この記事でわかること:
- 昼夜間人口比102.4は、県内で人口7万人を超える6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中で新潟101.3を上回る唯一の1市で、周辺市町村から昼間人口が集約される中越の広域拠点
- 2005年平成大合併(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町)と2010年川口町編入により成立した891.26 km²の市域(県内5位・大きい方から)に、総人口255,261人・県内唯一の20万台自治体
- 一方で社会増減▲549人・自然増減▲2,395人の動態は6市の下位に沈み、規模・拠点性と動態の位置が同居する県内2番手大都市の姿
- ① 長岡市の位置づけ:合併旧8地区を包摂する891.26km²・中越の広域拠点
- ② 人口の現状:25万人・県内唯一の20万台・面積5位に人口密度7位が同居
- ③ 2024年動態:社会減・自然減の両方が赤字で6市の下位
- ④ 人口推移(2010〜2025年):15年で▲9.70%・5年減少率が3期連続で拡大
- ⑤ 年齢構成:高齢化率29.7%は6市で新潟に次ぐ2位・年少人口率10.9%は県内5位
- ⑥ 昼夜間人口比102.4:6市で新潟101.3を上回る唯一の1市・中越広域拠点性の数値裏付け
- ⑦ 合併旧8地区を包摂する891.26 km²の市域:2005年平成大合併・2010年川口町編入
- ⑧ 将来人口推計(社人研 令和5年推計):2050年▲26.2%・6市で新潟に次ぐ最小の減少幅
- ⑨ データから見た長岡市の特徴:中越広域拠点と合併旧8地区の視点で読む
- まとめ
- 出典・情報基準日
① 長岡市の位置づけ:合併旧8地区を包摂する891.26km²・中越の広域拠点
長岡市は新潟県の中越地方に位置し、信濃川中流域に広がる内陸型の中核都市です。2005年の平成大合併(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町)と2010年の川口町編入により現在の市域となり、面積891.26 km²は県内5位の広さを持ちます。山古志地区(2004年新潟県中越地震の震源に近い)・越後三山の麓など多様な地形を含みます。
隣接自治体:新潟市・小千谷市・柏崎市・三条市・見附市・南魚沼市・魚沼市・刈羽村・出雲崎町。
数値の面で見ると、長岡市の位置づけには2つの層があります。1つは、総人口255,261人が県内2位で、県内で20万人を超える自治体は新潟市761,503人と長岡市の2市のみという規模の位置です。長岡は県内1位の新潟市の約33.5%(1/2.98)の規模にあたります。もう1つは、県内で人口7万人を超える6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中で、長岡が6指標(人口・面積・人口密度・高齢化率低い方・昼夜間人口比・2050年減少率小さい方)で新潟に次ぐ2位を占めるという相対位置です。この6市の中で長岡は昼夜間人口比102.4のみ新潟101.3を上回る唯一の1市でもあります。
一方で動態の側では、社会増減▲549人は6市中5位(新潟+441・新発田▲169・三条▲185・柏崎▲296・長岡▲549・上越▲580の順で下から2位)・自然増減▲2,395人は絶対値で6市中2位(新潟▲6,503に次ぐ)と、規模の6指標2位に対して動態の2指標では相対位置が異なります。以降の章で見る現状・動態・推移・昼夜間・合併旧8地区の広域市域・将来推計は、この「規模の2位」と「動態の悪化」が同居する県内2番手大都市の姿を数字で追っていきます。
② 人口の現状:25万人・県内唯一の20万台・面積5位に人口密度7位が同居
人口・世帯数の2指標で県内2位。面積は891.26 km²で県内5位(大きい方から)、その中で人口密度は286.4人/km²・県内7位という構造が現れています。
| 指標 | 値 | 県内順位 |
|---|---|---|
| 総人口 | 255,261人 | 2位(唯一の20万台) |
| 世帯数 | 110,416世帯 | 2位 |
| 面積 | 891.26 km² | 5位(大きい方から) |
| 人口密度 | 286.4人/km² | 7位 |
| 高齢化率 | 29.7% | 27位(低い方から4位) |
