加茂市(総人口 24,079 人・人口 1〜3 万人規模の県内 5 市町村中 3 位)の高齢化率は 36.3% で県内 11 位、同じ規模帯 5 市町村の中では田上町 37.0% に次ぐ 2 位に位置します。
- 注目点は 2020→2025 の 5 年変化 -0.5pt——県内 3 番目に浅い低下で、刈羽 0.0・弥彦 -0.4・加茂 -0.5・田上 -0.7 の 4 市町村が県内上位 4 位に並びます
- 一方、2015→2025 の 10 年変化は +3.4pt で県内 4 位(悪化幅が大きい側)——「浅い反転」の裏側に 10 年間で急上昇した水準があります
- 5 年変化幅の上位 4 市町村(刈羽・弥彦・加茂・田上)と 10 年変化幅の上位 4 市町村(田上・弥彦・刈羽・加茂)は 同じ 4 市町村で完全一致する構造です
- ① 直近 5 年変化 -0.5pt——県内 3 番目に浅い低下
- ② 10 年軌道——+3.4pt 急上昇後の -0.5pt 浅い反転
- ③ 5 年変化 4 市町村と 10 年変化 4 市町村が同じ構造
- ④ 2025 年の高齢化——前期・後期高齢者ともに県内上位帯(規模帯 5 市町村中 2 位)
- ⑤ 人口 1〜3 万人規模の県内 5 市町村での位置
- ⑥ 年齢構成 3 区分——年少人口率 8.3% は規模帯 5 市町村中 4 位・生産年齢率 55.4% も 4 位
- ⑦ 2024 年の人口動態——自然減 362 人・社会減 128 人
- ⑧ 2050 年推計 54.3%——現在と同じ順位を維持する見通し
- ⑨ 現役 1 人が支える高齢者数——0.65 人から 1.45 人へ
- ⑩ 加茂市の “浅い反転” を読むときの 3 つのポイント
- まとめ——加茂市の高齢化を 3 つの観察で押さえる
- データの見方
- 出典・情報基準日
① 直近 5 年変化 -0.5pt——県内 3 番目に浅い低下
加茂市の 2020→2025 の 5 年変化は -0.5pt で、県内 30 市町村の中で 3 番目に浅い低下幅です。
加茂市の高齢化率は 2020 年(社人研推計)36.8% から 2025 年(住民基本台帳)36.3% へ -0.5pt 下降しました。この変化幅は 県内 3 位(同率タイなし・唯一値)で、県内 30 市町村の中で 3 番目に浅い低下となっています。
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
県内で 5 年変化幅が最も浅い上位 4 市町村を、規模・現在水準と並べて整理します。
| 市町村 | 総人口 | 高齢化率 | 現役 高齢比 | 2020→2025 変化 | 2015→2025 変化 | 2050 推計 高齢化率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 刈羽村 | 4,222 | 32.2% | 1.76 | 0.0pt | +3.9pt | 35.6% |
| 弥彦村 | 7,534 | 31.7% | 1.85 | -0.4pt | +4.0pt | 48.8% |
| 加茂市 | 24,079 | 36.3% | 1.53 | -0.5pt | +3.4pt | 54.3% |
| 田上町 | 10,581 | 37.0% | 1.49 | -0.7pt | +4.9pt | 57.7% |
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
→ 4 市町村のうち加茂市だけが 2 万人超の中規模自治体・他 3 市町村は 1 万人未満または 1 万人台
4 市町村の総人口は刈羽 4,222・弥彦 7,534・加茂 24,079・田上 10,581 人と分かれます。加茂市 24,079 人は 4 市町村中で唯一 2 万人を超える中規模自治体で、次点の田上町 10,581 人と比べても約 2.3 倍の規模です。
小規模町村では高齢者層の絶対数減少が高齢化率を押し下げる効果が母数の小ささから相対的に大きく出ますが、加茂市は 2 万人超の規模で -0.5pt という県内 3 番目の浅さを実現しています。
