【2026年最新】妙高市の気温・降水量データ完全版|年間降水量県内1位・夏日最多の気候実態

データ

この記事でわかること:

  • 妙高市の年間気温・降水量の長期トレンド(1994〜2024年)
  • 年間降水量2,922.5mmが県内30市町村で1位となる多雨・多雪気候の実態
  • 夏日数120.8日(県内1位)という温暖な春〜秋と、豪雨シーズンの特徴
  • 大雨(日100mm超)の発生頻度と変化
  • 月別の気温・降水量パターン(直近5年データ)
  • 土砂災害リスクの評価(警戒区域662箇所)

① クイックデータカード

項目データ備考
年間平均気温(直近10年平均)14.3℃県内25位(温暖順)
夏日数(直近10年平均)年間120.8日県内1位(最多)
猛暑日数(直近10年平均)年間8.5日県内14位
熱帯夜日数(直近10年平均)年間8.5日県内14位
年間降水量(直近10年平均)2,922.5mm県内1位(最多)
日100mm超の大雨日数(直近10年平均)年間0.7日県内2位(多い方)
土砂災害警戒区域数662箇所特別警戒264・警戒398(令和7年3月31日現在)

※ 参照観測所:高田(AMeDAS 54651)。高田観測所は上越市と共有。観測地点は現・上越市高田市街地。
※ 直近10年平均は2014〜2023年(出典:気象庁 過去の気象データ検索)


② 長期気温トレンド(過去30年):妙高市はどれだけ暑くなったか

年間平均気温の推移(1994〜2024年)

▼【グラフ:myoko_avg_temp_30y.png|1994〜2024年の年間平均気温の棒グラフ。1994-2003年平均(13.8℃)と2014-2023年平均(14.3℃)の水平線を重ねる。横軸=年、縦軸=℃】

出典:気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所 54651、1994〜2024年)

  • 直近10年(2014〜2023年)の平均:14.3℃
  • 30年前(1994〜2003年)の平均:13.8℃
  • 上昇幅:+0.5℃

年間平均気温14.3℃は新潟県内30市町村で温暖側から数えて6番目(25位)に相当します(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。最も温暖な糸魚川市(15.0℃)・佐渡市(14.5℃)に次ぐ温暖な地域です。高田市街地は上越平野に位置し、山沿いの妙高市山間部(妙高高原・関山地区)よりも温暖な傾向があります。

2023年は15.2℃と過去最高水準を記録し、2024年も15.1℃と高温傾向が続いています(気象庁 過去の気象データ検索 より)。

夏日数(最高気温25℃以上の日)は直近10年平均120.8日と県内1位。年間約33%が夏日という温暖な期間が長い気候です(気象庁 過去の気象データ検索 より算出)。

猛暑日・夏日・熱帯夜の年間日数の推移(1994〜2023年)

▼【グラフ:myoko_heat_days_30y.png|1994〜2023年の猛暑日数(35℃以上)・夏日数(25℃以上)・熱帯夜数(最低25℃以上)の3指標を棒グラフ・折れ線で表示。横軸=年、縦軸=日数】

出典:気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所 54651、1994〜2023年)

期間年間平均気温猛暑日(平均)真夏日(平均)夏日(平均)熱帯夜(平均)
1994〜2003年13.8℃6.1日46.3日113.2日4.7日
2004〜2013年13.9℃5.0日50.7日116.5日4.1日
2014〜2023年14.3℃8.5日49.5日120.8日8.5日

30年前(1994〜2003年)と比べると、直近10年(2014〜2023年)は猛暑日が6.1日→8.5日(約1.4倍)、夏日が113.2日→120.8日(+7.6日)に増加しています。熱帯夜は4.7日→8.5日と約1.8倍に増加しており、夜間の気温が下がりにくくなってきています(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。

特に2023年は猛暑日28日・熱帯夜24日を記録し、観測史上最多水準となりました。2018年も猛暑日14日と近年は猛暑年の頻度が上がっています。

冬日数(最低気温0℃未満の日)は直近10年平均45.3日(県内12位)。同じ高田観測所データを使用する上越市より山間部にある妙高市では、実際の体感はより厳しい可能性があります。


③ 短期詳細(2019〜2023年):月別気温の実態

▼【グラフ:myoko_monthly_temp_5y.png|2019〜2023年の月別平均気温の折れ線グラフ(5年分+5年平均)。横軸=月(1〜12月)、縦軸=℃】

出典:気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所 54651、2019〜2023年)

