この記事でわかること:
- 柏崎市の総人口は76,217人・県内6位で、7位の燕市(75,935人)とわずか282人差の6位/7位接戦の位置にある
- 静的な拠点性(昼夜間人口比101.8・県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中2位・三条104.2に次ぐ流入型)と、動的な縮小加速(5年減少率が▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%と3期連続で拡大・死亡/出生比4.19倍が県内の人口上位7市の中で1位)が同居する構造
- 5年減少率の3期連続拡大は、県内の人口上位6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中では新潟・長岡・柏崎の3市が該当する加速型に位置する
② 柏崎市の位置:原発立地の中越沿岸都市・拠点性の前置
柏崎市は新潟県の中越地方南西部に位置し、日本海に面する沿岸都市です。信越本線が市内を縦断し、東側に丘陵地、西側に日本海を望む地形を持ちます。東京電力柏崎刈羽原子力発電所の立地市として全国的に知られ、エネルギー産業と関連企業の集積地でもあります。2005年3月に旧・柏崎市と西山町が合併して現在の市制となりました。隣接自治体は長岡市・出雲崎町・刈羽村・上越市(いずれも新潟県内)です。
市域内の産業立地の側では、東京電力柏崎刈羽原子力発電所が市の北西部(柏崎市青山町から隣接する刈羽村に跨る敷地)に立地しており、原子力発電関連の運転・保守業務および関連事業者(協力企業・工事関連事業者等)が柏崎市および刈羽村に事業所を構える位置関係にあります。柏崎市の商業・行政・住宅機能はJR柏崎駅周辺の中心市街地に集約され、原発関連の従業員の一部が柏崎市内および周辺市町村から市域内の事業所に通勤する地理的関係にあります。この立地関係は、後述する昼夜間比101.8(7市中2位)という日中の拠点性と並置される事実です(通勤者数・業務従事者数の具体的内訳は本記事で使用するデータには含まれないため、規模の断定は避けます)。
数値の面で見ると、柏崎市の位置づけには2つの層があります。1つは、総人口76,217人が県内6位で、7位の燕市75,935人とわずか282人差という接戦の位置です。もう1つは、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中で人口4位という位置で、この7市の中では首位の上越市180,440人・2位の新発田市91,677人・3位の三条市91,178人に次ぐ規模を持ちます。県内の人口上位6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中では6位=最下位に位置し、7万人台後半の中規模都市として中越地方の一角を占めます。同時に、後述する昼夜間人口比では同7市の中で三条に次ぐ2位の流入型で、原子力発電所立地と工業集積が市内に集まり日中の拠点性を持つ位置です。
③ 規模の位置:76,217人・6位/7位接戦の中規模市
人口・世帯数は県内6位、面積は13位、人口密度は13位という構造です。7位の燕市75,935人とはわずか282人差の接戦にあり、年間▲1,276人のペースで減少が続く中で順位入替の可能性を抱えます。昼夜間人口比101.8は県内5位・単独で、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では三条104.2に次ぐ2位という流入型の位置に立ちます(章④で詳述)。
| 指標 | 値 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 総人口 | 76,217人 | 6位(7位燕市と282人差) |
| 世帯数 | 34,644世帯 | 6位 |
| 面積 | 442.08 km² | — |
| 人口密度 | 172.4人/km² | 13位 |
| 高齢化率 | 32.7% | 18位(低い方から13位) |
| 年少人口率 | 9.5% | 15位 |
※人口・世帯数は住民基本台帳(2025年1月1日現在)。面積は国土地理院(2026年4月1日)。高齢化率・年少人口率は住民基本台帳年齢別(2025年1月1日現在)。
