五泉市(総人口 45,690 人)の高齢化率は 34.4% で県内 14 位・県内で人口 3 万〜5 万人の 8 市(見附・阿賀野・小千谷・五泉・魚沼・十日町・糸魚川・佐渡)の中では中位(5 位・若い側から 4 番目)に位置します。
- 注目点は 2020→2025 の 5 年変化 -1.6pt——新発田市・燕市・魚沼市と 4 市同率タイ(県内 9 位)で、規模が 2.8 倍幅・現在水準が 6.2pt 幅の 4 市が同じ変化幅で並びます
- しかし 2050 年推計は 新発田 42.9%・燕 43.1%・五泉 50.5%・魚沼 51.3% と 8.4pt 幅に分岐——同じ 5 年変化幅からは 25 年後の到達点を予測しきれない構造が浮かびます
- 同じ人口規模の 8 市の中では、五泉は 規模 3 位・大きい側 3 市(佐渡・十日町・五泉)の中で最も若い水準です
- ① 変化 -1.6pt——新発田市・燕市・魚沼市と 4 市同率タイ
- ② 現在の高齢化——3 つの数字が高齢化率順位より 2 ランク高い側に食い込む
- ③ 県内で人口 3 万〜5 万人の 8 市の中の位置——規模 3 位・大きい側 3 市の中で最も若い
- ④ 10 年推移 +1.8pt——胎内市と 2 市同率タイ・県内順位は 14 位のまま維持
- ⑤ 2050 年推計 50.5%——「40 台後半 3 市」と「50% 超 5 市」の分岐で 50% 超側の最も若い位置
- ⑥ 現役高齢比 1.65→0.80——4 市同率タイ内で「1 を維持」と「1 を割る」に分岐
- ⑦ 人口動態——自然減が社会減の 3.7 倍・社会減率は 8 市中で小さい側 3 番目
- ⑧ 年齢 3 区分——年少 9.0% が大きい側 3 市中で最も高い
- ⑨ 4 市同率タイと 8 市中位から見る、五泉市の 3 つの分岐点
- まとめ——五泉市の高齢化を 3 つの観察で押さえる
- 出典・情報基準日
① 変化 -1.6pt——新発田市・燕市・魚沼市と 4 市同率タイ
2020→2025 の 5 年変化 -1.6pt は、規模も現在水準も大きく異なる 4 市が完全に一致しています。
五泉市の高齢化率は 2020 年(社人研推計)36.0% から 2025 年(住民基本台帳)34.4% へ -1.6pt 下降しました(県内 9 位・同率タイあり)。この変化幅は 新発田市・燕市・魚沼市と 4 市同率タイで、県内 30 市町村の中で 4 市の 5 年変化が完全に同じ値で並びます。
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
同じ 5 年変化幅の 4 市が、規模・現在水準・将来到達点でどう違うかを整理します。
| 市 | 総人口 | 高齢化率 | 現役 高齢比 | 2020→2025 変化 | 2050 推計 高齢化率 | 2050 現役 高齢比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新発田市 | 91,677 | 30.8% | 1.88 | -1.6pt | 42.9% | 1.07 |
| 燕市 | 75,935 | 29.6% | 2.03 | -1.6pt | 43.1% | 1.08 |
| 五泉市 | 45,690 | 34.4% | 1.65 | -1.6pt | 50.5% | 0.80 |
| 魚沼市 | 32,522 | 35.8% | 1.53 | -1.6pt | 51.3% | 0.77 |
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
→ 5 年変化幅は 4 市とも -1.6pt で同一・総人口は 2.8 倍幅・現在水準は 6.2pt 幅・2050 推計は 8.4pt 幅に分岐
4 市の総人口は新発田 91,677 → 魚沼 32,522 人と 2.8 倍幅、2025 年高齢化率は燕 29.6% → 魚沼 35.8% と 6.2pt 幅の差があります。それでも直近 5 年の下降幅は 4 市とも -1.6pt に揃いました。