2019年2020年2021年2022年2023年5年平均
1月2.5℃5.3℃1.5℃2.0℃2.9℃2.8℃
2月3.4℃4.7℃3.7℃1.8℃2.9℃3.3℃
3月7.3℃7.8℃8.1℃6.5℃9.1℃7.8℃
4月10.7℃10.1℃11.3℃12.7℃12.8℃11.5℃
5月17.8℃17.6℃17.0℃17.3℃16.9℃17.3℃
6月20.9℃22.3℃21.4℃22.4℃21.8℃21.8℃
7月25.2℃23.5℃26.0℃26.3℃26.7℃25.5℃
8月27.6℃28.0℃26.3℃26.6℃30.1℃27.7℃
9月23.3℃24.4℃22.4℃23.8℃25.3℃23.8℃
10月17.4℃15.9℃16.9℃15.6℃16.3℃16.4℃
11月10.5℃11.4℃11.4℃12.1℃11.8℃11.4℃
12月6.3℃4.8℃5.5℃4.7℃5.8℃5.4℃

最も高い月は8月(5年平均27.7℃)、最も低い月は1月(2.8℃)です(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。気温の年較差(最高月と最低月の差)は24.9℃と大きく、四季のメリハリがはっきりしています。

春(3〜5月)は気温の上昇が速く、5月には17℃台に達します。特に2023年8月は月平均30.1℃と記録的な高温で、猛暑年の様相を呈しました。


④ 長期降水量トレンド(過去30年):県内1位の多雨気候

年間降水量の推移(1994〜2024年)

▼【グラフ:myoko_precip_30y.png|1994〜2024年の年間降水量の棒グラフ。1994-2003年平均(2856mm)と2014-2023年平均(2,922.5mm)の水平線を重ねる。横軸=年、縦軸=mm】

出典:気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所 54651、1994〜2024年)

  • 直近10年(2014〜2023年)の平均:2,922.5mm
  • 30年前(1994〜2003年)の平均:2,856mm
  • 増加幅:+67mm
期間年間降水量(平均)
1994〜2003年2,856mm
2004〜2013年2,825mm
2014〜2023年2,922.5mm

年間降水量2,922.5mmは新潟県内30市町村で1位です(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。2位は上越市(同じ高田観測所のため同値)で、3位の阿賀町(2,430mm)を約500mm上回っています。

高田地区は日本有数の多雨・多雪地帯として知られています。冬は北西からの季節風が日本海の水蒸気を大量に含んで脊梁山脈に衝突し、上越平野に大量の雨・雪をもたらします。年によるばらつきも大きく、最少だった1994年(2,225mm)と最多だった2001年(3,313mm)の差は1,088mmに達します(気象庁 過去の気象データ検索 より)。

大雨(日100mm超・日50mm超)の頻度変化

▼【グラフ:myoko_heavy_rain_30y.png|1994〜2023年の「日100mm超日数」と「日50mm超日数」の年間発生回数を棒グラフで並べる。10年ごとの平均値を水平線で表示】

出典:気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所 54651、1994〜2023年)

期間日100mm超(平均)日50mm超(平均)
1994〜2003年0.60日/年8.20日/年
2004〜2013年0.60日/年7.80日/年
2014〜2023年0.70日/年9.10日/年

日100mm超の大雨は30年を通じて0.6〜0.7日/年と高い水準を維持しており、直近10年でやや増加しています。日50mm超は年間9.1日と県内でも最高水準で、夏から秋にかけての集中豪雨リスクが高い地域です(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。

特筆すべきは2017年の日100mm超3日・日50mm超14日という記録的な豪雨年です。1998年・2011年にも大雨が集中しており、数年に1度の割合で大規模な降水イベントが発生しています。


⑤ 短期詳細(2019〜2023年):月別降水量の実態

▼【グラフ:myoko_monthly_precip_5y.png|2019〜2023年の月別降水量の折れ線グラフ(5年分+5年平均)。横軸=月(1〜12月)、縦軸=mm】

出典:気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所 54651、2019〜2023年)

2019年2020年2021年2022年2023年5年平均
1月555mm393mm553mm354mm512mm473mm
2月233mm300mm391mm294mm285mm300mm
3月180mm180mm97mm141mm98mm139mm
4月129mm181mm118mm112mm72mm122mm
5月62mm59mm107mm105mm184mm103mm
6月225mm115mm121mm48mm226mm147mm
7月61mm333mm235mm236mm205mm214mm
8月261mm98mm285mm301mm36mm196mm
9月155mm247mmデータなし167mm236mm201mm
10月317mm144mm307mm147mm377mm258mm
11月245mm314mm252mm323mm369mm300mm
12月427mm724mm493mm667mm502mm562mm

