新潟県のスキー場利用客の約74%は湯沢町と南魚沼市の2市町村に集中しています。1位の湯沢町(172.2万人)だけで、スキー場のある16市町村の合計(373.5万人)の46.1%を占めます。
この記事では、新潟県の調査をもとに、2023-24(令和5〜6年)シーズンの市町村別スキー場利用客数をランキング形式で整理します。1位の湯沢町から16位の加茂市まで、前シーズンとの比較も合わせて確認できます。
この記事でわかること
- スキー場のある新潟県内16市町村の利用客数ランキング(1位湯沢町172.2万人〜16位加茂市46人)
- 湯沢町・南魚沼市2市町村が県全体に占める割合
- 3位 妙高市が前シーズン比+17.5%と増加した状況
- 胎内市・長岡市・阿賀町が急減した状況
- 柏崎市が前シーズン比+339.6%と急増した状況
① 2023-24シーズン 市町村別スキー場利用客数ランキング(全16市町村)
| 順位 | 市町村 | 利用客数(2023-24) | 前シーズン比 | 2022-23実績 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 湯沢町 | 1,721,570人 | -6.4% | 1,839,164人 |
| 2位 | 南魚沼市 | 1,041,475人 | -3.7% | 1,081,085人 |
| 3位 | 妙高市 | 635,348人 | +17.5% | 540,564人 |
| 4位 | 魚沼市 | 66,343人 | -32.8% | 98,734人 |
| 5位 | 上越市 | 56,792人 | -0.3% | 56,980人 |
| 6位 | 新発田市 | 46,350人 | -5.5% | 49,040人 |
| 7位 | 十日町市 | 44,339人 | +9.6% | 40,443人 |
| 8位 | 津南町 | 39,229人 | +10.2% | 35,600人 |
| 9位 | 糸魚川市 | 39,212人 | -1.4% | 39,773人 |
| 10位 | 胎内市 | 15,784人 | -80.7% | 81,575人 |
| 11位 | 長岡市 | 15,380人 | -76.6% | 65,863人 |
| 12位 | 柏崎市 | 6,023人 | +339.6% | 1,370人 |
| 13位 | 村上市 | 5,159人 | -16.7% | 6,194人 |
| 14位 | 佐渡市 | 1,102人 | -76.3% | 4,659人 |
| 15位 | 阿賀町 | 530人 | -97.4% | 20,044人 |
| 16位 | 加茂市 | 46人 | -89.1% | 422人 |
※出典:新潟県(スキー場利用客数調査)
2023-24シーズンの16市町村合計は3,734,682人(約373.5万人)です。
▼【グラフ:R4_スキー場利用客数ランキング.png 新潟県16市町村のスキー場利用客数ランキング(2023-24シーズン)横棒グラフ】

② 2強(湯沢町・南魚沼市)に集中する構造
湯沢町(1,721,570人)と南魚沼市(1,041,475人)の合計は2,763,045人で、16市町村全体の74.0%を占めます。上位3市町村に妙高市(635,348人)を加えると3,398,393人・91.0%に達し、新潟県のスキー場利用客の大半が3市町村に集中しています。
1位 湯沢町(1,721,570人・-6.4%)は苗場・かぐら・GALA湯沢など大規模スキーリゾートを複数抱え、首都圏からの日帰り・宿泊需要を支えてきたエリアです。2023-24シーズンは前シーズン比-6.4%とやや減少しました。
2位 南魚沼市(1,041,475人・-3.7%)はNASPA・石打丸山など首都圏アクセスに優れたスキー場が集積します。前シーズン比-3.7%とほぼ横ばいで推移しています。
4位以下との差は際立っており、4位の魚沼市(66,343人)は南魚沼市の6.4%に過ぎません。
③ 3位 妙高市:前シーズン比+17.5%増
3位 妙高市(635,348人・+17.5%)は前シーズン(540,564人)から94,784人増加し、上位3市町村の中で唯一プラス成長を達成しました。