7位燕市75,935人との差は282人にすぎず、上位5位までの各市との差が1〜10万人単位で開く構造の中で、6位と7位だけが1,000人未満で並ぶ位置に立ちます。両市の年間人口増減は柏崎▲1,276人・燕▲777人(絶対値の小さい方)で年間差499人分あり、柏崎の縮小ペースが燕より速い構造です。現在の282人差が年間499人差で消化される計算では、1〜2年で6位/7位が入れ替わる可能性を持ちます。一方で5位新発田市91,677人との差は約1.5万人・4位三条市91,178人との差も同水準・8位村上市53,492人との差は約2.3万人と大きく開き、順位変動が起きるとしても直接的には6位/7位の枠の中に限定されます。
人口密度172.4人/km²は県内13位で、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中で並べると、燕685.3・三条211.1・上越185.3・柏崎172.4・新発田172.0・南魚沼89.6・村上45.6の順で、7市中4位にあたります。首位の燕685.3・2位の三条211.1と比べれば大きく下回りますが、5位の新発田172.0とはほぼ同水準で並び、面積442.08 km²(7市中5位)というやや広い市域に76,217人が分散する構造です。市域には日本海沿岸から東側の丘陵地まで含まれ、都市的な集積感が薄まる要因となっています。
面積442.08 km²は県内13位で、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では村上1,174.13・上越973.89・南魚沼584.55・新発田533.07・柏崎442.08・三条431.97・燕110.81の順で、村上・上越・南魚沼・新発田に次ぐ5位規模の市域です。この442 km²の広さに76,217人が分散するため、次章で確認する昼夜間比101.8の拠点性を維持しつつ、人口密度は7市中4位という2つの位置が同居する構造となります。
④ 拠点性の側:昼夜間人口比101.8・県内5位・7市中2位の流入型
柏崎市の相対位置の第1の軸は、「静的な拠点性」です。昼夜間人口比(昼間人口÷夜間人口×100)は101.8で、県内5位・同率タイなしの単独値の位置にあり、昼間人口83,010人が夜間人口81,526人を+1,484人上回る流入型の位置にあります。県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中で2位(三条104.2に次ぐ)にあたる相対位置が、章⑤以降で見る縮小指標と対照的な柏崎の拠点性を数値上示します。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 夜間人口(常住人口) | 81,526人 |
| 昼間人口 | 83,010人 |
| 昼夜間人口比 | 101.8(県内5位・同率タイなし・単独) |
| 昼間差 | +1,484人(周辺から昼間に流入) |
101.8は、昼間の人口が夜間より1.8%多いことを示す数値です(100を超えると昼間に人が集まる自治体、100を下回ると昼間に人が出ていく自治体という関係)。県内の昼夜間人口比上位5位は、聖籠町129.8(工業団地の集積)・湯沢町111.8(リゾート・観光地)・三条市104.2・長岡市102.4・柏崎市101.8で、柏崎は7万人台の中規模市として、この上位5位の一角を占め、県内政令市の新潟市(101.3)を上回る位置にあります。
県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中で並べると、三条104.2・柏崎101.8・南魚沼100.6・上越100.1・燕100.0・村上97.1・新発田96.9の順で、柏崎は7市の中で2位(三条に次ぐ)にあたる位置です。7市の中で100未満は新発田96.9・村上97.1の2市のみで、他5市はすべて100以上ですが、その中でも柏崎の101.8は首位の三条104.2に次ぐ位置で、南魚沼100.6・上越100.1・燕100.0とは1〜2ポイント差で開いています。県内の人口上位6市の中で並べると、三条104.2・長岡102.4・柏崎101.8・新潟101.3・上越100.1・新発田96.9の順で、柏崎は6市中3位にあたり、政令市76万人の新潟101.3を上回る昼夜間比を、7万人台の市が持つ位置です。
昼間差+1,484人は、柏崎市の常住人口81,526人の約1.8%にあたる規模が昼間に市外から流入することを示す数値です。周辺自治体との位置関係で見ると、隣接する刈羽村・出雲崎町・長岡市南部などが日中の流入元となりうる地理関係にありますが、通勤元の具体的内訳は本記事で使用するデータには含まれないため、ここでは「昼間に+1,484人流入」の事実の提示にとどめます。章②で並置した東京電力柏崎刈羽原子力発電所関連の運転・保守業務および協力企業・工事関連事業者の事業所立地は、この+1,484人の昼間流入という数値と併存する事実として、この章の観察に添えられます(通勤者数・業務従事者数の具体的内訳は本記事で使用するデータには含まれないため、規模の断定は避けます)。
