燕市の人口データ 市域の94.30%が人の住める土地、人口密度は県内2位

データ

燕市の人口は75,935人で県内7位ですが、人口密度685.3人/km²は県内2位です。総面積110.81 km²のうち94.30%が人の住める土地で、この割合は県内で2番目に高い値です。
2010年から2025年までに減ったのは5,941人で、減少率-7.26%は県内で4番目に減少幅が小さい値です。


人口75,935人と、県内で8番目に小さい110.81 km²

燕市の人口は75,935人で、県内7位です。世帯数は31,291世帯で県内7位です。

指標値基準県内順位
総人口75,935人住民基本台帳 2025年7位
世帯数31,291世帯住民基本台帳 2025年7位
1世帯あたりの人数2.43人住民基本台帳 2025年県内で15番目に大きい(十日町市と同率)
総面積110.81 km²国土地理院 2026年県内で8番目に小さい
可住地面積104.45 km²総務省統計局 2024年県内で18番目に広い
人口密度685.3人/km²住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年2位

年齢3区分の内訳は次のとおりです。年少人口は14歳以下、生産年齢人口は15〜64歳を指し、高齢化率は65歳以上が総人口に占める割合です。

指標値県内順位
14歳以下7,968人県内で6番目に多い
15〜64歳45,502人県内で6番目に多い
65歳以上22,465人県内で7番目に多い
年少人口率10.50%県内で9番目に高い
生産年齢人口率59.90%県内で3番目に高い
高齢化率29.60%県内で3番目に低い

いずれも住民基本台帳2025年の値です。65歳以上は14歳以下の2.82倍で、この比は県内で26番目に高く、低い順に数えると5番目にあたります。14歳以下は、1つの年齢あたり531.2人です。15〜64歳から65歳以上を引いた23,037人は、県内で6番目に多い値です。

燕市は新潟県の中越地方にあり、信濃川の下流域にあります。洋食器や鎚起銅器などの金属加工の産地で、「燕三条」の名でも知られています。


市域の94.30%が人の住める土地

可住地面積は、総面積から林野と主要湖沼を除いた土地の面積です。可住地割合は、それが総面積に占める割合を指します。燕市の可住地割合は94.30%で、県内で2番目に高い値です。

人口密度は総面積で人口を割った値、可住地人口密度は可住地面積で割った値です。人口は住民基本台帳2025年、総面積は国土地理院2026年、可住地面積は総務省統計局2024年の値です。

▼【グラフ:population_density.png 燕市の人口密度と可住地人口密度(住民基本台帳2025年)】

人口密度685.3人/km²は県内2位、可住地人口密度727.0人/km²は県内で3番目に高い値です。市域全体で割った値と、人が住める土地だけで割った値が、ほとんど変わりません。

順位市町村人口密度
1新潟市1048.9
2燕市685.3
3見附市488.5
⋮⋮⋮
30阿賀町9.5

人口は県内7位、世帯数も県内7位です。

順位市町村人口
1新潟市761,503
⋮⋮⋮
6柏崎市76,217
7燕市75,935
8村上市53,492
⋮⋮⋮
30粟島浦村312

人口や世帯数の順位より、密度の順位が上に出ています。世帯数を可住地面積で割った299.6世帯/km²も、県内で3番目に多い値です。総面積110.81 km²は県内で8番目に小さい値で、密度の高さは、人が多いことと面積が小さいことの両方から出ています。

市内のどこが混んでいるかは、この統計では分かりません。人口密度も可住地人口密度も、市域全体を1つの数にならした値です。


県内5番以内にとどまる減り方と、15年で5,941人という実際の減少

2010年から2025年までの15年間で、燕市の人口は5,941人減りました。減少率-7.26%は、県内で4番目に減少幅が小さい値です。

▼【グラフ:population_trend.png 燕市の人口推移と期ごとの減少率(2010年から2025年)】

時点人口前の時点からの増減増減率県内順位(増減率)
2010年(国勢調査)81,876人———
2015年(国勢調査)79,784人-2,092人-2.56%減少率が県内で5番目に小さい(新発田市と同率)
2020年(国勢調査)77,201人-2,583人-3.24%減少率が県内で4番目に小さい
2025年(住民基本台帳)75,935人-1,266人-1.64%減少率が県内で2番目に小さい