妙高高原エリアにはアパリゾート上越妙高・赤倉観光リゾートスキー場など複数のスキー場があります。2023-24シーズンの増加は積雪条件や外国人スキー客の動向が影響しているとみられますが、新潟県の公表データからは詳細な要因内訳は確認できません。
増加幅(+94,784人)は4位の魚沼市全体(66,343人)を上回っており、妙高市の増加がいかに大きなものかがわかります。
④ 増加した市町村(4市町村)
2023-24シーズンは16市町村のうち4市町村で前シーズンより増加しました。
前シーズン比プラスの市町村:
- 妙高市:+17.5%(3位・635,348人)
- 津南町:+10.2%(8位・39,229人)
- 十日町市:+9.6%(7位・44,339人)
- 柏崎市:+339.6%(12位・6,023人)
柏崎市の+339.6%は1,370人→6,023人への急増で、増加率では突出しています。ただし絶対数は6,023人と小規模であり、前シーズンに大幅減少していたスキー場施設が再び稼働した可能性が高いとみられます。新潟県の公表データからは詳細な事情は確認できません。
津南町(+10.2%)・十日町市(+9.6%)はともに1割前後の増加で、上越国境周辺のスキー場への安定した集客が続いています。
⑤ 急減した市町村(胎内市・長岡市・阿賀町)
前シーズン比で大幅に減少した市町村が3か所あります。
10位 胎内市(15,784人・-80.7%)は前シーズンの81,575人から5分の1以下に急減しました。胎内スキー場は新潟県北部に位置するスキー場ですが、2023-24シーズンの大幅な減少については新潟県の公表データから詳細は確認できません。
11位 長岡市(15,380人・-76.6%)は前シーズンの65,863人から急減しています。前シーズンに高い数値を示していた施設の稼働状況が2023-24シーズンに変化したとみられます。
15位 阿賀町(530人・-97.4%)は前シーズンの20,044人から97%超の激減です。530人という数字はスキー場の実質的な通常営業が行われていない状態を示しているとみられますが、新潟県の公表データからは施設の休業・廃業等の具体的な事情は確認できません。
16位 加茂市(46人)は2023-24シーズンに46人という極小数となっています。前シーズン(422人)も小規模でしたが、さらに縮小しています。
⑥ データの見方・注意点
スキー場利用客数は報告施設ベースの集計です
このデータは各市町村が報告したスキー場施設の利用者数をもとに集計されています。集計対象施設の変化(休業・廃業・新規加算)によって前シーズン比の数値が大きく変動することがあります。「利用客数が急増・急減した」という数値は、施設の稼働状況の変化を含む場合があります。
スキー場を持たない14市町村は対象外です
新潟県内の30市町村のうち、スキー場を持たない14市町村はこのランキングの対象外です。新潟市・三条市・燕市・見附市・小千谷市など観光客数全体では上位に位置する市町村も含まれません。
シーズン定義について
「R5-6シーズン(2023-24)」は令和5年(2023年)秋〜令和6年(2024年)春のシーズンを指します。
まとめ
- 2023-24シーズンの16市町村合計は3,734,682人(約373.5万人)。湯沢町(172.2万人)・南魚沼市(104.1万人)の2市町村だけで全体の74.0%を占める集中構造です
- 上位3市町村(湯沢町・南魚沼市・妙高市)では91.0%(339.8万人)に達します
- 増加したのは妙高市(+17.5%)・津南町(+10.2%)・十日町市(+9.6%)・柏崎市(+339.6%)の4市町村で、残り12市町村は前シーズン比マイナスです
- 胎内市(-80.7%)・長岡市(-76.6%)・阿賀町(-97.4%)は前シーズンから急減しており、施設の稼働状況変化が主因とみられます
出典
- スキー場利用客数:新潟県(スキー場利用客数調査)
データ基準日:令和5〜6年(2023-24)シーズン
次回更新推奨:令和6〜7年(2024-25)シーズンデータ公表後

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