この記事でわかること:
- 田上町は年間平均気温13.6℃・猛暑日10年平均12.4日(県内同率3位・新津観測所共有の五泉市・阿賀野市と数値完全一致)・熱帯夜4.1日という県内位置です
- 直近5年で熱帯夜が7.6日(+85.37%)・猛暑日が16.2日(+30.65%)と、熱帯夜の加速率は既存16記事で最大級の水準です
- 2023年8月には新津観測所で月降水量0.0mm(1ヶ月間まったく降水なし)と月最高気温39.4℃を同時記録しています
- 30年前と比べた猛暑日は+8.5日で、県内でも大きな増加幅です
- 土砂災害警戒区域は181箇所と少なめですが、特別警戒区域比率44.75%は新津観測所共有3市町の中で最高です
- ① 田上町の気候データ早見表:10年平均と主要順位で見る現在地
- ② 直近5年で熱帯夜+85.37%・猛暑日+30.65% — 既存16記事で最大級の加速
- ③ 2023年8月 新津観測所 月降水量0.0mm・月最高39.4℃ — 1ヶ月ほぼ完全降水ゼロの記録
- ④ 30年前と比べて猛暑日が+8.5日 — 新津観測所共有3市町の共通観察
- ⑤ 田上町の立地:海岸40km・護摩堂山山麓・加茂川流域の内陸フェーン地帯
- ⑥ 年間降水量1,830mm — 30年前より103mm減少した降水パターン
- ⑦ 土砂災害警戒区域181箇所 — 特別警戒比率44.75%は新津観測所共有3市町で最高
- ⑧ 新津観測所を共有する3市町(田上・五泉・阿賀野)と近隣(加茂・三条)の比較
- ⑨ 護摩堂山の里・田上町で気候を踏まえた住まい選び
- まとめ
- 参照観測所についての注記
- データ・情報基準日
① 田上町の気候データ早見表:10年平均と主要順位で見る現在地
田上町の気候の現在地を、10年平均値と主要順位で最初に置きます。年間平均気温13.6℃、猛暑日12.4日(新津観測所共有3市町で同率上位・田上3位)、熱帯夜4.1日、年間降水量1,830mmという10年平均値が県内位置を示す出発点になります。
クイックデータカード
| 項目 | 値(10年平均) |
|---|---|
| 年間平均気温 | 13.6℃(低い順11位) |
| 年間降水量 | 1,830mm |
| 猛暑日 | 12.4日(同率3位) |
| 真夏日 | 49.3日 |
| 夏日 | 117.7日 |
| 熱帯夜 | 4.1日 |
| 冬日 | 68.9日 |
| 真冬日 | 1.6日 |
| 日100mm超 | 0.1日 |
| 日50mm超 | 2.0日 |
| 土砂災害警戒区域 | 100箇所 |
| 土砂災害特別警戒区域 | 81箇所 |
| 土砂災害合計 | 181箇所 |
(出典:気象庁 過去の気象データ検索/新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)
新津観測所を共有する五泉市・阿賀野市とは気温・降水量指標が完全一致します。3市町の中で猛暑日は五泉1位・阿賀野2位・田上3位という順位になります。土砂災害警戒区域数と特別警戒区域数は市町村ごとに異なり、田上町は合計181箇所、うち特別警戒区域は81箇所で比率44.75%となっています。これらの10年平均値と主要順位が田上町の県内位置を示す現在地です。
② 直近5年で熱帯夜+85.37%・猛暑日+30.65% — 既存16記事で最大級の加速
熱帯夜と猛暑日の10年平均と5年平均を比べます。熱帯夜(日最低気温25℃以上の日数)は10年平均4.1日から5年平均7.6日へ+85.37%、猛暑日(日最高気温35℃以上の日数)は10年平均12.4日から5年平均16.2日へ+30.65%(気象庁 過去の気象データ検索・新津観測所値より算出)。
10年平均と5年平均の対比
| 指標 | 10年平均(2014-2023) | 5年平均(2019-2023) | 変化率 |
|---|---|---|---|
| 熱帯夜(日/年) | 4.1 | 7.6 | +85.37% |
| 猛暑日(日/年) | 12.4 | 16.2 | +30.65% |
| 年間平均気温(℃) | 13.6 | 14.0 | +2.79% |
| 年間降水量(mm) | 1,830 | 1,852 | +1.16% |
(出典:気象庁 過去の気象データ検索・新津観測所値より算出)
