新発田市では、令和5年に交通事故91件(うち死亡事故4件・死者4人)、令和5年度のクマ目撃・痕跡129件が確認されています。
海岸には離岸流高リスクの藤塚浜海水浴場があり、市内には日本二百名山の二王子岳(1,420m・中級)があります。交通事故件数は県内6位、クマの目撃・痕跡件数は県内4位で、下越地区(新潟市を除く)では交通事故件数・クマ件数ともに上位に位置します。
この記事では、警察庁・海上保安庁・新潟県の公表データをもとに、新発田市で発生している事故・獣害のデータを整理します。
この記事でわかること
- 交通事故は令和5年に91件発生(県内6位)。死者4人・負傷者104人、死亡事故4件
- 主要海水浴場は藤塚浜1箇所で、離岸流リスクは「高」に区分される(県内で高区分は4箇所のみ)
- 主要山岳は二王子岳(1,420m・中級・日本二百名山)
- クマ目撃・痕跡は129件(県内4位)。下越地区では上位
① 発生件数サマリー(令和5年・令和5年度)
新発田市で確認されている事故・獣害の件数を確認します。
| テーマ | 発生件数 | 内訳 | 県内順位・比較 |
|---|---|---|---|
| 交通事故 | 91件 | 死者4人・負傷者104人(死亡事故4件) | 県内6位 |
| 水難事故(県) | 39件 | 死者17人・行方不明9人・負傷1人・無事救出23人 | 県全体データのみ |
| 山岳遭難(県) | 126件 | 死者13人・行方不明2人・負傷49人・無事救出80人 | 県全体データのみ |
| クマ目撃・痕跡 | 129件 | 目撃112件・痕跡17件 | 県内4位 |
※出典:交通事故=警察庁/新潟県警/水難=警察庁「水難の概況」/山岳遭難=警察庁「山岳遭難の概況」/クマ=新潟県 鳥獣被害対策支援センター
② 交通事故が起こりやすい場所
新発田市の令和5年の交通事故は91件で、新潟県30市町村の中で6位です。上位5市は新潟市(1,204件)・長岡市(276件)・上越市・三条市・燕市で、新発田市は下越地区(新潟市を除く)では最多の件数です。
死者は4人、負傷者は104人、死亡事故は4件発生しています。発生件数91件に対する死亡事故件数4件の割合は約4.4%で、たとえば県内4位の三条市(134件・死者0人)が死亡事故0件だったことと対照的です。
▼【地図:shibata_traffic_map.png 新発田市の交通事故発生エリア(令和5年)】

※市町村別集計のため、市内の個別多発地点データはマスターDBに収録していません。マップは市域単位の発生件数を示します。
▼【グラフ:shibata_traffic_ranking.png 新潟県30市町村 交通事故発生件数ランキング(令和5年)】

⚠️ 注意: 交通事故は交通量に比例する側面があるため、絶対件数だけで「危険度」を語ることはできません。人口・交通量が多い自治体で件数が多くなる傾向があります。この記事では「発生件数が91件・死者4人」という観察事実を提示するに留めます。
③ 水難事故が起こりやすい場所
新潟県全体の令和5年の水難事故は39件(水難者50人・死者17人・行方不明9人・負傷1人・無事救出23人)です。市町村別集計は公表されていません。
新発田市の海岸には藤塚浜海水浴場(1箇所)があり、離岸流リスクは「高」に区分されています。県内で離岸流「高」区分に該当するのは、新潟市の3箇所(日和山浜・青山・関屋浜)と藤塚浜の合計4箇所のみです。
新発田市内の主要な水難発生リスク箇所(海水浴場):
| 名称 | 所在 | 離岸流リスク | 備考 |
|---|---|---|---|
| 藤塚浜海水浴場 | 新発田市藤塚浜 | 高 | 海の家「やまと」正面・水難多発 |
▼【地図:shibata_water_map.png 新発田市の水難発生リスク箇所(藤塚浜海水浴場)】