数値の意味(データから読み取れる範囲): 加茂市の 5 年変化 -0.5pt は 県内 3 番目に浅い水準 で、同じ規模帯 5 市町村(妙高・胎内・加茂・聖籠・田上)の中でも 最も浅い変化幅 です。妙高 -3.5・胎内 -1.7・聖籠 -1.5・田上 -0.7 に対して加茂 -0.5 という並びで、加茂市の低下ペースは同じ人口規模帯 5 市町村の中で明確に浮いた値になります。
② 10 年軌道——+3.4pt 急上昇後の -0.5pt 浅い反転
加茂市の 10 年軌道は「2015→2020 で +3.9pt 急上昇」→「2020→2025 で -0.5pt 浅い反転」という 2 段階構造です。
加茂市の高齢化率の 3 時点推移は次のとおりです。
- 2015 年(国勢調査実績):32.9%
- 2020 年(社人研推計):36.8%
- 2025 年(住民基本台帳実績):36.3%
▼【グラフ:kamo_高齢化推移.png|加茂市の 2015→2020→2025→2030→2040→2050 年高齢化率推移を折れ線で表示・実績と推計を色分け】

出典:総務省(国勢調査 2015)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)・総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
前半 5 年(2015→2020)で +3.9pt 急上昇し、後半 5 年(2020→2025)は -0.5pt の浅い反転にとどまりました。10 年通算では +3.4pt で、県内 30 市町村の中では 悪化幅が 4 番目に大きい 水準です。
同じ 10 年で急上昇した水準を、直近 5 年で維持している構造 が加茂市の 10 年軌道の特徴です。5 年変化 -0.5pt という数字だけを取り出すと「改善」に見えますが、その手前で 5 年間に +3.9pt 上昇した水準が起点になっている点が、10 年通算の +3.4pt に表れます。
数値の意味(データから読み取れる範囲): 加茂市の高齢化率 36.3% は、10 年前の 32.9% から +3.4pt 上昇した水準 です。直近 5 年の -0.5pt は「10 年間で急上昇した水準の反転」であり、絶対値としては 2020 年時点の高い水準を維持していると読み取れます。
③ 5 年変化 4 市町村と 10 年変化 4 市町村が同じ構造
加茂市が含まれる「5 年変化幅の県内上位 4」と「10 年変化幅の県内上位 4」は、同じ 4 市町村で完全一致します。
県内 30 市町村を 2 つの軸で見たときの上位 4 は次のとおりです。
- 2020→2025 の 5 年変化が浅い側の上位 4:刈羽(1 位・0.0pt)→ 弥彦(2 位・-0.4pt)→ 加茂(3 位・-0.5pt) → 田上(4 位・-0.7pt)
- 2015→2025 の 10 年変化が大きい側の上位 4:田上(1 位・+4.9pt)→ 弥彦(2 位・+4.0pt)→ 刈羽(3 位・+3.9pt)→ 加茂(4 位・+3.4pt)
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・総務省(国勢調査 2015)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
→ 順位内訳は入れ替わるが構成メンバーは 4 市町村(刈羽・弥彦・加茂・田上)で 100% 一致
2 つの軸で上位 4 に入る市町村が完全に同じという構造は、「2015→2020 の 5 年で急上昇 → 2020→2025 の 5 年で浅い反転」という共通の 10 年軌道 を 4 市町村が持っていることを示します。加茂市はこの 4 市町村の 1 つです。
反対に、加茂市を除く県内 29 市町村のうち大多数では「10 年通算では小さな変化 → 直近 5 年でまとまった低下」という異なる軌道が多く、たとえば妙高市は 2015→2025 で 0.0pt(変化なし)でありながら 2020→2025 で -3.5pt(県内 25 位・低下幅最大級)という動きを示します。「浅い反転」と「急上昇の裏返し」がセットになる 4 市町村 に加茂市は含まれます。