熱帯夜の10年平均は4.1日と県内では中位ですが、直近5年平均は7.6日で、10年平均から+85.37%の水準です。猛暑日は10年平均12.4日で既に県内同率3位という上位ですが、5年平均は16.2日で+30.65%と、上位ポジションを維持したまま加速が続いています。
▼【グラフ:tagami_hot_nights_5y_vs_10y.png|田上町 熱帯夜・猛暑日の10年平均と5年平均の対比】

参考として、単年の実測値で最も高い記録は2023年で、猛暑日37日・熱帯夜16日を記録しています。この2023年の記録が5年平均を高める方向に働いています。以上の10年vs5年の対比が、田上町で直近5年に県内で最も急速に暑くなっている観察点です。
③ 2023年8月 新津観測所 月降水量0.0mm・月最高39.4℃ — 1ヶ月ほぼ完全降水ゼロの記録
2023年8月に新津観測所で記録された月値を単独で取り上げます。月降水量0.0mm・月最高気温39.4℃・月平均気温29.7℃・月平均最高気温36.3℃・月平均最低気温24.9℃という数値が並びます(気象庁 過去の気象データ検索・新津観測所2023年8月)。
2023年8月 新津観測所の月値
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 月平均気温 | 29.7℃ |
| 月最高気温 | 39.4℃ |
| 月平均最高気温 | 36.3℃ |
| 月平均最低気温 | 24.9℃ |
| 月降水量 | 0.0mm |
(出典:気象庁 過去の気象データ検索)
月降水量0.0mmは、1ヶ月間にわたってまとまった降水が観測されなかったことを示します。同時に月最高気温は39.4℃・月平均最高気温は36.3℃で、8月の日中は連日高温側にありました。
比較として、対極の月を挙げます。同じ新津観測所の2020年7月は月降水量537.5mmを記録しており、月単位で500mm超の集中豪雨月と、1ヶ月0.0mmの完全降水ゼロ月の両方が直近5年に現れています。8月の月最高気温は他年でも高水準で、2021年8月39.2℃・2024年8月38.6℃・2022年8月38.0℃と、直近数年の8月は39℃前後の月最高気温が並んでいます。この2023年8月の月降水量0.0mmと月最高気温39.4℃の同時記録が、新津観測所で2023年8月に記録された田上町固有の極端値です。
④ 30年前と比べて猛暑日が+8.5日 — 新津観測所共有3市町の共通観察
田上町の30年前比を主要指標でまとめます。年間平均気温+0.38℃、猛暑日+8.5日、熱帯夜+1.3日、冬日+5.0日、真冬日-0.8日、日100mm超-0.2日、年間降水量-88.4mm(気象庁 過去の気象データ検索・1994-2003平均と2014-2023平均の差より算出)。
30年前比(1994-2003平均 vs 2014-2023平均)
| 指標 | 1994-2003平均 | 2014-2023平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 年間平均気温(℃) | 13.24 | 13.62 | +0.38 |
| 猛暑日(日) | 3.9 | 12.4 | +8.5 |
| 熱帯夜(日) | 2.8 | 4.1 | +1.3 |
| 冬日(日) | 63.9 | 68.9 | +5.0 |
| 真冬日(日) | 2.4 | 1.6 | -0.8 |
| 日100mm超(日) | 0.3 | 0.1 | -0.2 |
| 年間降水量(mm) | 1,918.4 | 1,830.0 | -88.4 |
(出典:気象庁 過去の気象データ検索・新津観測所値より算出)
猛暑日の30年前比+8.5日という数字は、30年前約4日水準だった年間猛暑日数が現在12-16日という水準に到達したことを示します。糸魚川市の30年前比+1.5日・弥彦村(寺泊観測所)の+2.7日・佐渡市の+1.9日・湯沢町の+1.6日と比べても、+8.5日という増加幅は県内でも大きな水準です。
▼【グラフ:tagami_heat_days_30y.png|田上町 猛暑日・熱帯夜の30年折れ線グラフ】

この30年前比の数値は新津観測所の観測値をもとに算出しています。同じ新津観測所を参照する五泉市・阿賀野市の30年前比も同一値になります。田上町・五泉市・阿賀野市の3市町では、猛暑日+8.5日という30年幅が共通して観察されるという構造が、新津観測所共有3市町の共通観察として現れています。