※ 9月の5年平均は2021年データ欠損のため2019・2020・2022・2023年の4年平均。

最も降水量の多い月は12月(5年平均562mm)、次いで1月(473mm)、11月・2月(各300mm)です(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。冬季(12〜2月)の降水量は1,335mmと年間の46%を占め、その大部分が雪として降ります。

夏は7月(214mm)が最多で、梅雨末期から夏型の大雨が集中します。8月は年による変動が非常に大きく、2020年(98mm)のような少雨年と2022年(301mm)のような多雨年が混在します。

2020年12月の724mmは1ヶ月としては突出した値で、この月は記録的な大雪年に相当します(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。


⑥ 今後の見通し

気象庁の気候変動の将来予測によれば、新潟県を含む日本海側では今後さらに気温上昇と降水の強度増大が見込まれています。詳細な数値予測については気象庁公式サイトを参照してください。

現在の傾向として、高田観測所では以下の変化が確認されています:

気温上昇:年間平均気温が1994〜2003年平均13.8℃から2014〜2023年平均14.3℃へと+0.5℃上昇しています。特に猛暑日・熱帯夜が増加傾向にあり、2023年は猛暑日28日・熱帯夜24日と従来の記録を大きく塗り替えました(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。

降水量:年間総量は30年間でやや増加(前30年2,856mm→直近10年2,922.5mm)しています。日50mm超の大雨も7.8日/年(2004-2013)から9.1日/年(2014-2023)へと増加傾向で、集中豪雨の頻度が高まっています(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。


⑦ 土砂災害リスク

妙高市の土砂災害警戒区域数は特別警戒区域264箇所・警戒区域398箇所・合計662箇所です(令和7年3月31日現在)(出典:新潟県 土砂災害警戒区域等マップ)。

662箇所は県内30市町村で14位に相当します。上越市(4,049箇所・2位)と比べると少ないものの、妙高市内には妙高山(2,454m)・火打山(2,462m)・焼山(2,400m)といった急峻な山岳地帯が広がっており、山間部では土砂災害リスクが高い区域があります。

年間降水量が県内1位(2,922.5mm)と多く、特に冬期に大量の降雪・融雪水が発生します。春先の急激な融雪期や梅雨・秋雨期の集中豪雨時は土砂災害警戒情報に注意が必要です(出典:新潟県 土砂災害警戒区域等マップ)。


⑧ 季節ごとの気象リスクカレンダー

主なリスク目安データ
1月大雪・融雪洪水・路面凍結月平均2.8℃・月降水量473mm
2月大雪・なだれ・路面凍結月平均3.3℃・月降水量300mm
3月融雪洪水・なだれ・春一番月平均7.8℃・月降水量139mm
4月残雪融雪・農業気象月平均11.5℃・月降水量122mm
5月農業気象・初夏の高温月平均17.3℃・月降水量103mm(最少)
6月梅雨・集中豪雨・土砂災害月平均21.8℃・月降水量147mm
7月集中豪雨・土砂災害・熱中症月平均25.5℃・月降水量214mm(夏最多)
8月熱中症・高温被害・集中豪雨月平均27.7℃(最高)・月降水量196mm
9月台風・秋雨・洪水月平均23.8℃・月降水量201mm(4年平均)
10月秋雨・急速気温低下月平均16.4℃・月降水量258mm
11月冬型気圧配置・初雪・凍結月平均11.4℃・月降水量300mm
12月大雪・除雪作業・路面凍結月平均5.4℃・月降水量562mm(最多)

最も警戒が必要な時期は12〜1月の冬季豪雪期(月降水量400〜570mm)と7月の集中豪雨期です。12月単月で562mmという値は、新潟県平均(全国比)でも非常に高い水準です(出典:気象庁 過去の気象データ検索)。


⑨ 近隣市町村との気候比較

▼【グラフ:myoko_nearby_climate.png|妙高市・上越市・糸魚川市・柏崎市・津南町・十日町市・長岡市の年間降水量または夏日数の横棒グラフ。妙高市を強調色で表示】

出典:気象庁 過去の気象データ検索(2014〜2023年直近10年平均)

