弥彦村の高齢化率は?人口 1 万人未満の 8 町村中で若さ 3 冠と 10 年 +4.0pt 急上昇の並存

データ

弥彦村(総人口 7,534 人)の高齢化率は 31.7% で県内 22 位、人口 1 万人未満の 8 町村の中では最若です。

  • 同じ 8 町村の中で 高齢化率最若・現役高齢比最高(1.85)・生産年齢人口率最高(58.7%)の 3 指標同時トップを独占します
  • 一方で 2015→2025 の 10 年間で +4.0pt 上昇——同じ 8 町村中で最大の悪化幅(県内 2 位) です
  • 直近 5 年変化 -0.4pt は県内 2 位に浅い低下で、刈羽・弥彦・加茂・田上の 4 市町村が「浅い反転」の上位 4 に並びます

① 1 万人未満 8 町村中で若さ 3 指標の同時トップ

弥彦村は、県内で人口 1 万人未満の 8 町村(小規模町村)の中で「高齢化率最若・現役高齢比最高・生産年齢人口率最高」の 3 指標が同時にトップに来る唯一の町村です。

人口 1 万人未満の県内 8 町村を、年齢構造の 3 指標で並べると次のとおりです。

町村総人口高齢化率現役
高齢比
生産年齢
人口率
2020→2025
変化
2015→2025
変化
2050 推計
高齢化率
阿賀町9,04744.6%1.1249.9%-5.0pt-0.7pt63.8%
津南町8,45637.7%1.4253.4%-4.9pt-1.3pt50.8%
湯沢町8,26834.8%1.6657.8%-3.9pt+0.9pt51.8%
弥彦村7,53431.7%1.8558.7%-0.4pt+4.0pt48.8%
関川村4,69139.9%1.3252.6%-3.2pt+0.8pt55.7%
刈羽村4,22232.2%1.7656.5%0.0pt+3.9pt35.6%
出雲崎町3,88639.2%1.3553.0%-4.7pt-1.2pt56.9%
粟島浦村31239.4%1.3352.2%-2.0pt-1.1pt30.2%

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・総務省(国勢調査 2015)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)

→ 弥彦村は 8 町村中で高齢化率 8 位(=最若)・現役高齢比 1 位・生産年齢人口率 1 位を同時に占める

8 町村平均は高齢化率 37.4%・現役高齢比 1.48・生産年齢人口率 54.3% で、弥彦村は各指標で -5.7pt 若い・+0.37 高い・+4.4pt 高いという位置にあります。同じ 8 町村内で 3 指標いずれも 1 位に来る町村は弥彦村のみです。

1 万人未満の小規模町村は一般に「高齢化率高・現役高齢比低・生産年齢率低」が揃う構造になりやすい水準ですが、弥彦村はその逆の 3 点セット(若・現役多・生産年齢多)を同じ 8 町村内で唯一揃えます。

数値の意味(データから読み取れる範囲): 弥彦村は同じ人口規模帯 8 町村の中で 若さ 3 指標同時 1 位という位置に立ちます。8 町村中で高齢化率が -5.7pt 低い・現役高齢比が +0.37 高い・生産年齢人口率が +4.4pt 高いという組み合わせで、規模帯の平均から明確に外れた水準です。


② 10 年で +4.0pt——同じ 8 町村中で最大の悪化幅

弥彦村の 2015→2025 の 10 年変化は +4.0pt で、同じ 1 万人未満 8 町村中で最大の悪化幅・県内 2 位です。

弥彦村の高齢化率の 3 時点推移は次のとおりです。

  • 2015 年(国勢調査実績):27.7%
  • 2020 年(社人研推計):32.1%
  • 2025 年(住民基本台帳実績):31.7%

▼【グラフ:yahiko_高齢化推移.png|弥彦村の 2015→2020→2025→2030→2040→2050 年高齢化率推移を折れ線で表示・実績と推計を色分け】

出典:総務省(国勢調査 2015)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)・総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)

前半 5 年(2015→2020)で +4.4pt 急上昇し、後半 5 年(2020→2025)は -0.4pt の浅い反転となりました。10 年通算では +4.0pt で、これは同じ 1 万人未満 8 町村中で最大の悪化幅(県内 2 位・田上町 +4.9pt に次ぐ位置)です。