| 年少人口率 | 10.9% | 5位(南魚沼市と同率タイ) |
※人口・世帯数は住民基本台帳(2025年1月1日現在)。面積は国土地理院(2026年4月)。高齢化率・年少人口率は住民基本台帳年齢別(2025年1月1日現在)。
面積891.26 km²は県内5位(大きい方から)で、県内では村上市1,174.13・上越市973.89・阿賀町952.89・魚沼市946.76の4市町村が長岡より広い位置です。長岡は新潟市726.01(県内8位)より165 km²広い面積を持ちます。県内で人口7万人を超える6市の中では、面積は上越市973.89に次ぐ2位の広さです。人口密度286.4人/km²は県内7位で、6市の中では新潟市1,048.9(1位)に次ぐ2位、新潟の約27.3%(1/3.66)の水準にあたります。
高齢化率29.7%は県内27位(低い方から4位)で、県内で人口7万人を超える6市の中では新潟28.3%・長岡29.7%・新発田30.8%・上越30.9%・三条31.3%・柏崎32.7%の順で、長岡は6市の中で新潟に次ぐ2位(低い方から)にあたります。年少人口率10.9%は県内5位で、南魚沼市10.9%と同率タイの位置です。人口・世帯数が県内2位である一方、年齢構成の側でも県内では若い方の位置に立つ構造です。
③ 2024年動態:社会減・自然減の両方が赤字で6市の下位
長岡市の2024年動態は、社会増減・自然増減の両方が赤字となる「ダブル減少構造」で、県内で人口7万人を超える6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中で、社会増減がプラスなのは新潟のみ(+441人)です。この6市の他5市はいずれも社会減で、長岡▲549は6市中5位(下から2位・上越▲580に次ぐ絶対値2位)の位置にあります。
| 区分 | 内訳 | 人数 |
|---|---|---|
| 転入(社会増) | 国内転入 + 国外転入 | 6,323人 |
| 転出(社会減) | 国内転出 + 国外転出 | 6,849人 |
| 社会増減 | 転入−転出±職権記載消除等 | ▲549人(6市中5位) |
| 出生(自然増) | — | 1,288人 |
| 死亡(自然減) | — | 3,683人 |
| 自然増減 | 出生−死亡 | ▲2,395人(6市中絶対値2位) |
| 総増減 | 社会増減+自然増減 | ▲2,944人(▲1.14%) |
▼【グラフ:population_breakdown.png — 2024年動態の内訳:社会▲549(6市中5位・上越▲580に次ぐ)と自然▲2,395(6市中絶対値2位・新潟▲6,503に次ぐ)】

社会増減の側は、県内で社会増を維持している自治体が新潟+441・湯沢+265・妙高+54・弥彦+24・聖籠+12の5市町村にとどまり、残り25市町村は社会減です。長岡市はこの5市町村に含まれません。県内で人口7万人を超える6市の社会増減を並べると、新潟+441・新発田▲169・三条▲185・柏崎▲296・長岡▲549・上越▲580の順で、長岡は6市中5位(下から2位・上越に次ぐ絶対値2位)の位置です。
自然増減の側は、出生1,288人に対し死亡3,683人で▲2,395人の自然減で、死亡数が出生数の約2.86倍(3,683÷1,288)にあたります。この▲2,395人という絶対値は、県内で人口7万人を超える6市の中で並べると、柏崎▲980・三条▲996・新発田▲1,009・上越▲1,891・長岡▲2,395・新潟▲6,503の順で、長岡は6市で新潟▲6,503に次ぐ絶対値2位の位置です。
総増減▲2,944人(▲1.14%)の内訳は社会減▲549と自然減▲2,395の合計で、自然減が総減少の約81.4%(2,395÷2,944)を占める構造です。社会減・自然減の両方が赤字となる中で、絶対値の面では自然減の側が減少総量を規定しています。
④ 人口推移(2010〜2025年):15年で▲9.70%・5年減少率が3期連続で拡大
2010年から2025年までの15年間で、長岡市の人口は282,674人から255,261人へと27,413人(▲9.70%)減少しました。5年ごとの減少率は▲2.67%→▲2.98%→▲4.37%と推移し、3期連続で拡大しています。
| 年 | 人口 | 前期比 |
|---|---|---|
