新発田市の人口データ 県内4番目に大きい昼夜間の差と、30年動かない県内4位

データ

新発田市の人口は91,677人で県内4位です。2020年の国勢調査では、昼間人口が夜間人口を2,969人下回り、この差は県内で4番目に大きい値でした。
この市の数値で確かめられることは2つです。日中に市内にいる人は住んでいる人より何人少ないのか、県内での位置はこれから動くのか。推計の30年では、人数が29,866人減る一方で、県内順位は動きません。


県内4位の91,677人と、県内3位の年少人口率11.10%

新発田市の人口は91,677人で県内4位、世帯数は37,623世帯でこちらも県内4位です。可住地面積は総面積から林野と主要湖沼を除いた面積で、可住地割合はそれが総面積に占める割合です。人口密度は総面積あたり、可住地人口密度は可住地面積あたりの人数を指します。

指標値基準県内順位
総人口91,677人住民基本台帳 2025年4位
世帯数37,623世帯住民基本台帳 2025年4位
1世帯あたりの人数2.44人住民基本台帳 2025年県内で13番目に大きく、小さい順では17番目(三条市と同率)
総面積533.07 km²国土地理院 2026年県内で11番目に広い
可住地面積253.82 km²総務省統計局 2024年県内で4番目に広い
可住地割合47.60%総務省統計局 2024年・国土地理院 2026年県内で11番目に高い
人口密度172.0人/km²住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年14位
可住地人口密度361.2人/km²住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年県内で13番目に高い
順位市町村人口
1新潟市761,503
2長岡市255,261
3上越市180,440
4新発田市91,677
5三条市91,178
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30粟島浦村312

総人口のうち14歳以下が年少人口、15〜64歳が生産年齢人口で、65歳以上が占める割合が高齢化率です。65歳以上1人あたりで数えた15〜64歳の人数が高齢者1人あたり生産年齢人口、15〜64歳1人あたりで数えた14歳以下と65歳以上の合計が現役1人あたり非現役人数です。

指標値県内順位
14歳以下10,155人県内で4番目に多い
15〜64歳53,264人県内で4番目に多い
65歳以上28,258人県内で5番目に多い
年少人口率11.10%県内で3番目に高い(新潟市と同率)
生産年齢人口率58.10%県内で8番目に高い
高齢化率30.80%県内で5番目に低い

いずれも住民基本台帳2025年の値です。

順位市町村年少人口率
1聖籠町14.40
2刈羽村11.40
3新潟市11.10 ※同率
3新発田市11.10 ※同率
5長岡市10.90 ※同率
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30阿賀町5.40

人数を示す指標は、県内4番目から5番目に並びます。65歳以上は14歳以下の2.78倍で、この比は県内で27番目に高く、低い順に数えると4番目にあたります。高齢者1人あたり生産年齢人口1.88人は県内で6番目に多く、現役1人あたり非現役人数0.72人は県内で8番目に少ない値です。15〜64歳から65歳以上を引いた25,006人は県内で4番目に多く、14歳以下は同じ年齢の子どもが677.0人です。

率や比でみると、位置は人数の順位と違います。年少人口率11.10%は県内3位、65歳以上と14歳以下の比は県内で4番目に低く、高齢化率30.80%は県内で5番目に低い値です。規模は県内4位、年齢構成は県内で若い方に寄っています。

新発田市は新潟県の下越地方にあり、阿賀野川水系の扇状地に位置します。新発田城があり、城下町として発展しました。


昼夜間人口比96.9と、県内4番目に大きい2,969人の差

昼夜間人口比96.9は、夜間人口を100としたときの昼間人口です。分母の夜間人口は市に住んでいる人の数、分子の昼間人口は通勤・通学の移動をふまえて日中に市内にいる人の数を指します。