⑤ 田上町の立地:海岸40km・護摩堂山山麓・加茂川流域の内陸フェーン地帯
田上町の地形と立地の数字を整理します。海岸線までの距離40km・市街地標高28m・護摩堂山山麓の丘陵部・加茂川流域・信濃川近傍・加茂台地上に位置します(各市町村公式サイト・市町村固有データ)。
田上町の立地プロファイル
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 海岸線までの距離 | 40km |
| 市街地標高 | 28m |
| 地形区分 | 丘陵部(加茂台地上) |
| 主要水系 | 加茂川流域・信濃川近傍 |
| 気候タイプ主分類 | フェーン地帯 |
| 参照観測所 | 新津(10.6km N) |
(出典:市町村公式サイト・気象庁AMeDAS配置情報・気候タイプ判定データ)
新津観測所を共有する3市町(田上町・五泉市・阿賀野市)の海岸距離を並べると、五泉市25km・阿賀野市20km・田上町40kmとなります。田上町は3市町の中で最も内陸に位置します。かつ気候タイプの主分類は五泉市と阿賀野市が積雪計なし平野、田上町がフェーン地帯で、3市町の中で田上町だけがフェーン地帯主分類です(気候タイプ判定データ)。田上町は海岸から40km・護摩堂山山麓・加茂川流域・加茂台地上の丘陵性農村に位置します。
護摩堂山(278m)は田上町の南東側に位置し、山麓に湯田上温泉・あじさい園があります。市街地は加茂川流域の平地に広がり、加茂台地上に位置する丘陵性農村のプロファイルを持ちます。海岸から40km・市街地標高28mという内陸位置と、フェーン地帯主分類・護摩堂山山麓の地形。この組み合わせが新津観測所共有3市町の中で田上町だけが持つ内陸位置のプロファイルです。
⑥ 年間降水量1,830mm — 30年前より103mm減少した降水パターン
年間降水量は10年平均1,830mmで、県内で少ない側に位置します。30年前(1994-2003平均)の1,918.4mmと比べると-88.4mmの減少です(気象庁 過去の気象データ検索・新津観測所値より算出)。
年間降水量の30年推移
| 期間 | 年間降水量(mm) |
|---|---|
| 1994-2003平均 | 1,918.4 |
| 2014-2023平均 | 1,830.0 |
| 5年平均(2019-2023) | 1,851.6 |
| 差(30年前比) | -88.4 |
(出典:気象庁 過去の気象データ検索)
年間降水量1,830mmは県内で少ない側です。同じ新津観測所を参照する五泉市・阿賀野市とはほぼ同水準で、3市町とも年間降水量は県内で少ない側に位置します。
▼【グラフ:tagami_precip_30y.png|田上町 年間降水量の30年推移】

30年前比-88.4mmの減少は、年間降水量が緩やかに少なくなる方向で推移していることを示します。日100mm超豪雨の日数は10年平均0.1日・日50mm超は2.0日で、豪雨頻度は県内で少ない側です。年間降水量総量が減少方向・豪雨頻度も少なめという2点の組み合わせが、降水量の少なさと30年前比の減少幅を示す田上町の位置です。
⑦ 土砂災害警戒区域181箇所 — 特別警戒比率44.75%は新津観測所共有3市町で最高
土砂災害警戒区域の指定状況を単独章で取り上げます。田上町の土砂災害警戒区域は合計181箇所で、内訳は警戒区域100箇所・特別警戒区域81箇所です。特別警戒区域が合計に占める比率は44.75%となります(新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)。
田上町の土砂災害警戒区域内訳
| 区分 | 箇所数 |
|---|---|
| 土砂災害警戒区域 | 100 |
| 土砂災害特別警戒区域 | 81 |
| 合計 | 181 |
| 特別警戒比率 | 44.75% |
(出典:新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)
同じ新津観測所を参照する3市町(田上町・五泉市・阿賀野市)で特別警戒比率を並べます。
新津観測所共有3市町の特別警戒比率対比
| 市町 | 警戒 | 特別警戒 | 合計 | 特別警戒比率 |
|---|---|---|---|---|
| 田上町 | 100 | 81 | 181 | 44.75% |
| 五泉市 | 414 | 294 | 708 | 41.5% |