同じ 8 町村の 2015 年時点高齢化率と 10 年変化を並べると、上昇組と横ばい・低下組が明確に分かれます。

  • 上昇 3 町(2015 時点が若かった側):弥彦(27.7→31.7:+4.0pt)・刈羽(28.3→32.2:+3.9pt)・湯沢(33.9→34.8:+0.9pt)
  • 横ばい・低下 5 町(2015 時点で 37% 以上):阿賀町・関川・粟島浦・出雲崎・津南(いずれも -0.7〜-1.3pt)

出典:総務省(国勢調査 2015)・総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)

弥彦村の 2015 年高齢化率 27.7% は 8 町村中で最若で、同じ 8 町村中で 2015 年に 30% を下回っていたのは弥彦(27.7)と刈羽(28.3)の 2 町のみです。元の水準が低かった 3 町(弥彦・刈羽・湯沢)だけが 10 年間で明確に上昇し、既に高水準だった 5 町は横ばい・低下という対照が並びます。

数値の意味(データから読み取れる範囲): 弥彦村の +4.0pt は 8 町村中最大ですが、この上昇は 2015 時点で 27.7% と 8 町村中最若スタートだったことと対応します。上昇余地が大きい水準から始まった 3 町(弥彦・刈羽・湯沢)が 10 年間で明確に上昇し、その中で弥彦は上昇幅が最も大きくなっています。「若さ 3 冠」と「10 年悪化幅最大」は同じ 8 町村内で並存する構造として読み取れます。


③ 直近 5 年 -0.4pt——県内 2 位に浅い低下・低下幅小 4 の 1 つ

弥彦村の 2020→2025 の 5 年変化は -0.4pt で、県内 30 市町村中で 2 番目に浅い低下です。

社人研(令和 5 年推計)の 2020 年推計値 32.1% から 2025 年住民基本台帳実績 31.7% へ -0.4pt の変化で、県内順位は 2 位(刈羽村 0.0pt に次ぐ位置)です。県内で「5 年変化幅が -1pt を超えない」町村は次の 4 市町村です。

市町村総人口高齢化率現役
高齢比
2020→2025
変化
2015→2025
変化
2050 推計
高齢化率
刈羽村4,22232.2%1.760.0pt+3.9pt35.6%
弥彦村7,53431.7%1.85-0.4pt+4.0pt48.8%
加茂市24,07936.3%1.53-0.5pt+3.4pt54.3%
田上町10,58137.0%1.49-0.7pt+4.9pt57.7%

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・総務省(国勢調査 2015)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)

→ 4 市町村中で弥彦村は高齢化率 31.7% で最若・現役高齢比 1.85 で最高

4 市町村はいずれも「2015→2020 で急上昇(+3.4〜+4.9pt)→ 2020→2025 で浅い反転(0.0〜-0.7pt)」という共通の 10 年軌道を持ちます。この軌道の中で弥彦村は 絶対水準が最若(次点の刈羽 32.2% を 0.5pt 下回る)現役高齢比も最高(1.85)という位置に立ちます。

規模で見ると加茂市 24,079 人が 4 市町村中で唯一 2 万人を超える中規模自治体で、田上町 10,581 人・弥彦村 7,534 人・刈羽村 4,222 人と 3 町村は 1 万人前後以下です。弥彦村は 4 市町村中で 3 位の規模かつ最若の高齢化率という並びで、加茂市(規模最大)・田上町(高齢化率最高 37.0%)とは別軸の位置に来ます。

数値の意味(データから読み取れる範囲): 弥彦村の -0.4pt は「10 年で急上昇した水準の反転」という文脈で、絶対値としての改善ではありません。共通の 10 年軌道を持つ 4 市町村の中で、弥彦は 絶対水準が最若・現役高齢比が最高という特徴を持つ組み合わせです。


④ 2025 年の年齢構成——生産年齢人口率 58.7% が県内 5 位

弥彦村の年齢 3 区分構成は生産年齢人口率 58.7% が県内 5 位・同じ 1 万人未満 8 町村中では 1 位です。

弥彦村の総人口 7,534 人を年齢 3 区分で見ると次のとおりです。

  • 0〜14 歳(年少人口):727 人(9.6%・県内 17 位)
  • 15〜64 歳(生産年齢人口):4,419 人(58.7%・県内 5 位)
  • 65 歳以上(高齢者人口):2,388 人(31.7%・県内 22 位)

▼【グラフ:yahiko_年齢3区分_2025.png|弥彦村と同じ人口規模帯町村の年齢 3 区分を積み上げ横棒で比較・弥彦村を強調色にする】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)

