胎内市の人口データ 減少率は-3.90%から-6.03%へ3期続けて大きくなり、直近は県内8番目に大きい減り方

データ

胎内市の人口は、2010年からの15年を3つの期に区切ると-3.90%、-5.59%、-6.03%と減ってきました。人数で数えても割合で数えても、期を追って大きくなっています。
15年を通算した-14.74%は県内で13番目に減少率が小さい値ですが、直近の期の-6.03%は県内で8番目に減少率が大きい値です。一つにまとめた数字では、この変わり方が見えません。


3期続けて大きくなる減り方と、県内8番目に大きい直近の減少率-6.03%

15年を通算した数字では、減り方が一定だったのか、それとも変わってきたのかが分かりません。次の表は4時点の人口と、期ごとの減少です。

時点人口期間減少県内順位(増減率)
2010年(国勢調査)31,424人2010→2015-1,226人/-3.90%県内で20番目に減少率が大きい
2015年(国勢調査)30,198人2015→2020-1,689人/-5.59%県内で20番目に減少率が大きい
2020年(国勢調査)28,509人2020→2025-1,718人/-6.03%県内で8番目に減少率が大きい
2025年(住民基本台帳)26,791人2010→2025-4,633人/-14.74%県内で18番目に減少率が大きく、小さい順では13番目

▼【グラフ:population_decline_pace.png 左は期ごとの減少人数-1,226人・-1,689人・-1,718人、右は増減率-3.90%・-5.59%・-6.03%。左右で目盛りが違います】

減った人数は-1,226人、-1,689人、-1,718人、減った割合は-3.90%、-5.59%、-6.03%です。人数でも割合でも、期を追って大きくなっています。減少率が3期続けて大きくなったのは県内5市町村で、胎内市はその一つです。3期続けて小さくなった市町村はありません。

最後の期は、国勢調査2020年10月1日から住民基本台帳2025年1月1日までです。前の2期と違って統計の基準をまたぐため、この期を「5年」として前の2期と同じ長さで扱うことはできません。

▼【グラフ:population_trend.png 2010年から2025年までの4時点の人口と、15年通算の-4,633人・-14.74%】

15年を通算すると-4,633人、-14.74%です。この減少率は県内で13番目に小さい値です。

順位市町村2010→2025 減少率
1聖籠町+1.91
2湯沢町-1.52
⋮⋮⋮
12阿賀野市-14.04
13胎内市-14.74
14粟島浦村-14.75
⋮⋮⋮
30阿賀町-31.99

この並びでは、増えた市町村と減少率が小さい市町村が上に来ます。増えたのは1位の聖籠町だけです。

通算の数字で見ると県内の中ほどですが、期ごとに切ると直近の期だけが県内で8番目に減少率が大きい位置に出ます。これまでの平均の減り方から何年か先の人数を見込むと、足りなくなります。


県内19位の26,791人と、県内で15番目に高い高齢化率34.30%

胎内市は新潟県の下越地域にあって日本海に面しており、胎内川の流域にあります。中条工業団地があります。胎内温泉や胎内星まつりがあります。

人口密度は総面積あたりの人数、可住地人口密度は可住地面積あたりの人数を指します。可住地面積は総面積から林野と主要湖沼を除いた面積です。

指標値基準県内順位
総人口26,791人住民基本台帳 2025年19位
世帯数10,908世帯住民基本台帳 2025年19位
総面積264.76 km²国土地理院 2026年県内で18番目に広く、小さい順では13番目
人口密度101.2人/km²住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年17位
可住地人口密度251.6人/km²住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年県内で11番目に低く、大きい順では20番目
可住地1km²あたり世帯数102.5世帯/km²住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年県内で10番目に少なく、多い順では21番目

人口密度と可住地人口密度は分母が違います。101.2人/km²と251.6人/km²を並べて増減を語ることはできません。

総人口のうち14歳以下が年少人口、15〜64歳が生産年齢人口で、65歳以上が占める割合が高齢化率です。

指標値県内順位
14歳以下2,565人県内で19番目に多い
15〜64歳15,030人県内で19番目に多い
65歳以上9,196人県内で19番目に多い
年少人口率9.60%弥彦村と並んで県内で13番目に高く、低い順では17番目
生産年齢人口率56.10%県内で18番目に高く、低い順では13番目
高齢化率34.30%県内で15番目に高く、低い順では16番目

いずれも住民基本台帳2025年の値です。高齢化率34.30%は40%を超えていません。県内で40%を超えるのは1市町村です。年少人口率では県内で13番目に高い位置にありますが、14歳以下の人数では19番目に多い位置です。同じ年齢の層でも、割合で数えるか人数で数えるかで県内の位置が変わります。