7万人台の中規模市に昼夜間比101.8(7市中2位)という流入型の指標が存在する事実が、章⑤以降で見る縮小加速の各指標と対照される位置に立ちます。
⑤ 縮小加速の側①:5年減少率が3期連続で拡大(▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%)
柏崎市の相対位置の第2の軸は、「動的な縮小加速」です。2010年から2025年までの15年間で、柏崎市の人口は91,451人から76,217人へと15,234人(▲16.66%)減少しました。5年ごとの減少率は▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%と推移し、一度も緩和することなく3期連続で拡大する加速型の推移です。
| 年 | 人口 | 前期比 |
|---|---|---|
| 2010(国勢調査) | 91,451人 | — |
| 2015(国勢調査) | 86,833人 | ▲4,618人(▲5.05%) |
| 2020(国勢調査) | 81,526人 | ▲5,307人(▲6.11%) |
| 2025(住民基本台帳) | 76,217人 | ▲5,309人(▲6.51%) |
▼【グラフ:population_trend.png — 柏崎市の人口推移(2010〜2025年):15年で▲15,234人(▲16.66%)/5年減少率は3期連続拡大型(▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%)】

累計15年で▲15,234人・▲16.66%の減少は、2010年時点の人口の約6分の1が失われた規模です。5年区切りごとの前期比を追うと、2010→2015年は▲4,618人(▲5.05%)、2015→2020年は▲5,307人(▲6.11%)、2020→2025年はさらに▲5,309人(▲6.51%)と、絶対値・比率ともに毎期拡大しています。5年減少率は緩和期を挟まず一貫して拡大しており、次章で見る自然減の重さとあわせて構造化された縮小の位置に立ちます。
県内の人口上位6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中で5年減少率のパターンを並べると、3期連続拡大型は新潟市(▲0.21%→▲2.58%→▲3.52%)・長岡市(▲2.67%→▲2.98%→▲4.37%)・柏崎市(▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%)の3市で、他の3市(上越・新発田・三条)はいずれも2015〜2020年期がピークで直近5年はわずかに減速する中間ピーク型を示します(上越▲3.39%→▲4.54%→▲4.05%・新発田▲2.56%→▲3.74%→▲3.42%・三条▲3.03%→▲4.59%→▲3.66%)。同じ3期連続拡大型の新潟・長岡と比べても、柏崎の5年減少率絶対値は長岡の約1.5倍(直近5年で▲6.51% vs ▲4.37%)で、加速の絶対値では3市の中で最大の位置にあります。直近5年▲6.51%というペースが続けば、2030年前後には7万人を割り込む軌道にあり、減少ペースが減速する兆しは現時点では観測されません。
章④で示した昼夜間比101.8の拠点性(7市中2位)と、この5年減少率3期連続拡大が、同じ7万人台の1市の相対順位の中で対照的な方向を向く構造の1つ目です。
⑥ 縮小加速の側②:死亡/出生比4.19倍・自然減の重さ(2024年動態)
柏崎市の2024年動態は、社会減▲296人・自然減▲980人の「ダブル減少構造」で、自然減が総減少▲1,276人の76.8%を占める構造です。自然減の側で発生する死亡/出生比4.19倍が県内の人口上位7市の中で1位という水準にあり、章⑤の3期連続拡大とあわせて縮小加速の第2の軸を構成します。
| 区分 | 内訳 | 人数 |
|---|---|---|
| 転入(社会増) | 国内転入 + 国外転入 | 1,805人 |
| 転出(社会減) | 国内転出 + 国外転出 | 2,107人 |
| 社会増減 | 転入−転出±職権記載消除等 | ▲296人(県内25位) |
| 出生(自然増) | — | 307人 |
| 死亡(自然減) | — | 1,287人 |
| 自然増減 | 出生−死亡 | ▲980人(県内25位・死亡は出生の4.19倍) |
