長岡市の人口は255,261人で県内2位です。2050年の推計でも197,104人で、県内2番目という位置は変わりません。
しかし構成は変わります。14歳以下は推計で17,862人まで減り、65歳以上は81,099人でほとんど動きません。
住み続けるか、商売を続けるか。判断が分かれるのは総数ではなく、年齢ごとの人数です。
25万人の現在と、3期続けて広がった減り幅
長岡市の人口は255,261人で、県内2位です。県内1位は新潟市の761,503人で、長岡市はそれに次ぐ規模です。
可住地面積は、総面積から林野と湖沼などを除いた面積を指します。
| 指標 | 値 | 基準 | 県内順位 |
|---|---|---|---|
| 総人口 | 255,261人 | 住民基本台帳 2025年 | 2位 |
| 世帯数 | 110,416世帯 | 住民基本台帳 2025年 | 2位 |
| 1世帯あたりの人数 | 2.31人 | 住民基本台帳 2025年 | 県内で8番目に少ない |
| 総面積 | 891.26 km² | 国土地理院 2026年 | 県内で5番目に広い |
| 可住地面積 | 453.84 km² | 総務省統計局 2024年 | 県内で2番目に広い |
| 可住地割合 | 50.90% | 総務省統計局 2024年・国土地理院 2026年 | 県内で10番目に高い |
| 人口密度 | 286.4人/km² | 住民基本台帳 2025年・国土地理院 2026年 | 県内で7番目に高い |
| 可住地人口密度 | 562.4人/km² | 住民基本台帳 2025年・総務省統計局 2024年 | 県内で6番目に高い |
総面積の順位は県内で5番目ですが、人が住める可住地面積では県内2番目です。人口密度と可住地人口密度でみても、順位は7番目と6番目でほとんど動きません。
長岡市は中越地方に位置し、信濃川の中流域に広がります。2005年の平成の大合併で旧栃尾市などと一つになり、2010年に川口町を編入しました。
最新の人口は住民基本台帳の値で、2020年までの推移は国勢調査でたどれます。
| 時点 | 人口 | 前の時点からの増減率 | 県内順位(減少率の低い順) |
|---|---|---|---|
| 2010年(国勢調査) | 282,674人 | — | — |
| 2015年(国勢調査) | 275,133人 | -2.67% | 7位 |
| 2020年(国勢調査) | 266,936人 | -2.98% | 3位 |
| 2025年(住民基本台帳) | 255,261人 | -4.37% | 14位 |
▼【グラフ:population_trend.png 長岡市の人口推移(2010年から2025年)】

減少率が3期続けて拡大した市町村は、県内に5つあります。縮小した市町村はありません。
2050年に残る19万7千人
2050年の長岡市の人口は、197,104人と推計されています。県内2番目という位置は、推計の中でも動きません。
この推計は国勢調査2020年を基準にしたものです。住民基本台帳の現在値とは集計の方法が違うので、両者を引き算した減少数はこの記事では扱いません。
▼【グラフ:population_forecast.png 長岡市の総人口の推計(2020年から2050年)】

2020年からの30年で-26.20%となり、減少幅は県内で4番目に小さい水準です。推計の3時点はいずれも県内2位のまま、順位は動きません。
2024年の1年で2,944人減
自然増減は出生と死亡の差、社会増減は転入・転出などによる差です。2024年の1年間で、長岡市の人口は2,944人減りました(-1.14%)。
▼【グラフ:population_breakdown.png 長岡市の2024年の人口増減の内訳(自然増減と社会増減)】

減少の81.40%は自然増減によるもので、自然増減と社会増減はどちらも県内で2番目に大きい減少です。県内で人口が増えたのは1市町村にとどまり、長岡市はそれに当たりません。
| 順位 | 市町村 | 人口増減率 |
|---|---|---|
| 1 | 湯沢町 | 1.80 |
| ─ | ──── 0(増加と減少の境) ──── | ─ |
| 2 | 聖籠町 | -0.49 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 5 | 燕市 | -1.01 |
| 6 | 長岡市 | -1.14 |
| 7 | 妙高市 | -1.24 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 30 | 阿賀町 | -3.92 |
長岡市の-1.14%は、減少率としては県内で6番目に低い値です。一方で人数でみた減少は県内で2番目に大きく、率と人数では県内での位置が入れ替わります。
4割以上減る14歳以下と、ほぼ動かない65歳以上
年齢3区分別の推計では、若い年齢ほど減り方が速く、65歳以上はほとんど減りません。総数の減り方だけでは、この違いは見えません。
▼【グラフ:population_forecast_age.png 長岡市の年齢3区分別の人口推計(2020年から2050年)】