生産年齢人口率 58.7% は県内 30 市町村中で 5 位の水準で、同じ 1 万人未満 8 町村の中では 1 位(次点の湯沢町 57.8% を 0.9pt 上回る位置)です。8 町村平均 54.3% との差は +4.4ptで、規模帯の中で明確に外れた水準になります。

年少人口率 9.6% は県内 17 位で中位帯に位置します。同じ 8 町村中では湯沢町 12.4%・刈羽村 11.4% に次ぐ 3 位で、8 町村平均 8.3% を +1.3pt 上回る位置です。


⑤ 65・75・85 歳以上——3 指標すべて若い側の順位

弥彦村の 2025 年時点の高齢者年齢別内訳は次のとおりです。

  • 65 歳以上:2,388 人(31.7%・県内 22 位)
    • 前期高齢者(65〜74 歳):1,182 人(総人口の 15.7%)
    • 後期高齢者(75 歳以上):1,206 人(総人口の 16.0%)
  • 75 歳以上:1,206 人(16.0%・県内 22 位)
  • 85 歳以上:246 人(3.3%・県内 28 位)

▼【グラフ:yahiko_65_75_85割合.png|弥彦村と同じ人口規模帯町村の 65・75・85 歳以上割合を横棒で比較・弥彦村を強調色にする】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)

3 指標いずれも 若い側の順位(1 位が最高齢化・数字が大きいほど若い)で、特に 85 歳以上割合 3.3% は県内 28 位(3 番目に若い側)で、高齢化率順位(22 位)から 6 ランク若い側にずれます。

後期高齢者比率(75 歳以上 ÷ 65 歳以上)は 50.5% で、65 歳以上の中で 75 歳以上が半分をわずかに超える構造です。同じ 1 万人未満 8 町村中では刈羽村 48.0%・湯沢町 47.9% に次ぐ 3 位(低い側 3 位)で、8 町村の中で 後期高齢者比率が過半数付近に収まる若い側 3 町の 1 つです。


⑥ 社会増減 +24——同じ 8 町村でプラスは弥彦・湯沢の 2 町のみ

弥彦村の 2024 年 1 年間の人口動態は次のとおりです。

  • 自然増減:-81 人
    • 出生 32 人・死亡 113 人
  • 社会増減:+24 人(県内 4 位)
    • 転入 180 人・転出 156 人

出典:総務省(住民基本台帳、2024 年動態)

同じ 1 万人未満 8 町村の社会増減 2024 年は次のとおりです。

  • 湯沢町:+265 人
  • 弥彦村:+24 人
  • 粟島浦村:0 人
  • 出雲崎町:-4 人
  • 刈羽村:-23 人
  • 津南町:-47 人
  • 関川村:-48 人
  • 阿賀町:-144 人

→ 8 町村でプラスの社会増減は湯沢町・弥彦村の 2 町のみ・粟島浦村はゼロ・他 5 町はマイナス

弥彦村の社会増減 +24 の絶対値は湯沢町 +265 と比べて小さい規模ですが、8 町村の中では 湯沢・弥彦の 2 町だけがプラスという位置です。自然増減 -81 人と合わせた 2024 年の総人口変動は約 -57 人規模(総人口比 -0.76%)で、自然減が主軸・社会増が一部相殺という組み合わせになります。

死亡数 113 人は出生数 32 人の約 3.5 倍で、自然減が人口変動の主軸です。

注: 社会増減は住民基本台帳の公式値(職権記載・職権消除等の行政調整を含む)で、転入届数と転出届数の単純差とは一致しません。単年変動を「傾向」と断定せず 1 年断面として参照する必要があります。


⑦ 現役高齢比 1.85→0.85——同じ 8 町村内で 1 位から 3 位への順位変動

弥彦村の現役高齢比は 2025 年 1.85(同じ 8 町村中 1 位)から 2050 年推計 0.85 へ低下し、8 町村内順位は 3 位に変わる見通しです。

弥彦村の現役高齢比(15〜64 歳 ÷ 65 歳以上)は 2025 年時点で 1.85 で、県内 30 市町村中で 8 位(現役世代の比率が高い側)です。2050 年推計は 0.85 で、25 年間で 現役 1 人が支える高齢者数は 0.54 人から 1.18 人へ約 2.2 倍に増える見通しです。

▼【グラフ:yahiko_現役高齢比.png|弥彦村と同じ人口規模帯町村の現役高齢比(2025 年実績・2050 年推計)を横棒で比較】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・国立社会保障・人口問題研究所(社人研、令和 5 年推計)