| 総増減 | 社会増減 + 自然増減 | ▲1,276人(▲1.65%) |
▼【グラフ:population_breakdown.png — 2024年動態の内訳:社会▲296 + 自然▲980で総▲1,276/自然減が総減少の76.8%/死亡/出生比4.19倍は人口上位7市中で1位】

社会増減の側は、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)で並べると、燕▲59・新発田▲169・三条▲185・柏崎▲296・南魚沼▲301・村上▲383・上越▲580の順で、柏崎は7市中4位(絶対値の小さい方から)の位置です。転入1,805人・転出2,107人の差302人と公式値▲296人の差6人分は職権記載消除等で発生する数値です。県内で社会増を維持している5市町村(新潟・湯沢・妙高・弥彦・聖籠)には含まれませんが、7市の中では中位に位置し、上越▲580や村上▲383のような大幅な転出超過にはなっていません。
自然増減の側は、出生307人に対し死亡1,287人で▲980人の自然減で、死亡数が出生数の約4.19倍(1,287÷307)にあたります。この比率は、県内の人口上位7市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎・燕)を並べた場合、新潟2.6・燕2.8・長岡2.9・上越3.1(3.08)・新発田3.3(3.34)・三条3.5(3.49)・柏崎4.2(4.19)の順で、柏崎は7市中で最も高い位置にあります。7市の中で2位の三条3.5倍とも0.7ポイント差で開き、単独で頭1つ抜けた位置に立ちます。7市の中で自然減の絶対値を並べると、南魚沼▲643・燕▲718・村上▲890・柏崎▲980・三条▲996・新発田▲1,009・上越▲1,891の順で、柏崎は4位(絶対値・上位から)にあたります。出生307人という単年の絶対数は、次章で見る年少人口率9.5%(7市中で下から2位)の薄さと連動する水準です。
総増減▲1,276人(▲1.65%)の内訳は社会減▲296と自然減▲980の合計で、自然減が総減少の76.8%(980÷1,276)を占める構造です。この▲1,276人という2024年の減少幅は、7市の中で総減絶対値2位(上越▲2,471に次ぐ)にあたり、章⑤で見た5年減少率▲6.51%(3期連続拡大)を数値上支える動態です。章④で示した昼夜間比2位の拠点性と、この死亡/出生比4.19倍(7市中1位)が、同じ7万人台の1市の相対順位の中で対照的な方向を向く構造の2つ目です。
⑦ 年齢構成:高齢化率32.7%・県内の人口上位7市の中で最も高い
年齢構成の3区分は次のとおりです。総人口76,217人のうち65歳以上が24,943人で全体の32.7%、14歳以下は7,249人で9.5%、15〜64歳の生産年齢人口は44,025人(57.8%)となっています。高齢化率32.7%が県内の人口上位7市の中で最も高い位置にあり、章⑥で見た出生307人・死亡1,287人の動態を規定する構造上の背景となります。
| 区分 | 人口 | 割合 | 県内順位 |
|---|---|---|---|
| 65歳以上(高齢者) | 24,943人 | 32.7% | 18位(低い方から13位) |
| 15〜64歳(生産年齢) | 44,025人 | 57.8% | — |
| 14歳以下(年少) | 7,249人 | 9.5% | 15位 |
高齢化率32.7%は県内で高い方から18位・低い方から13位の位置です。県内の人口上位7市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎・燕)の中では、新潟28.3・長岡29.7・燕29.6・上越30.9・新発田30.8・三条31.3・柏崎32.7の順で、柏崎は7市中で最も高齢化が進行した位置にあります。県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では、燕29.6・新発田30.8・上越30.9・三条31.3・南魚沼31.9・柏崎32.7・村上36.9の順で、7市中2位(高い方から)にあたり、村上36.9に次ぐ2番目に高齢化が進行した位置です。県内の農山村(阿賀町44.6・関川村39.9)と比べれば低い水準ですが、県内の中規模市の中では高齢化が最も進行した側の位置に立ちます。
