上越市では、令和5年に交通事故188件(うち死亡事故5件・死者6人)、令和5年度のクマ目撃・痕跡73件が確認されています。
海岸には上下浜海水浴場と鵜の浜海水浴場の2箇所があり、いずれも離岸流「高」区分には該当しません。交通事故件数は県内3位(1位新潟市1,204件・2位長岡市276件に次ぐ水準)、クマの目撃・痕跡件数は県内9位です。上越市はマスターDB上、山岳遭難テーマの該当対象山がないため、本記事では3テーマ(交通事故・水難事故・獣害)を整理します。
この記事では、警察庁・海上保安庁・新潟県の公表データをもとに、上越市で発生している事故・獣害のデータを整理します。
この記事でわかること
- 交通事故は令和5年に188件発生(県内3位)。死者6人・負傷者215人、死亡事故5件
- 主要海水浴場は上下浜・鵜の浜の2箇所で、離岸流「高」区分に該当する箇所はなし
- クマ目撃・痕跡は73件(県内9位)。内訳は目撃73件・痕跡0件
① 発生件数サマリー(令和5年・令和5年度)
上越市で確認されている事故・獣害の件数を確認します。
| テーマ | 発生件数 | 内訳 | 県内順位・比較 |
|---|---|---|---|
| 交通事故 | 188件 | 死者6人・負傷者215人(死亡事故5件) | 県内3位 |
| 水難事故(県) | 39件 | 死者17人・行方不明9人・負傷1人・無事救出23人 | 県全体データのみ |
| クマ目撃・痕跡 | 73件 | 目撃73件・痕跡0件 | 県内9位 |
※出典:交通事故=警察庁/新潟県警/水難=警察庁「水難の概況」/クマ=新潟県 鳥獣被害対策支援センター
※山岳遭難テーマは上越市の該当対象山がマスターDBに収録されていないため、本記事では取り扱いません。県全体の山岳遭難件数は令和5年で126件です。
② 交通事故が起こりやすい場所
上越市の令和5年の交通事故は188件で、新潟県30市町村の中で3位です。1位は新潟市(1,204件)、2位は長岡市(276件)で、上越市は3位以下では最多水準となります。
死者は6人、負傷者は215人、死亡事故は5件発生しています。県30市町村の交通事故合計2,721件のうち、上越市の188件は約6.9%(188÷2,721=約6.9%)に相当します。
近隣3市(妙高市26件・糸魚川市49件・柏崎市70件)の合計は145件で、上越市の188件はこれを上回る件数です。
▼【地図:joetsu_traffic_map.png 上越市の交通事故発生エリア(令和5年)】

※市町村別集計のため、市内の個別多発地点データはマスターDBに収録していません。マップは市域単位の発生件数を示します。
▼【グラフ:joetsu_traffic_ranking.png 新潟県30市町村 交通事故発生件数ランキング(令和5年)】

⚠️ 注意: 交通事故は交通量に比例する側面があるため、絶対件数だけで「危険度」を語ることはできません。人口・交通量が多い自治体で件数が多くなる傾向があります。この記事では「発生件数が188件・死者6人」という観察事実を提示するに留めます。
③ 水難事故が起こりやすい場所
新潟県全体の令和5年の水難事故は39件(水難者50人・死者17人・行方不明9人・負傷1人・無事救出23人)です。市町村別集計は公表されていません。
上越市の海岸には上下浜海水浴場と鵜の浜海水浴場の2箇所の主要海水浴場があり、いずれも離岸流「高」区分には該当していません。県内で離岸流「高」区分に該当するのは、新潟市の3箇所(日和山浜・青山・関屋浜)と新発田市の藤塚浜の合計4箇所のみです。
上越市内の主要な水難発生リスク箇所(海水浴場):
| 名称 | 所在 | 離岸流リスク |
|---|---|---|
| 上下浜海水浴場 | 上越市 | 「高」区分に該当なし |
| 鵜の浜海水浴場 | 上越市 | 「高」区分に該当なし |
▼【地図:joetsu_water_map.png 上越市の水難発生リスク箇所(上下浜・鵜の浜海水浴場)】