| 2010(国勢調査) | 282,674人 | — |
| 2015(国勢調査) | 275,133人 | ▲7,541人(▲2.67%) |
| 2020(国勢調査) | 266,936人 | ▲8,197人(▲2.98%) |
| 2025(住民基本台帳) | 255,261人 | ▲11,675人(▲4.37%) |
▼【グラフ:population_trend.png — 長岡市の人口推移(2010〜2025年):15年で▲27,413人・5年減少率が2.67%→2.98%→4.37%と3期連続で拡大】

累計15年で▲27,413人・▲9.70%の減少は、2010年時点の人口の約1割強が失われた規模です。5年区切りごとの前期比を追うと、2010→2015年は▲7,541人・▲2.67%で、2015→2020年に▲8,197人・▲2.98%と絶対値・比率ともに拡大し、2020→2025年はさらに▲11,675人・▲4.37%と減少幅・減少率ともに続けて拡大しました。5年減少率が3期連続で拡大した推移がこの15年の骨格で、直近5年の減少幅▲11,675人は前2期(▲7,541人・▲8,197人)を大きく上回っています。
⑤ 年齢構成:高齢化率29.7%は6市で新潟に次ぐ2位・年少人口率10.9%は県内5位
年齢構成の3区分は次のとおりです。総人口255,261人のうち65歳以上が75,717人で全体の29.7%、14歳以下は27,941人で10.9%、15〜64歳の生産年齢人口は151,603人(59.4%)となっています。
| 区分 | 人口 | 割合 | 県内順位 |
|---|---|---|---|
| 65歳以上(高齢者) | 75,717人 | 29.7% | 27位(低い方から4位) |
| 15〜64歳(生産年齢) | 151,603人 | 59.4% | — |
| 14歳以下(年少) | 27,941人 | 10.9% | 5位(南魚沼市と同率タイ) |
高齢化率29.7%は県内で低い方から4位の位置です。県内で人口7万人を超える6市の中では、新潟28.3%・長岡29.7%・新発田30.8%・上越30.9%・三条31.3%・柏崎32.7%の順で、長岡は6市の中で新潟に次ぐ2位(低い方から)にあたります。
年少人口率10.9%は県内5位で、南魚沼市10.9%と同率タイの位置です。年少人口27,941人は絶対数でも県内2位ですが、総人口比の割合としては聖籠町・新発田市・新潟市・田上町に次ぐ県内5位(南魚沼と同率)の水準で、大都市の中で年少人口の割合が相対的に維持されている位置です。
⑥ 昼夜間人口比102.4:6市で新潟101.3を上回る唯一の1市・中越広域拠点性の数値裏付け
昼夜間人口比(昼間人口÷夜間人口×100)は102.4で、県内4位に位置します。昼間人口273,428人が夜間人口266,936人を6,492人上回る構造で、県内で人口7万人を超える6市の中では新潟101.3を上回る唯一の1市にあたります。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 夜間人口(常住人口) | 266,936人 |
| 昼間人口 | 273,428人 |
| 昼夜間人口比 | 102.4(県内4位) |
102.4は、昼間の人口が夜間より2.4%多いことを示す数値です(100を超えると昼間に人が集まる自治体、100を下回ると昼間に人が出ていく自治体という関係)。県内では聖籠町129.8(工業団地の集積)・湯沢町111.8(リゾート・観光地)・三条市104.2(製造業集積)・長岡市102.4の順で上位に位置します。
県内で人口7万人を超える6市の中で並べると、三条104.2・長岡102.4・柏崎101.8・新潟101.3・上越100.1・新発田96.9の順で、長岡は6市中2位(三条に次ぐ)の位置です。同時に、この6市の中で長岡102.4は新潟101.3を上回る唯一の1市にあたります。県内首位の政令市(新潟)を昼夜間人口比で上回る大規模市の位置は、県内の大都市の相対関係を読み取る1つの数値の目安で、夜間人口266,936人に対して昼間の在住・在勤・在学者が273,428人まで積み上がる中越広域の拠点性を数値で示しています。
⑦ 合併旧8地区を包摂する891.26 km²の市域:2005年平成大合併・2010年川口町編入
