見附市の気温・降水量・土砂災害データ|10年平均・30年推移・長岡グループ3市比較

データ

この記事でわかること:

  • 見附市の年間平均気温・年間降水量・猛暑日・熱帯夜・日100mm超・土砂災害警戒区域数(10年平均)
  • 長岡・小千谷と長岡観測所を共有する見附市で、市固有に分岐する数値
  • 30年前比の気温・降水量・猛暑日・熱帯夜・冬日の変化幅
  • 直近5年(2020〜2024年)に加速している12月の雨と8月の暑さ
  • 近隣5市町村(長岡・小千谷・三条・加茂・新発田)との位置関係
  • 積雪計なし平野12市町村の中での見附市の位置

① クイックデータカード

指標見附市の値補足
年間平均気温(10年平均)14.0℃長岡観測所参照
年間降水量(10年平均)2,324mm長岡観測所参照
猛暑日数(10年平均)9.5日県内8位(多い側)
熱帯夜数(10年平均)10.7日長岡観測所参照
日100mm超日数(10年平均)0.0日長岡観測所参照
土砂災害警戒区域数(合計)328箇所警戒186・特別警戒142

見附市の年間平均気温は10年平均で14.0℃、年間降水量は2,324mm、猛暑日は9.5日、熱帯夜は10.7日、土砂災害警戒区域は328箇所です。参照する気象庁AMeDAS観測所は長岡(市役所から12.0km SW・観測所標高23m)で、長岡市・小千谷市と同じ観測所を共有しています。3市の気温・降水量指標は完全に同じ値になり、市固有に分岐するのは土砂災害警戒区域数と近隣比較の相手のみです。

見附市の6指標の並びから、長岡グループ3市の下端側と積雪計なし平野の中位という2つの位置が読み取れます。

② 長岡グループ3市で最も少ない土砂328箇所(県内20位)

見附市の土砂災害警戒区域は警戒186箇所・特別警戒142箇所・合計328箇所(新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」)です。同じ長岡観測所を参照する長岡グループ3市(長岡市・小千谷市・見附市)の土砂災害警戒区域数を並べると、以下のようになります。

土砂災害警戒区域数(合計)県内順位見附市との比
長岡市4,762箇所1位14.5倍
小千谷市868箇所10位2.65倍
見附市328箇所20位1.00

見附市の328箇所は、長岡市4,762の6.9%、小千谷市868の37.8%にあたります。長岡グループ3市の中で見附市は最も少ない土砂災害警戒区域を持つ側に配置されます。

気温・降水量指標は同じ長岡観測所を参照するため長岡グループ3市で完全に一致しますが、土砂災害警戒区域は市町村ごとに独立して指定されるため、3市の中でも見附市は下端側の数値となります。

▼【グラフ:mitsuke_dosha_group3_bar.png|長岡グループ3市の土砂災害警戒区域数(長岡4,762・小千谷868・見附328)横棒比較】

数値の意味: 328箇所は長岡4,762の6.9%・小千谷868の37.8%にあたり、長岡グループ3市で最も少ない土砂の位置に相当します。

③ 積雪計なし平野・豪雪地帯全域・副分類なし — 長岡グループ3市で最もシンプルな分類

見附市の気候タイプは主分類「積雪計なし平野」・副分類なし・豪雪地帯(特別ではない)・全域指定です。同じ長岡観測所を参照する3市の気候タイプ分類を並べると、以下のようになります。

主分類副分類豪雪地帯区分豪雪指定範囲
長岡市積雪計なし平野豪雪山間特別豪雪地帯一部
小千谷市豪雪山間(なし)特別豪雪地帯全域
見附市積雪計なし平野(なし)豪雪地帯全域

長岡市は主分類(積雪計なし平野)と副分類(豪雪山間)の2つを併存させ、豪雪指定は「特別・一部」です。小千谷市は主分類のみ(豪雪山間)で、豪雪指定は「特別・全域」です。見附市は主分類のみ(積雪計なし平野)で副分類なし、豪雪指定は「豪雪地帯(特別ではない)・全域」で、3市の中で最も分類項目が少ない組み合わせとなります。

