新潟の冬の観光地ランキング|スキー・温泉・冬に観光客が多い市町村(2024年)

ランキング

冬の観光客数(実数)が最も多い市町村は新潟市(約277.1万人)ですが、「年間観光客に占める冬の割合」が最も高いのは湯沢町(48.3%)です。冬の絶対数1位と冬集中度1位は異なる市町村が占めます。

この記事では、新潟県の調査をもとに、2024年の市町村別「冬集中度」(冬季の観光客が年間に占める割合)と冬の実数ランキングを整理します。スキー場型・温泉型・夏型との対比も確認できます。


この記事でわかること

  • 新潟県30市町村の冬集中度ランキング(1位湯沢町48.3%〜30位粟島浦村0.2%)
  • 冬の絶対来客数が多い市町村トップ10
  • 湯沢町(48.3%)・南魚沼市(36.2%)がスキー需要で冬に集中する構造
  • スキー場を持たない市町村が冬の観光客をどう確保しているか
  • 夏集中型(R-8)との比較で見る市町村の季節構造

① 冬集中度ランキング(全30市町村)

冬集中度=冬季(12〜2月)の観光客入込数が年間合計に占める割合

順位市町村冬集中度年間観光客数主な観光タイプピーク月
1位湯沢町48.3%312.4万人スポーツ・レクリエーション2月
2位南魚沼市36.2%287.0万人スポーツ・レクリエーション2月
3位津南町24.2%23.5万人スポーツ・レクリエーション8月
4位妙高市21.3%517.9万人都市型8月
5位弥彦村20.1%235.2万人歴史文化11月
6位阿賀野市18.2%175.7万人都市型8月
7位新潟市17.3%1,601.9万人都市型8月
8位田上町17.3%79.1万人都市型10月
9位見附市16.7%167.3万人都市型6月
10位新発田市16.5%192.0万人温泉健康8月
11位燕市15.6%121.6万人都市型5月
12位関川村15.3%52.4万人都市型8月
13位長岡市14.4%737.9万人都市型8月
14位三条市13.9%171.6万人都市型8月
15位五泉市13.8%83.1万人都市型4月
16位村上市13.6%145.8万人都市型7月
17位十日町市13.3%212.9万人行祭事・イベント8月
18位糸魚川市13.3%173.2万人都市型8月
19位魚沼市13.2%140.5万人都市型5月
20位胎内市11.3%69.0万人スポーツ・レクリエーション4月
21位刈羽村11.2%23.0万人スポーツ・レクリエーション7月
22位阿賀町11.0%70.7万人自然10月
23位出雲崎町8.5%17.0万人都市型8月
24位上越市8.2%318.3万人歴史文化4月
25位柏崎市7.9%202.5万人行祭事・イベント6月
26位小千谷市7.1%56.7万人行祭事・イベント8月
27位加茂市5.9%34.6万人スポーツ・レクリエーション5月
28位聖籠町4.5%14.4万人スポーツ・レクリエーション8月
29位佐渡市3.0%97.9万人歴史文化8月
30位粟島浦村0.2%1.1万人自然8月

※出典:新潟県(観光客入込数・消費額調査)


▼【グラフ:R9_冬集中度ランキング.png 新潟県30市町村の冬集中度ランキング(2024年)横棒グラフ】


② 冬の実数ランキング(トップ10)

冬集中度(%)が高くても年間観光客数が少なければ、冬の実数は小さくなります。

冬の来客推計数=年間観光客数 × 冬集中度

順位市町村冬の推計来客数冬集中度年間観光客数
1位新潟市約277.1万人17.3%1,601.9万人
2位湯沢町約150.9万人48.3%312.4万人
3位妙高市約110.3万人21.3%517.9万人
4位長岡市約106.3万人14.4%737.9万人
5位南魚沼市約103.9万人36.2%287.0万人
6位弥彦村約47.3万人20.1%235.2万人
7位阿賀野市約32.0万人18.2%175.7万人
8位新発田市約31.7万人16.5%192.0万人
9位十日町市約28.3万人13.3%212.9万人
10位見附市約27.9万人16.7%167.3万人

※冬の推計来客数は年間観光客数 × 冬集中度から算出した推計値。

1位の新潟市(約277.1万人)は冬集中度17.3%と30市町村中7位と高くはありませんが、年間1,601.9万人の規模のため冬の実数では圧倒的な1位となります。

