五泉市の人口データ 昼夜間人口の差4,853人は県内で一番大きく、割合では6番目

データ

五泉市の人口は45,690人で県内12位です。2020年の国勢調査では、昼間人口が夜間人口を4,853人下回り、この人数は県内30市町村で最も大きい値でした。
五泉市の数値は、2つの問いに答えます。日中、市内の人数はどれだけ減るのか。その減り方は、この市だけのことなのか。割合でみると県内で6番目に低く、人数でみると県内1位です。


県内12位の45,690人と、県内で14番目に高い高齢化率34.40%

五泉市の人口は45,690人で県内12位、世帯数は19,094世帯でこちらも県内12位です。可住地面積は総面積から林野と主要湖沼を除いた面積で、可住地割合はそれが総面積に占める割合です。人口密度は総面積あたり、可住地人口密度は可住地面積あたりの人数を指します。

指標値基準県内順位
総人口45,690人住民基本台帳 2025年12位
世帯数19,094世帯住民基本台帳 2025年12位
1世帯あたりの人数2.39人住民基本台帳 2025年県内で18番目に大きく、小さい順では12番目(加茂市と同率)
総面積351.91 km²国土地理院 2026年県内で16番目に広い
可住地面積153.09 km²総務省統計局 2024年県内で13番目に広い
可住地割合43.50%総務省統計局 2024年・国土地理院 2026年県内で13番目に高い
人口密度129.8人/km²住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年16位
可住地人口密度298.5人/km²住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年県内で15番目に高い

世帯数を可住地面積で割った124.7世帯/km²は、県内で14番目に多い値です。人口密度と可住地人口密度は分母が違うため、2つを並べて差を取ることはできません。

総人口のうち14歳以下が年少人口、15〜64歳が生産年齢人口で、65歳以上が占める割合が高齢化率です。65歳以上1人あたりの15〜64歳の人数が高齢者1人あたり生産年齢人口、15〜64歳1人あたりの14歳以下と65歳以上の合計が現役1人あたり非現役人数です。

指標値県内順位
14歳以下4,115人県内で12番目に多い
15〜64歳25,858人県内で10番目に多い
65歳以上15,717人県内で12番目に多い
年少人口率9.00%県内で19番目に高い(津南町と同率)
生産年齢人口率56.60%県内で16番目に高い
高齢化率34.40%県内で14番目に高い

いずれも住民基本台帳2025年の値です。14歳以下は同じ年齢の子どもが274.3人です。65歳以上は14歳以下の3.82倍で、この比は県内で14番目に高く、低い順に数えると17番目にあたります。高齢者1人あたり生産年齢人口1.65人は県内で17番目に多く、現役1人あたり非現役人数0.77人は県内で16番目に少ない値です(刈羽村と同率)。高齢化率が40%を超える市町村は県内に1つあり、五泉市は該当しません。

五泉市は新潟県の下越地方にあり、阿賀野川の支流である早出川の流域に位置します。チューリップの産地で、シルクやニットなどの紡績の産地でもあります。


県内で一番大きい4,853人の差と、県内6番目に低い昼夜間人口比89.8

夜間人口は市に住んでいる人の数、昼間人口は通勤・通学の移動をふまえて日中に市内にいる人の数です。昼夜間人口比は、夜間人口を100としたときの昼間人口にあたります。

▼【グラフ:population_daynight.png 五泉市の昼間人口と夜間人口(2020年国勢調査)】

2020年の国勢調査では、夜間人口47,625人に対して昼間人口が42,772人で、差は4,853人です。この人数は、昼間人口が夜間人口を下回る人数として県内30市町村で最も大きい値です。

順位市町村昼間 − 夜間
1新潟市10,171
⋮⋮⋮
11佐渡市8
12粟島浦村3
───── 0(昼間と夜間が同数) ─────
13津南町0
14刈羽村-1
⋮⋮⋮
28阿賀野市-3,700
29見附市-4,508
30五泉市-4,853

この並びでは、昼間に減る人数が大きい市町村が下に来ます。五泉市が一番下です。

一方で、昼夜間人口比89.8は県内で6番目に低い値です。昼間人口が夜間人口を下回るのは県内17市町村で、五泉市はそのひとつです。割合でみると6番目、人数でみると1位という順位の違いが出ています。