| 阿賀野市 | 101 | 49 | 150 | 32.7% |
(出典:新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)
田上町の合計181箇所は5泉市の708箇所・阿賀野市の150箇所と比べて中間の数ですが、特別警戒比率44.75%は3市町の中で最も高い水準です。特別警戒区域は「著しい危害が生じるおそれがある区域」として県が指定するもので、合計に占める比率が高いほど区域内での建築制限などの規制が強く効きます。田上町の護摩堂山山麓・加茂台地上・加茂川流域という丘陵性の地形が、この特別警戒比率44.75%という数値に現れています。
▼【グラフ:tagami_disaster_areas.png|新津観測所共有3市町の土砂災害区域数と特別警戒比率】

読者にとって、住宅選定・土地取引・移住検討の局面では、対象地番が特別警戒区域に該当するかを事前に確認しておくことが実務的な意味を持ちます。地番単位の指定状況は新潟県の土砂災害警戒区域等マップで確認できます。これが住宅選定前に田上町の土砂災害警戒区域マップで確認しておきたいポイントです。
⑧ 新津観測所を共有する3市町(田上・五泉・阿賀野)と近隣(加茂・三条)の比較
田上町の県内位置を、新津観測所共有3市町(田上・五泉・阿賀野)と隣接近隣2市(加茂市・三条市)の5市町で並べます。加茂市と三条市は三条観測所を参照するため、気温・降水量の観測値は新津グループとは別の数値になります。
5市町の気候比較
| 市町 | 参照観測所 | 年間平均気温 | 猛暑日(10年平均) | 年間降水量 | 土砂災害合計 | 特別警戒比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 田上町 | 新津 | 13.6℃(11位) | 12.4日(3位) | 1,830mm(24位) | 181箇所 | 44.75% |
| 五泉市 | 新津 | 13.6℃(9位) | 12.4日(1位) | 1,830mm(22位) | 708箇所 | 41.5% |
| 阿賀野市 | 新津 | 13.6℃(10位) | 12.4日(2位) | 1,830mm(23位) | 150箇所 | 32.7% |
| 加茂市 | 三条 | 13.9℃前後 | 12日台 | 1,900mm前後 | 別途参照 | 別途算出 |
| 三条市 | 三条 | 13.9℃前後 | 12日台 | 1,900mm前後 | 804箇所 | 別途算出 |
(出典:気象庁 過去の気象データ検索/新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)
▼【グラフ:tagami_nearby_climate.png|田上町と新津共有3市町・近隣2市の気候比較】

新津観測所を共有する3市町(田上・五泉・阿賀野)は気温・降水量・猛暑日・熱帯夜などの気温降水量指標が完全一致します。表内の10年平均値は3市町で同一で、順位のみ小数点以下の四捨五入の差で入れ替わっています。3市町で個別に変わる指標は土砂災害の区域数と特別警戒比率です。田上町は合計箇所数では3市町の中間ですが、特別警戒比率44.75%で最高の水準にあります。
加茂市・三条市は三条観測所を参照するため、気温は田上町(13.6℃)よりも0.3℃前後高く、年間降水量は1,900mm前後で田上町よりも数十mm多い水準です。加茂市は加茂川の下流側で田上町と流域を共有する隣接自治体ですが、参照観測所が異なるため観測値としては別数値になります。以上が新津観測所共有3市町と近隣2市の中で田上町の県内位置を示す比較です。
⑨ 護摩堂山の里・田上町で気候を踏まえた住まい選び
田上町での住まい選び・移住検討で押さえておきたいのは、フェーン地帯の夏の暑さと、丘陵地形の特別警戒区域比率の2点です。結論を先に置くと、夏場の高温・熱帯夜の直近急加速と、地形起因の特別警戒区域比率44.75%という2つの数字が実務判断の基準になります。
夏場の暑さ対策
田上町の年間平均気温13.6℃は県内で低い側ですが、猛暑日は10年平均12.4日で県内同率3位と上位です。直近5年では猛暑日16.2日・熱帯夜7.6日と、10年平均から加速方向にあります。2023年8月には新津観測所で月最高気温39.4℃・月降水量0.0mmを記録しています。海岸から40kmの内陸位置・護摩堂山山麓の丘陵地形というプロファイルから、南風がフェーン化して降りる際の高温と乾燥が夏場の気候に現れます。エアコン容量の設定・遮熱・断熱・熱中症対策など、夏場の高温を前提とした住まい選びが実務判断の1軸です。
