聖籠町の気候データ 30 ℃以上の日は県内4番目に少なく、25 ℃以上の夜は県内1番目

データ

聖籠町の気候を、松浜観測所で測った気温と降水量の記録でまとめます。

この記事の気温と降水の数字は、松浜観測所の値です。観測所の標高は1 mで、聖籠町役場から14.4 km離れています。この観測所の値を使うのは聖籠町だけです。観測は2003年に始まったため、1時間雨量の記録は21年分です。

聖籠町の気候の特徴は、最高気温で数えると県内30市町村のうち4番目に少ないのに、最低気温25 ℃以上の夜で数えると県内1番目になるところにあります。

最高気温が30 ℃以上の日は年33.5 日で県内30市町村のうち4番目に少ない日数ですが、最低気温が25 ℃以上の夜は年17.1 日で県内で一番多い日数です。この記事の数字と、聖籠町が公表しているハザードマップを合わせて見ると、住まいを考えるときの参考になります。

  • 最高気温が30 ℃以上の日は年33.5 日で県内30市町村のうち4番目に少なく、25 ℃以上の日も年96.8 日で4番目に少ない日数です(2014〜2023年の10年平均)。
  • ところが最低気温が25 ℃以上の夜は年17.1 日で県内1番目です。5年ごとに見ても4本すべて県内3番目以内で、1番目だった5年もあります。
  • 年間降水量1,652.3 mmは県内で最も少なく、観測史上一番多かった1日の雨量147.5 mmも県内で最も小さい値です。土砂災害の指定区域は0 件で、県内30市町村で唯一です。
  • この観測所は観測開始が2003年なので、1時間降水量の観測年数は21年です(ほかの29市町村は30年)。25年前との差は出せません。

海岸線24.9 km・市街地標高8 mの町、観測地点は町役場から14.4 km

聖籠町は、新潟東港に接する町です。

気温と降水量は観測地点で測った値で、町の全域で測っているものではありません。この記事の数字は松浜観測所の値で、観測所は標高1 mの場所にあり、聖籠町役場から14.4 km離れています。市街地標高は8 mです。この観測所は観測開始が2003年で、1時間雨量の記録は21年分です。ほかの29市町村は30年分あります。

項目聖籠町県内の位置
市街地標高8 m16番目に高い(村上市・上越市と並ぶ値)
海岸距離3 km9番目に近い
海に面するか面する–
海岸線長24.9 km–
主要河川加治川–
境界を接する市町村の数2–
県外と接するか接しない–
豪雪地帯の区分豪雪地帯–
指定の範囲全域–

海岸までは3 kmです。海岸線は24.9 kmあり、主要河川は加治川の1本です。県内で境界を接するのは新発田市と新潟市の2市で、県外とは接しません。

町全域が豪雪地帯に指定されていて、特別豪雪地帯ではありません。これは豪雪地帯対策特別措置法にもとづく国の指定で、新潟県は30市町村すべてが豪雪地帯、うち18が特別豪雪地帯です。


昼は県内4番目に少ない日数、夜は県内1番目の日数

同じ夏でも、昼の気温で数えるか夜の気温で数えるかで、県内での位置が反対になります。

年間平均気温14.3 ℃と年間降水量1,652.3 mm、20年の動き

年間平均気温は1年間の平均気温、年間降水量は1年に降った雨と雪を合わせた量で、雪は水に換算して数えます。

2014〜2023年の10年平均では、年間平均気温は14.3 ℃で県内3番目に高い値です(妙高市・上越市・佐渡市と並びます)。年間降水量は1,652.3 mmで県内で最も少ない値です。県内で一番多いのは妙高市と上越市の2,922.5 mmです。

月別で数えた12〜3月の降水量は558.5 mmで、一番多い月は12月の236.6 mmです。次が7月の235.0 mmで、冬と夏がほぼ同じ多さです。月の平均気温が一番高いのは8月の27.0 ℃で、0 ℃を下回る月はありません(一番低い1月が3.0 ℃)。

▼【グラフ:seiro_dodai_suii.png 年間平均気温と年間降水量の5年区間平均(左軸が気温・右軸が降水)】

▼【グラフ:seiro_dodai_sanpu.png 県内30市町村の年間平均気温と年間降水量(2014〜2023年の10年平均)】

この観測所は観測開始が2003年なので、5年ごとの区間は2004〜2023年の4本です。ほかの29市町村は1994年からの6本があります。

区間年間平均気温年間降水量
2004〜2008年13.88 ℃1,664.2 mm
2009〜2013年13.78 ℃1,677.2 mm
2014〜2018年14.02 ℃1,588.0 mm
2019〜2023年14.66 ℃1,716.6 mm

