147,248人(2020年比▲21.7%)、2050年127,657人(同▲32.1%)へと推移する見通しです。

推計人口2020年比
2020(実績)188,047人
2040(推計)147,248人▲40,799人(▲21.7%)
2050(推計)127,657人▲60,390人(▲32.1%)

▼【グラフ:population_forecast.png — 将来推計:2020年188,047→2040年147,248→2050年127,657、2050年は2020年比▲32.1%で減少幅小さい方から県内9位】

2050年の減少率▲32.1%は、県内で減少幅が小さい方から9位にあたり、聖籠▲12.5%・刈羽▲19.4%・新潟▲21.9%・長岡▲26.2%・燕▲29.9%・湯沢▲30.4%・見附▲31.4%・新発田▲31.5%に次ぐ位置です。県内 6 市の中で並べると、新潟▲21.9%・長岡▲26.2%・新発田▲31.5%・上越▲32.1%・三条▲33.4%・柏崎▲37.2%の順で、上越は6市中4位(減少幅小さい方から)の位置にあります。県内 7 市の中では、燕▲29.9%・新発田▲31.5%・上越▲32.1%の順で3位(減少幅小さい方から)にあたります。

絶対数では2020年188,047人から2050年127,657人へと60,390人が失われる推計で、この規模は2020年時点の人口の約3分の1にあたります。2040年時点では147,248人で15万人前後を維持しますが、2050年には127,657人と13万人を割り込む軌道です。県内では農山村(阿賀町▲61.8%・佐渡市▲49.6%)と比べると減少率は小さく、大都市(新潟▲21.9%・長岡▲26.2%)と比べると深い減少幅という中間的な位置にあります。


⑨ データから見た上越市の特徴:18万人の商圏と社会減県内最悪の縮小ペースをどう読むか

上越市の人口データの骨格は、章①〜⑧で見た「県内3位・唯一の18万台自治体・上越地方唯一の中規模市」という規模首位性と、「県内 7 市の中で人口・世帯数1位でありながら、社会減・自然減・総減の3指標すべてで絶対値1位という動態悪化の底を同時に占める」という対照構造の1本で捉えられます。面積2位・6市中唯一の均衡型昼夜間比などは、この対照構造を成立させている補助的な条件として位置します。関心層別に整理します。

出店・小売・サービスを検討する読者

上越市の総人口180,440人・世帯数77,693世帯は、県内3位の規模で、県内 7 市の中では首位(次点の新発田市91,677人の約2倍規模)にあたります。上越地方(新潟県の3地方の1つ)の中では唯一の中規模市で、周辺の妙高市29,514人・糸魚川市38,041人と比べると桁上位の規模にあり、上越地方の広域商圏設計の起点となる位置です。昼夜間人口比100.1は県内9位(小千谷市と同率タイ)で、県内 6 市の中では唯一の「100〜101未満の均衡帯」にあたり、周辺市町村への流出入依存が小さい独立商圏の性質が数値上示される位置です。

長期の見通しの側では、2050年推計127,657人(▲32.1%)で、2020年時点の約3分の2の規模まで縮小する軌道です。この▲32.1%は県内で減少幅が小さい方から9位で、6市の中では4位・7市の中では3位の位置です。ただし直近の2024年動態では社会減▲580人が30市町村中最下位(県内で社会減絶対値が最大)で、7市の中でも3動態指標すべて絶対値1位という位置にあり、年▲2,471人(▲1.35%)というペースの縮小と社会減の県内最悪絶対値という2つの数字が長期出店判断の情報となります。

移住を検討する読者

数値上、上越市は転入4,112人(2024年)という県内3位規模の受け入れ実績を持ちますが、転出4,705人を下回り社会増減▲580人の転出超過です。県内で社会増を維持している自治体は新潟・湯沢・妙高・弥彦・聖籠の5市町村のみで、上越はこの5市町村に含まれません。社会減▲580人は30市町村中30位(県内で社会減絶対値が最大)の位置で、県内 6 市の中でも社会減絶対値が最も大きい数値です。

一方、年齢構成の側では、高齢化率30.9%は県内で低い方から6位で、大都市3市(新潟・長岡・新発田)に次ぐ若い水準にあります。年少人口率10.7%は県内8位・単独で、7市の中では新発田・南魚沼に次ぐ3位の位置です。医療・教育・交通アクセス・14地区ごとの生活情報は現地一次情報での確認が必要になります。