スキー場型冬集中の2市町(湯沢町・南魚沼市)は冬集中度では1・2位ですが、実数では2位・5位です。年間観光客数の規模が新潟市・長岡市・妙高市より小さいためです。


③ スキー場型冬集中:湯沢町・南魚沼市・妙高市

新潟県のスキー場集積地が冬集中度の上位を占めています。

1位 湯沢町(冬集中度48.3%・ピーク月2月)は苗場・かぐら・GALA湯沢など大規模スキーリゾートが観光の中心で、年間観光客の約半数が冬季に集中します。スキー場利用客数(2023-24シーズン)は172.2万人と県内1位(R-4参照)です。

2位 南魚沼市(冬集中度36.2%・ピーク月2月)は石打丸山・NASPAなど首都圏アクセスに優れたスキー場が集積します。スキー場利用客数(2023-24シーズン)は104.1万人と県内2位です。

4位 妙高市(冬集中度21.3%)はスキー場(2023-24シーズン63.5万人・3位)に加え、妙高高原温泉郷(51.8万人)も冬の集客を支えます。ピーク月は8月(道の駅あらいの集客が8月に集中)で夏冬ともに集客がある複合型です。

3位 津南町(冬集中度24.2%・ピーク月8月)は意外な結果で、ピーク月は8月(夏集中度39.4%・R-8参照)ですが、スキー場(R5-6シーズン39,229人)があるため冬集中度も24%と高く、夏冬両方に一定の集客がある市町村です。


④ スキー場を持たない市町村の冬集客

冬集中度5位の弥彦村(20.1%)はスキー場がありません。弥彦村のピーク月は11月(菊まつり・彌彦神社の秋の大祭)ですが、11月〜2月にかけて初詣(さくらの湯・彌彦神社)の来訪も加わり、冬季の集客が安定しています。

温泉地は冬の安定集客源となっています。

  • 新発田市(冬集中度16.5%):月岡温泉(38.6万人)が年間を通じて集客。温泉健康比率32.4%
  • 村上市(冬集中度13.6%):瀬波温泉(28.6万人)が温泉観光の柱
  • 魚沼市(冬集中度13.2%):湯之谷温泉郷(13.1万人)が冬も集客

温泉施設は季節を問わず安定した来訪があり、スキー場を持たない市町村でも冬の観光客を一定数確保する役割を果たしています。


⑤ 冬集中度が低い市町村

冬集中度が低い市町村は夏・秋の観光依存型か、通年で分散集客型です。

29位 佐渡市(3.0%)は冬季の離島アクセス(佐渡汽船のフェリー便数減)や観光施設の季節性(海水浴・アウトドア系)から冬の集客が極めて少ない構造です。

30位 粟島浦村(0.2%)は新潟県唯一の有人離島で、冬季はフェリーの欠航も多く観光需要がほぼゼロになります。

25位 柏崎市(7.9%)は海水浴場(夏集中度34.7%・R-8 6位)と夏祭り(ぎおん柏崎まつり・えんま市)が主軸の夏型観光地です。


⑥ データの見方・注意点

冬集中度の定義について

冬集中度は新潟県の観光客入込数・消費額調査の月別データをもとに12〜2月の入込数が年間に占める割合を算出しています。

スキー場利用客数との関係

冬集中度はスキー場利用客を含む市町村の全観光客数ベースの指標です。スキー場利用客数の詳細データは R-4(スキー場利用客数ランキング2023-24)を参照してください。

冬の推計来客数は推計値です

② のランキングは「年間観光客数 × 冬集中度」で算出した推計値であり、実際の冬季来客数の公式値ではありません。


まとめ

  • 冬集中度が最も高いのは湯沢町(48.3%)、続いて南魚沼市(36.2%)・津南町(24.2%)・妙高市(21.3%)で、スキー場を持つ市町村が上位を占めます
  • 冬の絶対来客数では新潟市(約277.1万人)・湯沢町(約150.9万人)・妙高市(約110.3万人)が上位で、規模と集中度の掛け合わせで順位が決まります
  • スキー場を持たない弥彦村(20.1%)・新発田市(16.5%)・村上市(13.6%)は温泉・神社が冬の集客を支えています
  • 佐渡市(3.0%)・粟島浦村(0.2%)は離島アクセスの制約から冬の集客がほぼない構造で、年間観光が夏季に一極集中します

出典

  • 観光客入込数・月別データ:新潟県(観光客入込数・消費額調査)

データ基準日:2024年(令和6年)
次回更新推奨:2025年(令和7年)調査データ公表後

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