阿賀野市の気温・降水量・気候データまとめ|越後平野東部・水郷の水田地帯・土砂 150 箇所は新津観測所共有 3 市町で最少

データ

この記事でわかること:

  • 阿賀野市の年間平均気温 13.6℃・猛暑日 12.4 日・熱帯夜 4.1 日(新津観測所参照・五泉市・田上町と数値一致)
  • 土砂災害合計 150 箇所は新津観測所共有 3 市町で最少(五泉市 708・田上町 181 との対比)
  • 特別警戒 49 箇所・比率 32.7% は新津共有 3 市町で絶対数・比率とも最低
  • 越後平野東部の水田地帯・平野部単一・海岸線 20km は新津共有 3 市町で唯一のプロファイル
  • 豪雪地帯全域のみで特別豪雪地帯指定なし(新津共有 3 市町の中で五泉市のみ旧村松町一部指定)

① 阿賀野市の気候プロファイル:越後平野東部・水郷の水田地帯で見る現在地

阿賀野市は越後平野東部に位置し、阿賀野川と安野川に囲まれた水郷の水田地帯です。気候タイプは積雪計なし平野で、新津観測所(13.1km W)を五泉市・田上町と共有しています。3 市町の中で気温降水量指標は完全一致しますが、地形・海岸線距離・土砂災害プロファイルは阿賀野市固有の位置を示します。

項目データ備考
年間平均気温(直近 10 年平均)13.6℃冷涼順 10 位
猛暑日数(直近 10 年平均)年間 12.4 日新津観測所共有 3 市町並びで同率 2 位(五泉 1 位・田上 3 位)
熱帯夜日数(直近 10 年平均)年間 4.1 日新津観測所共有 3 市町共通値
年間降水量(直近 10 年平均)1,830mm新津観測所共有 3 市町で数値一致
日雨量 100mm 超の年間日数年平均 0.1 日豪雨リスクの目安
土砂災害警戒区域数101 箇所阿賀野市固有の値
土砂災害特別警戒区域数49 箇所絶対数で新津共有 3 市町最少
土砂災害合計150 箇所(新津観測所共有 3 市町で最少)五泉市 708・田上町 181 との対比
豪雪地帯区分豪雪地帯 全域(特別豪雪地帯指定なし)新津共有 3 市町で五泉市のみ旧村松町一部指定
地形区分平野部(単一)新津共有 3 市町で唯一の平野部単一プロファイル

以上が阿賀野市の県内位置を示す 10 年平均値と水郷プロファイルです。

② 越後平野東部・水田地帯・海岸線 20km — 平野部単一の阿賀野市の立地

市町村地形区分海岸線距離特別豪雪地帯指定
阿賀野市平野部(単一)20kmなし
五泉市平野部・丘陵(二面性)25km一部(旧村松町)
田上町丘陵部40kmなし

阿賀野市の立地は、越後平野東部の水田地帯で、市街地標高は 5m と低く、阿賀野川と安野川に囲まれた水郷の低地です。地形区分は「平野部」単一で、新津観測所を共有する 3 市町の中で阿賀野市のみが該当します。五泉市は「平野部・丘陵」の二面性(旧村松町側が丘陵部)、田上町は「丘陵部」(護摩堂山山麓・加茂台地上)で、地形プロファイルは 3 市町で明確に異なります。

海岸線距離も 3 市町で最も海に近い側の 20km で、五泉市 25km・田上町 40km に対し、阿賀野市が越後平野東部の水郷から日本海側に近い位置を占めます。豪雪地帯区分は 3 市町とも豪雪地帯全域ですが、特別豪雪地帯指定は五泉市のみ旧村松町が一部指定を受け、阿賀野市・田上町は指定がありません。

主要河川は阿賀野川と安野川で、市町村固有データの備考欄には「越後平野東部。水田地帯」と 3 市町の中で阿賀野市のみに記載される固有記述があります。以上が新津観測所共有 3 市町の中で阿賀野市だけが持つ平野部単一・海に近い側の立地プロファイルです。

③ 土砂災害警戒区域 150 箇所 — 新津観測所共有 3 市町で最少

阿賀野市の土砂災害警戒区域数は合計 150 箇所(警戒 101・特別警戒 49)です。新津観測所を共有する 3 市町の内訳は、五泉市 708 箇所(警戒 414・特別警戒 294)、田上町 181 箇所(警戒 100・特別警戒 81)、阿賀野市 150 箇所で、阿賀野市が 3 市町で最少です。五泉市の約 0.21 倍・田上町の約 0.83 倍という規模差になります。

市町村警戒区域特別警戒区域合計
阿賀野市101 箇所49 箇所150 箇所(3 市町最少)
田上町100 箇所81 箇所181 箇所
五泉市414 箇所294 箇所708 箇所(3 市町最多)