2050 年推計では、この 4 市が 新発田 42.9%・燕 43.1%・五泉 50.5%・魚沼 51.3% と 8.4pt 幅に分岐します。現役高齢比も 新発田 1.07・燕 1.08 が「1」を維持する一方、五泉 0.80・魚沼 0.77 は「1」を割り込む帯に着地する形です。
数値の意味(データから読み取れる範囲):同じ 5 年変化幅でも 25 年後の到達点は 8.4pt 幅に分岐します。五泉市の位置を数字で読むには、5 年変化 -1.6pt だけを取り出すのではなく、現在水準 34.4%・規模 4.5 万人・2050 推計 50.5% を組み合わせて確認する必要があります。
② 現在の高齢化——3 つの数字が高齢化率順位より 2 ランク高い側に食い込む
高齢化率 34.4%(県内 14 位)・後期高齢者比率 53.2%(県内 9 位)・75 歳以上割合 18.3%(県内 12 位)です。
五泉市の 2025 年時点の年齢別内訳は次のとおりです。
- 総人口:45,690 人
- 65 歳以上:15,717 人(高齢化率 34.4%・県内 14 位)
- 前期高齢者(65〜74 歳):7,358 人(総人口の 16.1%)
- 後期高齢者(75 歳以上):8,359 人(総人口の 18.3%・県内 12 位)
- 85 歳以上:1,995 人(総人口の 4.4%・県内 12 位・魚沼市と 2 市同率)
▼【グラフ:gosen_65_75_85割合.png|五泉市と同規模市町村の 65・75・85 歳以上割合を比較した横棒グラフ・五泉市を強調色にする】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
65 歳以上 15,717 人のうち後期高齢者が 8,359 人(53.2%・県内 9 位)を占めます。前期高齢者 7,358 人よりも後期高齢者 8,359 人が 1,001 人多い構造で、県内 30 市町村の中では 9 番目にこの逆転度合いが大きい位置です。
75 歳以上割合 18.3%(県内 12 位)・85 歳以上割合 4.4%(県内 12 位・魚沼と 2 市同率)は、高齢化率 34.4%(14 位)の位置よりも 2 ランク高い側に食い込みます。高齢化率の順位と 75 歳以上・85 歳以上の順位に 2 ランクの差があり、五泉市の高齢者層は年齢の高い側にやや偏る内訳を示しています。
③ 県内で人口 3 万〜5 万人の 8 市の中の位置——規模 3 位・大きい側 3 市の中で最も若い
五泉市(45,690 人)は同じ人口規模帯の 8 市の中で規模 3 位・高齢化率 5 位・現役高齢比 4 位・大きい側 3 市(佐渡・十日町・五泉)の中で最も若い水準に並びます。
県内で総人口 3 万〜5 万人の市は 佐渡・十日町・五泉・阿賀野・見附・糸魚川・小千谷・魚沼の 8 市です。五泉市の位置を 6 指標で確認します。
| 市 | 総人口 | 高齢化率 | 現役 高齢比 | 2020→2025 変化 | 2050 推計 高齢化率 | 2050 現役 高齢比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 佐渡市 | 48,103 | 38.2% | 1.39 | -4.4pt | 53.3% | 0.71 |
| 十日町市 | 47,124 | 37.1% | 1.45 | -2.8pt | 50.1% | 0.81 |
| 五泉市 | 45,690 | 34.4% | 1.65 | -1.6pt | 50.5% | 0.80 |
| 阿賀野市 | 39,165 | 32.4% | 1.77 | -2.1pt | 48.6% | 0.84 |
| 見附市 | 38,061 | 31.6% | 1.83 | -1.4pt | 44.0% | 1.03 |
| 糸魚川市 | 38,041 | 37.2% | 1.46 | -2.9pt | 49.5% | 0.85 |
| 小千谷市 | 32,602 | 33.4% | 1.70 | -2.2pt | 47.3% | 0.91 |
| 魚沼市 | 32,522 | 35.8% | 1.53 | -1.6pt | 51.3% | 0.77 |
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)・国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