減った493人の71.40%を占める出生と死亡の差と、県内8番目に大きい1年の出入り

自然増減は出生と死亡の差です。社会増減は転入・転出と職権記載・職権消除による差で、職権記載と消除は、届け出以外の理由で住民基本台帳に記録を加えたり消したりする手続きを指します。寄与率は、減った人数のうちそれぞれが占める割合です。

▼【グラフ:population_breakdown.png 2024年の総減少-493人の内訳。自然増減-352人(71.40%)・社会増減-141人(28.60%)と、転入683人・転出824人】

2024年の1年間で、人口は493人減りました。

減少率は-1.81%で、県内で13番目に大きく、小さい順では18番目です。2024年に人口が増えた市町村は県内で1つだけで、胎内市ではありません。

減った493人のうち、71.40%は出生と死亡の差によるもので、28.60%は転出入と職権記載・職権消除によるものです。

生まれた人は102人、亡くなった人は454人で、自然増減は-352人でした。出生は県内で19番目に多く、死亡も19番目に多い数です。自然増減は県内で20番目に減少が大きい値です。死亡は出生の4.45倍です。2024年に自然増減がプラスだった市町村はありません。

転入は683人で県内で18番目に多く、転出は824人で19番目に多い数です。社会増減は-141人で、県内で16番目に減少が大きい値です。社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入683人と転出824人の差とは一致しません。

順位市町村社会増減
1新潟市441
⋮⋮⋮
5聖籠町12
───── 0(増加と減少の境) ─────
6粟島浦村0
⋮⋮⋮
14加茂市-128
15胎内市-141
16阿賀野市-143
⋮⋮⋮
30上越市-580

この並びでは、増えた市町村が上、減った市町村が下に来ます。線より上は5市町村、線より下は25市町村です。2024年に社会増減がプラスだった県内5市町村に、胎内市は含まれません。

一方で、1年間に転入と転出をした人数の合計は、人口に対して5.60%にあたります。この割合は県内で8番目に大きい値です。

減った分の多くは人の出入りではなく、出生と死亡の差にあたる部分です。それでも人口に対して動いている人の数は、県内で多い市町村に数えられます。人の入れ替わりがあっても、住んでいる人の数そのものは増えていません。


県内15番目に大きい推計の減少率-39.50%と、19位から18位へ動く県内順位

実績で続いてきた減り方が、これから先も同じ形で続くとはかぎりません。この章は国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計で、基準年は2020年の国勢調査です。

▼【グラフ:population_forecast.png 推計の総人口28,509人→20,825人→17,257人(2020年比-27.00%・-39.50%)】

推計の総人口は28,509人(2020年)から20,825人(2040年)、17,257人(2050年)へ変わります。県内で何番目に多いかは2020年の19番目から2040年の18番目、2050年も18番目です。

2020年から2040年の減少率は-27.00%、2020年から2050年は-39.50%です。どちらも県内で15番目に減少率が大きく、小さい順では16番目です。2020年から2050年に総人口が増える市町村はありません。

順位市町村2020→2050 減少率
1聖籠町-12.50
⋮⋮⋮
15小千谷市-39.20
16胎内市-39.50
17五泉市-43.70
⋮⋮⋮
30阿賀町-61.80

この並びでは、減少率が小さい市町村が上に来ます。胎内市は16番目で、減少率が大きい順に数えると15番目です。

2020年から2050年のあいだに推計の県内順位が上がった市町村は9、下がったのは10、変わらないのは11です。胎内市は上がった9市町村に含まれます。

推計は国勢調査の年を基準に組まれていて、実績の期とは区切りが違います。実績で続いてきた変わり方を推計がそのまま引き継いでいるとは読めません。実績と推計を1本の線につないで、この先の減り方を読むことはできません。

住民基本台帳2025年の26,791人と、推計の2020年の28,509人は、基準が違う別の統計です。

2020年から2040年は20年、2040年から2050年は10年で期間の長さが違います。推計の3時点から、途中の動きを読むことはできません。


2050年に0.98人まで下がる高齢者1人あたり生産年齢人口と、1.00人を下回る18市町村

減るのは総人口だけではありません。年齢で分けた3つの区分のどれが、どれだけ減るのかを見ます。この章も社人研の推計で、高齢者1人あたり生産年齢人口は、65歳以上1人あたりの15〜64歳の人数を指します。