地域分析・都市政策の実務者

上越市の人口データを実務の側で捉えるとき、その結論は「県内 7 市の中で人口・世帯数1位という規模首位性と、社会減・自然減・総減の3指標すべてで絶対値1位という動態悪化の底が、同一自治体に同居する対照構造」の1点に集約されます。規模の首位と動態悪化の底が同時に成立する構造は、規模の大きさが単純に「安定」や「維持」の側に対応しない事例として観測できる位置です。

この対照構造は、県内 6 市の中では、規模3位・社会減絶対値最大の位置として現れます。2005年3月の14市町村大合併から20年経過時点で、規模首位性と動態悪化の底が同居する状態が観測される事例として、広域合併型自治体の記録対象となる位置です。面積973.89 km²(県内2位・6市中1位)を18万人が維持する構造・唯一の均衡型昼夜間比(100.1)は、この対照構造を成立させている補助的な条件として本記事の章①〜⑦で扱っています。


まとめ

上越市の総人口180,440人という規模は、県内3位で、県内で唯一の18万台自治体・上越地方唯一の中規模市の位置です。同時に、県内 7 市(上越・新発田・三条・柏崎・燕・村上・南魚沼)の中で、人口・世帯数1位という規模の首位でありながら、社会減・自然減・総減の3指標すべてで絶対値1位という動態悪化の底を同時に占める「規模首位性と動態悪化の同居構造」として観測できる位置です。社会減▲580人は30市町村中30位(県内で社会減絶対値が最大)で、県内 6 市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中でも社会減絶対値が最も大きい位置です。補足として、面積973.89 km²は県内2位・6市中最大面積で、この広大な市域を18万人が維持する構造と対照構造が同居しています。

指標
現在の人口180,440人(2025年1月1日)・県内3位/唯一の18万台自治体・上越地方唯一の中規模市/7市(新発田・三条・柏崎・燕・村上・南魚沼+上越)の中で人口・世帯数1位
人口増減(2024年)総▲2,471人(▲1.35%)/社会▲580(県内最悪絶対値・6市中6位)+自然▲1,891(絶対値県内3位)/7市中3動態指標すべて絶対値1位
人口推移2010→2025年で▲23,459人(▲11.5%)/5年減少率は中間ピーク型(▲3.39%→▲4.54%→▲4.05%)で2015〜2020年期がピーク
高齢化率30.9%・県内で低い方から6位/6市の中では新潟28.3・長岡29.7・新発田30.8に次ぐ4位/7市の中では燕・新発田に次ぐ3位
年少人口率10.7%・県内8位(同率タイなし・単独)
昼夜間人口比100.1(県内9位・小千谷市と同率タイ)/6市の中で唯一の「100〜101未満の均衡帯」
面積973.89 km²(県内2位・村上市に次ぐ)/6市の中では新潟726.01より247 km²広い最大面積
2050年推計127,657人(2020年比▲32.1%)・減少幅小さい方から県内9位(聖籠▲12.5・刈羽▲19.4・新潟▲21.9・長岡▲26.2・燕▲29.9・湯沢▲30.4・見附▲31.4・新発田▲31.5に次ぐ)/6市で4位・7市で3位

なお、上越市の合併旧町村(旧上越市+安塚・浦川原・大島・牧・柿崎・大潟・頸城・吉川・中郷・板倉・清里・三和・名立の14地区)別の内訳は本記事で使用するデータには含まれないため、14地区別の詳細分析は別記事で扱います。


出典・情報基準日

データ出典基準日
人口・世帯数・人口動態総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」2025年1月1日(動態は2024年1月〜12月)
年齢別人口総務省「住民基本台帳年齢階級別人口」2025年1月1日
国勢調査人口(2010/2015/2020)総務省「令和2年国勢調査」等各年10月1日
昼夜間人口比総務省「令和2年国勢調査 従業地・通学地集計」2020年10月1日
将来人口推計国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」2023年推計公表
面積国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」2026年4月1日現在

運営者情報は niigata-data.com/about 等を参照してください。

本記事の数値は情報基準日時点のものです。最新の状況は各出典元および対象自治体の公式情報をご確認ください。

次回更新推奨:2026年8月頃(令和8年住民基本台帳公表後)

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