→ 五泉は規模 3 位ながら高齢化率は 5 位(中位・若い側 4 番目)・現役高齢比は 4 位・大きい側 3 市(佐渡・十日町・五泉)の中では最も若い
同じ人口規模帯 8 市の高齢化率順(若い側から):見附 31.6 → 阿賀野 32.4 → 小千谷 33.4 → 五泉 34.4 → 魚沼 35.8 → 十日町 37.1 → 糸魚川 37.2 → 佐渡 38.2。五泉は 4 番目に若い位置で、8 市中央値 35.1% を 0.7pt 下回る中位です。
規模上位 3 市(佐渡 48,103・十日町 47,124・五泉 45,690)の中では、五泉が 佐渡より 3.8pt・十日町より 2.7pt 若い水準にあります。同じ 4 万人台後半の 3 市の中では、五泉が最も若い側に来る組み合わせです。
現役高齢比も 4 番目で、見附 1.83・阿賀野 1.77・小千谷 1.70 に次ぐ 1.65——8 市中央値 1.59 を 0.06 ポイント上回る中位上寄りの位置に並びます。
数値の意味(データから読み取れる範囲):五泉市は同じ人口規模帯の 8 市の中で「規模上位・高齢化中位・現役高齢比中位上寄り」という組み合わせに位置します。規模の割に高齢化がやや進みつつも、佐渡・十日町ほど深く進行していない中間帯にあり、8 市の中では 「大きい側 3 市の中で最も若い」ポジションが特徴になります。
④ 10 年推移 +1.8pt——胎内市と 2 市同率タイ・県内順位は 14 位のまま維持
2015→2025 の 10 年変化 +1.8pt は胎内市と 2 市同率タイ・県内順位は 10 年間 14 位のまま動いていません。
五泉市の高齢化率は 2015 年 32.6% から 2025 年 34.4% へ +1.8pt 上昇しました(県内 9 位・同率タイあり)。この 10 年変化幅は 胎内市 +1.8pt と 2 市同率タイで、規模の異なる 2 市の 10 年変化が完全に同じ値で並びます。
- 2015 年(国勢調査):32.6%(県内 14 位)
- 2020 年(社人研推計):36.0%
- 2025 年(住民基本台帳):34.4%(県内 14 位)
▼【グラフ:gosen_高齢化推移.png|2015 年・2020 年・2025 年の実績値と 2030〜2050 年の推計値を折れ線グラフで示す。実績と推計の境界を明示する】

出典:実績値は総務省(住民基本台帳・国勢調査)、推計値は国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
10 年間で県内順位は 14 位のまま維持(2015 年 14 位 → 2025 年 14 位)で、県内 30 市町村の中の相対位置は動きませんでした。上昇幅 +1.8pt は県内で 9 番目に緩やかな側に来ます。
10 年間の分子・分母を分解すると次の構造が見えます。
- 総人口:51,404 人(2015)→ 45,690 人(2025)で -5,714 人・-11.1%
- 65 歳以上:16,737 人(2015)→ 15,717 人(2025)で -1,020 人・-6.1%
65 歳以上の減少ペース(-6.1%)が総人口減少ペース(-11.1%)より緩やかなため高齢化率は上昇しますが、絶対数ベースでは高齢者コーホートも減少に転じています。「高齢者が増えて比率が上がる」段階から「総人口の縮小で比率が上がる」段階への移行が数字に現れています。
胎内市(総人口 26,791 人)は五泉市の 約 58% の規模ですが、10 年変化は五泉市と同じ +1.8pt——規模と変化率が連動しない組み合わせです。章①の 4 市同率タイと合わせると、五泉市は 5 年変化と 10 年変化の両方で同率相手を持つ位置にあります。
⑤ 2050 年推計 50.5%——「40 台後半 3 市」と「50% 超 5 市」の分岐で 50% 超側の最も若い位置
社人研(令和 5 年推計)による 2050 年の五泉市の高齢化率は 50.5%・県内で人口 3 万〜5 万人の 8 市の中では 6 位(高い側 3 位)で、現在 5 位(中位)から 1 段階下降します。