数値の意味(データから読み取れる範囲): 加茂市の 5 年変化 -0.5pt は、10 年で急上昇した高齢化率の水準を維持している という文脈で読む必要があります。他 3 市町村(刈羽・弥彦・田上)と共通する「急上昇 → 浅い反転」の軌道の 1 つで、加茂市はその中で唯一の 2 万人超の中規模自治体です。
④ 2025 年の高齢化——前期・後期高齢者ともに県内上位帯(規模帯 5 市町村中 2 位)
加茂市の 2025 年の高齢化は、65 歳以上 36.3%(県内 11 位)・75 歳以上 19.2%(県内 9 位)・85 歳以上 4.5%(県内 10 位)で県内中位から上位帯・同じ規模帯 5 市町村(妙高・胎内・加茂・聖籠・田上)の中では田上町に次ぐ 2 位に位置します。
加茂市の 2025 年時点の年齢別内訳は次のとおりです。
- 65 歳以上:8,745 人(36.3%・県内 11 位・規模帯 5 市町村中 2 位)
- 75 歳以上:4,616 人(19.2%・県内 9 位)
- 85 歳以上:1,077 人(4.5%・県内 10 位)
▼【グラフ:kamo_65_75_85割合.png|加茂市と同規模市町村の 65・75・85 歳以上割合を横棒で比較・加茂市を強調色にする】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
後期高齢者比率(75 歳以上 ÷ 65 歳以上)は 52.8% で県内 12 位、前期高齢者比率(65〜74 歳 ÷ 総人口)は 17.1% で県内 9 位 です。65 歳以上の中で 75 歳以上が半分以上を占め、前期高齢者と後期高齢者の両方が県内で上位帯に位置します。
「後期高齢者に偏った構造」ではなく「前期高齢者・後期高齢者ともに県内上位帯」 という組み合わせが加茂市の年齢構成の特徴で、高齢化率単独の順位(11 位)よりも 75 歳以上(9 位)と前期高齢者比率(9 位)の順位が高い並びです。同じ規模帯 5 市町村(田上 37.0%・加茂 36.3%・胎内 34.3%・妙高 33.8%・聖籠 24.6%)の中では、加茂市の高齢化率 36.3% は 田上町に次ぐ 2 位 に位置し、規模中央値の位置で高齢化率上位という組み合わせになります。
数値の意味(データから読み取れる範囲): 加茂市の高齢化構造は 前期・後期の両方が県内上位帯 で、後期高齢者比率 52.8%(12 位)は高齢者の半分以上が 75 歳以上であることを示します。85 歳以上 4.5%(10 位)は県内中位からやや高い水準で、規模帯 5 市町村内では高齢化率順位 2 位に対応する位置に来ます。
⑤ 人口 1〜3 万人規模の県内 5 市町村での位置
同じ人口規模帯 5 市町村(妙高・胎内・加茂・聖籠・田上)の中で、加茂市は規模 3 位(中央値)・高齢化率 2 位(田上町に次ぐ)です。
県内で総人口が 1 万人以上 3 万人未満の市町村は次の 5 つで、加茂市を含めた比較は次のとおりです。
| 市町村 | 総人口 | 高齢化率 | 現役 高齢比 | 2020→2025 変化 | 2015→2025 変化 | 2050 推計 高齢化率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 妙高市 | 29,514 | 33.8% | 1.69 | -3.5pt | 0.0pt | 51.6% |
| 胎内市 | 26,791 | 34.3% | 1.63 | -1.7pt | +1.8pt | 46.6% |
| 加茂市 | 24,079 | 36.3% | 1.53 | -0.5pt | +3.4pt | 54.3% |
| 聖籠町 | 13,986 | 24.6% | 2.48 | -1.5pt | +0.3pt | 34.1% |
| 田上町 | 10,581 | 37.0% | 1.49 | -0.7pt | +4.9pt | 57.7% |
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・総務省(国勢調査 2015)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
→ 加茂市は規模で 3 位(中央値)・高齢化率で 2 位・5 年変化幅で最も浅い・2050 推計で 2 位という位置