| 年齢区分 | 2050年の推計人口 | 2020年からの増減率 | 県内順位(減少率の低い順) |
|---|---|---|---|
| 14歳以下 | 17,862人 | -43.00% | 5位 |
| 15〜64歳 | 98,143人 | -35.30% | 4位 |
| 65歳以上 | 81,099人 | -3.30% | 4位(燕市と同率) |
65歳以上は2040年まで増え、そのあと減りに転じます。推計で2050年まで増加が続くのは県内で2市町村、長岡市はその2つに入っていません。15〜64歳と65歳以上の人数の差は、2050年に向けて縮みます。
2025年の年齢構成
現在の年齢3区分は、人数ではいずれも県内2位です。構成率でみると位置が分かれます。
| 年齢区分 | 人数 | 構成率 | 構成率の県内順位 |
|---|---|---|---|
| 14歳以下 | 27,941人 | 10.90% | 県内で5番目に高い(南魚沼市と同率) |
| 15〜64歳 | 151,603人 | 59.40% | 県内で4番目に高い |
| 65歳以上 | 75,717人 | 29.70% | 県内で4番目に低い |
14歳以下を15の年齢に分けると、1つの年齢あたり1,862.7人です。
この表は住民基本台帳の2025年、前の表は国勢調査2020年を基準にした推計です。基準が違うので、2つの表の数値をつないだ増減は出していません。
高齢者1人あたり1.21人の働く世代
高齢者1人あたり生産年齢人口は、65歳以上1人に対して15〜64歳が何人いるかを示します。現役1人あたり非現役人数は、その裏返しで、15〜64歳1人に対して14歳以下と65歳以上が何人いるかを示します。
長岡市はいま2.00人で、県内で4番目に多い水準です。
▼【グラフ:population_dependency.png 長岡市の高齢者1人あたり生産年齢人口と現役1人あたり非現役人数の推計(2020年から2050年)】

推計では2050年に1.21人まで下がります。ただし1.00人を下回る市町村は県内に18あり、長岡市はその中に入りません。
高齢化率は推計で41.10%になります。50%を超える市町村は県内に13ありますが、長岡市の値はそこまで届きません。
裏返しの現役1人あたり非現役人数は、推計で2050年に1.01人です。15〜64歳の1人が、14歳以下と65歳以上の合わせて1人と同じ数になる形です。
推計では、2020年から2050年の減少幅が県内で4番目に小さく、2050年の高齢者1人あたりの15〜64歳は県内で5番目に多い値です。
県内2番目に大きい昼と夜の人口差
出店や営業時間を考えるとき、相手の数は住民票の数とは違います。昼夜間人口比は、夜間に住んでいる人を100としたときに、日中に市内にいる人が何人にあたるかを示します。
長岡市では、日中に市内にいる人が住んでいる人を上回ります。その差は県内で2番目に大きいです。
▼【グラフ:population_daynight.png 長岡市の昼間人口と夜間人口(2020年)】