夜間人口と昼間人口は、数えている対象が違います。通勤先・通学先の内訳は集計の対象外で、どこへ出ていくのかは、この統計では分かりません。

夜間の人数で日中に相手にする人数を見込むと、多く数えます。


昼間に人が減る県内17市町村のなかで、人数だけが1位

昼夜間人口比を県内で並べると、五泉市は次の位置にあります。

順位市町村昼夜間人口比
1聖籠町129.8
⋮⋮⋮
9小千谷市100.1 ※同率
9上越市100.1 ※同率
───── 100(昼間と夜間が同数) ─────
11燕市100.0 ※同率
11佐渡市100.0 ※同率
⋮⋮⋮
23加茂市93.3
24阿賀野市90.9
25五泉市89.8
26見附市88.5
27出雲崎町87.8
⋮⋮⋮
30田上町78.4

昼夜間人口比が五泉市より低い市町村は5つあります。昼間人口が夜間人口を上回るのは県内12市町村、同数は1市町村です。表示値100.0の4市町村は小数第1位に丸めた値で、丸める前では上回る市町村・同数の町・下回る村に分かれます。実数でみるときは、前の章の差の表を使ってください。

▼【グラフ:population_daynight_rank.png 五泉市・見附市・阿賀野市の昼夜間人口の差と昼夜間人口比(2020年国勢調査)】

見附市は昼夜間人口比が88.5で五泉市の89.8より低い値ですが、下回る人数は4,508人で五泉市の4,853人より小さい値です。阿賀野市は比が90.9、人数は3,700人です。昼夜間人口比が低いほど人数が大きいとは限りません。

昼間に人が減る向きは県内17市町村で起きています。この市のものは、人数の大きさです。


県内で4番目に小さい社会移動回転率4.10%と、別に数える昼夜間人口の差

社会増減は転入・転出と職権記載・職権消除による差です。社会移動回転率は、転入と転出を合わせた人数を人口で割った値を指します。

▼【グラフ:population_turnover.png 五泉市の1年間の転入・転出と、昼夜間人口の差(軸は別)】

2024年の1年間で、転入は843人、転出は1,009人、合わせて1,852人でした。これを人口で割った社会移動回転率4.10%は、県内で4番目に小さい値です(村上市・田上町と同率)。1日あたりの人数でみると、転入2.3人・転出2.8人、合わせて5.1人です。

社会増減は-176人です。社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入843人と転出1,009人の差とは一致しません。2024年に社会増減がプラスだったのは県内で5市町村で、五泉市は該当しません。

1年間の人の入れ替わりが県内で4番目に小さい一方で、昼間人口が夜間人口を下回る人数は県内で一番大きい値です。この2つは数え方が違います。1年間の延べ人数と、ある1日の人数の差なので、足したり引いたりはできません。

転入元・転出先の内訳は集計の対象外です。年齢別の移動の内訳もありません。

1年の入れ替わりの小ささから、昼と夜の差を見込むことはできません。


出生153人に対して死亡810人、総減少の78.90%が自然増減

自然増減は出生と死亡の差です。寄与率は、減った人数のうちそれぞれが占める割合を指します。

指標値県内順位
転入843人県内で13番目に多い
転出1,009人県内で12番目に多い
社会増減-176人県内で20番目に多い
出生153人—
死亡810人—
自然増減-657人県内で20番目に多い
人口増減-833人県内で20番目に多い

いずれも住民基本台帳2024年の人口動態の値です。出生と死亡に県内順位はありません。1年間で減った833人のうち、自然増減によるものが78.90%、社会増減によるものが21.10%です。死亡は出生の5.29倍でした。1年間の人口増減率-1.79%は、県内で17番目に減少率が小さい値です。2024年に人口が増えたのは県内で1市町村で、五泉市は該当しません。自然増減がプラスだった市町村はありません。

実績の人口は次のとおりです。

時点人口増減率県内順位(増減率)
2010年(国勢調査)54,550人——
2015年(国勢調査)51,404人-5.77%減少率が県内で19番目に小さい
2020年(国勢調査)47,625人-7.35%減少率が県内で17番目に小さい
2025年(住民基本台帳)45,690人-4.06%減少率が県内で13番目に小さい