⚠️ 注意: 水難事故は夏季(7-8月)に集中する傾向があります。離岸流は日本海側の砂浜海岸で発生しやすく、遊泳中に沖に流される要因の一つです。市町村別の水難発生件数は公表されていません。海水浴の際は遊泳区域内で泳ぎ、地元管理者の指示に従ってください。
④ 獣害(クマ)が発生する場所
上越市の令和5年度のクマ目撃・痕跡件数は73件で、県内9位です。内訳は目撃73件・痕跡0件で、記録上は痕跡件数が0件となっています。
近隣・県内他市町村と比較すると、県内上位の南魚沼市(217件)・阿賀町(154件)・長岡市(146件)などと比べると件数は少ない水準です。近隣の妙高市・糸魚川市の令和5年度クマ目撃・痕跡件数と並べると、上越市の73件は中位に位置します。
▼【グラフ:joetsu_kuma_ranking.png 新潟県 クマ目撃・痕跡件数ランキング(令和5年度)】

⚠️ 注意: 目撃・痕跡件数は住民の通報件数であり、住宅地に近い方が件数が多く記録される傾向があります。実際のクマの生息数とは別の指標です。山間部・農地では通報されないケースもあり、目撃件数が少ない=安全とは限りません。また、痕跡件数の記録傾向は自治体・地域で異なる場合があるため、目撃件数と併せて確認してください。
新潟県全体のイノシシ被害額(参考): 令和5年度は6,964万円(農林水産省調べ)。市町村別内訳は非公表です。
⑤ データの見方・注意点
発生件数 ≠ 「危険度」
この記事で示す件数は、公表された事故・被害件数を客観的に整理したものです。「上越市が危険」等の判断は、交通量・人口・地形など複数の要因を考慮する必要があり、件数のみでは判断できません。
山岳遭難テーマの取り扱いについて
上越市は本企画のマスターDBにおいて、山岳遭難テーマの該当対象山が収録されていないため、本記事では山岳セクションを設けていません。県全体の山岳遭難件数は令和5年で126件(死者13人・行方不明2人・負傷49人・無事救出80人)で、市町村別・山別の内訳は非公表です。
データの集計期間について
- 交通事故:令和5年(1月〜12月)
- 水難事故:令和5年(警察庁公表・都道府県計)
- クマ:令和5年度(4月〜翌3月)
- イノシシ被害額:令和5年度
集計期間がテーマにより異なる点にご注意ください。
該当テーマがない市町村について
この記事は上越市についてのものです。上越市は本企画では3テーマ(交通事故・水難事故・獣害(クマ))が該当します。他市町村については、それぞれの記事をご参照ください。
まとめ
上越市の危険な場所の特徴
- 交通事故は令和5年に188件(県内3位)。死者6人・負傷者215人・死亡事故5件。県30市町村合計2,721件のうち約6.9%を占める
- 主要海水浴場は上下浜・鵜の浜の2箇所。いずれも離岸流「高」区分には該当しない
- クマ目撃・痕跡は73件(県内9位)。内訳は目撃73件・痕跡0件
出典
- 交通事故:警察庁「交通事故統計」/新潟県警(令和5年)
- 水難事故:警察庁「令和5年における水難の概況等」(令和6年6月公表・都道府県計)
- 山岳遭難(参考):警察庁「令和5年における山岳遭難の概況等」(令和6年6月公表・都道府県計)
- クマ目撃:新潟県 鳥獣被害対策支援センター「ツキノワグマ目撃(出没)情報記録表(令和5年度)」
- イノシシ被害額:農林水産省「野生鳥獣による農作物被害状況(令和5年度)」
- 主要海水浴場・離岸流情報:新潟県観光協会・第九管区海上保安本部
データ基準日:令和5年(2023年)・令和5年度
次回更新推奨:翌年公表データ発表後

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