参照観測所は3市共通で長岡(標高23m・平野部)です。市役所からの距離は長岡市2.5km・見附市12.0km SW・小千谷市15.3kmで、3市の中で見附市は中間の位置に該当します。

数値の意味: 主分類1つ・副分類なし・特別ではない豪雪地帯・全域指定という組み合わせは長岡グループ3市で見附市のみに現れる分類パターンとなります。

④ 猛暑日9.5日(県内8位):長岡グループ3市連番6/7/8位の下端

見附市の10年平均猛暑日は9.5日、県内順位は8位です。長岡グループ3市の猛暑日を並べると、以下のようになります。

猛暑日数(10年平均)県内順位
長岡市9.5日6位
小千谷市9.5日7位
見附市9.5日8位

3市の猛暑日は数値としては完全に一致(9.5日)しますが、県内順位は同率タイの並び順で6位・7位・8位と連番になります。見附市は3市の連番の下端側に該当します。

一方、積雪計なし平野に分類される12市町村の中では、見附市の9.5日は上位側の数値となります。参考までに、同じ気候タイプの三条市8.9日(9位)・加茂市8.9日(10位)・新発田市8.8日(12位)・胎内市8.8日と比較すると、見附市は0.6〜0.7日多い水準となります。

気温16位(14.0℃)・年間降水量16位(2,324mm)も同じ構造で、長岡グループ3市の観測値は一致し、順位は14/15/16位で連番となっています。見附市はいずれの指標も3市の連番下端に位置します。

▼【グラフ:mitsuke_nearby_climate.png|見附市と近隣市町村の主要気候指標比較(長岡グループ3市の猛暑日 6/7/8 位連番を含む)】

数値の意味: 猛暑日9.5日8位は長岡グループ3市の連番下端で、積雪計なし平野12市町村の中では上位側の位置に該当します。

⑤ 30年で気温+0.82℃・猛暑日+6.3日・冬日-12.2日 — 数字で追う長期変化

見附市の参照観測所(長岡・観測所ID54501)で1994〜2003年と2014〜2023年の10年平均を比較すると、30年間の変化幅は以下の通りです。

指標1994〜2003年平均2014〜2023年平均30年前比
年間平均気温13.15℃13.97℃+0.82℃
年間降水量2,206.6mm2,324.0mm+117.4mm
猛暑日3.2日9.5日+6.3日
熱帯夜2.9日10.7日+7.8日
冬日56.8日44.6日-12.2日
真冬日2.9日1.5日-1.4日
日100mm超0.1日0.0日-0.1日

年間平均気温は+0.82℃、猛暑日は+6.3日、熱帯夜は+7.8日と暑さ側の指標が増加し、冬日は-12.2日、真冬日は-1.4日と寒さ側の指標が減少しています。年間降水量は+117.4mmの増加です。

10年区切りの3期間で見ると、年間平均気温は1994〜2003年13.15℃→2004〜2013年13.38℃→2014〜2023年13.97℃と段階的に上昇しています。2023年・2024年の年間平均気温は14.9℃で30年間の最高値タイ、1996年の12.2℃は30年間の最低値です。年間降水量は2013年2,994.5mmが30年間の最多、1994年1,628.0mmが最少です。

これらの数値は長岡観測所を参照する3市(長岡・小千谷・見附)で共通する変化幅です。

▼【グラフ:mitsuke_30year_change_bar.png|30年前比5指標(気温+0.82℃・猛暑日+6.3日・熱帯夜+7.8日・冬日-12.2日・真冬日-1.4日)の増減バー】

数値の意味: 気温+0.82℃・猛暑日+6.3日・熱帯夜+7.8日・冬日-12.2日・真冬日-1.4日は長岡観測所を参照する3市共通の変化幅で、地域全体の30年推移として整理できる長岡観測所の温暖化の記録として残ります。