気温は直近の2019〜2023年が14.66 ℃で4区間のうち一番高い値です。年間降水量の県内順位は4区間とも29番目か30番目で、動いていません。

昼は県内4番目に少なく、夜は県内1番目

昼と夜では、県内での位置が逆になります。夏日は最高気温が25 ℃以上の日、真夏日は30 ℃以上の日、猛暑日は35 ℃以上の日、熱帯夜は最低気温が25 ℃以上の日、冬日は最低気温が0 ℃を下回る日、真冬日は最高気温が0 ℃を下回る日です。

指標値(2014〜2023年の10年平均)県内順位
夏日数年96.8 日4番目に少ない
真夏日数年33.5 日4番目に少ない
猛暑日数年3.6 日9番目に少ない
熱帯夜数年17.1 日1番目に多い
年間平均気温14.3 ℃3番目に高い

▼【グラフ:seiro_hiru_yoru.png 最高気温25 ℃以上・30 ℃以上・35 ℃以上と最低気温25 ℃以上の日数の県内順位】

最高気温で区切ると、25 ℃以上の日は県内4番目、30 ℃以上の日も4番目、35 ℃以上の日は9番目に少なく、最低気温が25 ℃以上の夜だけ県内1番目です。最高気温が25 ℃以上の日は年96.8 日で県内4番目に少なく、一番少ないのは津南町の年81.0 日です。30 ℃以上の日も年33.5 日で4番目に少ない日数です。いっぽう最低気温が25 ℃以上の夜は年17.1 日で、2番目の糸魚川市の16.5 日、3番目の新潟市の15.8 日を上回ります。年間平均気温は14.3 ℃で県内3番目に高い値です。

5年ごとに見ても夜は4本すべて県内3番目以内

この位置が直近だけのものかを、5年ごとに区切って確かめます。

区間最低気温25 ℃以上の夜県内順位
2004〜2008年年9.8 日3番目に多い
2009〜2013年年15.6 日3番目に多い
2014〜2018年年11.0 日1番目に多い
2019〜2023年年23.2 日2番目に多い

▼【グラフ:seiro_nettai_suii.png 最低気温25 ℃以上の日数の5年区間平均4本と県内順位】

4区間とも県内3番目以内で、2014〜2018年は県内1番目でした。日数そのものは年9.8 日から年23.2 日まで動いていて、直近の2019〜2023年が一番多い区間です。県内には最低気温が25 ℃以上の夜が年1日に満たない市町村が5つあり、聖籠町は年17.1 日です。

雨は総量も記録も県内で最も少ないのに、1日100 mm超だけ10番目

降水は、数える指標によって県内での位置が分かれます。日100mm超日数は1日の降水量が100 mmを超えた日の数、日50mm超日数は50 mmを超えた日の数です。

指標値県内順位
年間降水量(10年平均)1,652.3 mm1番目に少ない
観測史上最大の日降水量(21年)147.5 mm(2014年)1番目に小さい
年最大10分間降水量(10年平均)12.1 mm4番目に小さい
年最大日降水量(10年平均)79.0 mm21番目に多い
年最大1時間降水量(10年平均)28.9 mm24番目に多い
日50mm超日数(10年平均)年2.6 日24番目に多い
日100mm超日数(10年平均)年0.4 日10番目に多い

▼【グラフ:seiro_ame_juni.png 年間降水量・観測史上最大の日降水量・10分間の最大・1日100 mm超の日数の県内順位】

1年の合計も、観測史上一番多かった1日の雨量も県内で最も少ない値です。年間降水量1,652.3 mmは、2番目に少ない粟島浦村の1,668.6 mmを下回ります。観測史上最大の日降水量147.5 mm(2014年)も県内で最も小さい値ですが、これは21年のうちの最大値で、ほかの29市町村は30年のうちの最大値です。いっぽう1日に100 mmを超えた日は年0.4 日で県内10番目です(佐渡市と並ぶ値)。1年のうち最も強かった1時間の雨量は10年平均で28.9 mmで、気象庁が1時間雨量で分けた階級の「強い雨」(1時間20 mm以上30 mm未満)にあたり、21年で一番強かった1時間の53.0 mm(2007年)は「非常に激しい雨」(1時間50 mm以上80 mm未満)の階級です。記録的短時間大雨情報は、1時間の雨量がその地域で数年に1度しかない値に達したときに気象庁が発表する情報で、聖籠町を含む下越では1時間に100 mmが基準です。21年のうち達した年はありません。