最後の期は、国勢調査2020年10月1日から住民基本台帳2025年1月1日までで、他の2期より短く、統計の基準も違います。-4.06%という値だけで、減り方が緩んだとも強まったとも言えません。3期続けて減少率が拡大した市町村は県内に5つあり、五泉市は該当しません。

出生と死亡の差が、1年の減少の大半を占めています。


2040年に県内10位へ上がる推計と、2050年の高齢化率50.50%

推計では、総人口が47,625人(2020年)から33,178人(2040年)、26,794人(2050年)へ変わります。県内で何番目に多いかは2020年の12位から2040年の10位、2050年の11位へ動きます。2020年から2050年のあいだに県内順位が上がったのは県内9市町村で、五泉市はそのひとつです(通算で1つ上がります)。

2020年から2040年の減少率-30.30%、2020年から2050年の-43.70%は、どちらも県内で14番目に減少幅が大きい値です。2020年から2050年に総人口が増える市町村は県内にありません。

年齢区分2020年2040年2050年2020年からの増減増減率
14歳以下4,859人2,231人1,736人-3,123人-64.30%
15〜64歳25,617人15,803人11,525人-14,092人-55.00%
65歳以上17,149人15,144人13,533人-3,616人-21.10%

14歳以下の減少率-64.30%は県内で9番目に減少幅が大きい値、65歳以上の-21.10%は14番目です。14歳以下と15〜64歳が2020年より増える市町村は県内になく、65歳以上が増えるのは2市町村で、五泉市は該当しません。14歳以下は同じ年齢の子どもが323.9人から115.7人へ変わります。

推計の年少人口率は10.20%から6.50%へ、生産年齢人口率は53.80%から43.00%へ、高齢化率は36.00%から50.50%へ変わります。高齢化率の県内順位は15番目に高い値から12番目に高い値へ動き、2050年に50%を超える見通しの13市町村に五泉市は入ります(2040年の年少人口率は出雲崎町・関川村と同率、2020年の高齢化率は胎内市と同率)。

高齢者1人あたり生産年齢人口は1.49人から0.85人へ、現役1人あたり非現役人数は0.86人から1.32人へ変わります。高齢者1人あたり生産年齢人口が1.00人を下回る見通しの市町村は2020年で1、2040年で13、2050年で18あり、五泉市は2050年に該当します(2020年の高齢者1人あたりは小千谷市・胎内市、2020年の現役1人あたり非現役は加茂市、2050年は弥彦村と同率)。

推計は2020年・2040年・2050年の3時点です。2020年から2040年は20年、2040年から2050年は10年で期間の長さが違うため、途中で減り方が変わったかどうかは、この3時点からは読めません。**昼間人口の推計は公表されていないため、将来の昼間人口は扱えません。**

住民基本台帳2025年の45,690人・年少人口率9.00%・生産年齢人口率56.60%・高齢化率34.40%・高齢者1人あたり生産年齢人口1.65人・現役1人あたり非現役0.77人・同じ年齢の子ども274.3人は、上の推計とは基準が違う別の統計です。

県内順位が上がることと、人数が減ることは同時に起きています。


まとめ|割合では6番目、人数では1位

はじめの2つの問いに戻ります。

まず、日中の人数です。2020年の国勢調査では、夜間人口47,625人に対して昼間人口が42,772人で、差は4,853人です。この人数は、昼間人口が夜間人口を下回る人数として県内30市町村で最も大きい値です。

次に、それがこの市だけのことかどうかです。昼間に人が減る向きは県内17市町村で起きています。昼夜間人口比89.8は県内で6番目に低い値で、五泉市より低い市町村が5つあります。見附市は比が88.5で五泉市より低いのに、人数は4,508人で五泉市より小さい値です。向きは県内の多くと同じで、この市のものは人数の大きさです。