同じ 1 万人未満 8 町村の現役高齢比 2050 年推計順位は次のとおりです。

  • 粟島浦村:2.04(1 位)
  • 刈羽村:1.49(2 位)
  • 弥彦村:0.85(3 位)
  • 湯沢町:0.79(4 位)/津南町:0.79(4 位・同率)
  • 関川村:0.66(6 位)
  • 出雲崎町:0.62(7 位)
  • 阿賀町:0.48(8 位)

→ 現役高齢比は 2025 年 8 町村中 1 位(1.85)から 2050 年推計 3 位(0.85)へ順位が下がる

弥彦村は 2025 年時点で 8 町村中 1 位ですが、2050 年推計では 粟島浦村 2.04・刈羽村 1.49 が弥彦を上回る位置に来ます。粟島浦村は総人口 312 人という極小規模で若年層の相対的な割合が推計上維持され、刈羽村は 2020→2025 の 5 年変化が 0.0pt という県内唯一の水準を将来にわたって延ばす推計です。

弥彦村の 2050 推計 0.85 は絶対水準では 人口 1〜3 万人規模 5 市町村の中では 2 位相当の水準(同規模帯の田上 0.60・加茂 0.69・妙高 0.76 を上回る)で、8 町村内での順位変動は起きても絶対値としては県内中位帯に位置します。

注: 2050 年推計は社人研令和 5 年推計(国勢調査 2020 ベース)で、実際の人口移動次第で変化する可能性があります。


⑧ 2050 年推計 48.8%——同じ 8 町村中 6 位・低い側 3 位

社人研(令和 5 年推計)による弥彦村の 2050 年高齢化率推計は 48.8% で、県内 30 市町村昇順で 14 番目に高い水準(中位帯)に位置します。

▼【グラフ:yahiko_将来人口.png|弥彦村の 2020〜2050 年の総人口・65 歳以上・15-64 歳の推移を折れ線で表示】

出典:国立社会保障・人口問題研究所(社人研、令和 5 年推計)

同じ 1 万人未満 8 町村の 2050 年推計順位は次のとおりです。

  • 阿賀町:63.8%(1 位)
  • 出雲崎町:56.9%(2 位)
  • 関川村:55.7%(3 位)
  • 湯沢町:51.8%(4 位)
  • 津南町:50.8%(5 位)
  • 弥彦村:48.8%(6 位)
  • 刈羽村:35.6%(7 位)
  • 粟島浦村:30.2%(8 位)

→ 8 町村中で弥彦は 6 位(=低い側 3 位)・粟島浦と刈羽のみが弥彦より低い推計

弥彦村の総人口は 2025 年 7,296 人(推計)から 2050 年 5,026 人(推計)へ約 31% 減少する見込みで、65 歳以上は 2025 年 2,517 人(推計)から 2040 年 2,579 人(推計・ピーク)を経て 2050 年 2,451 人(推計)へ緩やかに減少します。

数値の意味(データから読み取れる範囲): 弥彦村の 2050 推計 48.8% は 現在(2025 年)31.7% から +17.1pt 上昇する数字ですが、同じ 8 町村中では 低い側から 3 位(粟島浦・刈羽に次ぐ位置)に着地します。将来推計でも 8 町村中で若い側の 3 町に残り、現在の 3 冠位置は「順位下落を伴いつつも規模帯の中で若い側を維持」する見通しに置き換わります。


⑨ 弥彦村の “若さと急上昇の並存” を読む 3 つの視点

弥彦村の高齢化を数字で判断するとき、章①〜⑧で確認した観察は 3 つの視点で整理できます。

視点 1:現在の “3 指標同時トップ” は同規模帯の平均から明確に外れた水準

高齢化率 31.7%(8 町村中最若)・現役高齢比 1.85(1 位)・生産年齢人口率 58.7%(1 位)の 3 指標同時トップは、同じ 8 町村中で弥彦のみに集まる組み合わせです。8 町村平均との差は高齢化率 -5.7pt 若い・現役高齢比 +0.37 高い・生産年齢人口率 +4.4pt 高いで、規模帯の平均から一貫して外れた側に位置します。

視点 2:10 年悪化幅 +4.0pt は “上昇余地が大きかった側” の並び

2015→2025 の 10 年変化 +4.0pt は 8 町村中最大ですが、これは 2015 時点で 27.7% と 8 町村中最若スタートだった位置と対応します。同じ 8 町村中で 2015 年に 30% を下回っていた 2 町(弥彦・刈羽)と 33.9% だった湯沢の計 3 町だけが 10 年間で明確に上昇し(+0.9〜+4.0pt)、既に高水準だった 5 町は横ばい・低下(-0.7〜-1.3pt)という対照が並びます。

