【新潟県】危険な場所4テーマ該当数マップ(0〜4別分類)

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新潟県30市町村の「危険な場所」データは、交通事故・水難事故・山岳遭難・獣害(クマ)の4テーマで整備されています。
このうち4テーマすべてに該当(発生件数1件以上)する市町村は新潟市・新発田市・糸魚川市・南魚沼市の4市
該当0の市町村は粟島浦村(1村)のみです。
「新潟県内で複数の危険要素が重なる自治体はどこか」「自分が住む・訪れる市町村にはどのテーマが該当するか」
と考える方のために、30市町村を該当テーマ数(0〜4)で分類したマップとして整理しました。

本記事では、該当数別のグループ化・地域分布・該当パターンの組合せを数値で示します。
なお、該当テーマ数の多さは「危険度」を意味しません。件数の大きさは該当数と独立しており、
該当4の糸魚川市の交通事故49件よりも該当1の燕市の交通事故98件のほうが多いなど、
該当数と件数規模は別次元です。この点は本文中で繰り返し明記します。


この記事でわかること

  • 新潟県30市町村の4テーマ(交通事故・水難・山岳・クマ)該当数分布(0〜4別)
  • 該当4の4市(新潟・新発田・糸魚川・南魚沼)と、該当0の1村(粟島浦村)
  • 該当3の9市が「交通+水難+クマ」と「交通+山岳+クマ」の2パターンに分かれる構造
  • 該当テーマ数と件数規模は別次元であること(該当4糸魚川49件<該当1燕市98件)

① マップの前提

  • データ源:警察庁「交通事故統計」/新潟県警・海上保安庁/警察庁「水難の概況」・警察庁「山岳遭難の概況」/新潟県警・新潟県「クマ出没情報」/環境省
  • 対象期間:令和5年(2023年)/クマは令和5年度
  • 対象:新潟県30市町村
  • 判定基準:各テーマの発生件数(クマは目撃・痕跡件数)が1件以上あれば「該当あり」

各テーマの該当率(30市町村中)

テーマ該当あり該当率
交通事故29市町村96.7%
クマ(目撃・痕跡)23市町村76.7%
水難事故10市町村33.3%
山岳遭難9市町村30.0%

交通事故はほぼ全県で発生している一方、水難・山岳は該当自治体が3割程度に絞られます。
クマは中間で、県内の約4分の3にあたる23市町村で目撃・痕跡が確認されています。

※ 本記事では「該当あり/なし」の二値のみで扱い、件数の大小は別記事で扱います。


② 該当数別 分布サマリー

該当テーマ数市町村数構成比
44市13.3%
39市30.0%
212市町40.0%
14市町13.3%
01村3.3%
30100.0%

▼【グラフ:theme_count_distribution.png 該当テーマ数(0〜4)の市町村数分布ヒストグラム】

▼【グラフ:theme_count_map.png 該当数を5段階で塗り分けた新潟県地図】

⚠️ 注意: 該当テーマ数は「4テーマのうちいくつのカテゴリに1件以上の発生があるか」を示す指標です。
件数の大きさや被害規模を示すものではありません。該当4の市町村よりも該当1〜2の市町村のほうが
テーマ別件数が多いケースがあります(後述)。


③ 該当4(4市):交通・水難・山岳・クマすべて該当

4テーマすべてに該当する市町村は、新潟県30市町村中4市です。

市町村名地域交通事故水難山岳クマ個別記事
新潟市下越1,204件6件1件9件[記事](draft/危険な場所/市町村/済 新潟市.md)
新発田市下越91件1件1件129件[記事](draft/危険な場所/市町村/済 新発田市.md)
糸魚川市上越49件2件3件42件[記事](draft/危険な場所/市町村/済 糸魚川市.md)
南魚沼市中越85件1件2件217件[記事](draft/危険な場所/市町村/済 南魚沼市.md)
  • 地域は下越2市・中越1市・上越1市に分かれています。
  • 4市それぞれのテーマ別件数の絶対量は大きく異なります。糸魚川市の交通事故49件は
    30市町村中10位で、該当1の燕市(98件・5位)よりも少ない件数です。
  • クマの件数は南魚沼市217件から新潟市9件まで幅があります。
  • 4市の詳細比較は次記事「05_4テーマ全該当4市徹底比較」で扱います。

