粟島浦村の人口データ 312人の村と、2050年に県内最低になる推計の高齢化率

データ

粟島浦村の人口は312人で県内30位です。人数が少ないので、割合は少ない人数の増減でも動きます。
実績は366人(2010年)から312人(2025年)へ、推計は353人(2020年)から189人(2050年)へ移ります。ただし推計の2050年は、高齢化率が県内で一番低い値になります。


人口312人と、割合が動きやすい村

粟島浦村の人口は312人で、県内30位です。世帯数167世帯も県内30位です。

人口が県内で一番少ないので、この記事に出てくる割合は、少ない人数の増減でも動きます。

可住地面積は、総面積から林野や湖沼などを除いた区分です。昼夜間人口比は、夜間人口を100としたときの昼間人口にあたる値です。

指標値基準県内順位
総人口312人住民基本台帳 2025年30位
世帯数167世帯住民基本台帳 2025年30位
1世帯あたりの人数1.87人住民基本台帳 2025年県内で2番目に小さい
総面積9.78 km²国土地理院 2026年県内で一番小さい
可住地面積1.38 km²総務省統計局 2024年県内で一番小さい
可住地割合14.10%総務省統計局 2024年県内で一番低い
人口密度31.9人/km²住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年27位

面積は県内で一番小さく、可住地割合14.10%も県内で一番低い値です。人口密度31.9人/km²は県内27位で、最下位ではありません。

順位市町村人口
1新潟市761,503
⋮⋮⋮
28刈羽村4,222
29出雲崎町3,886
30粟島浦村312

昼間人口は356人で、夜間人口353人を3人上回ります。昼間人口が夜間人口を上回るのは県内30市町村のうち12で、粟島浦村はそのひとつです。比でみると100.8です。

粟島浦村は岩船郡に属し、島全体が1つの村です。


県内で一番大きい直近の減り方-11.61%と、推計の-46.50%

実績の人口は、2010年が366人、2015年が370人でした。2020年は353人、2025年は312人です。

▼【グラフ:population_trend.png 粟島浦村の人口推移(2010年から2025年)】

増えた区間と減った区間の両方があります。最後の区間は、国勢調査2020年10月1日から住民基本台帳2025年1月1日までで、他の2区間より短く、統計の基準も違います。

15年で減ったのは54人で、減少率-14.75%は県内で14番目に減少幅が小さい値です。ただし直近の区間の-11.61%は、県内で最も大きい減り方です。

推計では、353人(2020年)から218人(2040年)を経て、189人(2050年)になります。

▼【グラフ:population_forecast.png 粟島浦村の総人口の推計(2020年から2050年)】

-46.50%は県内で11番目に減少幅が大きい値です(魚沼市と同率)。推計で総人口が増える市町村は県内にありません。次の表は、減少幅が小さい順の並びです。

順位市町村2020→2050 減少率
1聖籠町-12.50
⋮⋮⋮
12南魚沼市-35.00
⋮⋮⋮
19魚沼市-46.50 ※同率
19粟島浦村-46.50 ※同率
⋮⋮⋮
30阿賀町-61.80

推計の15〜64歳は、165人(2020年)、105人(2040年)、101人(2050年)です。2040年と2050年の値が近くなります。減り方が同じ勢いで続くかどうかは、どの年齢を見るかで違います。


転入28人・転出28人と、0人の社会増減

自然増減は出生と死亡から、社会増減は転入・転出と職権記載・消除から計算されます。社会移動回転率は、転入と転出を合わせた人数を人口で割った値です。

2024年の転入は28人、転出は28人で同数でした。社会増減は0人です。転入と転出の差ではありません。

▼【グラフ:population_breakdown.png 粟島浦村の2024年の転入・転出と出生・死亡】

この年の出生は0人、亡くなった人は11人でした。自然増減は-11人です。出生を死亡で割った0.00%は県内で一番低い値で、同率はありません。

1年間の人口増減は-11人・-3.41%で、減少率は県内で2番目に大きい値です。次の2つの表は、いずれも増加が上の並びです。自然増減の1位は、県内で0に一番近い値という意味です。

順位市町村社会増減
1新潟市441
⋮⋮⋮
5聖籠町12
───── 0(増加と減少の境) ─────
6粟島浦村0
7出雲崎町-4
順位市町村自然増減
───── 0(増加と減少の境) ─────
1粟島浦村-11
2刈羽村-41
⋮⋮⋮
30新潟市-6,503

社会増減がプラスだったのは県内で5市町村あり、粟島浦村の0人はその外にあります。自然増減がプラスだった市町村はありません。

転入と転出を合わせた56人は人口の17.90%にあたり、この割合は県内で2番目に高い水準です。差が出ているのは、生まれる人と亡くなる人の数のほうです。


2050年に県内で一番低くなる高齢化率

年少人口は14歳以下、生産年齢人口は15〜64歳を指します。高齢化率は65歳以上が総人口に占める割合で、高齢者1人あたり生産年齢人口は、65歳以上1人に対する15〜64歳の人数です。

指標値県内順位
14歳以下26人30位
15〜64歳163人30位
65歳以上123人30位
年少人口率8.30%県内で6番目に低い(加茂市と同率)
生産年齢人口率52.20%県内で2番目に低い
高齢化率39.40%県内で3番目に高い