1年間の転入843人・転出1,009人を合わせた人数は、人口の4.10%です。県内で4番目に小さい値で、昼夜間人口の差とは数え方が違います。

人口45,690人・世帯数19,094世帯はどちらも県内12位、人口密度129.8人/km²は県内16位、高齢化率34.40%は県内で14番目に高い値です。1年間で減った833人のうち78.90%は自然増減によるものです。

推計では総人口が26,794人まで減り、県内順位は2020年の12位から2050年の11位へ1つ上がります。2050年の高齢化率50.50%で、50%を超える見通しの13市町村に入ります。

割合でみれば県内で6番目、人数でみれば県内1位です。夜間の人数で日中に相手にする人数を見込むと多く数え、1年の入れ替わりの小ささから昼夜間人口の差を見込むこともできません。

この節の数値の基準は次のとおりです。

基準この節で使っている数値
住民基本台帳 2025年人口45,690人・世帯数19,094世帯・高齢化率34.40%
住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年人口密度129.8人/km²
住民基本台帳 2024年の動態転入843人・転出1,009人・833人・78.90%
住民基本台帳 2025年・2024年の動態社会移動回転率4.10%
国勢調査 2020年(従業地・通学地集計)夜間人口47,625人・昼間人口42,772人・昼夜間人口の差4,853人・昼夜間人口比89.8・見附市の88.5と4,508人
将来推計(国勢調査2020年基準)26,794人・県内12位から11位・高齢化率50.50%・13市町村

この記事の数値が示す範囲

  • この記事は人口の統計だけを扱っています。産業・雇用・住宅・医療のデータは含みません。人が減る理由や、日中に人が市外へ出る理由は、この記事の数値では扱えません。市にある産業や河川については名前を挙げるだけで、人口の動きとは結びつけていません。
  • 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤先・通学先の内訳は集計対象外です。昼と夜の差は引き算の値で、通勤した人数を数えたものではありません。昼夜間人口比は小数第1位に丸めた値です。表示値が同じでも、丸める前の実数では上回る・同数・下回るに分かれます。
  • 1年間の人の入れ替わり(住民基本台帳の動態)と、昼と夜の人数の差(国勢調査)は数え方が違います。1年間の延べ人数と、ある1日の人数の差なので、足したり引いたりはできません。
  • 昼間人口の推計は公表されていません。
  • 将来推計は2020年・2040年・2050年の3時点で公表されています。2020年から2040年は20年、2040年から2050年は10年で期間の長さが違うため、途中で減り方が変わったかどうかは読めません。
  • 社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入から転出を引いた値と一致しません。**県内順位が上がるのは、他の市町村の人数によって決まります。**
  • 住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。
  • 同じ年齢の子どもの人数は、14歳以下の人数を15の年齢に分けた公表値です。学年ごとの人数を示すものではありません。可住地面積は、総面積から林野と主要湖沼を除いた面積です。平地の広さを測ったものではありません。人口密度と可住地人口密度は分母が違い、どちらも市域全体を平均した値です。市内のどこに人が住んでいるかは対象外です。

出典・情報基準日

データ出典基準日・年次
人口・世帯数・年齢3区分・人口密度総務省『住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数』2025年1月1日現在
転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減同上(人口動態)2024年1月〜12月
総人口の推移(2010・2015・2020年)・昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比総務省『国勢調査』2010・2015・2020年 各10月1日(昼夜間は従業地・通学地集計)
将来推計(総人口・年齢3区分・構成率・扶養負担)国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』2023年12月公表・国勢調査2020年基準
総面積・人口密度の分母国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』2026年4月1日現在
可住地面積・可住地割合・可住地人口密度総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』2024年データ

データの見方

  • 県内順位は、新潟県の30市町村すべてを並べたときの位置です。一部の市町村を取り出した中での順位ではありません。
  • 順位の向きは指標ごとに違います。この記事では、値が大きいほうから数えた順位と、小さいほうから数えた順位を、そのつど書き分けています。
  • 同じ値の市町村があるときは「同率」と書いています。
  • 人口の推移は、2010年から2020年までが国勢調査、2025年が住民基本台帳です。調査の方法が違うため、期ごとの増減をそのまま比べることはできません。

免責

本記事の数値は情報基準日時点のものです。最新の状況は各出典元および五泉市の公式情報をご確認ください。


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