▼【グラフ:gosen_将来人口.png|2020〜2050 年の総人口・65 歳以上・15〜64 歳の推移を折れ線で示す。2025 年までを実績として区別する】

出典:国立社会保障・人口問題研究所(日本の地域別将来推計人口、令和 5 年推計)
同じ人口規模帯 8 市の 2050 年推計を並べると次のとおりです。
- 見附市:44.0%(8 市中 1 位・最も若い側)
- 小千谷市:47.3%(2 位)
- 阿賀野市:48.6%(3 位)
- 糸魚川市:49.5%(4 位)
- 十日町市:50.1%(5 位)
- 五泉市:50.5%(6 位)
- 魚沼市:51.3%(7 位)
- 佐渡市:53.3%(8 位)
8 市が「40 台後半 3 市(見附・小千谷・阿賀野)」と「50% 超 5 市」に分岐し、五泉市は 50% 超 5 市の中で最も若い側に位置します。五泉は 50.1% の十日町とは 0.4pt 差、48.6% の阿賀野とは 1.9pt 差——「50% 超」と「40 台後半」の境界近くにある位置です。
25 年間(2025→2050)の総人口・年齢別変化を分子・分母で分解します。
- 総人口:45,690 人 → 26,794 人で -18,896 人・-41.4%
- 65 歳以上:15,717 人 → 13,533 人で -2,184 人・-13.9%
- 75 歳以上:8,359 人 → 8,641 人で +282 人・+3.4%
総人口は 4 割縮小するが 65 歳以上は 1.4 割減にとどまり、75 歳以上は微増する構造です。高齢者コーホートの絶対数は保たれつつ総人口が縮小するため、高齢化率の上昇は 25 年間続く見込みです。
数値の意味(データから読み取れる範囲):現在は 8 市中の中位(5 位)に位置する五泉市が、2050 年には 6 位(高い側 3 位)へ 1 段階下降します。章①の 4 市同率タイ(新発田・燕・五泉・魚沼)の中では、魚沼・五泉が「50% 超」側、新発田・燕が「40 台前半」側に分岐する構造の下端側に来ます。
⑥ 現役高齢比 1.65→0.80——4 市同率タイ内で「1 を維持」と「1 を割る」に分岐
現役高齢比は 2025 年 1.65(県内 17 位・8 市中 4 位)から 2050 年 0.80(8 市中 6 位)へ低下・25 年間で 4 位から 6 位へ 2 段階下降します。
▼【グラフ:gosen_現役高齢比.png|五泉市と同規模市町村の現役高齢比(2025 年実績・2050 年推計)を横棒グラフで比較】

出典:実績値は総務省(住民基本台帳)、推計値は国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
五泉市では 65 歳以上 1 人に対して現役世代(15〜64 歳)が 2025 年時点で 1.65 人、2050 年推計では 0.80 人 に縮小します。25 年間で -0.85 の低下(約 51.5% の縮小) で、8 市の中では 4 位から 6 位へ 2 段階下降する見込みです。
章①で提示した 変化 -1.6pt 同率タイ 4 市の 2050 年現役高齢比を並べると、「1」の境界線で 2 つに分岐します。
- 新発田市:1.07(「1」を維持)
- 燕市:1.08(「1」を維持)
- 五泉市:0.80(「1」を割る)
- 魚沼市:0.77(「1」を割る)
5 年変化幅は 4 市とも -1.6pt で一致するのに、2050 年の現役高齢比は「1 を維持する 2 市」と「1 を割る 2 市」に分岐します。新発田・燕は総人口 7〜9 万人台で高齢化率 2050 推計が 40 台前半に留まる一方、五泉・魚沼は総人口 3〜4 万人台で 2050 推計が 50% 超へ達するため、現役高齢比も同じ側に分岐して並びます。
現役高齢比が 1 を下回る帯は、高齢者 1 人を現役世代 1 人未満で支える構造を意味します。この比率は人口構造の変化を示す参考指標で、年金・医療・介護等の社会保障は全国制度で運営されるため、地域単位で「現役 1 人が高齢者 1 人を直接支える」というわけではありません。
注: 2050 年推計は社人研令和 5 年推計(国勢調査 2020 ベース)です。実際の人口移動次第で変化する可能性があります。