長岡市の面積891.26 km²・県内5位(大きい方から)は、2005年の平成大合併(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町)と2010年の川口町編入の2段階で形成された広域市域です。この2段階の合併で編入された旧8地区を包摂する市域が、県内で人口7万人を超える6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中で面積は上越市973.89に次ぐ2位の広さにつながっています。
| 合併年 | 編入自治体 |
|---|---|
| 2005年(平成大合併) | 旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町(7自治体) |
| 2010年 | 川口町(1自治体) |
面積891.26 km²は、県内では村上市1,174.13・上越市973.89・阿賀町952.89・魚沼市946.76の4市町村に次ぐ位置で、新潟市726.01(県内8位)より165 km²広い水準です。県内1位の政令市(新潟市)を面積で165 km²上回る市域が、人口密度286.4人/km²(県内7位・6市中2位)という中位の密度水準を伴います。密度の側は新潟市1,048.9の約27.3%(1/3.66)の水準で、面積の広さと密度の中位が同居する構造です。
長岡市の広域市域は、山古志地区(2004年新潟県中越地震の震源に近い山間部)・越後三山の麓・信濃川中流域の平野部・寺泊の日本海沿岸部など多様な地形を包摂しています。合併旧8地区(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町・川口町)それぞれが独自の集落・産業・交通条件を持ちますが、本記事で使用するデータには合併旧町村別の細分値が含まれないため、8地区別の詳細分析(旧町村別の人口・動態・年齢構成)は別記事で扱います。ここでは市全体の891.26 km²・25万人という規模が、2005年・2010年の2段階合併により形成された広域市域である事実を骨格として押さえておきます。
⑧ 将来人口推計(社人研 令和5年推計):2050年▲26.2%・6市で新潟に次ぐ最小の減少幅
国立社会保障・人口問題研究所〈社人研〉令和5年推計によると、長岡市の人口は2020年266,936人から2040年221,942人(2020年比▲16.9%)、2050年197,104人(同▲26.2%)へと推移する見通しです。
| 年 | 推計人口 | 2020年比 |
|---|---|---|
| 2020(実績) | 266,936人 | — |
| 2040(推計) | 221,942人 | ▲44,994人(▲16.9%) |
| 2050(推計) | 197,104人 | ▲69,832人(▲26.2%) |
▼【グラフ:population_forecast.png — 将来推計:2020年266,936→2040年221,942→2050年197,104、2050年は▲26.2%で県内で減少幅小さい方から4位・6市中2位】

2050年の減少率▲26.2%は、県内で減少幅が小さい方から4位にあたり、聖籠町▲12.5%・刈羽村▲19.4%・新潟市▲21.9%に次ぐ位置です。県内で人口7万人を超える6市の中で並べると、新潟▲21.9%・長岡▲26.2%・新発田▲31.5%・上越▲32.1%・三条▲33.4%・柏崎▲37.2%となり、長岡▲26.2%は6市で新潟に次ぐ最小の減少幅の位置です。
絶対数では2020年266,936人から2050年197,104人へと69,832人が失われる推計で、この規模は2020年時点の人口の約4分の1にあたります。2040年時点では221,942人で20万人台を維持しますが、2050年には197,104人と20万人を割り込む軌道です。減少そのものは続く一方、県内で人口7万人を超える他5市と比べたときの減少率は新潟に次ぐ小さい位置に、県内30市町村の中では減少幅が小さい方から4番目の位置にとどまるという2つの層が同時に成立する推計です。
⑨ データから見た長岡市の特徴:中越広域拠点と合併旧8地区の視点で読む