0 ℃を下回る日は県内3番目に少ない

冬も県内では寒さがゆるいほうで、最低気温が0 ℃を下回る日は県内3番目に少ない日数です。

指標値(2014〜2023年の10年平均)県内順位
冬日数年32.8 日3番目に少ない
真冬日数年0.4 日1番目に少ない

▼【グラフ:seiro_fuyu.png 最低気温0 ℃未満・最高気温0 ℃未満・最低気温25 ℃以上の日数の県内の並び】

最低気温が0 ℃を下回る日は年32.8 日で県内3番目に少なく、最高気温が0 ℃を下回る日は年0.4 日で県内で最も少ない値です(糸魚川市と並びます)。寒い日は県内で少ないほうにあり、最低気温が25 ℃以上の夜は県内1番目です。5年区間で見ると、最高気温が0 ℃を下回る日が年0.0 日だった区間もあります。この観測所は観測開始が2003年なので、25年前との差は気温も降水も出せません。

冷房を考えるときに見るのは、昼の最高気温ではなく夜の最低気温です。


土砂災害の指定区域0 件は県内で唯一

指定された区域の数は、雨の量とは別に数えたものです。

土砂災害警戒区域は土砂災害のおそれがあるとして指定された区域、特別警戒区域はそのうち建築の制限がかかる区域で、合計は両方を足した数です。

項目聖籠町県内順位
合計区域数0 件1番目に少ない
警戒区域数0 件1番目に少ない
特別警戒区域数0 件1番目に少ない
表面雨量指数の基準にかかる1km格子数41–

▼【グラフ:seiro_dosha.png 土砂災害の指定区域数の県内の並び(0 件はこの町だけ)】

指定された区域は0 件で、県内30市町村のうち1件以上ある29市町村とは別の位置にあります。1件以上ある市町村のうち一番少ないのは粟島浦村の49 件です。区域の数は指定された区域の数で、被害が起きた回数ではありません。大雨警報に「1時間雨量◯ mm」という基準はなく、1km四方の格子ごとの指数で決まります。基準が定められた格子は町内に41あり、土砂災害の臨界線が定められた格子も同じ41です。

指定されているのは土砂災害の区域だけで、洪水や内水氾濫については使っている統計に列がありません。


まとめ

聖籠町の年間平均気温は14.3 ℃で県内30市町村のうち3番目に高く、年間降水量は1,652.3 mmで県内で最も少ない値です。その夏は、昼と夜で県内での位置が逆になります。最高気温が30 ℃以上の日は年33.5 日で県内4番目に少ない日数ですが、最低気温が25 ℃以上の夜は年17.1 日で県内で一番多い日数です。昼の暑さという点では過ごしやすく、夜の寝苦しさという点では過ごしづらい土地です。

数え方ごとの位置は次のとおりです。

  • 最高気温が25 ℃以上の日は年96.8 日、30 ℃以上の日は年33.5 日で、どちらも県内4番目に少ない日数です。
  • 最低気温が25 ℃以上の夜は年17.1 日で県内1番目です。5年ごとに見ても4本すべて県内3番目以内で、2014〜2018年は県内1番目でした。
  • 年間降水量は県内で最も少なく、21年で一番多かった1日の雨量147.5 mmも県内で最も小さい値です。ただし1日に100 mmを超えた日は年0.4 日で県内10番目です。
  • 最低気温が0 ℃を下回る日は年32.8 日で県内3番目に少なく、最高気温が0 ℃を下回る日は年0.4 日で県内で最も少ない値です。
  • 土砂災害の指定区域は0 件で、県内30市町村で唯一です。