⚠️ 注意: 水難事故は夏季(7-8月)に集中する傾向があります。離岸流は日本海側の砂浜海岸で発生しやすく、遊泳中に沖に流される要因の一つです。海水浴の際は遊泳区域内で泳ぎ、地元管理者の指示に従ってください。
④ 遭難しやすい山
新潟県全体の令和5年の山岳遭難は126件(遭難者144人・死者13人・行方不明2人・負傷49人・無事救出80人)です。全国的な統計では、遭難態様は道迷いが33.7%、次いで滑落17.3%・転倒16.9%となっています(警察庁)。
新発田市内の主要山岳は二王子岳(標高1,420m・難易度中級・日本二百名山)です。
新発田市内の主要山岳:
| 山名 | 標高 | 難易度 | 分類 |
|---|---|---|---|
| 二王子岳 | 1,420m | 中級 | 日本二百名山 |
▼【地図:shibata_mountain_map.png 新発田市の主要山岳(二王子岳)】

⚠️ 注意: 山岳遭難の県別統計は都道府県計までで、山ごとの件数は非公表です。中級難易度の山では道迷い・滑落・疲労による遭難が発生するため、地図・雨具・水分・熊鈴を携行し、コース選択と装備に留意してください。
⑤ 獣害(クマ)が発生する場所
新発田市の令和5年度のクマ目撃・痕跡件数は129件(目撃112件・痕跡17件)で、県内4位です。上位3市町村は南魚沼市(217件)・阿賀町(154件)・長岡市(146件)で、新発田市はこれに続く水準です。
下越地区の他自治体と比較すると、村上市(125件)とほぼ同水準で、新潟市(9件)・胎内市(15件)・阿賀野市(16件)・関川村(21件)を大きく上回ります。
下越地区のクマ目撃・痕跡件数(令和5年度):
| 市町村 | 合計件数 | 内訳(目撃・痕跡) |
|---|---|---|
| 新発田市 | 129件 | 目撃112・痕跡17 |
| 村上市 | 125件 | — |
| 関川村 | 21件 | — |
| 阿賀野市 | 16件 | — |
| 胎内市 | 15件 | — |
| 新潟市 | 9件 | — |
▼【グラフ:shibata_kuma_ranking.png 新潟県 クマ目撃・痕跡件数ランキング(令和5年度)】

⚠️ 注意: 目撃・痕跡件数は住民の通報件数であり、住宅地に近い方が件数が多く記録される傾向があります。実際のクマの生息数とは別の指標です。山間部・農地では通報されないケースもあり、目撃件数が少ない=安全とは限りません。
新潟県全体のイノシシ被害額(参考): 令和5年度は6,964万円(農林水産省調べ)。市町村別内訳は非公表です。
⑥ データの見方・注意点
発生件数 ≠ 「危険度」
この記事で示す件数は、公表された事故・被害件数を客観的に整理したものです。「新発田市が危険」等の判断は、交通量・人口・地形など複数の要因を考慮する必要があり、件数のみでは判断できません。
データの集計期間について
- 交通事故:令和5年(1月〜12月)
- 水難事故・山岳遭難:令和5年(警察庁公表・都道府県計)
- クマ:令和5年度(4月〜翌3月)
- イノシシ被害額:令和5年度
集計期間がテーマにより異なる点にご注意ください。
該当テーマがない市町村について
この記事は新発田市についてのものです。新発田市は交通事故・水難事故・山岳遭難・獣害(クマ)の4テーマすべて該当する県内4市の1つです。他市町村については、それぞれの記事をご参照ください。
まとめ
新発田市の危険な場所の特徴
- 交通事故は令和5年に91件(県内6位・下越地区で新潟市を除き最多)。死者4人・死亡事故4件で、件数あたりの死亡事故発生比率は4.4%
- 主要海水浴場は藤塚浜(1箇所)で離岸流リスク「高」(県内で「高」区分は4箇所のみ)
- 主要山岳は二王子岳(1,420m・中級・日本二百名山)
- クマ目撃・痕跡は129件で県内4位(下越地区では村上市とほぼ同水準)
出典
- 交通事故:警察庁「交通事故統計」/新潟県警(令和5年)
- 水難事故:警察庁「令和5年における水難の概況等」(令和6年6月公表・都道府県計)
- 山岳遭難:警察庁「令和5年における山岳遭難の概況等」(令和6年6月公表・都道府県計)
- クマ目撃:新潟県 鳥獣被害対策支援センター「ツキノワグマ目撃(出没)情報記録表(令和5年度)」
- イノシシ被害額:農林水産省「野生鳥獣による農作物被害状況(令和5年度)」
- 主要海水浴場・離岸流情報:新潟県観光協会・第九管区海上保安本部
- 主要山岳リスト:やまクエ・日本二百名山データ
データ基準日:令和5年(2023年)・令和5年度
次回更新推奨:翌年公表データ発表後

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