市区町村年間平均気温猛暑日数(10年平均)年間降水量日100mm超(10年平均)
妙高市14.3℃(25位)8.5日(14位)2,922.5mm(1位)0.7日(2位)
上越市14.3℃(27位)8.5日(15位)2,922.5mm(2位)0.7日(3位)
糸魚川市15.0℃(30位)2.7日(26位)2,659.2mm(4位)0.5日(8位)
柏崎市13.9℃(12位)3.1日(23位)2,446.3mm(8位)0.3日(15位)
津南町11.4℃(1位)0.1日(30位)1,976.8mm(21位)0.3日(20位)
十日町市12.2℃(4位)2.7日(25位)2,462.8mm(7位)0.2日(22位)
長岡市14.0℃(14位)9.5日(6位)2,324.0mm(14位)0.0日(28位)

※ ランクは新潟県内30市町村でのランキング。気温は冷涼順(低い方が1位)、猛暑日・降水量・日100mm超は多い方が1位。

妙高市の際立った特徴は夏日数120.8日と年間降水量2,922.5mmが両方とも県内1位であることです。隣接する糸魚川市は気温は妙高市より高く(15.0℃)熱帯夜が多い(16.5日)のに対して、妙高市は熱帯夜が少なく(8.5日)、その代わり降水量が突出しています。

内陸山間の津南町(夏日81.0日)と比べると、妙高市(120.8日)は39.8日も多く、高田平野の温暖さが際立ちます。同じ観測所を使用する上越市は市域が広く、妙高市より海に近い地区も含まれます。


⑩ 移住者・住宅購入者へのアドバイス

妙高市への移住・住宅購入を検討している方への気候面のポイントをまとめます。

降水量県内1位(2,922.5mm)への備え:年間降水量が非常に多く、特に冬季(12〜2月)に大量の降雪があります。除雪設備(融雪機・除雪機)の確認と維持費の見込みが重要です。住宅購入時は屋根の耐雪設計と排水設備の確認を必ず行ってください。

夏は温暖で夏日が多い(120.8日・1位):夏季は長く温暖で過ごしやすい反面、7〜8月の気温は27〜28℃と高く、猛暑年(2023年:月平均30.1℃)には強い暑さが続きます。エアコン設備と暑さ対策は必須です。

観測所と実際の居住地の差異:高田観測所は上越市高田市街地にあります。妙高市内でも市街地(新井地区・杉野沢など)と高地(妙高高原・関山地区)では気候が大きく異なります。特に山間部は観測地点より気温が低く、降雪量が多い傾向があります。居住予定地の実際の気候は現地確認を推奨します。

土砂災害リスクの確認:662箇所の警戒区域が指定されています。市街地(新井・平丸地区)は比較的リスクが低いですが、山間部は急峻な地形が多いため、候補地の土砂災害ハザードマップ(出典:新潟県 土砂災害警戒区域等マップ)を必ず確認してください。


まとめ

① 年間降水量が県内1位(2,922.5mm)の多雨・多雪気候:冬は大量の降雪、夏〜秋は集中豪雨と、年間を通じて降水量が多い。特に12月(562mm)・1月(473mm)の冬季は全国的にも突出した水準です。

② 夏日が年間120.8日と県内最多:春から秋にかけて温暖な期間が長く、農業・観光に適した気候。一方で猛暑年(2023年:猛暑日28日)には強い暑さが続くため、熱中症対策が必要です。

③ 温暖化の影響が顕著:30年間で年間平均気温が+0.5℃上昇し、猛暑日・熱帯夜が増加傾向。日50mm超の大雨も増加しており、気候変動への適応が求められます。

④ 高田観測所は上越市と共有:妙高市の実際の気候(特に山間部)は観測値より寒冷・多雪の可能性があります。移住・住宅購入時は現地の気候特性を個別に確認してください。


出典・情報基準日

データ出典収録期間
年間平均気温・年間降水量気象庁AMeDAS 気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所 54651)1994〜2024年
猛暑日・真夏日・夏日・熱帯夜・冬日等気象庁AMeDAS 気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所)1994〜2023年
日100mm超・日50mm超気象庁AMeDAS 気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所)1994〜2023年
月別気温・降水量気象庁AMeDAS 気象庁 過去の気象データ検索(高田観測所)2019〜2023年
30市町村サマリー・ランキング気象庁 過去の気象データ検索2014〜2023年平均
土砂災害警戒区域数新潟県 土砂災害警戒区域等マップ令和7年3月31日現在

次回更新推奨:2027年(2025年データ追加後)

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