2024年の1年間では777人減り、減少率-1.01%は県内で5番目に減少率が小さい値です。2024年に人口が増えたのは県内で1市町村で、燕市は該当しません。

推計でも位置は変わりません。総人口は2020年の77,201人から2040年の62,342人、2050年の54,136人へ変わります。2020年から2050年の減少率-29.90%は県内で5番目に減少幅が小さく、2020年から2040年の-19.20%も同じく5番目です。

順位市町村2020→2050 減少率
1聖籠町-12.50
2刈羽村-19.40
3新潟市-21.90
4長岡市-26.20
5燕市-29.90
6湯沢町-30.40
⋮⋮⋮
30阿賀町-61.80

推計総人口の県内順位は7位から6位へ動き、2040年から2050年は動きません。2020年から2050年に総人口が増える市町村は、県内にありません。

最後の期は、国勢調査2020年10月1日から住民基本台帳2025年1月1日までで、他の2期より短く、統計の基準も違います。-1.64%という値だけで、減り方が緩んだとは言えません。3期続けて減少率が拡大した市町村は県内に5つあり、燕市は該当しません。3期続けて縮小した市町村は県内にありません。

減っていないのではありません。どの期間で切っても、減少率の順位が県内で5番以内にとどまっています。

実績でも推計でも、県内での位置はほとんど動きません。一方で人数で見ると、15年で5,941人減り、推計では2050年に54,136人になります。順位を見るか人数を見るかで、同じ市の減り方から受け取るものが変わります。


減った777人の92.40%が自然減

2024年に減った777人は、出生と死亡の差である自然増減と、転入・転出および職権記載・職権消除による差である社会増減に分かれます。寄与率は、減った人数のうちそれぞれが占める割合です。

指標値県内順位
転入1,868人県内で6番目に多い
転出1,915人県内で7番目に多い
社会増減-59人県内で11番目に多い
出生401人県内で5番目に多い
死亡1,119人県内で8番目に多い
自然増減-718人県内で22番目に多い
人口増減-777人県内で18番目に多い

いずれも住民基本台帳2024年の人口動態の値です。

減った777人のうち、自然増減によるものが92.40%、社会増減によるものが7.60%です。社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入1,868人と転出1,915人の差とは一致しません。

出生401人は死亡1,119人の35.84%にあたり、この値は県内で3番目に高い水準です。死亡は出生の2.79倍でした。

転入と転出を合わせた人数は3,783人で、これを人口で割った社会移動回転率は5.00%です。県内で12番目に高い値にあたります。1日あたりでは、転入5.1人・転出5.2人、合わせて10.4人です。

2024年に社会増減がプラスだったのは県内で5市町村です。自然増減がプラスだった市町村はありません。燕市はいずれにも該当しません。

出生が死亡に近い度合いでは県内で3番目に入りますが、それでも減った人数のほとんどは生まれる人と亡くなる人の差にあたります。


昼と夜でほとんど変わらない人数、差は25人

2020年の国勢調査では、昼間人口77,226人が夜間人口77,201人を25人上回りました。昼間人口は通勤・通学による移動を反映した、日中にその市町村にいる人の数です。夜間人口は住んでいる人の数で、昼夜間人口比は夜間人口を100としたときの昼間人口にあたる値です。

昼夜間人口比は100.0で県内11位です(佐渡市・刈羽村・津南町と同率)。昼間人口が夜間人口を上回るのは県内12市町村で、燕市はそのひとつです。差そのものは県内で10番目に多い値です。

順位市町村昼夜間人口比
1聖籠町129.8
⋮⋮⋮
9小千谷市100.1 ※同率
9上越市100.1 ※同率
───── 100(昼間と夜間が同数) ─────
11燕市100.0 ※同率
11佐渡市100.0 ※同率
11津南町100.0 ※同率
11刈羽村100.0 ※同率
⋮⋮⋮
30田上町78.4

