糸魚川市の高齢化を数字で見ると、次の位置が浮かびます。
- 総人口 38,041 人 の糸魚川市は、65 歳以上のうち 75 歳以上が占める割合(後期高齢者比率)が 56.0% で県内 2 位——1 位の阿賀町 57.4% に次ぐ位置にあります
- 高齢化率 37.2% は県内 7 位で、県内で人口 3〜5 万人に位置する 8 市の中では佐渡市 38.2% に次ぐ 2 位、十日町市 37.1% と 0.1pt 差の隣接位置です
- 2015→2025 の 10 年変化は +0.2pt でほぼ横ばいに見えますが、2020 年の 40.1%(社人研推計)を経由した ∩字型で、2020→2025 の▲2.9pt は同規模 8 市中で 2 番目に大きい低下幅です
- 社人研令和 5 年推計では 2050 年に 49.5%(同規模 8 市中 5 位・中位)まで再上昇する見込みで、現時点 2 位の高齢化率が 25 年後には中位へ後退する構図です
① 後期高齢者比率56.0%は県内2位——阿賀町57.4%に次ぐ位置
糸魚川市の人口構造で最初に確認したいのは、高齢者の年齢内訳です。65 歳以上のうち 75 歳以上が占める割合を後期高齢者比率と呼びますが、糸魚川市の 56.0% は新潟県 30 市町村中で 2 位にあたります。1 位は阿賀町 57.4% で、糸魚川市とは 1.4pt 差。3 位は佐渡市 55.5% で、糸魚川市を 0.5pt 下回ります。
具体的な人数は次のとおりです。
- 65 歳以上人口:14,146 人
- うち前期高齢者(65〜74 歳):6,230 人(総人口の 16.4%)
- うち後期高齢者(75 歳以上):7,916 人(総人口の 20.8%)
- うち 85 歳以上:1,985 人(総人口の 5.2%)
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
高齢化率の順位は 7 位(37.2%)、後期高齢者比率の順位は 2 位(56.0%)——両者に 5 ランクの乖離があります。75 歳以上割合の順位は 5 位(20.8%)、85 歳以上割合の順位は 6 位(5.2%)で、高齢化率順位(7 位)よりも一段ずつ上位にあがる構造です。高齢者数の総量では県内 7 位規模ですが、その内訳を年齢の高い層に絞るほど順位が上位に移る位置にあります。
前期高齢者比率は 16.4% で 県内 17 位。ここは県内中位で、後期高齢者比率 2 位との間に 15 ランクの差が開きます。糸魚川市の高齢者は、県内で見て「前期は平均並み・後期は極めて多い」という年齢内訳を示しています。
② 総人口38,041人と年齢3区分——37.2%は県内7位
続いて、総人口を年齢 3 区分で確認します。
- 0〜14 歳(年少人口):3,272 人(8.6%)——県内 8 位(1 位=最も少ない)
- 15〜64 歳(生産年齢人口):20,623 人(54.2%)——県内 23 位(1 位=最も高い=若い側)
- 65 歳以上(高齢者人口):14,146 人(37.2%)——県内 7 位(1 位=最も高齢化)
▼【グラフ:itoigawa_年齢3区分_2025.png|糸魚川市と同規模市町村の年齢 3 区分を積み上げ横棒グラフで比較。糸魚川市を強調色にする】

出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
年少人口率 8.6% は県内で下から 8 番目に少ない水準で、若い世代の人口が薄いことが 65 歳以上比率を押し上げる方向に働いています。生産年齢人口率 54.2% は県内 23 位で、若い側からは下位グループに入ります。年少人口率・生産年齢人口率の双方が県内下位に並ぶことで、高齢化率が県内 7 位まで押し上がる関係が読み取れます。
▼【グラフ:itoigawa_65_75_85割合.png|糸魚川市と同規模市町村の 65・75・85 歳以上割合を比較した横棒グラフ。糸魚川市を強調色にする】