④ 該当3(9市):3テーマ該当・組合せは2パターン

該当3の9市町は、クマ+交通事故は共通で、残る1テーマが「水難」か「山岳」かで分かれます。

パターンA:交通+水難+クマ(山岳なし)— 5市町

市町村名地域交通事故水難クマ
長岡市中越276件
柏崎市中越70件
村上市下越75件
上越市上越188件
阿賀町下越8件

※ 水難・クマの件数は本記事のテーマ該当有無判定のため掲載省略。詳細件数は各テーマの個別ランキング記事を参照。

パターンB:交通+山岳+クマ(水難なし)— 4市町

市町村名地域交通事故山岳クマ
三条市中越134件
妙高市上越26件
魚沼市中越33件
湯沢町中越27件
  • パターンAは海岸・河川を持つ市町、パターンBは山岳エリアを持つ市町という違いが観察されます。
    ただし、これは地形との対応の観察であり、因果的な断定ではありません。
  • パターンBの4市町はすべて中越または上越に位置しています。

⑤ 該当2(12市町):2テーマ該当・組合せは3パターン

該当2の12市町は、大半が「交通+クマ」の組合せです。

パターンC:交通+クマ — 10市町

市町村名地域
小千谷市中越
加茂市下越
十日町市中越
見附市中越
五泉市下越
阿賀野市下越
胎内市下越
田上町下越
津南町中越
関川村下越

パターンD:交通+水難(クマなし・山岳なし)— 1市

市町村名地域
佐渡市佐渡

パターンE:交通+山岳(クマなし・水難なし)— 1村

市町村名地域
弥彦村下越
  • 佐渡市は30市町村で唯一「交通+水難」の組合せに該当します。
  • 弥彦村は30市町村で唯一「交通+山岳」の組合せに該当します。
  • 該当2の12市町のうち10市町(83.3%)は「交通+クマ」で共通しており、
    該当2レベルでは「クマの有無」がテーマ組合せを大きく左右する構造です。

⑥ 該当1(4市町):全て「交通事故のみ」

該当1の4市町は、いずれも交通事故のみの該当です。

市町村名地域交通事故件数
燕市下越98件
聖籠町下越20件
出雲崎町中越6件
刈羽村中越1件
  • 燕市の98件は交通事故件数の県内5位で、該当4の糸魚川市(49件・10位)よりも件数が多く、
    該当4の新発田市(91件・6位)・南魚沼市(85件・7位)とも近い水準です。
  • 該当テーマ数の少なさ=件数の少なさではないことが、燕市のケースで明確に示されます。

⑦ 該当0(1村):4テーマすべて該当なし

市町村名地域
粟島浦村岩船(離島)

粟島浦村は令和5年の交通事故件数0件・水難発生記録なし・山岳遭難記録なし・クマ目撃/痕跡記録なしです。
本記事のシリーズ(危険な場所4テーマ)では記事化対象外となっています。

⚠️ 注意: 該当0は「4テーマの公表統計に発生記録がなかった」ことを示すのみです。
「安全である」ことを断定するものではありません。年により状況は変動します。


⑧ 全30市町村 該当数分布(一覧)

該当数市町村(地域)
4新潟市(下越)/新発田市(下越)/糸魚川市(上越)/南魚沼市(中越)
3長岡市(中越)/柏崎市(中越)/村上市(下越)/上越市(上越)/阿賀町(下越)/三条市(中越)/妙高市(上越)/魚沼市(中越)/湯沢町(中越)
2小千谷市(中越)/加茂市(下越)/十日町市(中越)/見附市(中越)/五泉市(下越)/阿賀野市(下越)/胎内市(下越)/田上町(下越)/津南町(中越)/関川村(下越)/佐渡市(佐渡)/弥彦村(下越)
1燕市(下越)/聖籠町(下越)/出雲崎町(中越)/刈羽村(中越)
0粟島浦村(岩船離島)

⑨ マップから見える構造分析

地域×該当数のクロス集計

地域該当0該当1該当2該当3該当4
下越0272213
中越0245112
上越000213
佐渡001001
岩船離島100001
  • 上越3市(上越市・糸魚川市・妙高市)はすべて該当3以上で、該当1・2は0市です。
  • 下越13市町村は該当1〜4に幅広く分布しており、該当2が7市町と最も多くなっています。
  • 中越12市町村は該当2・3が中心(4件・5件)です。
  • 佐渡市は該当2(交通+水難)、粟島浦村は該当0で、離島2自治体は異なる分類となっています。