100.0は小数第1位に丸めた値です。表示値がちょうど100.0になる4市町村は、丸める前の実数では上回る市・同数の町・下回る村に分かれます。燕市は25人上回っています。

昼と夜で、市にいる人の数はほとんど変わりません。

日中の人数を、住んでいる人の数から見積もる場合、この市ではずれが小さくなります。一方で、昼間に市の外から人が集まる分は25人で、夜間人口77,201人に対してごく小さい値です。

どこから来て、どこへ行くのかは、この統計からは分かりません。通勤先・通学先の内訳は集計の対象外です。


推計で1.13人まで下がる支え手と、1.00人を下回らない3時点

高齢者1人あたり生産年齢人口は、65歳以上1人に対する15〜64歳の人数です。現役1人あたり非現役人数は、15〜64歳1人に対する14歳以下と65歳以上の合計を指します。燕市の高齢者1人あたり生産年齢人口は2.03人で、県内で3番目に厚い値です。現役1人あたり非現役人数0.67人は、県内で3番目に少ない値です。

▼【グラフ:population_dependency.png 燕市の15〜64歳と65歳以上の推計、および高齢者1人あたり生産年齢人口(2020年・2040年・2050年)】

年齢3区分の推計は次のとおりです。

年齢区分2020年2040年2050年2020年からの増減増減率
14歳以下8,871人5,443人4,429人-4,442人-50.10%
15〜64歳44,210人32,520人26,393人-17,817人-40.30%
65歳以上24,120人24,379人23,314人-806人-3.30%

65歳以上の増減率-3.30%は県内で4番目に減少幅が小さい値です(長岡市と同率)。15〜64歳の-40.30%は県内で6番目、14歳以下の-50.10%は県内で8番目に減少幅が小さい値です。30年でみると、65歳以上の人数はあまり変わらず、15〜64歳の人数が大きく減ります。

14歳以下と15〜64歳が2020年より増える市町村は県内にありません。65歳以上が増えるのは2市町村で、燕市は該当しません。

推計では、高齢者1人あたり生産年齢人口が1.83人から1.13人へ下がります。3時点とも1.00人を上回ります。1.00人を下回る見通しの市町村は、2040年で13、2050年で18です。燕市は3時点とも下回りません。現役1人あたり非現役人数は0.75人から1.05人へ変わります。

高齢化率は31.20%から43.10%へ上がります。2050年に50%を超える見通しの市町村は県内で13あり、燕市は該当しません。年少人口率は11.50%から8.20%へ、生産年齢人口率は57.30%から48.80%へ変わります。14歳以下は、1つの年齢あたり591.4人から295.3人へ変わります。

推計人口から計算した人口密度は696.7人/km²から488.5人/km²へ、可住地人口密度は739.1人/km²から518.3人/km²へ変わります。2050年の推計人口は2020年の推計人口の70.10%にあたります。

住民基本台帳2025年の高齢者1人あたり生産年齢人口2.03人・現役1人あたり非現役0.67人・高齢化率29.60%・人口密度685.3人/km²・可住地人口密度727.0人/km²は、推計とは別の統計です。2つをつないだ変化量は出していません。

いまの2.03人が県内で3番目に厚いことと、30年後の1.13人は、別の統計から出た別のことです。

支える側の人数が減っても、推計の3時点では高齢者1人あたり1.00人を上回ります。1.00人を下回る見通しの2050年18市町村には入りません。その一方で、いまの2.03人という厚さを、そのまま30年後に当てることはできません。


まとめ|どちらの測り方でも県内上位に入る密度

燕市の総面積110.81 km²のうち、94.30%が人の住める土地です。この割合は県内で2番目に高い値です。市域全体で割った人口密度685.3人/km²は県内2位、人が住める土地だけで割った可住地人口密度727.0人/km²は県内で3番目に高く、2つはほとんど変わりません。

人口75,935人・世帯数31,291世帯はどちらも県内7位です。人口や世帯数の順位より、密度の順位が上に出ています。

2010年から2025年までに減ったのは5,941人で、減少率-7.26%は県内で4番目に減少幅が小さい値です。推計の2020年から2050年でも-29.90%で、県内で5番目に減少幅が小さい値にとどまります。