平野部単一の地形区分と、この土砂 150 箇所の位置は対応します。丘陵部を持たない越後平野東部の水田地帯という地形が、土砂災害警戒区域数の少なさと結びつきます。以上が新津観測所共有 3 市町の中で阿賀野市が土砂の少ない側の極を占める位置です。

④ 特別警戒区域 49 箇所・比率 32.7% — 新津共有 3 市町で絶対数・比率とも最低

特別警戒区域は「土砂災害警戒区域のうち、建築物に損壊が生じ住民に著しい危害が生ずるおそれがある区域」で、開発規制・移転勧告等の対象になる区分です。阿賀野市の特別警戒区域は 49 箇所で、特別警戒比率(特別警戒 ÷ 合計)は 32.7% です。

新津観測所共有 3 市町の 2×2 マトリクス(絶対数 × 比率)は以下の位置関係になります。

市町村特別警戒 絶対数特別警戒 比率3 市町での位置
五泉市294 箇所(3 市町最多)41.5%(中位)絶対数が最も多い
田上町81 箇所(中位)44.75%(3 市町最高)比率が最も高い
阿賀野市49 箇所(3 市町最少)32.7%(3 市町最低)絶対数・比率とも最低

3 者の位置は、五泉市が絶対数最多・田上町が比率最高・阿賀野市が両軸最低という形で 2×2 マトリクスの対極を占めます。読者の住まい選びの視点で言えば、阿賀野市は新津観測所共有 3 市町の中で土砂災害区域指定の少ない側の位置を取ります。以上が新津観測所共有 3 市町の中で阿賀野市だけが絶対数・比率の両軸で最低に位置する特別警戒区域のプロファイルです。

⑤ 猛暑日 12.4 日と 30 年前比 +8.5 日 — 新津観測所共有 3 市町並びで同率 2 位配置

▼【グラフ:agano_heat_days_30y.png|新津観測所 猛暑日数 30 年トレンド(1994〜2024 年)】

阿賀野市の猛暑日 10 年平均は 12.4 日で、新津観測所を共有する 3 市町並び順位で阿賀野市が同率 2 位に配置されます(五泉市 1 位・田上町 3 位・同値 12.4 日)。真夏日 49.3 日・夏日 117.7 日・冬日 68.9 日・真冬日 1.6 日はいずれも県内の中位上位に位置し、複数指標の順位が 9 位並びの配置になります(五泉市は 8 位並び・田上町は 10 位並び)。

30 年前比では猛暑日 +8.5 日・熱帯夜 +1.3 日・冬日 +5.0 日・真冬日 -0.8 日・年間平均気温 +0.38℃・年間降水量 -88.4mm という変化です。これは新津観測所参照ゆえ五泉市・田上町と共通の 30 年変化になります。以上が新津観測所共有 3 市町並び順位で阿賀野市が 2 位に配置される猛暑日の位置です。

⑥ 直近 5 年の月別記録:熱帯夜 4.1→7.6 日と 2023 年 8 月の記録月は 3 市町共通

阿賀野市の熱帯夜は 10 年平均 4.1 日に対し、直近 5 年平均は 7.6 日で、5 年 vs 10 年で +85.37% の増加を記録しました。猛暑日も 10 年平均 12.4 日に対し 5 年平均 16.2 日で +30.65% の増加です。これらの変化率は新津観測所参照ゆえ五泉市・田上町と共通です。

月別詳細では、2023 年 8 月に新津観測所で月平均 29.7℃・月最高 39.4℃・月降水量 0.0mm を記録しています。夏季高温と月間ほぼ降水なしという記録月は、新津観測所を共有する 3 市町で共通に該当します。対照的に 2020 年 7 月には月降水量 537.5mm の集中豪雨を記録しており、同観測所での対極の記録月として並記されます。以上のような 5 年変化と月別記録が新津観測所共有 3 市町で共通する背景の 1 つです。

⑦ 新津観測所を共有する 3 市町(阿賀野・五泉・田上)+近隣(新潟・新発田)の比較

▼【グラフ:agano_nearby_climate.png|新津共有 3 市町 + 新潟・新発田 気温・土砂比較】

市区町村年間平均気温(10 年平均)猛暑日数(10 年平均)年間降水量土砂災害合計
阿賀野市13.6℃12.4 日(同率 2 位)1,830mm150 箇所(3 市町最少)・特別警戒比率 32.7%
五泉市13.6℃12.4 日(同率 1 位)1,830mm708 箇所(3 市町最多)・特別警戒比率 41.5%
田上町13.6℃12.4 日(同率 3 位)1,830mm181 箇所・特別警戒比率 44.75%(3 市町最高)
新潟市14.4℃(新潟観測所参照)4.8 日(新潟観測所参照)1,803mm(新潟観測所参照)602 箇所(沿岸都市・新潟観測所参照)
新発田市14.2℃(中条観測所参照)8.8 日(中条観測所参照)2,344mm(中条観測所参照)394 箇所(中条観測所参照・内陸北部)