日中の人口が夜間を上回るのは県内30市町村のうち12で、長岡市はそのひとつです。比率でみると102.4で、県内で4番目に高い水準にとどまります。
| 順位 | 市町村 | 昼夜間人口の差 |
|---|---|---|
| 1 | 新潟市 | 10,171 |
| 2 | 長岡市 | 6,492 |
| 3 | 聖籠町 | 4,251 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 12 | 粟島浦村 | 3 |
| ─ | ──── 0(昼間と夜間が同数) ──── | ─ |
| 13 | 津南町 | 0 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 30 | 五泉市 | -4,853 |
実数の差では県内2番目に大きく、比率では4番目です。夜間の人口だけで商圏を見積もると、日中に市内にいる人を数え落とすことになります。
転入・転出・出生・死亡がそろって県内2位
2024年の動態は、転入・転出・出生・死亡の4つがいずれも県内2位です。
| 指標 | 値 | 基準 | 県内順位 | 注意 |
|---|---|---|---|---|
| 転入 | 6,323人 | 住民基本台帳 2024年の動態 | 2位 | 社会増減は転入から転出を引いた値と一致しません |
| 転出 | 6,849人 | 住民基本台帳 2024年の動態 | 2位 | 同上 |
| 出生 | 1,288人 | 住民基本台帳 2024年の動態 | 2位 | — |
| 死亡 | 3,683人 | 住民基本台帳 2024年の動態 | 2位 | — |
| 死亡出生比 | 2.86倍 | 住民基本台帳 2024年の動態 | 順位なし | 県内順位は算出されていません |
| 社会移動回転率 | 5.20% | 住民基本台帳 2024年の動態 | 県内で9番目に高い | 転入と転出の合計を人口で割った値です |
| 65歳以上を14歳以下で割った値 | 2.71倍 | 住民基本台帳 2025年 | 県内で3番目に低い | 値が大きいほど、14歳以下に対して65歳以上が多い状態を示します |
| 14歳以下の1歳あたり人数 | 1,862.7人 | 住民基本台帳 2025年 | 順位なし | 14歳以下を15で割った値です |
| 2020年から2040年の増減率 | -16.90% | 将来推計(国勢調査2020年基準) | 減少幅が県内で4番目に小さい | — |
| 2050年の人口が2020年に占める割合 | 73.80% | 将来推計(国勢調査2020年基準) | 順位なし | 推計どうしの比較です |
| 推計3時点の人口の県内順位 | 2020年・2040年・2050年とも2位 | 将来推計(国勢調査2020年基準) | — | 30年間動きません |
まとめ|若い層17,862人・高齢層81,099人という前提
2050年の長岡市には、14歳以下が17,862人、65歳以上が81,099人という推計が置かれています。記事の最後に、この2つの数を軸として、ここまでの数値をまとめます。
若い年齢の層は2020年から2050年で4割以上減り、高齢の層はほとんど数を変えません。相手にする年齢によって、母数の減り方がまったく違います。
総数だけを見れば、長岡市の位置はこの30年で動かず、2050年の推計でも197,104人で県内2番目です。長く住む見通しや、市全体を相手にする商売の規模を考えるときは、この位置が効きます。ただし実績では、5年ごとの減り方が期を追うごとに大きくなっています。
一方で、若い年齢を相手にする前提では同じ数字が働きません。14歳以下の母数は17,862人まで縮み、高齢の層を相手にするなら81,099人という母数はほとんど動きません。
推計の減少幅は県内で4番目に小さく、高齢者1人あたりの15〜64歳も1.21人あります。1.00人を下回る18市町村の外で、暮らしの見通しと相手にする年齢の見通しは、別々に立てる必要があります。
この節の数値の基準は次のとおりです。
| 基準 | この節で使っている数値 |
|---|---|
| 将来推計(国勢調査2020年基準) | 17,862人・81,099人・197,104人・1.21人・1.00人・18市町村・「4割以上」(-43.00%)・減少幅の県内4番目 |
この記事の数値が示す範囲
- 住民基本台帳(2025年1月1日)・国勢調査(各年10月1日)・将来推計(国勢調査2020年基準)は、集計の方法と時点が違います。この記事では基準の違う数値をつないだ増減は出していません。
- 社会増減は職権記載・職権消除を含むため、転入から転出を引いた値と一致しません。
- 将来推計は常住人口が対象です。2050年の昼間人口は公表されていません。
- 人口密度は市域全体を平均した値で、地区ごとの分布は対象外です。合併前の旧市町村別の内訳も、この記事の数値には含まれません。
出典・情報基準日
| データ | 出典 | 基準日・年次 |
|---|---|---|
| 人口・世帯数・年齢3区分・人口密度 | 総務省『住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数』 | 2025年1月1日現在 |
| 転入・転出・出生・死亡・自然増減・社会増減・人口増減 | 同上(人口動態) | 2024年1月〜12月 |
| 総人口の推移・昼間人口・夜間人口・昼夜間人口比 | 総務省『国勢調査』 | 2010・2015・2020年 各10月1日 |
| 将来推計(総人口・年齢3区分・構成率・扶養指標) | 国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』 | 2023年12月公表・国勢調査2020年基準(推計値は2020・2040・2050年) |
| 総面積 | 国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』 | 2026年4月1日現在 |
| 可住地面積・可住地割合・可住地人口密度 | 総務省統計局『統計でみる市区町村のすがた 2026』(社会・人口統計体系 可住地面積) | 2024年データ(2026年6月19日公表) |
データの見方
- 住民基本台帳の人口は、届け出に基づく登録者の数です。国勢調査は調査時点に住んでいる場所を調べる全数調査で、同じ地域でも両者の値は一致しません。
- 昼間人口は従業地・通学地集計による値で、通勤・通学による市外との出入りを反映しています。
- 将来推計は、国勢調査2020年を基準に、出生・死亡・移動の傾向が続いた場合の値です。
- 割合は小数を丸めているため、内訳の合計が全体と一致しない場合があります。
- 順位の抜粋表にある ⋮ は省略を示すもので、連続した順位ではありません。
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