視点 3:25 年後の順位下落と「規模帯若い側 3 町」への着地

現役高齢比の 8 町村内順位は 2025 年 1 位(1.85)→ 2050 年推計 3 位(0.85)へ、2050 年高齢化率推計は 8 町村中 6 位(=低い側 3 位)へ着地する見通しです。現在の 3 冠位置は将来にわたって維持されず、粟島浦・刈羽が現役高齢比で弥彦を上回る位置に来る一方、8 町村内で若い側 3 町(粟島浦・刈羽・弥彦)に残るという組み合わせに変わります。

3 つの視点が示すもの

弥彦村の位置は 「同規模帯 8 町村の中で 3 指標同時トップ」+「10 年悪化幅は 8 町村最大 +4.0pt(若スタート組の並び)」+「25 年後は現役高齢比 1→3 位・高齢化率 6 位(=低い側 3 位)」という組み合わせです。「若さ 3 冠」という 1 断面だけを取り出すと若い水準に見えますが、10 年軌道と将来推計を並べると、弥彦村は “上昇余地が大きい若スタートから 10 年で明確に上昇し、25 年後も同規模帯の若い側 3 町に残る” 位置に来ることが数字で確認できます。


まとめ——弥彦村の高齢化を 3 つの観察で押さえる

弥彦村は「若さの絶対水準 3 冠」と「10 年悪化幅 E グループ最大」が同居する町です。この 2 つの側面を並べた読み方を整理します。

  1. 同じ 1 万人未満 8 町村中で若さ 3 指標同時トップ——高齢化率 31.7%(最若)・現役高齢比 1.85(最高)・生産年齢人口率 58.7%(最高)の 3 指標を同時に占める町村は 8 町村中で弥彦のみで、平均からの外れは高齢化率 -5.7pt・現役高齢比 +0.37・生産年齢率 +4.4pt です
  2. 10 年通算 +4.0pt は 8 町村中最大の悪化幅——2015 時点 27.7% の若スタートから 2025 年 31.7% へ上昇し、県内 2 位(田上町 +4.9pt に次ぐ位置)で、同じ 8 町村中で 2015 年に 30% を下回っていた 2 町(弥彦・刈羽)+ 湯沢の 3 町だけが 10 年間で明確に上昇しました
  3. 直近 5 年 -0.4pt は県内 2 位に浅い低下——刈羽・弥彦・加茂・田上の 4 市町村が県内上位 4 位に並び、この共通軌道の中で弥彦は 絶対水準が最若・現役高齢比が最高という組み合わせを持つ 1 町村です

弥彦村は 「同規模帯の平均から明確に外れた若さ 3 指標同時トップ」を持ちながら、「10 年で 8 町村中最大の +4.0pt 悪化幅」を経験し、「25 年後は現役高齢比が 8 町村中 1 位から 3 位へ順位下落」するという 3 断面を持ち、これらを並べて確認することで、県内 30 市町村の中での位置が数字で把握できます。


データの見方

  • 高齢化率:65 歳以上人口 ÷ 総人口 × 100(%)
  • 後期高齢者比率:75 歳以上人口 ÷ 65 歳以上人口 × 100(%)——高齢者内での 75 歳以上の占有率
  • 前期高齢者比率:65〜74 歳人口 ÷ 総人口 × 100(%)
  • 現役高齢比:15〜64 歳人口 ÷ 65 歳以上人口——現役世代 1 人あたりが対応する高齢者数の逆数
  • 同率タイ:小数第 1 位までの表示で同じ値になる市町村が複数ある場合を指します。順位は同順位で並びます
  • 2020 年高齢化率:本記事の 2020 年値は国勢調査 2020 の実績値ではなく、国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)の 2020 年推計値です。2020→2025 の 5 年変化は「社人研 2020 推計値 → 2025 住民基本台帳実績」の差として算出しています

出典・情報基準日

  • 総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在/2024 年動態)
  • 総務省(国勢調査、2015 年 10 月 1 日現在)
  • 国立社会保障・人口問題研究所(日本の地域別将来推計人口、令和 5 年推計)

情報基準日:住民基本台帳 2025 年(令和 7 年)1 月 1 日現在

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