▼【グラフ:population_daynight.png 新発田市の昼間人口と夜間人口(2020年国勢調査)】

2020年の国勢調査では、夜間人口94,927人に対して昼間人口が91,958人で、差は2,969人です。この差は県内で4番目に大きい値です。

順位市町村昼夜間人口の差(実数)
1新潟市10,171
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───── 0(昼間と夜間が同数) ─────
⋮⋮⋮
26田上町-2,428
27新発田市-2,969
28阿賀野市-3,700
⋮⋮⋮
30五泉市-4,853

この並びでは、昼間に減る人数が大きい市町村が下に来ます。

昼夜間人口比96.9は県内で19番目に高い値です。昼間人口が夜間人口を下回るのは県内17市町村で、新発田市はそのひとつです。

夜間人口94,927人は2020年10月1日の国勢調査人口で、この記事の後半で扱う推計の出発点と同じ値です。通勤先・通学地の内訳は集計の対象外で、どこへ行くのかは、この統計では分かりません。

住んでいる人の数で日中の客を見積もると、数え過ぎます。


29,866人減る推計人口と、3時点とも4番目のままの県内順位

推計では、2020年から2050年の30年間で29,866人減ります。この減少は、人数で見ると県内で6番目に大きい値です。

▼【グラフ:population_rank_flat.png 新発田市の推計総人口と県内順位(2020年・2040年・2050年)】

その一方で、県内で何番目に多いかは3時点とも4番目のままです。順位の動きは2020年から2040年で0、2040年から2050年で0、通算でも0です。県内順位が変わらないのは県内11市町村で、新発田市はそのひとつです。

2020年から2050年の減少率-31.50%は県内で8番目に減少幅が小さい値で、2020年から2040年の-20.90%も8番目です。2050年の推計人口は2020年の推計人口の68.50%にあたります。2020年から2050年に総人口が増える市町村は県内にありません。

順位市町村2020→2050 減少率
1聖籠町-12.50
⋮⋮⋮
7見附市-31.40
8新発田市-31.50
9上越市-32.10
⋮⋮⋮
30阿賀町-61.80

実績の人口は次のとおりです。

時点人口前の時点からの増減増減率県内順位(増減率)
2010年(国勢調査)101,202人———
2015年(国勢調査)98,611人-2,591人-2.56%減少率が県内で5番目に小さい(燕市と同率)
2020年(国勢調査)94,927人-3,684人-3.74%減少率が県内で7番目に小さい
2025年(住民基本台帳)91,677人-3,250人-3.42%減少率が県内で7番目に小さい

2010年から2025年までの15年間で9,525人減り、減少率-9.41%は県内で6番目に減少幅が小さい値です。最後の期は、国勢調査2020年10月1日から住民基本台帳2025年1月1日までで、他の2期より短く、統計の基準も違います。-3.42%という値だけで、減り方が緩んだとも強まったとも言えません。3期続けて減少率が拡大した市町村は県内に5つあり、新発田市は該当しません。

推計は2020年・2040年・2050年の3時点です。2020年から2040年は20年、2040年から2050年は10年で期間の長さが違うため、途中で減り方が変わったかどうかは、この3時点からは読めません。順位が動かない理由も、この記事の数値では扱えません。

住民基本台帳2025年の91,677人と、推計の65,061人は基準が違う別の統計です。推計の期間内の変化量は29,866人・-31.50%です。

他の市町村との差がすぐ縮まると見込むと、見誤ります。


2050年も高齢化率42.90%で、県内6番目に低い水準

推計の年齢構成では、高齢化率が32.40%(2020年)から39.40%(2040年)、42.90%(2050年)へ上がります。2050年の42.90%は県内で6番目に低い値で、50%を超える見通しの13市町村に新発田市は入りません。

年齢区分2020年2040年2050年2020年からの増減増減率
14歳以下11,095人6,817人5,838人-5,257人-47.40%
15〜64歳53,102人38,689人31,281人-21,821人-41.10%
65歳以上30,730人29,608人27,942人-2,788人-9.10%