5 市町村の中で加茂市は規模が 中央値 に来る一方、高齢化率は 田上町に次ぐ 2 位、直近 5 年変化幅は 最も浅い -0.5pt、2050 年推計も 田上町に次ぐ 2 位 です。現在の順位と将来推計の順位がどちらも 2 位で一致 する位置に来ます。
加茂市と田上町は「5 市町村中の高齢化率 1・2 位を占め・5 年変化幅の上位 4 市町村に共に含まれ・2050 推計も 5 市町村中 1・2 位を占める」という位置関係で、規模差(田上町の約 2.3 倍)を挟んで並ぶ組み合わせです。聖籠町だけが 5 市町村の中で高齢化率 24.6%(県内最若)・現役高齢比 2.48(県内 1 位)と大きく外れた水準に位置します。
数値の意味(データから読み取れる範囲): 加茂市は 同じ規模帯 5 市町村の中で「規模中央値・高齢化率上位・5 年変化幅最浅・2050 推計上位」の組み合わせ を持ちます。同じ 5 市町村内で人口規模が近い妙高市(29,514)・胎内市(26,791)との対比では、加茂市の 5 年変化幅の浅さ(-0.5pt vs 妙高 -3.5pt・胎内 -1.7pt)が際立ちます。
⑥ 年齢構成 3 区分——年少人口率 8.3% は規模帯 5 市町村中 4 位・生産年齢率 55.4% も 4 位
加茂市の総人口 24,079 人の年齢 3 区分は、年少 8.3%(規模帯 5 市町村中 4 位)・生産年齢 55.4%(同 4 位)・高齢者 36.3%(同 2 位)で、聖籠町を除く 4 市町村では中位帯に集まる構成です。
加茂市の総人口 24,079 人を年齢 3 区分で見ると次のとおりです。
- 0〜14 歳(年少人口):1,994 人(8.3%・県内で少ない側 6 番目・規模帯 5 市町村中 4 位)
- 15〜64 歳(生産年齢人口):13,340 人(55.4%・規模帯 5 市町村中 4 位)
- 65 歳以上(高齢者人口):8,745 人(36.3%・規模帯 5 市町村中 2 位)
▼【グラフ:kamo_年齢3区分_2025.png|加茂市と同規模市町村の年齢 3 区分を積み上げ横棒グラフで比較・加茂市を強調色にする】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
年少人口率 8.3% は県内で少ない側 6 番目で、10% を切る水準です。同じ人口規模帯 5 市町村の中では聖籠 14.4 → 胎内 9.6 → 妙高 9.2 → 加茂 8.3 → 田上 8.0 の順で、加茂市は 4 番目 に来ます。
生産年齢人口率 55.4% は県内中位帯です。同じ規模帯 5 市町村の中では聖籠 61.0%・妙高 57.0%・胎内 56.1%・加茂 55.4%・田上 55.0% の並びで、加茂市は 4 位——聖籠を除く 4 市町村では中位帯 に集まる年齢構成です。
規模帯 5 市町村内の 3 区分順位を並べると、加茂市は年少 4 位・生産年齢 4 位・高齢者 2 位 という組み合わせで、田上町に次いで年少・生産年齢が少なく、高齢者比率が高い並びに位置します。
⑦ 2024 年の人口動態——自然減 362 人・社会減 128 人
加茂市の 2024 年 1 年間の人口動態は次のとおりです。
- 自然増減:-362 人(県内 12 位・大きい側)
- 出生 75 人・死亡 437 人
- 社会増減:-128 人(県内 14 位)
- 転入 382 人・転出 510 人
出典:総務省(住民基本台帳、2024 年動態)
死亡数は出生数の約 5.8 倍(437 ÷ 75)で、自然減が人口減少の主軸です。転出超過は 128 人で、自然減 362 人と合わせて 2024 年の総人口減は約 490 人規模となります。
自然減が社会減の約 2.8 倍(362 ÷ 128)で、加茂市の人口減少は自然減の比重が高い構造です。県内順位では自然増減 12 位・社会増減 14 位で、どちらも中位帯に位置します。
注: 社会増減は住民基本台帳の公式値(職権記載・職権消除等の行政調整を含む)で、転入届数と転出届数の単純差とは一致しません。単年変動を「傾向」と断定せず 1 年断面として参照する必要があります。
⑧ 2050 年推計 54.3%——現在と同じ順位を維持する見通し
加茂市の 2050 年高齢化率推計は 54.3% で、県内昇順で 8 番目に高い水準・同じ規模帯 5 市町村の中では現在と同じ 2 位を維持する見通しです。