⑥ 12月に集中する雨と直近5年で加速する夏

直近5年(2020〜2024年)の月別降水量を長岡観測所で確認すると、12月の月降水量5年平均は497.2mmで、年間の12ヶ月中で最も多い月となっています。1月300.0mm・11月289.2mm・7月236.6mm・2月193.8mmと続き、冬季4ヶ月(11〜2月)合計は1,280.2mmで年間5年平均2,465.6mmの51.9%を占めます。夏季3ヶ月(6〜8月)合計は470.6mm(19.1%)です。

直近5年の月降水量で特筆される記録は、2022年12月の689.0mm(12月として直近5年最多)と2020年7月の444.0mm(7月として直近5年最多)の2つです。7月は年別で振れ幅が大きく、2020年444.0mmに対して2022年は126.0mmと3.5倍の差があります。

同じ直近5年の気温側では、8月月平均気温の5年平均が27.96℃で、2023年8月の月平均は30.5℃・月最高は39.4℃と直近5年で最高の記録を残しています(同年の年間平均気温は14.9℃で30年間の最高値タイ)。

年別の猛暑日を直近5年で追うと、2019年8日→2020年9日→2021年7日→2022年9日→2023年34日と2023年に急増しています。5年平均は13.4日で、10年平均9.5日と比較すると+3.9日・+41.05%の増加です。熱帯夜も同様に、10年平均10.7日→5年平均16.0日で+5.3日・+49.53%の増加となります。

▼【グラフ:mitsuke_month_rain_temperature.png|長岡観測所2020〜2024年月別降水量・気温(12月497.2mm・8月27.96℃・2023年8月30.5℃を強調)】

数値の意味: 12月月降水量5年平均497.2mm・2022年12月689.0mm・2023年8月月平均30.5℃は見附市の参照観測所(長岡・標高23m)で記録された直近5年の年間最多月と最高夏の記録として残っています。

⑦ 刈谷田川沿い平野部の見附と近隣5市町村の比較

見附市の周辺で、同じ長岡観測所を参照する2市(長岡・小千谷)と、同じ「積雪計なし平野」に分類される3市町村(三条・加茂・新発田)を並べると、以下のようになります。

市区町村年間平均気温猛暑日数(10年平均)年間降水量土砂災害区域数
見附市14.0℃(16位)9.5日(8位)2,324mm(16位)328箇所(20位)
長岡市(同観測所)14.0℃(14位)9.5日(6位)2,324mm(14位)4,762箇所(1位)
小千谷市(同観測所)14.0℃(15位)9.5日(7位)2,324mm(15位)868箇所(10位)
三条市(積雪計なし平野・三条観測所)14.2℃(19位)8.9日(9位)1,999mm(18位)804箇所(11位)
加茂市(積雪計なし平野・三条観測所)14.2℃(21位)8.9日(10位)1,999mm(19位)578箇所(17位)
新発田市(積雪計なし平野・中条観測所)14.2℃(20位)8.8日(12位)2,344mm(12位)394箇所(18位)

長岡グループ3市(長岡・小千谷・見附)は同じ長岡観測所を参照するため、気温・猛暑日・年間降水量の3指標が完全に一致します。順位は同率タイの並びで連番となり、見附市は3市の下端側に配置されます。

同じ積雪計なし平野に分類される3市町村(三条・加茂・新発田)は、それぞれ三条観測所・中条観測所を参照するため、見附市とは0.2℃高い気温・0.6〜0.7日少ない猛暑日という異なる数値になります。年間降水量は三条1,999mm・新発田2,344mmと3市それぞれ異なる値です。

土砂災害警戒区域数では、見附市の328箇所は長岡4,762の6.9%・小千谷868の37.8%で、長岡グループ3市の下端側です。積雪計なし平野の三条804・新発田394と比較しても、見附市は下位側の水準となります。

物理条件を確認すると、見附市の市街地は刈谷田川(信濃川支流)沿いの平野部で、市街地標高45m・海岸距離25km・地形区分「平野部」に該当します(各市町村公式サイト)。長岡市(市街地標高15m・海岸距離35km)・小千谷市(市街地標高95m・海岸距離70km)と比較すると、市街地標高では中間・海岸距離では最短の位置に該当します。