年少人口率9.5%は県内15位で、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中で並べると、新発田11.1・南魚沼10.9・上越10.7・燕10.5・三条10.3・柏崎9.5・村上8.7の順で7市中6位(下から2位・村上のみ低い)にあたります。県内の人口上位7市の中では柏崎が最低の水準です。1位新発田市の11.1%とは1.6ポイント差で開き、子育て世代の割合の薄さでは規模帯の中で下位に位置します。
年少人口7,249人と65歳以上人口24,943人を並べると、65歳以上が14歳以下の約3.44倍の規模で、この年齢構成の中で章⑥で確認した出生307・死亡1,287(死亡が出生の4.19倍)という単年動態が発生しています。年間307人という出生数の絶対水準は7万人規模の市としては薄く、章⑥の▲980人という自然減の重さと、人口上位7市中で1位の死亡/出生比4.2倍を数値上支える構造の1つです。
⑧ 将来人口推計:2050年▲37.2%(社人研 令和5年推計・人口上位6市中で最下位)
国立社会保障・人口問題研究所〈社人研〉令和5年推計によると、柏崎市の人口は2020年81,526人から2040年60,718人(2020年比▲25.5%)、2050年51,217人(同▲37.2%)へと推移する見通しです。
| 年 | 推計人口 | 2020年比 |
|---|---|---|
| 2020(実績) | 81,526人 | — |
| 2040(推計) | 60,718人 | ▲20,808人(▲25.5%) |
| 2050(推計) | 51,217人 | ▲30,309人(▲37.2%) |
▼【グラフ:population_forecast.png — 将来推計:2020年81,526→2040年60,718→2050年51,217、2050年は2020年比▲37.2%で減少幅小さい方から県内13位】

2050年の減少率▲37.2%は、県内で減少幅が小さい方から13位にあたり、聖籠▲12.5%・刈羽▲19.4%・新潟▲21.9%・長岡▲26.2%・燕▲29.9%・湯沢▲30.4%・見附▲31.4%・新発田▲31.5%・上越▲32.1%・三条▲33.4%・弥彦▲34.8%・南魚沼▲35.0%に次ぐ位置です。県内の人口上位6市の中で並べると、新潟▲21.9%・長岡▲26.2%・新発田▲31.5%・上越▲32.1%・三条▲33.4%・柏崎▲37.2%の順で、柏崎は6市中6位=最下位(減少幅小さい方から)の位置にあります。県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では、燕▲29.9%・新発田▲31.5%・上越▲32.1%・三条▲33.4%・南魚沼▲35.0%・柏崎▲37.2%・村上▲46.7%の順で7市中6位(減少幅小さい方から)にあたり、7市の中では村上に次ぐ2番目に大きな減少幅の位置です。
絶対数では2020年81,526人から2050年51,217人へと30,309人が失われる推計で、この規模は2020年時点の人口の約3分の1強にあたります。2040年時点では60,718人で6万人台前半を維持しますが、2050年には51,217人と5.1万人前後まで落ち込む軌道です。同じ7万人台の市である7位燕市の2050年推計と比べて減少幅が7.3ポイント深い(燕▲29.9% vs 柏崎▲37.2%)ため、章③で確認した282人差の6位/7位接戦は、長期の将来推計の側では順位差が拡大する方向にあります。
⑨ 拠点性と縮小加速の同居:柏崎固有の対照構造
柏崎市の人口データの骨格は、章②〜⑧で見た「県内6位・7万人台の中規模市・柏崎刈羽原子力発電所立地の中越都市」という規模と立地の位置に対して、「静的な拠点性」(章④:昼夜間人口比101.8・県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中で2位・三条104.2に次ぐ流入型)と、「動的な縮小加速」(章⑤:5年減少率が▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%と3期連続で拡大・章⑥:死亡/出生比4.19倍が県内の人口上位7市の中で1位)が同居する構造で構成されています。この対照の背後には、章⑦⑧で見た高齢化率2位(7市中)・年少人口率下から2位(7市中)・2050年減少率6位(7市中)の年齢構成と将来推計の位置も並びます。関心層別に整理します。
出店・小売・サービスを検討する読者
柏崎市の総人口76,217人・世帯数34,644世帯は、県内6位の規模で、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では上越180,440人・新発田91,677人・三条91,178人に次ぐ4位規模です。7万人台の商圏として中越地方南西部の広域小売・サービス設計の対象となる位置ですが、住民登録人口だけで商圏規模を判断すると章④で確認した昼夜間動態を見落とす構造です。