いずれも住民基本台帳2025年の値です。

▼【グラフ:population_forecast_age.png 粟島浦村の年齢3区分別の人口推計(2020年から2050年)】

指標2050年の推計県内順位
高齢化率30.20%県内で一番低い
年少人口率16.40%県内で一番高い
生産年齢人口率53.40%県内で一番高い(聖籠町と同率)
高齢者1人あたり生産年齢人口1.77人県内で一番多い
現役1人あたり非現役人数0.87人県内で一番少ない(聖籠町と同率)

推計では、高齢化率が41.40%(2020年)から30.20%(2050年)へ下がります。住民基本台帳2025年の39.40%は県内で3番目に高い値ですが、2050年の推計では県内で一番低い値になります。

65歳以上は146人(2020年)から57人(2050年)へ減ります。減少率-61.00%は県内で一番大きい値ですが、減った人数89人でみると県内で4番目に小さい減り方です。

高齢化率が50%を超える見通しの13市町村と、高齢者1人あたり生産年齢人口が1.00人を下回る見通しの18市町村に、粟島浦村は入りません。

年齢の構成が変わるのは、人数が減ったあとの話です。割合の順位が入れ替わっても、人数そのものは県内で一番少ない水準です。


まとめ|順位だけでは読み取れない、312人という規模

実績の人口は366人から312人へ移り、増えた区間と減った区間の両方があります。推計では353人から189人になります。15〜64歳は105人(2040年)と101人(2050年)で、2時点の値が近くなります。

2024年は転入28人と転出28人が同数で、社会増減は0人でした。出生は0人、亡くなった人は11人で、出生を死亡で割った0.00%は県内で一番低い値です。人数の差をつくっているのは、引っ越しの出入りではなく出生と死亡の数です。

いまの高齢化率39.40%は県内で3番目に高い値ですが、推計の2050年は30.20%で県内で一番低くなります。年少人口率16.40%と生産年齢人口率53.40%は、どちらも県内で一番高い値になります。

ただし年齢の構成が変わるのは、人数が減ったあとの話です。65歳以上の減少率-61.00%は県内で一番大きい値ですが、減った人数89人でみると県内で4番目に小さい減り方です。

人口が312人なので、割合は少ない人数の増減でも動きます。順位だけを見るか、人数と合わせて見るかで、読み取れることが変わります。減り方が同じ勢いで続くかどうかも、どの年齢を見るかで違います。

この節の数値の基準は次のとおりです。

基準この節で使っている数値
住民基本台帳 2025年312人・高齢化率39.40%
住民基本台帳 2024年の動態転入28人・転出28人・社会増減0人・出生0人・死亡11人・0.00%
国勢調査 2010・2015・2020年と住民基本台帳 2025年366人から312人への推移
将来推計(国勢調査2020年基準)353人・189人・105人・101人・30.20%・16.40%・53.40%・-61.00%・89人

この記事の数値が示す範囲

  • 住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。この記事では基準の違う数値をつないだ増減は出していません。
  • 将来推計の2020年は推計値です。国勢調査の2020年の値とは別に扱っています。
  • 将来推計は2020年・2040年・2050年の3時点で公表されています。2040年から2050年のあいだの増減は、この記事では扱っていません。
  • 社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入から転出を引いた値と一致しません。
  • 出生が0人の年は、死亡を出生で割った値が算出されません。この記事では出生を死亡で割った値を使っています。
  • 転入元・転出先と、昼間に村外から来る人の出発地は、この記事の数値には含まれません。
  • 人口密度と可住地人口密度は村全体を平均した値で、島内のどこに人が住んでいるかは対象外です。
  • 昼夜間人口比は小数第1位に丸めた値です。
  • 可住地面積は統計上の区分で、実際に宅地かどうかや土地利用の内訳は含みません。

出典・情報基準日

データ出典基準日・年次
人口・世帯数・年齢3区分・人口密度総務省『住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数』2025年1月1日現在
転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減同上(人口動態)2024年1月〜12月
総人口の推移・昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比総務省『国勢調査』2010・2015・2020年 各10月1日
将来推計(総人口・年齢3区分・構成率・扶養指標)国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』2023年12月公表・国勢調査2020年基準(推計値は2020・2040・2050年)
総面積国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』2026年4月1日現在
可住地面積・可住地割合・可住地人口密度総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』(社会・人口統計体系 可住地面積)2024年データ(2026年6月19日公表)

推移の4時点は、2010年から2020年が国勢調査、2025年が住民基本台帳です。

データの見方

  • 住民基本台帳の人口は、届け出に基づく登録者の数です。国勢調査は調査時点に住んでいる場所を調べる全数調査で、同じ地域でも両者の値は一致しません。
  • 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤・通学による村外との出入りを反映しています。
  • 将来推計は、国勢調査2020年を基準に、出生・死亡・移動の傾向が続いた場合の値です。
  • 割合は小数を丸めているため、内訳の合計が全体と一致しない場合があります。
  • 順位の抜粋表にある ⋮ は省略を示すもので、連続した順位ではありません。

免責

本記事の数値は情報基準日時点のものです。最新の状況は各出典元および粟島浦村の公式情報をご確認ください。

運営者情報

本記事は、新潟県の公的統計をもとに運営者が個人で作成しています。

コメント