新津観測所を共有する 3 市町(阿賀野・五泉・田上)は気温・猛暑日・降水量が完全一致しますが、土砂災害合計は 150(阿賀野)・181(田上)・708(五泉)で 3 市町間の差が明確です。近隣の新潟市(沿岸都市・新潟観測所参照)と新発田市(内陸北部・中条観測所参照)は別観測所参照ゆえ気温降水量数値は 3 市町と別系統の並びになります。

阿賀野市の順位配置は猛暑日で同率 2 位(3 市町の中位)に立ち、土砂は 3 市町で最も少ない側にあります。以上のような比較が新津共有 3 市町と近隣 2 市の中で阿賀野市の県内位置を示す構造です。

⑧ 越後平野東部の水郷 阿賀野市で気候を踏まえた住まい選び

阿賀野市への移住検討者・住まい選びの読者に向けた視点として、以下 3 点があります。

第一に、土砂災害合計 150 箇所は新津観測所共有 3 市町で最少・特別警戒 49 箇所・比率 32.7% は絶対数・比率とも最低であり、土砂災害区域指定の少ない側の立地に位置します。平野部単一の地形と越後平野東部の水田地帯というプロファイルが背景の 1 つです。

第二に、夏季の暑さは新津観測所共有 3 市町並びで同率 2 位(猛暑日 12.4 日)・熱帯夜は年 4.1 日で、県内の中位上位に位置します。30 年前比 猛暑日 +8.5 日・熱帯夜 +1.3 日という変化が新津共有 3 市町共通で記録されており、夏季の熱中症対策・エアコン運用は必要になります。

第三に、豪雪地帯全域のみで特別豪雪地帯指定はありません(新津共有 3 市町で五泉市のみ旧村松町一部指定)。冬季の除雪・克雪の負担は特別豪雪地帯より軽い側に位置します。水郷・水田地帯という地域アイデンティティ(瓢湖の白鳥飛来地・五頭温泉郷・安田瓦等)も生活視点として結びつきます。以上が越後平野東部の水郷 阿賀野市で気候を踏まえた住まい選びの参考になります。

まとめ

  • 阿賀野市は年間平均気温 13.6℃・猛暑日 12.4 日・熱帯夜 4.1 日で、新津観測所共有 3 市町(阿賀野・五泉・田上)の中で数値一致・猛暑日順位配置は中間の同率 2 位
  • 土砂災害合計 150 箇所(県内 26 位/30 市町村)は新津観測所共有 3 市町で最少(五泉市 708・田上町 181 との対比)
  • 特別警戒 49 箇所・比率 32.7% は新津共有 3 市町で絶対数・比率とも最低
  • 地形区分「平野部」単一・海岸線 20km は新津共有 3 市町で唯一のプロファイル
  • 豪雪地帯全域のみで特別豪雪地帯指定なし・越後平野東部の水郷の水田地帯という固有プロファイル

観測所についての注記

参照観測所について: 阿賀野市にはAMeDAS観測所がないため、新津観測所(13.1km W)の観測値を使用しています。同じ新津観測所を参照する五泉市・田上町の気温・降水量指標は、本記事と同じ数値になります。市町村ごとに変わるのは③④土砂災害区域数と⑦近隣比較の相手のみです。

気候タイプ主分類と地形・特別豪雪地帯指定は 3 市町で異なります。阿賀野市は積雪計なし平野・平野部単一・特別豪雪指定なし・海岸 20km、五泉市は積雪計なし平野・平野部と丘陵の二面性・旧村松町の特別豪雪「一部指定」・海岸 25km、田上町はフェーン地帯・丘陵部・特別豪雪指定なし・海岸 40km です。

データ・情報基準日・出典

  • 気温・降水量(年次・月次):気象庁 過去の気象データ検索(新津観測所・1994〜2024 年)
  • 気温指標(猛暑日・熱帯夜・冬日・真冬日):気象庁 過去の気象データ検索(1994〜2023 年)
  • 降水指標(日 100mm 超・日 50mm 超):気象庁 過去の気象データ検索(1994〜2023 年)
  • 10 年平均・県内ランキング(30 市町村横断):気象庁 過去の気象データ検索(2014〜2023 年集計)
  • 土砂災害警戒区域数・特別警戒区域数:新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」(最新指定)
  • 気候タイプ判定・地形区分・海岸線距離・市街地標高・豪雪地帯区分:新潟県公式資料・国土地理院・各市町村公式サイト
  • 市町村固有備考(水田地帯・水郷・主要河川):各市町村公式サイト

コメント