【新潟県30市町村】水難リスク箇所ランキング(21地点・令和5年)

ランキング

新潟県で確認された主要な水難リスク箇所は21地点(30市町村合計)で、内訳は主要海水浴場16箇所・海岸2箇所・河川3箇所です。
このうち離岸流「高」リスクとされる箇所は4箇所あり、いずれも下越(新潟市・新発田市)に集中しています。
「新潟県で水難事故に注意すべき場所はどこか」「海水浴場や海岸で気をつけるポイントは」と検索してこの記事に辿り着いた方のために、
新潟県30市町村の水難リスク箇所を客観データでランキング化しました。

本記事では、順位・種別(海水浴場・海岸・河川)・地域分布を数値で示し、
データから見える構造的特徴と読者への示唆をまとめます。
なお、順位は「リスク箇所数の順」であり、水難事故の「発生件数」や「危険度」の順ではありません。


この記事でわかること

  • 新潟県30市町村の水難リスク箇所ランキング(保有市町村10・非保有市町村20)
  • 上位3位(同順位含み6市:新潟・長岡・柏崎・糸魚川・上越・佐渡)で県全体の81.0%を占める集中構造
  • 離岸流「高」リスク4箇所が下越(新潟市3・新発田市1)に集中している事実
  • 21地点の種別内訳(海水浴場16・海岸2・河川3)と、地域ごとの分布

① ランキングの前提

  • データ源:新潟県・海上保安庁・環境省「主要海水浴場・海岸・河川」情報/新潟県自作マスターDB
  • 対象期間:令和5年(2023年)時点
  • 対象:新潟県30市町村
  • 県全体の総量:水難リスク箇所21地点(主要海水浴場16・海岸2・河川3
  • 離岸流「高」リスク箇所4箇所
  • 保有市町村数10市町村(30市町村中)/非保有:20市町村

※ 本記事は「主要海水浴場・主要海岸・主要河川」として公表・記録されている地点をランキング化しています。市町村別の水難事故発生件数は非公表のため扱いません。人口比・海岸線長比等の派生指標も本記事では扱いません。


② 上位10市町村

順位市町村名海水浴場海岸河川離岸流高合計県全体比
1新潟市60036箇所28.6%
2長岡市20103箇所14.3%
3柏崎市20002箇所9.5%
3糸魚川市11002箇所9.5%
3上越市20002箇所9.5%
3佐渡市11002箇所9.5%
7新発田市10011箇所4.8%
7村上市10001箇所4.8%
7南魚沼市00101箇所4.8%
7阿賀町00101箇所4.8%

▼【グラフ:water_ranking_top10.png 水難リスク箇所ランキング 上位10市町村】

⚠️ 注意: 順位は「リスク箇所数」の順であり、「水難事故の発生件数」や「危険度」の順ではありません。
市町村別の水難事故発生件数は非公表のため、本ランキングから「事故が多い市町村」を読み取ることはできません。


③ 全30市町村ランキング

順位市町村名海水浴場海岸河川離岸流高合計県全体比
1新潟市60036箇所28.6%
2長岡市20103箇所14.3%
3柏崎市20002箇所9.5%
3糸魚川市11002箇所9.5%
3上越市20002箇所9.5%
3佐渡市11002箇所9.5%
7新発田市10011箇所4.8%
7村上市10001箇所4.8%
7南魚沼市00101箇所4.8%
7阿賀町00101箇所4.8%
11三条市00000箇所0.0%
11燕市00000箇所0.0%
11五泉市00000箇所0.0%
11見附市00000箇所0.0%
11小千谷市00000箇所0.0%
11阿賀野市00000箇所0.0%
11十日町市00000箇所0.0%
11魚沼市00000箇所0.0%
11湯沢町00000箇所0.0%
11妙高市00000箇所0.0%
11加茂市00000箇所0.0%
11胎内市00000箇所0.0%
11聖籠町00000箇所0.0%
11関川村00000箇所0.0%
11弥彦村00000箇所0.0%
11田上町00000箇所0.0%
11津南町00000箇所0.0%
11出雲崎町00000箇所0.0%
11刈羽村00000箇所0.0%
11粟島浦村00000箇所0.0%

▼【グラフ:water_ranking_full.png 水難リスク箇所ランキング 全30市町村】


④ ランキングから見える構造

上位集中度

  • 上位1市(新潟市)で合計6地点(28.6%
  • 上位2位(2市:新潟・長岡)で合計9地点(42.9%
  • 上位3位(同順位含み6市:新潟・長岡・柏崎・糸魚川・上越・佐渡)で合計17地点(81.0%)
  • 上位7位(同順位含み10市=保有全市町村)で合計21地点(100.0%)

新潟県30市町村のうち、水難リスク箇所を保有するのは10市町村のみで、残り20市町村は該当箇所0でした。県全体の21地点のうち、上位3位(同順位含み6市)にあたる新潟市・長岡市・柏崎市・糸魚川市・上越市・佐渡市の6市で17地点(81.0%)が集中している構造です。

種別内訳

県全体21地点の内訳は以下のとおりです。

種別地点数構成比
主要海水浴場1676.2%
主要海岸29.5%
主要河川314.3%
合計21100.0%

海水浴場が21地点中16地点(76.2%)と最も多く、海岸2地点・河川3地点が続きます。

離岸流「高」リスク4箇所の分布

離岸流「高」とされる4箇所は、いずれも下越(新潟市・新発田市)に位置しています。

名称種別所在
藤塚浜海水浴場海水浴場新発田市
日和山海水浴場海水浴場新潟市(中央区)
青山海水浴場海水浴場新潟市(西区)
関屋浜海水浴場海水浴場新潟市(中央区)