⑦ 人口動態——自然減が社会減の 3.7 倍・社会減率は 8 市中で小さい側 3 番目
2024 年の五泉市の人口動態は自然減 -657 人・社会減 -176 人・自然減が社会減の 3.7 倍で、社会減率は同じ人口規模帯 8 市の中で 6 位(小さい方から 3 番目)です。
- 出生:153 人/死亡:810 人 → 自然増減 -657 人(県内 20 位)
- 転入:843 人/転出:1,009 人 → 社会増減 -176 人(県内 20 位)
- 合計:-833 人(自然減が社会減の約 3.7 倍・人口減少の主軸は自然減)
出典:総務省(住民基本台帳、2024 年動態)
自然減率 -1.44%(-657 ÷ 45,690)は同じ人口規模帯 8 市中 3 位(大きい方から・阿賀野と 2 市同率)、社会減率 -0.39%(-176 ÷ 45,690)は 8 市中 6 位(小さい方から 3 番目) です。
同じ人口規模帯 8 市の自然減率(大きい方から):佐渡 -2.00 → 糸魚川 -1.67 → 五泉 -1.44 = 阿賀野 -1.44 → 十日町 -1.42 → 小千谷 -1.30 → 魚沼 -1.26 → 見附 -1.12
同じ人口規模帯 8 市の社会減率(大きい方から):十日町 -0.71 → 魚沼 -0.67 → 佐渡 -0.56 → 小千谷 -0.49 → 糸魚川 -0.48 → 五泉 -0.39 → 阿賀野 -0.37 → 見附 -0.25
自然減が社会減の 3.7 倍という比率は、8 市の中で 見附市(4.4 倍)に次ぐ 2 番目の高さです。社会減の水準が 8 市の中で小さい側にあるため、相対的に自然減の比重が高い並びになります。
年間出生 153 人(1 日あたり 0.42 人)・死亡 810 人(1 日あたり 2.22 人)という規模で、死亡数が出生数の約 5.3 倍に達しています。高齢者比率が高い人口構造に由来する自然減が、2024 年時点の人口減少の主軸です。
注: 社会増減は住民基本台帳の公式値(職権記載・職権消除等の行政調整を含む)で、転入届数と転出届数の単純差とは一致しません。単年変動が大きい規模のため、2024 年時点の数字を「傾向」と断定せず 1 年断面として参照する必要があります。
⑧ 年齢 3 区分——年少 9.0% が大きい側 3 市中で最も高い
五泉市の総人口 45,690 人を年齢 3 区分で見ると次のとおりです。
- 0〜14 歳(年少人口):4,115 人(9.0%・県内 11 位)
- 15〜64 歳(生産年齢人口):25,858 人(56.6%・県内 16 位)
- 65 歳以上(高齢者人口):15,717 人(34.4%・県内 14 位)
▼【グラフ:gosen_年齢3区分_2025.png|五泉市と同規模市町村の年齢 3 区分を積み上げ横棒グラフで比較・五泉市を強調色にする】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
年少人口率 9.0% は県内 11 位で、10% を切る水準です。同じ人口規模帯 8 市の中では 見附 10.8 → 阿賀野 10.0 → 小千谷 9.7 → 五泉 9.0 → 十日町 8.9 → 糸魚川 8.9 → 魚沼 8.7 → 佐渡 7.7 の順で、五泉は 4 番目——大きい側 3 市(佐渡・十日町・五泉)の中では最も高い水準に来ます。
生産年齢人口率 56.6% は県内 16 位(中位)です。8 市中では見附 57.7%・阿賀野 57.7%・小千谷 56.9% に次ぐ 4 位で、年少人口率と同じ順位帯に並びます。
「若い側 3 市(見附・阿賀野・小千谷)」の後に続き、佐渡・十日町・糸魚川より若い——同じ人口規模帯 8 市の中では「中位・若い側 4 位」の年齢構成という組み合わせです。
⑨ 4 市同率タイと 8 市中位から見る、五泉市の 3 つの分岐点
五泉市を数字で判断するとき、章①〜⑧で確認した観察を「分岐点」の視点でまとめると、3 つの分岐点が浮かびます。分岐点とは「同じ変化幅・同じ規模帯にありながら、他市とは異なる方向へ進む位置」です。
分岐点 1:規模差——4 市同率タイ内で 2.8 倍幅