2024年に減った777人のうち、92.40%は自然増減によるものです。出生401人は死亡1,119人の35.84%にあたり、この値は県内で3番目に高い水準です。

2020年の国勢調査では、昼間人口が夜間人口を25人上回ります。昼夜間人口比100.0は県内11位で、佐渡市・刈羽村・津南町と同率です。

高齢者1人あたり生産年齢人口2.03人は県内で3番目に厚い値ですが、推計では1.83人から1.13人へ下がります。30年でみると65歳以上は-3.30%にとどまり、15〜64歳は-40.30%減ります。

市域が県内で8番目に小さいことだけで人の少なさを見積もると、実際の密度を見誤ります。市域全体で割っても、人が住める土地で割っても、燕市の密度は県内で上位に入ります。

この節の数値の基準は次のとおりです。

基準この節で使っている数値
住民基本台帳 2025年人口75,935人・世帯数31,291世帯・2.03人
国土地理院 2026年総面積110.81 km²
総務省統計局 2024年・国土地理院 2026年可住地割合94.30%
住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年人口密度685.3人/km²
住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年可住地人口密度727.0人/km²
住民基本台帳 2024年の動態777人・92.40%・401人・1,119人・35.84%
国勢調査 2010・2015・2020年と住民基本台帳 2025年5,941人・-7.26%
国勢調査 2020年(従業地・通学地集計)昼と夜の差25人・昼夜間人口比100.0
将来推計(国勢調査2020年基準)-29.90%・1.83人から1.13人・-3.30%・-40.30%

この記事の数値が示す範囲

  • この記事は人口の統計だけを扱っています。産業・雇用・住宅・医療のデータは含みません。人が減る理由や、人が出ていかない理由は、この記事の数値では扱えません。市にある産業については名前を挙げるだけで、人口の動きとは結びつけていません。
  • 人口密度と可住地人口密度は、市域全体を1つの数にならした値です。市内のどこが混んでいるかは対象外です。
  • 可住地面積は、総面積から林野と主要湖沼を除いた面積です。平地の広さを測ったものではありません。
  • 社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入から転出を引いた値と一致しません。
  • 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤先・通学先の内訳は集計対象外です。
  • 昼夜間人口比は小数第1位に丸めた値です。表示値が同じでも、丸める前の実数では順序が変わります。
  • 住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。この記事では基準の違う数値をつないだ増減は出していません。
  • 将来推計の2020年は推計値です。国勢調査の2020年の値とは別に扱っています。
  • 将来推計は2020年・2040年・2050年の3時点で公表されています。2020年から2040年までの増減の実数は、この記事では扱っていません。
  • 推計人口から計算した人口密度と可住地人口密度に、県内順位はありません。
  • 世帯数と1世帯あたりの人数からは、その世帯が単身か家族かは分かりません。

出典・情報基準日

データ出典基準日・年次
人口・世帯数・年齢3区分・人口密度総務省『住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数』2025年1月1日現在
転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減同上(人口動態)2024年1月〜12月
総人口の推移(2010・2015・2020年)・昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比総務省『国勢調査』2010・2015・2020年 各10月1日(昼夜間は従業地・通学地集計)
将来推計(総人口・年齢3区分・構成率・扶養負担・推計人口による密度)国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』2023年12月公表・国勢調査2020年基準
総面積・人口密度の分母国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』2026年4月1日現在
可住地面積・可住地割合・可住地人口密度総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』2024年データ

データの見方

  • 県内順位は、新潟県の30市町村すべてを並べたときの位置です。一部の市町村を取り出した中での順位ではありません。
  • 順位の向きは指標ごとに違います。この記事では、値が大きいほうから数えた順位と、小さいほうから数えた順位を、そのつど書き分けています。
  • 同じ値の市町村があるときは「同率」と書いています。
  • 人口の推移は、2010年から2020年までが国勢調査、2025年が住民基本台帳です。調査の方法が違うため、期ごとの増減をそのまま比べることはできません。

免責

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