指標2020年2040年2050年
14歳以下2,971人1,592人1,297人
15〜64歳15,269人10,149人7,913人
65歳以上10,269人9,084人8,047人
高齢化率36.00%43.60%46.60%
高齢者1人あたり生産年齢人口1.49人1.12人0.98人

2020年の高齢化率36.00%は五泉市と同率、2040年の43.60%は阿賀野市と同率です。高齢者1人あたり生産年齢人口は、2020年の1.49人が五泉市・小千谷市と同率、2040年の1.12人が小千谷市・弥彦村と同率です。

高齢者1人あたり生産年齢人口は、1.49人(2020年)から1.12人(2040年)、0.98人(2050年)へ下がります。この値が1.00人を下回る見通しの市町村は2020年で1、2040年で13、2050年で18です。胎内市が含まれるのは2050年だけです。

2050年の高齢化率46.60%は、50%を超える見通しの県内13市町村には含まれません。

2020年から2050年の減少は、15〜64歳が-7,356人(-48.20%)、14歳以下が-1,674人(-56.30%)、65歳以上が-2,222人(-21.60%)です。実数でみると15〜64歳が県内で20番目、14歳以下が19番目、65歳以上が17番目に減少が大きい値です。率でみると15〜64歳が17番目、14歳以下が小千谷市と並んで14番目、65歳以上が13番目に減少率が大きい値です。

2020年から2050年に14歳以下・15〜64歳・総人口が増える市町村はありません。65歳以上が増える見通しの市町村は県内で2つあり、胎内市は含まれません。

住民基本台帳2025年の14歳以下2,565人・15〜64歳15,030人・65歳以上9,196人・高齢化率34.30%は、上の推計とは別の統計です。年齢別の増減は2020年から2050年の分だけです。

65歳以上の人数も減りますが、2050年には高齢者1人あたり生産年齢人口が1.00人を下回ります。


夜間人口を183人下回る昼間人口と、県内で16番目に低い昼夜間人口比99.4

夜間人口は市に住んでいる人の数、昼間人口は通勤・通学の移動をふまえて日中に市内にいる人の数です。昼夜間人口比は、夜間人口を100としたときの昼間人口にあたります。

2020年の国勢調査では、夜間人口28,509人に対して昼間人口が28,326人でした。差は-183人で、県内で15番目に多い値、少ない順では16番目です。昼夜間人口比99.4は県内で16番目に低い値です。昼夜間人口比は小数第1位に丸めた値です。

昼間人口が夜間人口を下回る県内17市町村に、胎内市は含まれます。上回るのは12市町村、同数は1市町村です。

夜間人口28,509人は2020年10月1日の国勢調査人口で、前の章までに扱った推計の2020年と同じ値です。通勤先・通学先の内訳は集計の対象外で、どこから来てどこへ行くのかはこの統計では分かりません。


まとめ|通算の数字では見えない、期ごとの変わり方

この記事の数字は、まとめ方によって別のことを示します。

人口は2010年の31,424人から2025年の26,791人へ変わりました。15年を通算した-4,633人・-14.74%は、県内で13番目に減少率が小さい値です。

期ごとに区切ると、減った人数は-1,226人、-1,689人、-1,718人、減った割合は-3.90%、-5.59%、-6.03%です。人数でも割合でも期を追って大きくなり、減少率が3期続けて大きくなった県内5市町村に胎内市は含まれます。直近の期の-6.03%は、県内で8番目に減少率が大きい値です。

2024年の1年間では人口が493人減り、そのうち71.40%は出生と死亡の差によるものでした。社会増減-141人は県内で16番目に減少が大きい値です。一方で、1年間に転入と転出をした人数の合計は人口に対して5.60%にあたり、この割合は県内で8番目に大きい値です。

推計では2050年に17,257人になります。2020年からの-39.50%は県内で15番目に減少率が大きい値です。推計の県内順位は19番目から18番目へ上がり、順位が上がった県内9市町村に胎内市は含まれます。推計は国勢調査の年を基準に組まれていて、実績の期とは区切りが違います。実績と推計を1本の線につなぐことはできません。

高齢者1人あたり生産年齢人口は1.49人から0.98人へ下がり、1.00人を下回る見通しの18市町村に胎内市が含まれるのは2050年だけです。2050年の高齢化率46.60%は、50%を超える見通しの県内13市町村には含まれません。

人口26,791人は県内19位、高齢化率34.30%は県内で15番目に高い値です。2020年の国勢調査では、昼間人口28,326人が夜間人口28,509人を183人下回りました。

