長岡市の危険な場所は?交通事故・水難・獣害の実態をデータで整理(令和5年)

事故・災害

長岡市では、令和5年に交通事故276件(うち死亡事故11件・死者11人)、令和5年度のクマ目撃・痕跡146件が確認されています。
海岸には野積海水浴場寺泊中央海水浴場の2箇所があり、市内を流れる信濃川(長岡市区間)が河川の水難発生リスク箇所として挙げられます。

交通事故件数は県内2位(新潟市に次ぐ)、クマの目撃・痕跡件数は県内3位(南魚沼市・阿賀町に次ぐ)で、中越地区では交通事故件数・クマ件数ともに最多です。

この記事では、警察庁・海上保安庁・新潟県の公表データをもとに、長岡市で発生している事故・獣害のデータを整理します。


この記事でわかること

  • 交通事故は令和5年に276件発生(県内2位)。死者11人・負傷者311人、死亡事故11件
  • 主要海水浴場は野積・寺泊中央の2箇所(離岸流「高」区分はなし)、河川では信濃川(長岡市区間)が水難発生リスク箇所
  • クマ目撃・痕跡は146件で県内3位(県全体1,440件の約10.1%)
  • 長岡市は交通事故・水難事故・獣害(クマ)の3テーマ該当(山岳遭難は非該当)

① 発生件数サマリー(令和5年・令和5年度)

長岡市で確認されている事故・獣害の件数を確認します。

テーマ発生件数内訳県内順位・比較
交通事故276件死者11人・負傷者311人(死亡事故11件)県内2位
水難事故(県)39件死者17人・行方不明9人・負傷1人・無事救出23人県全体データのみ
クマ目撃・痕跡146件目撃98件・痕跡48件県内3位

※出典:交通事故=警察庁/新潟県警/水難=警察庁「水難の概況」/クマ=新潟県 鳥獣被害対策支援センター
※山岳遭難は長岡市について該当データがないため、本記事では扱いません。


② 交通事故が起こりやすい場所

長岡市の令和5年の交通事故は276件で、新潟県30市町村の中で2位です。1位は新潟市(1,204件)で、3位以下は上越市(188件)・三条市(134件)・燕市(98件)・新発田市(91件)と続きます。県30市町村の交通事故件数合計2,721件のうち、長岡市が占める割合は約10.1%です。

死者は11人、負傷者は311人、死亡事故は11件発生しています。長岡市の276件のうち死亡事故が11件確認されています。

中越地区の他自治体と比較すると、三条市134件・柏崎市70件・見附市45件・小千谷市42件で、長岡市は中越地区で最多の件数です。


▼【地図:nagaoka_traffic_map.png 長岡市の交通事故発生エリア(令和5年)】

※市町村別集計のため、市内の個別多発地点データはマスターDBに収録していません。マップは市域単位の発生件数を示します。


▼【グラフ:nagaoka_traffic_ranking.png 新潟県30市町村 交通事故発生件数ランキング(令和5年)】

⚠️ 注意: 交通事故は交通量に比例する側面があるため、絶対件数だけで「危険度」を語ることはできません。人口・交通量が多い自治体で件数が多くなる傾向があります。この記事では「発生件数が276件・死者11人」という観察事実を提示するに留めます。


③ 水難事故が起こりやすい場所

新潟県全体の令和5年の水難事故は39件(水難者50人・死者17人・行方不明9人・負傷1人・無事救出23人)です。市町村別集計は公表されていません。

長岡市には野積海水浴場寺泊中央海水浴場2箇所の主要海水浴場があり、いずれも離岸流の「高」区分には該当していません。河川では信濃川(長岡市区間)が水難発生リスク箇所として挙げられます。市内の主要な水難発生リスク箇所は海岸2・河川1の合計3箇所です。

長岡市内の主要な水難発生リスク箇所(海水浴場・河川):

名称種別所在離岸流リスク
野積海水浴場海水浴場長岡市野積
寺泊中央海水浴場海水浴場長岡市寺泊
信濃川(長岡市区間)河川長岡市

▼【地図:nagaoka_water_map.png 長岡市の水難発生リスク箇所(海水浴場・河川)】

⚠️ 注意: 水難事故は夏季(7-8月)に集中する傾向があります。海岸・河川ともに天候・水位・流れの変化により事故が発生することがあります。市町村別の水難発生件数は公表されていないため、長岡市単独の発生数は不明です。海水浴・水遊びの際は遊泳区域内で泳ぎ、地元管理者の指示に従ってください。


④ 獣害(クマ)が発生する場所

長岡市の令和5年度のクマ目撃・痕跡件数は146件(目撃98件・痕跡48件)で、県内3位です。上位は南魚沼市(217件)・阿賀町(154件)で、長岡市はこれに続く水準です。県全体の1,440件のうち約10.1%を長岡市が占めています。

中越地区の他自治体と比較すると、小国・川口・山古志など中山間地を含む市域全体で目撃・痕跡が確認されています。


▼【グラフ:nagaoka_kuma_ranking.png 新潟県 クマ目撃・痕跡件数ランキング(令和5年度)】

⚠️ 注意: 目撃・痕跡件数は住民の通報件数であり、住宅地に近い方が件数が多く記録される傾向があります。実際のクマの生息数とは別の指標です。山間部・農地では通報されないケースもあり、目撃件数が少ない=安全とは限りません。

新潟県全体のイノシシ被害額(参考): 令和5年度は6,964万円(農林水産省調べ)。市町村別内訳は非公表です。


⑤ データの見方・注意点

発生件数 ≠ 「危険度」

この記事で示す件数は、公表された事故・被害件数を客観的に整理したものです。「長岡市が危険」等の判断は、交通量・人口・地形など複数の要因を考慮する必要があり、件数のみでは判断できません。

データの集計期間について

  • 交通事故:令和5年(1月〜12月)
  • 水難事故:令和5年(警察庁公表・都道府県計)
  • クマ:令和5年度(4月〜翌3月)
  • イノシシ被害額:令和5年度

集計期間がテーマにより異なる点にご注意ください。

該当テーマがない市町村について

この記事は長岡市についてのものです。長岡市は交通事故・水難事故・獣害(クマ)の3テーマ該当で、山岳遭難は該当データがないため本記事では扱っていません。他市町村については、それぞれの記事をご参照ください。


まとめ

長岡市の危険な場所の特徴

  • 交通事故は令和5年に276件(県内2位・中越地区で最多)。死者11人・死亡事故11件で、県30市町村の交通事故件数合計の約10.1%を占める
  • 主要海水浴場は野積・寺泊中央の2箇所(離岸流「高」区分はなし)、河川では信濃川(長岡市区間)が水難発生リスク箇所
  • クマ目撃・痕跡は146件で県内3位(県全体1,440件の約10.1%)
  • 山岳遭難は該当データがないため、本記事では3テーマ(交通事故・水難事故・獣害)を扱う

出典

  • 交通事故:警察庁「交通事故統計」/新潟県警(令和5年)
  • 水難事故:警察庁「令和5年における水難の概況等」(令和6年6月公表・都道府県計)
  • クマ目撃:新潟県 鳥獣被害対策支援センター「ツキノワグマ目撃(出没)情報記録表(令和5年度)」
  • イノシシ被害額:農林水産省「野生鳥獣による農作物被害状況(令和5年度)」
  • 主要海水浴場・離岸流情報:新潟県観光協会・第九管区海上保安本部

データ基準日:令和5年(2023年)・令和5年度
次回更新推奨:翌年公表データ発表後

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