社人研(令和 5 年推計)による加茂市の 2050 年高齢化率推計は 54.3% です。県内 30 市町村を昇順で並べると、加茂市は 8 番目に高い水準 に位置します。
▼【グラフ:kamo_将来人口.png|加茂市の 2020〜2050 年の総人口・65 歳以上・15-64 歳の推移を折れ線で表示】

出典:国立社会保障・人口問題研究所(社人研、令和 5 年推計)
同じ人口規模帯 5 市町村の 2050 年推計順位 は次のとおりです。
- 田上町:57.7%(1 位)
- 加茂市:54.3%(2 位)
- 妙高市:51.6%(3 位)
- 胎内市:46.6%(4 位)
- 聖籠町:34.1%(5 位)
→ 現在(2025)の 5 市町村内 2 位が、2050 年推計でも 2 位を維持する順位維持型
加茂市は現在も将来推計も 5 市町村の中で 2 位 を維持します。5 市町村の中では、妙高市が現在 4 位→ 2050 年 3 位に順位上昇、胎内市が現在 3 位→ 2050 年 4 位に順位下落する動きの中で、加茂市の順位は不変です。
数値の意味(データから読み取れる範囲): 加茂市の 2050 年推計 54.3% は 現在の 36.3% から +18.0pt 上昇 する数字で、県内で 8 番目に高い水準に位置します。同じ規模帯 5 市町村では順位変動が起きる中で、加茂市は 現在→将来の順位が動かない「維持型」推計 に含まれます。
⑨ 現役 1 人が支える高齢者数——0.65 人から 1.45 人へ
加茂市の現役高齢比は 2025 年 1.53(県内 19 位)から 2050 年推計 0.69 へ低下し、現役 1 人が支える高齢者数は 0.65 人から 1.45 人へ増える見通しです。
加茂市の現役高齢比(15〜64 歳 ÷ 65 歳以上)は 2025 年時点で 1.53 で、県内 19 位(魚沼市と 2 市同率タイ)です。
▼【グラフ:kamo_現役高齢比.png|加茂市と同規模市町村の現役高齢比(2025 年実績・2050 年推計)を横棒で比較】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・国立社会保障・人口問題研究所(社人研、令和 5 年推計)
同じ規模帯 5 市町村の現役高齢比 2025 年順位 は次のとおりです。
- 聖籠町:2.48(1 位)
- 妙高市:1.69(2 位)
- 胎内市:1.63(3 位)
- 加茂市:1.53(4 位・魚沼市と同率タイ)
- 田上町:1.49(5 位)
現役高齢比 1.53 は 現役 3 人で高齢者約 2 人(正確には現役 1 人あたり高齢者約 0.65 人) を支える水準です。2050 年推計では 0.69 まで低下し、現役 1 人あたり高齢者約 1.45 人 に増えます。
同じ規模帯 5 市町村の現役高齢比 2050 推計順位 は次のとおりです。
- 聖籠町:1.51(1 位)
- 胎内市:0.94(2 位)
- 妙高市:0.76(3 位)
- 加茂市:0.69(4 位)
- 田上町:0.60(5 位)
現在も将来推計も同じ 4 位(低い側 2 位)を維持し、聖籠町だけが現役高齢比 1 を上回る位置に来る一方、加茂・田上を含む 4 市町村は現役高齢比 1 を割り込む位置に着地します。
⑩ 加茂市の “浅い反転” を読むときの 3 つのポイント
加茂市の高齢化を数字で判断するとき、章①〜⑨で確認した観察は 3 つのポイントで整理できます。
ポイント 1:直近 5 年の “浅さ” は 10 年軌道の裏返し
5 年変化 -0.5pt は県内 3 番目に浅い低下ですが、その手前 2015→2020 年に +3.9pt の急上昇 があり、10 年通算では +3.4pt(県内 4 位・悪化幅大) です。「浅い反転」は「10 年で急上昇した水準の維持」であり、絶対値としての改善ではありません。5 年変化幅の上位 4 市町村(刈羽・弥彦・加茂・田上)と 10 年変化幅の上位 4 市町村(田上・弥彦・刈羽・加茂)は 同じ 4 市町村で完全一致 します。
ポイント 2:将来推計は現在の順位を維持