長岡市の人口データの骨格は、章①〜⑧で見た「県内2位の規模」と「昼夜間人口比102.4は6市で新潟101.3を上回る唯一の1市」という規模・拠点性の位置と、「合併旧8地区(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町・川口町)を包摂する891.26 km²の広域市域」という地理条件、そして「社会増減▲549・自然増減▲2,395」という動態の位置が同居した構造で構成されています。ここでは関心層別に、この構造を数字でどう読むかを整理します。
出店・小売・サービスを検討する読者
長岡市の総人口255,261人・世帯数110,416世帯は、県内2位の規模で、県内で20万人を超える大都市商圏は新潟市(761,503人)と長岡市の2市のみです。人口密度286.4人/km²は県内7位・6市中2位(新潟1,048.9の約27.3%=1/3.66)で、合併旧8地区を包摂する891.26 km²(県内5位・大きい方から)の中に人口が分布する構造です。加えて昼夜間人口比102.4は県内4位・6市中2位で、6市の中で新潟101.3を上回る唯一の1市にあたり、周辺市町村を含む昼間人口の集約(夜間266,936人→昼間273,428人・+6,492人)が数値上示される中越広域拠点の位置です。
長期の見通しの側では、2050年推計197,104人(▲26.2%)で、2020年時点の約4分の3の規模まで縮小する軌道です。ただしこの▲26.2%は県内で人口7万人を超える6市の中で新潟に次ぐ2位の小さい減少幅で、県内30市町村の中でも減少幅が小さい方から4位(聖籠▲12.5%・刈羽▲19.4%・新潟▲21.9%に次ぐ)にあたります。年▲2,944人(▲1.14%)というペースの縮小の中で、県内の他大規模市と比較したときには相対的に規模が維持されやすい位置にあるという2つの層を数字で押さえる意義があります。
なお、長岡市の合併旧町村(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町・川口町)別の内訳は、商圏設計の観点でさらに重要になりますが、本記事で使用するデータには合併旧町村別の細分値が含まれないため、8地区別の詳細分析は別記事で扱います。
移住を検討する読者
数値上、長岡市は転入6,323人(2024年)という県内2位規模の受け入れ実績を持ちますが、転出6,849人を下回り社会増減▲549人の転出超過です。県内で社会増を維持している自治体は新潟・湯沢・妙高・弥彦・聖籠の5市町村で、長岡はこの5市町村に含まれません。県内で人口7万人を超える6市の中では、社会増減▲549は6市中5位(下から2位・上越▲580に次ぐ絶対値2位)の位置で、大規模市の中では新潟の唯一のプラスに対して長岡が下位に立つ数値の構造です。
年齢構成の側では、高齢化率29.7%は県内で低い方から4位・6市中2位(新潟28.3に次ぐ)で、6市の中では新潟に次ぐ若い方の位置です。年少人口率10.9%は県内5位(南魚沼市と同率タイ)で、大規模市の中では相対的に子育て世代の割合が維持されている水準にあります。合併旧8地区それぞれが独自の生活条件(旧栃尾市の山間部・寺泊の海沿い・山古志地区の中山間地・信濃川平野部の市街地等)を持つため、医療・教育・交通アクセス・旧町村地区ごとの生活情報は現地一次情報での確認が必要になります。
地域分析・都市政策の実務者
長岡市は新潟県中越地方の中心都市で、県内で20万人を超える2市(新潟・長岡)のうちの2位・県内1位の新潟市の約33.5%(1/2.98)の規模を持ちます。県内で人口7万人を超える6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の比較でみると、昼夜間人口比102.4は新潟101.3を上回る唯一の1市という相対位置にあり、2005年平成大合併・2010年川口町編入で成立した合併旧8地区を包摂する891.26 km²の広域市域から中越広域の商圏を形成する地理条件を持つ位置です。一方、社会増減▲549(6市中5位・上越▲580に次ぐ絶対値2位)・自然増減▲2,395(6市中絶対値2位・新潟▲6,503に次ぐ)という動態の位置が同時に成立する事例です。
面積891.26 km²(県内5位)に対して人口密度286.4人/km²(県内7位)という構造は、2005年の平成大合併・2010年の川口町編入で市域が拡大した歴史を持つ数値ですが、合併旧町村別の内訳データは本記事で使用するデータに含まれないため、地区別分析は別記事で扱う必要があります。他大規模市(新潟・上越・新発田・三条・柏崎)と並べたときの相対位置を継続的に追う分析対象として、これらの数値は基礎データになります。