夏の暮らしを考えるときは、昼の最高気温ではなく夜の最低気温の日数を見て、聖籠町のハザードマップを合わせて確かめておくと参考になります。


この記事の数値が示す範囲

  • この観測所は観測開始が2003年です。1時間降水量の観測年数は21年で、ほかの29市町村は30年です。25年前との差は気温も降水も出せません(1994〜1998年の5年平均がないためです)。5年ごとの区間も2004〜2023年の4本だけです。
  • 観測史上最大の値は、2003〜2023年の21年のうちの最大値です。ほかの29市町村の30年と同じ長さではありません。
  • 気温と降水の値は、松浜観測所1地点の観測値です。観測所は聖籠町役場から14.4 km離れていて、町全体を代表する値ではありません。
  • 年間平均気温・夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜・冬日・真冬日・年間降水量・年最大日降水量・年最大1時間降水量・年最大10分間降水量・日50mm超日数・日100mm超日数は、2014〜2023年の10年平均です。単年の値ではありません。
  • 熱帯夜数は「夜の数」です。最低気温が25 ℃以上だった日が年に何日あったかで、暑さの強さではありません。
  • 年最大日降水量は「1年のうち一番多かった1日」の平均です。年間の合計とは別の数え方です。
  • 真冬日の年0.4 日、日100mm超日数の年0.4 日、猛暑日の年3.6 日は、もとの数が小さい指標です。最高気温が0 ℃を下回る日は5年区間で年0.0 日から年0.6 日、1日に100 mmを超えた日は年0.2 日から年0.6 日、最高気温が35 ℃以上の日は年1.0 日から年6.2 日まで動きます。
  • 土砂災害の区域数は、県が指定した区域の数です。崩れた回数でも、危険の度合いでもありません。雨量とは別に数えた値です。
  • この記事で扱っているのは土砂災害の指定区域だけです。洪水や内水氾濫については、使っている統計に列がありません。
  • 大雨警報の基準は1km四方の格子ごとです。町に1つの代表値はありません。基準が定められた格子の数(41)は、危険の度合いではありません。
  • 記録的短時間大雨情報の1時間雨量基準は区域ごとに違います。聖籠町を含む下越は100 mmです。
  • 年間降水量には雪の分が水に換算して含まれます。積雪の深さや降雪量の統計は使っていません。
  • 豪雪地帯・特別豪雪地帯は法律にもとづく指定で、気象の分類ではありません。県内30市町村はすべて豪雪地帯で、うち18が特別豪雪地帯です。聖籠町は特別豪雪地帯には入っていません。
  • 月別の降水量は10年平均を月ごとに数えたものです。年間の値とは別に数えた値で、月別の県内順位はありません。

出典・情報基準日

出典基準日・年次使っている値
気象庁『過去の気象データ検索』(地域気象観測・アメダス 松浜観測所)2014〜2023年の10年平均気温・降水の10年平均と月別
同上2004〜2023年の4区間5年区間平均と県内順位
同上2003〜2023年の21年観測史上最大の日降水量・1時間降水量
気象庁『雨の強さと降り方』基準日なし「強い雨」「非常に激しい雨」の区分
気象庁『記録的短時間大雨情報』2026年5月28日現在1時間雨量の発表基準100 mm(下越の区域)
気象庁『警報・注意報の発表基準』2026年5月28日現在大雨警報・土砂災害警戒情報の基準にかかる1km格子数
気象庁『気象警報・注意報の発表区域』基準日なし一次細分区域(下越)
新潟県『土砂災害警戒区域等マップ』2025年3月31日現在土砂災害の警戒区域・特別警戒区域・合計
国土交通省『豪雪地帯対策特別措置法にもとづく指定』2026年4月1日現在豪雪地帯の指定と範囲
国土交通省『国土数値情報(行政区域 N03)』2026年1月1日境界を接する市町村の数・海に面するか・海岸線長
聖籠町 公式サイト基準日なし(概数)市街地標高・海岸距離・主要河川

データの見方

  • 10年平均は、その期間に観測された値を平均したものです。単年の値とは一致しません。
  • 5年区間平均は2004〜2008年から2019〜2023年までの4区間で、1年も重なりません。ほかの29市町村は1994年からの6区間があります。
  • 県内順位は新潟県の市町村のうちの順位です。同じ値の市町村があるときは同じ順位に並び、次の順位が飛びます。
  • 表の「-」は、その項目に県内順位が無いことを表します。

免責

本記事は公表統計をもとに作成したもので、個別の判断の結果について責任を負いません。


運営者情報

新潟県の公的データをもとに、市町村別のデータ記事を作成しています。

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