14歳以下と15〜64歳は3時点とも県内で4番目に多く、65歳以上は3時点とも5番目に多い位置です。増減率は3区分とも、県内で6番目から8番目に減少幅が小さい値です。14歳以下と15〜64歳が2020年より増える市町村は県内になく、65歳以上が増えるのは2市町村で、新発田市は該当しません。

推計の年少人口率は11.70%から9.00%へ変わり、3時点とも県内で6番目に高い値です(2020年は上越市・長岡市と同率)。生産年齢人口率は55.90%から48.10%へ変わります。14歳以下は同じ年齢の子どもが739.7人から389.2人へ変わります。

高齢者1人あたり生産年齢人口は1.73人から1.12人へ、現役1人あたり非現役人数は0.79人から1.08人へ変わります。1.00人を下回る見通しの市町村は2020年で1、2040年で13、2050年で18ありますが、新発田市は3時点とも下回りません(2020年の現役1人あたり非現役は弥彦村と同率)。推計人口から計算した人口密度は178.1人/km²から122.0人/km²へ、可住地人口密度は374.0人/km²から256.3人/km²へ変わります。分子だけが将来推計の値です。

住民基本台帳2025年の年少人口率11.10%・生産年齢人口率58.10%・高齢化率30.80%・高齢者1人あたり生産年齢人口1.88人・現役1人あたり非現役0.72人・人口密度172.0人/km²・可住地人口密度361.2人/km²・同じ年齢の子ども677.0人は、上の推計とは別の統計です。推計の値との差は取っていません。

年齢構成が県内で若い方に寄る位置は、推計の30年でも変わりません。ただし人数は減ります。


社会増減-169人と、総減少の85.70%を占める自然増減

社会増減は転入・転出と職権記載・職権消除による差、自然増減は出生と死亡の差です。寄与率は、減った人数のうちそれぞれが占める割合、社会移動回転率は転入と転出を合わせた人数を人口で割った値を指します。2024年の1年間で減った1,178人のうち、自然増減によるものが85.70%、社会増減によるものが14.30%です。

▼【グラフ:population_breakdown.png 新発田市の2024年の社会増減と自然増減】

指標値県内順位
転入2,264人県内で4番目に多い
転出2,438人県内で4番目に多い
社会増減-169人県内で19番目に多い
出生431人県内で4番目に多い
死亡1,440人県内で4番目に多い
自然増減-1,009人県内で27番目に多い
人口増減-1,178人県内で23番目に多い

いずれも住民基本台帳2024年の人口動態の値です。

社会増減-169人は、1年間に出入りした4,702人に対して小さい値です。社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入2,264人と転出2,438人の差とは一致しません。転入と転出を合わせた4,702人を人口で割った社会移動回転率5.10%は、県内で10番目に高い値です(柏崎市と同率)。

自然増減-1,009人は、県内で4番目に大きい減少です。出生431人は死亡1,440人の29.93%にあたり、この割合は県内で7番目に高い値です。死亡は出生の3.34倍です。1日あたりの人数でみると、転入6.2人・転出6.7人、合わせて12.9人です。

1年間の人口増減率-1.27%は県内で8番目に減少率が小さい値です。2024年に人口が増えたのは県内で1市町村、社会増減がプラスだったのは県内で5市町村です。自然増減がプラスだった市町村はありません。新発田市はいずれにも該当しません。

1年で減った人数の大半は、出生と死亡の差にあたります。出入りの差は、それと比べると小さい値です。


まとめ|動かない順位と、減る人数

冒頭で挙げた2つ——日中に市内にいる人は住んでいる人より何人少ないのか、県内での位置はこれから動くのか——に、記事の数値で答えます。

1つ目です。2020年の国勢調査では、夜間人口94,927人に対して昼間人口が91,958人で、差は2,969人です。この差は県内で4番目に大きい値で、昼夜間人口比96.9は県内で19番目に高い値です。昼間人口が夜間人口を下回るのは県内17市町村で、新発田市はそのひとつです。