昼夜間人口比101.8は県内5位・単独で、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では三条に次ぐ2位にあたり、昼間差+1,484人が示すとおり、夜間81,526人に対し昼間は83,010人が市域内に滞在する構造です。実効的な日中商圏は住民登録の7.6万人よりも上振れし、約7.8万人前後の規模が日中に柏崎市域内に集積する形になります(具体的な流入元の内訳は本記事で使用するデータには含まれないため、周辺市町村からの通勤者を含むという断定は避けます)。柏崎刈羽原子力発電所立地に伴う関連業務・工業集積が市内に集まる位置関係が、この+1,484人の背景として存在しますが、内訳の断定は本記事の対象範囲外です。
長期の見通しの側では、2050年推計51,217人(▲37.2%)で、2020年時点の約6割強の規模まで縮小する軌道です。この▲37.2%は県内で減少幅が小さい方から13位・6市の中では6位(最下位)・7市の中では6位(村上に次ぐ2番目)の位置で、県内の中規模市の中では最も深い減少幅の側にあります。加えて、現在の年間▲1,276人(▲1.65%)ペースは7位燕市▲777人よりも大幅に速く、章③で確認した282人差の6位/7位接戦は現在の年間差499人分で消化される計算では1〜2年で6位/7位が入れ替わる可能性を持ちます。25年先の商圏規模(約5.1万人)と、数年先の順位変動の両方が長期出店判断の情報となります。
移住を検討する読者
柏崎市の年齢構成の側では、高齢化率32.7%は県内の人口上位7市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎・燕)の中で最も高い水準にあります(7市の順:新潟28.3・長岡29.7・燕29.6・上越30.9・新発田30.8・三条31.3・柏崎32.7)。県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では2位(村上36.9に次ぐ)にあたり、規模帯の中では高齢化が最も進行した側の位置です。年少人口率9.5%は県内の人口上位7市の中で最低で、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では下から2位(村上のみ低い)の水準にあります。子育て世代の割合の薄さでは規模7万人台の中で最も薄い位置に立ちます。
社会移動の側では、転入1,805人・社会増減▲296人(県内25位)で転出超過ですが、社会減の絶対数は県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中では燕▲59・新発田▲169・三条▲185に次ぐ4位の位置にあり、上越▲580や村上▲383のような大幅な転出超過ではありません。ただし章⑥で確認した死亡/出生比4.19倍は県内の人口上位7市の中で1位の水準(2位三条3.5倍とも0.7ポイント差で開く)で、自然減の側の重さが人口減少ペースの大半を規定する構造です。子育て世代の絶対数の集積は7万人台の中規模市としては薄く、章⑦の年少人口率7市中最低の水準と連動する位置にあります。立地の面では、東京電力柏崎刈羽原子力発電所関連の就業機会が市域内に存在する位置関係にあります。
地域分析・都市政策の実務者
柏崎市は、県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)の中で、「静的な拠点性」(章④:昼夜間人口比101.8・7市中2位・三条104.2に次ぐ流入型)と「動的な縮小加速」(章⑤:5年減少率▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%の3期連続拡大・章⑥:死亡/出生比4.19倍が県内の人口上位7市中1位)が同じ市の相対順位の中で対照的な方向を向く事例です。日中に市外から+1,484人が流入する拠点構造を保ちながら、5年区切りごとの減少率が緩和期を挟まず一貫して拡大し、自然減の側の圧力が県内の人口上位クラスの中で最も強く働く位置にあります。この「静的拠点性 vs 動的縮小加速」の対照が同じ7万人台の1市に同居する構造は、県内の中規模市の中では他に見当たらない位置関係にあたり、実務的観測対象となる位置です。
まとめ