2050 年推計 54.3% は 現在(2025 年)36.3% から +18.0pt 上昇 する数字で、県内昇順で 8 番目に高い水準です。同じ人口規模帯 5 市町村(妙高・胎内・加茂・聖籠・田上)の中では、加茂市は 現在も将来推計も 2 位(田上町に次ぐ) で、順位変動が起きる 5 市町村の中で加茂市の位置は不変です。
ポイント 3:現役の負担は 25 年で明確に増える
現役高齢比は 2025 年 1.53 から 2050 年推計 0.69 へ低下し、現役 1 人あたり高齢者数は 0.65 人から 1.45 人へ増える 見通しです。同じ規模帯 5 市町村の中で、加茂市は現在も将来も 4 位(低い側 2 位) を維持し、聖籠町を除く 4 市町村(妙高・胎内・加茂・田上)はいずれも 2050 年に現役高齢比 1 を割り込みます。
3 つのポイントが示すもの
加茂市の位置は 「絶対水準は県内 11 位で高い側」+「直近 5 年変化幅は県内 3 番目に浅い」+「10 年で +3.4pt 急上昇」+「2050 推計は同じ規模帯 5 市町村中 2 位を維持」 という組み合わせです。5 年変化 -0.5pt という 1 指標だけを取り出すと「改善」に見えますが、10 年軌道と将来推計を組み合わせると、加茂市は 「10 年で急上昇した水準を、直近 5 年で維持している」 位置に来ることが数字で確認できます。
まとめ——加茂市の高齢化を 3 つの観察で押さえる
加茂市は「5 年変化が浅い上位 4 市町村(刈羽・弥彦・加茂・田上)」の一角ですが、4 中で唯一 2 万人超の中規模自治体という位置に立ちます。共通軌道の中の加茂固有性を、次の視点で確認します。
- 5 年変化 -0.5pt は県内 3 番目に浅い低下・同じ規模帯 5 市町村の中では最も浅い——刈羽 0.0・弥彦 -0.4・加茂 -0.5・田上 -0.7 の 4 市町村が県内上位 4 位に並び、加茂市は 4 市町村中で唯一の 2 万人超中規模自治体です
- 10 年通算 +3.4pt は県内 4 位(悪化幅が大きい側)——「浅い反転」の裏側で 10 年間で急上昇した水準——5 年変化上位 4 市町村と 10 年変化上位 4 市町村は同じ 4 市町村(刈羽・弥彦・加茂・田上)で完全一致し、「急上昇 → 浅い反転」の共通軌道を持ちます
- 2050 年推計 54.3% は県内昇順 8 番目・同じ規模帯 5 市町村中 2 位を維持——現在(2025 年)2 位と 2050 年推計 2 位が一致し、加茂市は 5 市町村内で順位変動しない「維持型」推計に含まれます
加茂市は 絶対水準が県内 11 位で高い側にありながら、直近 5 年の変化幅が県内 3 番目に浅い という組み合わせを持ち、5 年変化幅と 10 年軌道と将来推計を並べて確認することで、県内 30 市町村の中での位置が数字で把握できます。
データの見方
- 高齢化率:65 歳以上人口 ÷ 総人口 × 100(%)
- 後期高齢者比率:75 歳以上人口 ÷ 65 歳以上人口 × 100(%)——高齢者内での 75 歳以上の占有率
- 前期高齢者比率:65〜74 歳人口 ÷ 総人口 × 100(%)
- 現役高齢比:15〜64 歳人口 ÷ 65 歳以上人口——現役世代 1 人あたりが対応する高齢者数の逆数
- 同率タイ:小数第 1 位までの表示で同じ値になる市町村が複数ある場合を指します。順位は同順位で並びます
- 2020 年高齢化率:本記事の 2020 年値は国勢調査 2020 の実績値ではなく、国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)の 2020 年推計値です。2020→2025 の 5 年変化は「社人研 2020 推計値 → 2025 住民基本台帳実績」の差として算出しています
出典・情報基準日
- 総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在/2024 年動態)
- 総務省(国勢調査、2015 年 10 月 1 日現在)
- 国立社会保障・人口問題研究所(日本の地域別将来推計人口、令和 5 年推計)
情報基準日:住民基本台帳 2025 年(令和 7 年)1 月 1 日現在

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