特別警戒区域の事前確認
田上町の土砂災害警戒区域は181箇所と少ない側ですが、特別警戒区域比率44.75%は新津観測所共有3市町の中で最高です。護摩堂山山麓・加茂台地上・加茂川流域という丘陵性の地形が、この比率に現れています。住宅取得・土地選定の局面では、対象地番が特別警戒区域に該当するかを新潟県の土砂災害警戒区域等マップで事前に確認しておくことが実務的な意味を持ちます。特別警戒区域内では建築制限などの規制が効くため、取得後の建築計画にも影響します。
湯田上温泉・護摩堂山あじさい園の生活視点
田上町には湯田上温泉・護摩堂山あじさい園・加茂川沿いの田園景観など、丘陵性農村の生活環境があります。加茂市・三条市・新潟市への通勤圏として、内陸のフェーン地帯・丘陵性農村という気候前提を理解した上での住まい選びが、田上町の暮らしの土台になります。以上が護摩堂山の里・田上町で気候を踏まえた住まい選びの参考になります。
まとめ
田上町の気候をこの記事の主要データで振り返ります。
年間平均気温13.6℃・猛暑日12.4日(同率3位)・熱帯夜4.1日という10年平均値が県内位置の出発点で、新津観測所を共有する五泉市・阿賀野市と気温降水量指標は完全一致します。
直近5年では熱帯夜が7.6日(+85.37%)・猛暑日が16.2日(+30.65%)と加速しており、熱帯夜の加速率は既存記事の中で最大級の水準です。2023年8月には新津観測所で月降水量0.0mm・月最高気温39.4℃を同時記録しています。30年前と比べた猛暑日は+8.5日で、県内でも大きな増加幅です。
土砂災害警戒区域は181箇所と少なめですが、特別警戒区域比率44.75%は新津観測所共有3市町の中で最高で、護摩堂山山麓・加茂台地上・加茂川流域の丘陵性地形が数値に現れています。海岸から40kmの内陸位置と、フェーン地帯主分類。田上町は新津観測所共有3市町の中で唯一のフェーン地帯主分類で、3市町で最も内陸に位置する丘陵性農村のプロファイルを持ちます。
住まい選び・移住検討の実務では、夏場の高温を前提とした住宅設計と、対象地番の特別警戒区域指定の事前確認の2点が実務判断の基準です。
参照観測所についての注記
田上町にはAMeDAS観測所がないため、新津観測所(10.6km N)の観測値を使用しています。同じ新津観測所を参照する五泉市・阿賀野市の気温・降水量指標は、本記事と同じ数値になります。市町村ごとに変わるのは⑦土砂災害警戒区域数と⑧近隣比較の相手のみです。
なお、気候タイプの主分類は3市町で異なります。五泉市・阿賀野市は積雪計なし平野、田上町はフェーン地帯です(気候タイプ判定データ)。3市町の中で田上町は海岸線から40kmと最も内陸に位置し、護摩堂山山麓・加茂台地上・加茂川流域の丘陵性農村というプロファイルを持ちます。
新津観測所は新潟市秋葉区新津本町に設置されており、田上町役場からは北方向に約10.6kmの位置にあります。田上町の中でも湯田上温泉・護摩堂山山麓など観測所から距離のある地区では、実測値と本記事の観測値に差が出る可能性があります。
データ・情報基準日
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出典(気温・降水量・順位) | 気象庁 過去の気象データ検索 |
| 出典(土砂災害警戒区域) | 新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」 |
| 出典(立地・地形) | 田上町公式サイト・市町村固有データ |
| 参照観測所 | 新津(AMeDAS 54296・田上町役場から10.6km N・観測所標高3m) |
| 情報基準日(気温・降水量) | 気象庁AMeDAS 2024年末 |
| 情報基準日(土砂災害) | 新潟県公表最新指定 |
| 10年平均対象期間 | 2014-2023年 |
| 30年推移対象期間 | 1994-2023年 |
| 直近5年月別対象期間 | 2019-2023年 |
| 5年平均対象期間 | 2019-2023年 |

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