柏崎市の総人口76,217人という規模は、県内6位で、7位燕市75,935人とわずか282人差の接戦の位置にあります。同時に、「静的な拠点性」(章④:県内 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中で昼夜間人口比101.8が2位・三条104.2に次ぐ流入型)と、「動的な縮小加速」(章⑤:5年減少率が▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%と3期連続で拡大・県内の人口上位6市の中では新潟・長岡・柏崎の3市が該当する加速型・章⑥:死亡/出生比4.19倍が県内の人口上位7市の中で1位)が同居する構造です。年齢構成の側では高齢化率32.7%が7市中2位・年少人口率9.5%が7市中下から2位・2050年減少率▲37.2%が7市中2番目に大きな減少幅という位置が背後に並びます。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 現在の人口 | 76,217人(2025年1月1日)・県内6位/7位燕市(75,935人)と282人差の接戦 |
| 人口増減(2024年) | 総▲1,276人(▲1.65%)/社会▲296 + 自然▲980/自然減が総減少の76.8%/死亡/出生比4.19倍(上位7市中で1位) |
| 人口推移 | 2010→2025年で▲15,234人(▲16.66%)/5年減少率は3期連続拡大型(▲5.05%→▲6.11%→▲6.51%)/上位6市中で新潟・長岡・柏崎の3市 |
| 高齢化率 | 32.7%・県内で人口上位7市の中で最も高い/同 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中2位(村上に次ぐ) |
| 年少人口率 | 9.5%・県内で人口上位7市の中で最低/同 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中で下から2位(村上のみ低い) |
| 人口密度 | 172.4人/km²・県内13位/同 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中4位 |
| 昼夜間人口比 | 101.8・県内5位(単独)/同 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中2位(三条104.2に次ぐ流入型)・昼間差+1,484人流入 |
| 2050年推計 | 51,217人(2020年比▲37.2%)・減少幅小さい方から県内13位/上位6市中で最下位・同 7 市(三条・柏崎・新発田・村上・燕・上越・南魚沼)中2番目に大 |
「静的な拠点性」(昼夜間比101.8・7市中2位・流入型)と、「動的な縮小加速」(5年減少率の3期連続拡大・6市中で新潟・長岡・柏崎の3市が該当・死亡/出生比4.19倍が7市中1位)が、7万人台の同じ1市の相対順位の中で対照的な方向を向く構造が、柏崎市の人口データの数値上の骨格です。住民登録の総人口76,217人だけでは読めない柏崎市の相対位置を、この2つの方向の同居が規定しています。
出典・情報基準日
| データ | 出典 | 基準日 |
|---|---|---|
| 人口・世帯数・人口動態 | 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」 | 2025年1月1日(動態は2024年1月〜12月) |
| 年齢別人口 | 総務省「住民基本台帳年齢階級別人口」 | 2025年1月1日 |
| 国勢調査人口(2010/2015/2020) | 総務省「令和2年国勢調査」等 | 各年10月1日 |
| 昼夜間人口比 | 総務省「令和2年国勢調査 従業地・通学地集計」 | 2020年10月1日 |
| 将来人口推計 | 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」 | 2023年推計公表 |
| 面積 | 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」 | 2026年4月1日現在 |
運営者情報は niigata-data.com/about 等を参照してください。
本記事の数値は情報基準日時点のものです。最新の状況は各出典元および対象自治体の公式情報をご確認ください。
次回更新推奨:2026年8月頃(令和8年住民基本台帳公表後)

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