▼【グラフ:mitsuke_nearby_climate.png|長岡グループ3市+三条・加茂・新発田の6市町村比較(気温・猛暑日・年間降水量・土砂)】

数値の意味: 気温降水量指標が長岡グループ3市で一致し、土砂で分岐する6市町村比較は、見附市周辺で住宅エリアを検討する読者への位置確認情報となります。

⑧ まとめ

見附市の気温・降水量・土砂災害データから読み取れる輪郭は、以下の3点です。

  • 土砂災害警戒区域328箇所(県内20位) は長岡グループ3市(長岡4,762・小千谷868・見附328)の下端側で、長岡市の6.9%・小千谷市の37.8%にあたる数値
  • 気候タイプは「積雪計なし平野・副分類なし・豪雪地帯全域(特別ではない)」 で、長岡グループ3市の中で最も分類項目が少ない組み合わせ
  • 猛暑日9.5日(県内8位) は長岡グループ3市の連番6/7/8位の下端で、積雪計なし平野12市町村の中では上位側

参照観測所は長岡(AMeDAS 54501・市役所から12.0km SW・観測所標高23m)で、気温・降水量の全数値は長岡市・小千谷市と完全に一致します。市街地は刈谷田川沿いの平野部(市街地標高45m・海岸距離25km)に位置する小都市です。

見附市への移住・転勤を検討する読者、見附市中心部で住宅を検討する住民、長岡通勤圏で住宅エリアを比較する読者にとって、これらの数値は次のように読めます。気温・降水量の水準は長岡市・小千谷市と同じとして扱ってよい一方、土砂災害警戒区域は3市で大きく分岐する(長岡4,762・小千谷868・見附328)ため、住宅エリア選定時は市町村単位で個別に確認する必要があります。冬季の降水量は年間の約半分を占め、12月月降水量は5年平均497.2mmで最も多い月となります。夏の暑さは直近5年で加速しており、2023年は猛暑日34日・8月月平均気温30.5℃を記録しました。

土砂328箇所・猛暑日9.5日・分類3市中最シンプルの3点は、見附市の気候の輪郭を捉える指標として、移住・住宅選択時の読み解きに活用できます。

参考として、見附市の 10 年平均 6 指標を並べると次の通りです。

指標見附市県内順位
年間平均気温14.0℃16 位
猛暑日9.5 日8 位
熱帯夜10.7 日11 位
年間降水量2,324mm16 位
日 100mm 超0.0 日28 位
土砂災害警戒区域328 箇所20 位

参照観測所についての注記

参照観測所について: 見附市にはAMeDAS観測所がないため、長岡観測所(12.0km SW)の観測値を使用しています。同じ長岡観測所を参照する長岡市・小千谷市の気温・降水量指標は、本記事と同じ数値になります。市町村ごとに変わるのは⑦土砂災害警戒区域数と⑨近隣比較の相手のみです。長岡グループ3市の土砂災害警戒区域数は長岡4,762箇所・小千谷868箇所・見附328箇所と大きく分岐します(見附は長岡の6.9%・小千谷の37.8%)。

データ・情報基準日

項目出典期間
年間平均気温・年間降水量(10年平均)気象庁 過去の気象データ検索2014〜2023年
猛暑日・熱帯夜・冬日・真冬日・真夏日・夏日(10年平均)気象庁 過去の気象データ検索2014〜2023年
日100mm超・日50mm超(10年平均)気象庁 過去の気象データ検索2014〜2023年
30年前比(気温・降水量・猛暑日・熱帯夜・冬日等)気象庁 過去の気象データ検索1994〜2003年→2014〜2023年
月別データ(気温・降水量)気象庁 過去の気象データ検索2020〜2024年
年別データ(猛暑日・熱帯夜・真夏日・冬日)気象庁 過去の気象データ検索2019〜2023年
土砂災害警戒区域数新潟県「土砂災害警戒区域等マップ」最新指定
市街地標高・海岸距離・主要河川各市町村公式サイト
参照観測所(長岡・AMeDAS 54501)気象庁 過去の気象データ検索観測所標高23m・市役所から12.0km SW

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