この記事で挙げた胎内市の指標に、県内で5位以内のものも26位以下のものもありません。どの数値も県内の6番目から25番目のあいだにあります。一つにまとめた数字だけを見ると、期ごとに変わってきたことが見えません。

この節の数値の基準は次のとおりです。

基準この節で使っている数値
住民基本台帳 2025年人口26,791人・高齢化率34.30%
住民基本台帳 2024年の動態493人・71.40%・社会増減-141人・5.60%
国勢調査 2010・2015・2020年と住民基本台帳 2025年31,424人・26,791人・-4,633人・-14.74%・期ごとの-1,226人/-1,689人/-1,718人・-3.90%/-5.59%/-6.03%
国勢調査 2020年(従業地・通学地集計)昼間人口28,326人・夜間人口28,509人・差-183人
将来推計(国勢調査2020年基準)17,257人・-39.50%・県内19番目から18番目・1.49人・0.98人・高齢化率46.60%

この記事の数値が示す範囲

  • この記事は人口と面積の統計だけを扱っています。産業・雇用・製造業・住宅・医療・学校・観光・交通・気候・地形のデータは含みません。人が減る理由も、期を追って減り方が大きくなった理由も、この記事の数値では扱えません。市内の地名・施設については名前を挙げるだけで、人口の動きとは結びつけていません。
  • 人口の推移は、2010年から2020年までが国勢調査、2025年が住民基本台帳です。最後の期は統計の基準をまたぐため、前の2期と同じ長さの期間として扱えません。住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。
  • 社会増減は転入・転出と職権記載・職権消除による差です。転入から転出を引いた値とは一致しません。転入元・転出先の内訳は集計の対象外です。年齢別の移動の内訳もないため、どこから来てどこへ行くのかは分かりません。出生の数から若い人の移動を読むこともできません。
  • 死亡が出生の4.45倍であることに、県内順位はありません。
  • 将来推計は国勢調査の年を基準に組まれていて、実績の期とは区切りが違います。実績と推計を1本の線につないで、この先の減り方を読むことはできません。2024年の人口動態は1年間の数値で、将来推計の20年・30年とは基準も期間も違います。つないで変化量を出すことはできません。
  • 将来推計は2020年・2040年・2050年の3時点で公表されています。2020年から2040年は20年、2040年から2050年は10年で期間の長さが違うため、途中の動きは読めません。
  • 住民基本台帳2025年の人口と、将来推計の2020年の人口は別の統計です。つないで増減を語ることはできません。将来推計の2020年は、2020年10月1日の国勢調査人口を基準年としています。夜間人口28,509人と同じ値です。
  • 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤先・通学先の内訳は集計対象外です。昼と夜の差は引き算した値で、移動した人数を数えたものではありません。昼夜間人口比は小数第1位に丸めた値です。可住地面積は、総面積から林野と主要湖沼を除いた面積です。平地の広さを測ったものではありません。人口密度と可住地人口密度は分母が違います。2つを並べて増減を語ることはできません。人口密度は市域全体を平均した値で、市内のどこに人が住んでいるかは対象外です。

出典・情報基準日

データ出典基準日・年次
人口・世帯数・年齢3区分・人口密度・可住地人口密度・転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減総務省『住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数』人口は2025年1月1日現在/人口動態は2024年1月〜12月
総人口の推移・夜間人口・昼間人口・昼夜間人口比総務省『国勢調査』2010年・2015年・2020年 各10月1日
将来推計(総人口・年齢3区分・高齢化率・高齢者1人あたり生産年齢人口)国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』2023年12月公表・国勢調査2020年を基準年とする推計
総面積・人口密度の分母国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』2026年4月1日現在
可住地面積・可住地人口密度・可住地1km²あたり世帯数総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』2024年データ(2026年6月19日公表)

データの見方

  • 県内順位は、新潟県の30市町村すべてを並べたときの位置です。一部の市町村を取り出した中での順位ではありません。
  • 順位の向きは指標ごとに違います。この記事では、値が大きいほうから数えた順位と、小さいほうから数えた順位を、そのつど書き分けています。
  • 減少率の順位は「減少率が大きい/小さい」と書き分けています。値そのものの大小ではありません。
  • 同じ値の市町村があるときは、その市町村の名前を添えて「◯◯市と並んで県内で ◯ 番目」と書いています。
  • 割合の順位と実数の順位は別のものです。この記事では両方を書き分けています。

免責

本記事は公表された統計をまとめたものです。将来推計は一定の仮定に基づいて計算された値です。最新の状況は各出典元および胎内市の公式情報をご確認ください。


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