まとめ
長岡市の総人口255,261人という規模は、県内2位で、県内1位の新潟市761,503人の約33.5%(1/2.98)にあたり、県内で唯一の20万台自治体の位置です。昼夜間人口比102.4は、県内で人口7万人を超える6市(新潟・長岡・上越・新発田・三条・柏崎)の中で新潟101.3を上回る唯一の1市で、周辺市町村を含む昼間人口の集約(+6,492人)が数値上示される中越の広域拠点の位置にあります。2005年平成大合併(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町)と2010年川口町編入で成立した合併旧8地区を包摂する891.26 km²の市域(県内5位・大きい方から)に、人口密度286.4人/km²(県内7位)が分布する構造です。同時に、社会増減▲549人・自然増減▲2,395人の動態は6市の下位に沈み、規模・拠点性・広域市域と動態の位置が同居する構造で構成されています。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 現在の人口 | 255,261人(2025年1月1日)・県内2位/新潟市761,503人の約33.5%(1/2.98)・唯一の20万台 |
| 面積・広域市域 | 891.26 km²・県内5位/合併旧8地区(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町・川口町)を包摂 |
| 人口増減(2024年) | 総▲2,944人(▲1.14%)/社会▲549(6市中5位・上越に次ぐ絶対値2位)+自然▲2,395(6市中絶対値2位・新潟に次ぐ) |
| 人口推移 | 2010→2025年で▲27,413人(▲9.70%)/5年減少率が2.67%→2.98%→4.37%と3期連続で拡大 |
| 高齢化率 | 29.7%・県内で低い方から4位(新潟28.3・長岡29.7・新発田30.8・上越30.9・三条31.3・柏崎32.7)/6市で2位 |
| 年少人口率 | 10.9%・県内5位(南魚沼市と同率タイ) |
| 昼夜間人口比 | 102.4(県内4位・聖籠129.8・湯沢111.8・三条104.2に次ぐ)/6市で2位・新潟101.3を上回る唯一の1市 |
| 2050年推計 | 197,104人(2020年比▲26.2%)・県内で減少幅が小さい方から4位(聖籠▲12.5%・刈羽▲19.4%・新潟▲21.9%に次ぐ)/6市で2位 |
なお、長岡市の合併旧町村(旧栃尾市・与板町・和島村・寺泊町・三島町・越路町・小国町・川口町)別の内訳は本記事で使用するデータには含まれないため、8地区別の詳細分析は別記事で扱います。
出典・情報基準日
| データ | 出典 | 基準日 |
|---|---|---|
| 人口・世帯数・人口動態 | 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」 | 2025年1月1日(動態は2024年1月〜12月) |
| 年齢別人口 | 総務省「住民基本台帳年齢階級別人口」 | 2025年1月1日 |
| 国勢調査人口(2010/2015/2020) | 総務省「令和2年国勢調査」等 | 各年10月1日 |
| 昼夜間人口比 | 総務省「令和2年国勢調査 従業地・通学地集計」 | 2020年10月1日 |
| 将来人口推計 | 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」 | 2023年推計公表 |
| 面積 | 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」 | 2026年4月1日現在 |
運営者情報は niigata-data.com/about 等を参照してください。
本記事の数値は情報基準日時点のものです。最新の状況は各出典元および対象自治体の公式情報をご確認ください。
次回更新推奨:2026年8月頃(令和8年住民基本台帳公表後)

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