4箇所すべてが海水浴場で、下越(新潟市3箇所・新発田市1箇所)に集中しています。中越・上越・佐渡・岩船離島に該当箇所はありません。

地域分布

新潟県30市町村を下越・中越・上越・佐渡・岩船離島の5地域で見た分布は以下のとおりです。

地域市町村数合計地点県全体比保有市町村数
下越139地点42.9%4
中越126地点28.6%3
上越34地点19.0%2
佐渡12地点9.5%1
岩船離島10地点0.0%0
合計3021地点100.0%10

下越が9地点(42.9%)で最多、次いで中越6地点(28.6%)、上越4地点(19.0%)、佐渡2地点(9.5%)の順です。岩船離島(粟島浦村)は該当地点0でした。

意外な観察

  • 新潟市は単独で6地点(県全体の28.6%)を保有し、離岸流「高」3箇所(青山・日和山・関屋浜)も同市内に集中しています。県内でも離岸流に関する情報公表箇所が最も多い市町村です。
  • 長岡市は上位2位(3地点)ですが、内訳は海水浴場2・河川1で、河川を含む上位市町村としては県内最多の海水浴場と河川の複合保有例です。
  • 糸魚川市・佐渡市は上位3位(同順位)ですが、内訳が海水浴場1・海岸1と、海水浴場だけでなく主要海岸を保有する数少ない市町村です(該当は糸魚川市・佐渡市の2市のみ)。
  • 南魚沼市・阿賀町は海水浴場を持たず、河川のみで上位7位(同順位)にランクインしています。

⑤ このデータが示すこと・読者への示唆

順位≠発生件数の多さ

本ランキングは「主要海水浴場・海岸・河川として記録されているリスク箇所数」の順位です。市町村別の水難事故発生件数は非公表のため、本ランキングから「水難事故が多い市町村」を読み取ることはできません。 順位下位・0箇所の市町村で水難事故が起きないことを意味するものでもありません。

上位保有市町村の海水浴場・海岸を訪問する際の意識

上位3位(同順位含み6市:新潟・長岡・柏崎・糸魚川・上越・佐渡)で県全体の81.0%が集中しています。夏季(7〜8月)に海水浴・河川遊泳の目的でこれらの市町村を訪問する機会が多い方は、次の点を認識しておくとよいでしょう。

  • 離岸流「高」4箇所(新潟市3・新発田市1)を含む市町村を訪問する場合:藤塚浜海水浴場(新発田市)・日和山海水浴場(新潟市中央区)・青山海水浴場(新潟市西区)・関屋浜海水浴場(新潟市中央区)の4箇所は離岸流「高」として情報公表されています。訪問前に地元自治体・遊泳監視所の当日情報を確認することが望ましいでしょう。
  • 海水浴場と海岸の違い:糸魚川市・佐渡市には海水浴場のほかに主要海岸も1箇所ずつ含まれています。海水浴場は監視員配置や遊泳区域設定がある一方、主要海岸は遊泳目的で整備されていない場合があります。訪問先が「海水浴場」か「海岸」かを事前に確認することが望ましいでしょう。
  • 河川リスク箇所(3市町:長岡・南魚沼・阿賀町):海水浴場だけでなく、長岡市・南魚沼市・阿賀町には主要河川の水難リスク箇所が存在します。海のない中越・下越内陸部でも河川での注意が必要な地点があることが確認できます。

順位「0箇所」の見方

11位(同順位含み20市町村)は水難リスク箇所0となっていますが、これは「主要な海水浴場・海岸・河川として本データに記録されていない」という意味であり、河川・池・小規模水域での水難事故が起きないことを意味しません。順位・箇所数のみで安全性を判断せず、地元自治体の水難情報・遊泳可否情報を併せて確認することが望ましいでしょう。

データの見方の注意

  • 本記事の21地点は「主要海水浴場・主要海岸・主要河川」として公表・記録されている地点を対象としており、県内すべての水域を網羅したものではありません。
  • 順位は「リスク箇所数」の順であり、水難事故の「発生件数」や「危険度」の順ではありません。市町村別の水難事故発生件数は非公表のため、本記事では扱っていません。
  • 離岸流「高」の4箇所はいずれも海水浴場ですが、離岸流「高」に該当しない箇所であっても、日々の気象・海況により危険度は変動します。訪問前に当日の遊泳情報を確認することが望ましいでしょう。

まとめ

水難リスク箇所ランキングから見える新潟県の実態

  • 県全体の水難リスク箇所は21地点(主要海水浴場16・海岸2・河川3)で、保有市町村は10市町村(30市町村中)
  • 上位3位(同順位含み6市:新潟・長岡・柏崎・糸魚川・上越・佐渡)で合計17地点(81.0%)を占める集中構造
  • 単独最多は新潟市の6地点(県全体の28.6%)で、離岸流「高」3箇所も新潟市内
  • 離岸流「高」4箇所(藤塚浜・日和山・青山・関屋浜)はすべて下越(新潟市・新発田市)に集中
  • 地域別では下越9地点(42.9%)が最多、次いで中越6地点・上越4地点・佐渡2地点
  • 順位は「リスク箇所数の順」であり、水難事故の「発生件数」や「危険度」の順ではない点に注意
  • 各市町村の詳細は個別記事を参照

出典

  • 水難リスク箇所(主要海水浴場・海岸・河川)・離岸流リスク情報:新潟県/海上保安庁/環境省 各種公表資料
  • マスターDB:新潟県30市町村水難主要海岸河川データベース(自作・令和5年時点)

データ基準日:令和5年(2023年)
次回更新推奨:翌年公表データ発表後

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