5 年変化 -1.6pt が完全一致する 4 市(新発田 91,677・燕 75,935・五泉 45,690・魚沼 32,522)は総人口が 2.8 倍幅に開きます。五泉は 4 市の中で 3 番目の規模で、新発田・燕の約半分、魚沼の 1.4 倍という位置に来ます。「4 市同率タイ内の中間規模」というポジションです。
分岐点 2:現在水準差——4 市同率タイ内で 6.2pt 幅
同じ 4 市の 2025 年高齢化率は 新発田 30.8%・燕 29.6%・五泉 34.4%・魚沼 35.8% で 6.2pt 幅に開きます。五泉は 34.4% で、新発田・燕(20 台後半〜30 台前半)と魚沼(35% 台)の 中間帯に来ます。5 年変化幅は同じでも現在水準は 4 市で異なる——同じ改善速度でも到達地点が異なる組み合わせです。
分岐点 3:将来差——4 市同率タイ内で 8.4pt 幅・現役高齢比 1 の境界で 2 つに分岐
2050 年推計では 4 市が 新発田 42.9%・燕 43.1%・五泉 50.5%・魚沼 51.3% と 8.4pt 幅に分岐します。現役高齢比では 新発田 1.07・燕 1.08 が「1」を維持する一方、五泉 0.80・魚沼 0.77 は「1」を割り込む——「1 の境界線」で 4 市が 2 つに分かれる位置に着地します。
3 つの分岐点が示すもの
5 年変化幅は 4 市とも -1.6pt で完全一致するのに、規模・現在水準・将来到達点の 3 側面で 4 市は分岐します。この構造が示すのは、同じ 5 年変化幅を持つ市どうしでも、規模と現在水準が異なるため 25 年後の位置は異なるという数字ベースの事実です。
五泉市を判断するには、5 年変化 -1.6pt という 1 指標だけでなく、規模 4.5 万人・現在水準 34.4%・2050 推計 50.5%・現役高齢比 2050 年 0.80 を組み合わせて確認する必要があります。同じ人口規模帯の 8 市の中では、五泉市は 規模 3 位・高齢化率 5 位(中位)→ 2050 推計 6 位(高い側 3 位) へ 1 段階下降し、「50% 超 5 市」の下端に来る位置です。
まとめ——五泉市の高齢化を 3 つの観察で押さえる
五泉市の高齢化は「同じ 5 年変化 -1.6pt を共有する 4 市(新発田・燕・五泉・魚沼)」の中で最も規模が中位に来る位置です。同じ変化幅が指す 3 つの分岐を並べて整理します。
- 5 年変化 -1.6pt が新発田・燕・魚沼と 4 市同率タイ——規模 2.8 倍幅・現在水準 6.2pt 幅の 4 市が同じ 5 年変化幅で並び、2050 年推計は 42.9%〜51.3% と 8.4pt 幅に分岐します。同じ変化幅から将来像を予測しきれない例として、五泉市を含む 4 市が並ぶ組み合わせです
- 県内で人口 3 万〜5 万人の 8 市の中では規模 3 位・現在は中位(5 位)だが 2050 推計は 6 位(高い側 3 位)へ 1 段階下降——大きい側 3 市(佐渡・十日町・五泉)の中では現在最も若い水準を保ちますが、25 年後には「50% 超 5 市」の下端に来ます
- 10 年変化 +1.8pt は胎内市と 2 市同率タイ・県内順位は 14 位のまま維持——規模 1.7 倍差の 2 市が同じ 10 年変化幅を持ち、五泉市は 5 年変化と 10 年変化の両方で同率相手を持つ位置にあります
五泉市は 同じ 5 年変化幅の 4 市と 同じ 10 年変化幅の 2 市の 2 系統で「変化幅一致」の相手を持つ、県内 30 市町村の中でも独特の変化パターンを示す位置に来ます。5 年変化・10 年変化・現在水準・2050 推計を組み合わせて見ることで、五泉市の位置が数字で把握できます。
出典・情報基準日
- 総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在/2024 年動態)
- 総務省(国勢調査、2015 年 10 月 1 日現在)
- 国立社会保障・人口問題研究所(日本の地域別将来推計人口、令和 5 年推計)
情報基準日:住民基本台帳 2025 年(令和 7 年)1 月 1 日現在

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