2つ目です。推計では総人口が29,866人減りますが、県内で何番目に多いかは3時点とも4番目のまま動きません。県内順位が変わらないのは県内11市町村です。2020年から2050年の減少率-31.50%は県内で8番目に減少幅が小さい値です。

人口91,677人・世帯数37,623世帯はどちらも県内4位で、人数を示す指標は県内4番目から5番目に並びます。一方で年少人口率11.10%は県内3位、高齢化率30.80%は県内で5番目に低い値です。年齢構成は県内で若い方に寄り、その位置は推計の30年でも変わりません。

2024年の1年間で減った1,178人のうち、85.70%は自然増減によるものです。社会増減-169人は、1年間に出入りした4,702人に対して小さい値です。

日中の人数は住んでいる人より少なく、県内での位置は動きません。住んでいる人の数で日中の客を見積もると数え過ぎ、他の市町村との差がすぐ縮まると見込むと見誤ります。

この節の数値の基準は次のとおりです。

基準この節で使っている数値
住民基本台帳 2025年人口91,677人・世帯数37,623世帯・年少人口率11.10%・高齢化率30.80%
住民基本台帳 2024年の動態1,178人・85.70%・-169人・4,702人
国勢調査 2020年(従業地・通学地集計)夜間人口94,927人・昼間人口91,958人・差2,969人・昼夜間人口比96.9
将来推計(国勢調査2020年基準)29,866人・-31.50%・3時点とも県内4番目

この記事の数値が示す範囲

  • この記事は人口の統計だけを扱っています。産業・雇用・住宅・医療のデータは含みません。人が減る理由や、日中に人が市外へ出る理由は、この記事の数値では扱えません。市にある城や地形については名前を挙げるだけで、人口の動きとは結びつけていません。
  • 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤先・通学地の内訳は集計対象外です。昼と夜の差は引き算の値で、移動した人数を数えたものではありません。
  • 将来推計は2020年・2040年・2050年の3時点で公表されています。2020年から2040年は20年、2040年から2050年は10年で期間の長さが違うため、途中で減り方が変わったかどうかは読めません。
  • 社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入から転出を引いた値と一致しません。**転入元・転出先の内訳は集計の対象外です。**年齢別の移動の内訳もありません。
  • 住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。将来推計の2020年は、2020年10月1日の国勢調査人口を基準年としています。夜間人口94,927人と同じ値です。
  • 同じ年齢の子どもの人数は、14歳以下の人数を15の年齢に分けた公表値です。学年ごとの人数を示すものではありません。
  • 可住地面積は、総面積から林野と主要湖沼を除いた面積です。平地の広さを測ったものではありません。人口密度と可住地人口密度は市域全体を平均した値で、市内のどこに人が住んでいるかは対象外です。

出典・情報基準日

データ出典基準日・年次
人口・世帯数・年齢3区分・人口密度総務省『住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数』2025年1月1日現在
転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減同上(人口動態)2024年1月〜12月
総人口の推移(2010・2015・2020年)・昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比総務省『国勢調査』2010・2015・2020年 各10月1日(昼夜間は従業地・通学地集計)
将来推計(総人口・年齢3区分・構成率・扶養負担・推計人口による密度)国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』2023年12月公表・国勢調査2020年基準
総面積・人口密度の分母国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』2026年4月1日現在
可住地面積・可住地割合・可住地人口密度総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』2024年データ

データの見方

  • 県内順位は、新潟県の30市町村すべてを並べたときの位置です。一部の市町村を取り出した中での順位ではありません。
  • 順位の向きは指標ごとに違います。この記事では、値が大きいほうから数えた順位と、小さいほうから数えた順位を、そのつど書き分けています。
  • 同じ値の市町村があるときは「同率」と書いています。
  • 人口の推移は、2010年から2020年までが国勢調査、2025年が住民基本台帳です。調査の方法が違うため、期ごとの増減をそのまま比べることはできません。

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