テーマ組合せパターン別の集計

該当数パターン市町村数
4交通+水難+山岳+クマ4
3交通+水難+クマ5
3交通+山岳+クマ4
2交通+クマ10
2交通+水難1(佐渡市)
2交通+山岳1(弥彦村)
1交通のみ4
0該当なし1(粟島浦村)
  • 交通事故は該当0の粟島浦村を除く29市町村で該当しており、県内でほぼ普遍的に発生しています。
  • クマは該当3・該当4の13市町全てに含まれる一方、該当2以下では佐渡市・弥彦村・該当1の4市町・粟島浦村では該当なしです。
  • 水難と山岳は該当数上位(3・4)に集中し、該当2以下では佐渡市・弥彦村のわずか2自治体でのみ該当となっています。

意外な観察

  • 該当4糸魚川市の交通事故49件 < 該当1燕市の交通事故98件。該当テーマ数は糸魚川市(4)>燕市(1)ですが、
    交通事故の絶対件数では燕市が2倍近くとなっています。
  • 佐渡市(該当2・交通+水難)と弥彦村(該当2・交通+山岳)は、30市町村で唯一のパターンをそれぞれ持ちます。
  • 該当0は粟島浦村1村のみ。本州側の29市町村はすべて何らかの該当があります。

⑩ このマップが示すこと・読者への示唆

該当テーマ数と危険度は別次元である

該当テーマ数は「発生するリスクカテゴリの幅の広さ」を示す指標であり、
「発生件数の大きさ」や「危険度」を示すものではありません。

具体例として:

  • 該当4の糸魚川市の交通事故は49件(県内10位)
  • 該当1の燕市の交通事故は98件(県内5位)

該当数が少ない燕市のほうが、テーマによっては件数が多いという現象が起こります。
「該当4だから危険」「該当1だから安全」ではありません。

複数テーマ情報の確認の必要性

該当3以上の市町(13市町・全体の43.3%)を通過・訪問する際は、
交通事故・水難・山岳・クマのうち複数のテーマで公表統計上の発生記録があります。
以下のような確認が有効です。

  • 住む・訪れる予定の市町村が該当4・該当3の場合:本記事シリーズの各テーマ別ランキング記事、
    および該当市町村の個別記事を参照し、テーマごとの発生水準を把握しておくとよいでしょう。
  • 該当2以下でも件数が多い場合がある:燕市の交通事故のように、該当数と件数が独立するケースがあります。
    興味のあるテーマは、該当有無だけでなく件数ランキングもあわせて確認することが望ましいです。

該当0の見方

粟島浦村(該当0)は令和5年の公表統計に発生記録がありませんが、
これは「安全である」ことを断定するものではありません。
離島という地理条件により統計母数が小さく、年により該当有無が変動する可能性があります。

データの見方の注意

  • 本記事の該当有無は令和5年(クマは令和5年度)単年の公表値で判定しています。年により変動します。
  • 「該当あり」は「1件以上の発生記録」を意味し、件数の大小は含みません。
  • クマの目撃・痕跡は住民通報が集計されるため、住宅地に近い自治体で数値が大きくなる傾向があります。
  • 交通事故は交通量・人口に、山岳遭難は登山者数に、水難は海岸・河川へのアクセスに影響される側面があるため、
    該当有無・件数だけでの単純比較には限界があります。

まとめ

4テーマ該当数マップから見える新潟県の実態

  • 4テーマすべて該当は4市(新潟・新発田・糸魚川・南魚沼)、該当0は1村(粟島浦村)のみ
  • 該当3は9市町で、「交通+水難+クマ」5市町「交通+山岳+クマ」4市町の2パターンに分岐
  • 該当2の12市町のうち10市町が「交通+クマ」、佐渡市(交通+水難)と弥彦村(交通+山岳)は唯一のパターン
  • 該当1の4市町はいずれも「交通事故のみ」の該当
  • 上越3市はすべて該当3以上、下越14市町村は該当1〜4に幅広く分布
  • 該当テーマ数の多さ=件数の大きさではない(該当4糸魚川49件<該当1燕市98件)
  • 該当有無は「発生記録の有無」を示すのみで、「危険度」を示すものではない

出典

  • 交通事故発生件数:警察庁「交通事故統計」/新潟県警(令和5年公表値)
  • 水難事故発生件数:海上保安庁「海の事故発生状況」/警察庁「水難の概況」(令和5年公表値)
  • 山岳遭難発生件数:警察庁「山岳遭難の概況」/新潟県警(令和5年公表値)
  • クマ目撃・痕跡件数:新潟県「クマ出没情報」/環境省(令和5年度公表値)
  • マスターDB:新潟県30市町村危険場所データベース(自作・令和5年時点)

データ基準日:令和5年(2023年)・令和5年度
次回更新推奨:翌年公表データ発表後

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