高齢化率 37.2% の内訳を再掲すると、前期高齢者(65〜74 歳)が 16.4%、後期高齢者(75 歳以上)が 20.8%、うち 85 歳以上が 5.2%という配分です。65 歳以上のうち後期高齢者が 56.0% を占める配分は、章①で見たとおり県内 2 位の水準にあたります。
③ 高齢化率5〜10位帯の6つの市町村で並べる——十日町市と0.1pt差の隣接位置
高齢化率で糸魚川市に近い水準の 6 つの市町村(県内 5〜10 位)を並べると、糸魚川市の位置が具体的に見えてきます。
| 順位 | 市町村 | 総人口 | 高齢化率 | 後期高齢者 比率 | 現役高齢比 | 2050 年 高齢化率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5 | 佐渡市 | 48,103 | 38.2% | 55.5% | 1.39 | 53.3% |
| 6 | 津南町 | 8,456 | 37.7% | 49.7% | 1.42 | 50.8% |
| 7 | 糸魚川市 | 38,041 | 37.2% | 56.0% | 1.46 | 49.5% |
| 8 | 十日町市 | 47,124 | 37.1% | 53.8% | 1.45 | 50.1% |
| 9 | 田上町 | 10,581 | 37.0% | 51.9% | 1.49 | 57.7% |
| 10 | 村上市 | 53,492 | 36.9% | 53.8% | 1.47 | 52.4% |
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)/国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
高齢化率でみると、5〜10 位の 6 つの市町村は 38.2〜36.9% の 1.3pt レンジに集中しています。糸魚川市 37.2% は 3 番目に高い位置にあり、十日町市 37.1% とは 0.1pt 差、村上市 36.9% とは 0.3pt 差。この帯では市町村がほぼ横並びで並んでいます。
一方、後期高齢者比率 56.0% はこの帯の 6 つの市町村の中で 1 位(最高)で、2 番手の佐渡市 55.5% を 0.5pt 上回ります。この帯で 56% を超えるのは糸魚川市のみで、他の 5 市町村は 49.7〜55.5% の範囲に収まります。高齢化率でほぼ横並びの十日町市(後期高齢者比率 53.8%)と比べると、糸魚川市の後期高齢者比率は 2.2pt 高い位置です。
2050 年推計の高齢化率で見ると、糸魚川市 49.5% は 6 つの市町村の中で最も低い位置にあります。田上町 57.7%・佐渡市 53.3%・村上市 52.4%・津南町 50.8%・十日町市 50.1% と続く中で、糸魚川市は帯の最下端です。現時点で 3 番手だった順位が、25 年後には最も緩やかな側に入れ替わる推計です。
④ 人口3〜5万人の8市で並べる——高齢化率2位・後期高齢者比率1位
糸魚川市(38,041 人)と人口規模が近い「県内で 3〜5 万人の 8 市」(佐渡・十日町・五泉・阿賀野・見附・糸魚川・小千谷・魚沼)で並べると、糸魚川市の位置がさらに鮮明になります。
| 市 | 総人口 | 高齢化率 | 後期高齢者 比率 | 現役高齢比 | 2050 年 高齢化率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 佐渡市 | 48,103 | 38.2% | 55.5% | 1.39 | 53.3% |
| 十日町市 | 47,124 | 37.1% | 53.8% | 1.45 | 50.1% |
| 五泉市 | 45,690 | 34.4% | 53.2% | 1.65 | 50.5% |
| 阿賀野市 | 39,165 | 32.4% | 47.9% | 1.77 | 48.6% |
| 見附市 | 38,061 | 31.6% | 52.8% | 1.83 | 44.0% |
| 糸魚川市 | 38,041 | 37.2% | 56.0% | 1.46 | 49.5% |
| 小千谷市 | 32,602 | 33.4% | 53.9% | 1.70 | 47.3% |
| 魚沼市 | 32,522 | 35.8% | 49.3% | 1.53 | 51.3% |
出典:総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)/国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
同じ人口規模の 8 市の中で、糸魚川市は次の位置にあります。
- 高齢化率 37.2% は 8 市中 2 位——佐渡市 38.2% に次ぐ位置、十日町市 37.1% とは 0.1pt 差
- 後期高齢者比率 56.0% は 8 市中 1 位——8 市で 56% を超えるのは糸魚川市のみで、次点の佐渡市 55.5% と 0.5pt 差、最少の阿賀野市 47.9% とは 8.1pt 差
- 現役高齢比 1.46 は 8 市中で下から 2 番目——佐渡市 1.39 のみが糸魚川市を下回ります
- 2050 年高齢化率 49.5% は 8 市中 5 位(中位)——佐渡 53.3・魚沼 51.3・五泉 50.5・十日町 50.1 が糸魚川より高く、阿賀野 48.6・小千谷 47.3・見附 44.0 が糸魚川より低い位置
現時点の高齢化率で 2 位、後期高齢者比率で 1 位に立つ糸魚川市が、25 年後の 2050 年推計では 5 位(中位)に後退する構図です。10 年〜25 年の時間軸で他市(五泉・魚沼)の高齢化率が糸魚川市を追い越す推計を、社人研令和 5 年推計は示しています。
⑤ ∩字型の推移——10年で+0.2pt横ばい・5年で▲2.9pt急落
高齢化率の時系列を見ると、単純な直線ではない動きが確認できます。
- 2015 年(国勢調査):37.0%
- 2020 年(社人研推計):40.1%(+3.1pt)
- 2025 年(住民基本台帳):37.2%(▲2.9pt)
▼【グラフ:itoigawa_高齢化推移.png|2015 年・2020 年・2025 年の実績値と 2030〜2050 年の推計値を折れ線グラフで示す。実績と推計の境界線を明示する】

出典:実績値は総務省(住民基本台帳・国勢調査)、推計値は国立社会保障・人口問題研究所(社人研、令和 5 年推計)
10 年間の純変化は +0.2pt にすぎず、県内では 24 位(1 位=最大上昇=田上町 +4.9pt)と下位に位置します。数字の見た目は「10 年でほぼ横ばい」です。ただしこの +0.2pt は、2015→2020 の +3.1pt 上昇と 2020→2025 の ▲2.9pt 急落が相殺された結果であり、5 年区切りで見ると全く異なる動きが浮かびます。
2020→2025 の▲2.9pt は県内 23 位(1 位=最も低下幅小さい)——下位帯に位置しており、これは「低下幅が県内で大きい方から数えて 8 番目」であることを示します。章④のとおり、糸魚川市と同じ人口規模の 8 市で並べると次の順です。
- 佐渡市 ▲4.4pt(8 市中で最大低下)
- 糸魚川市 ▲2.9pt(8 市中 2 位)
- 十日町市 ▲2.8pt
- 小千谷市 ▲2.2pt
- 阿賀野市 ▲2.1pt
- 五泉市 ▲1.6pt
- 魚沼市 ▲1.6pt
- 見附市 ▲1.4pt
同じ人口規模の 8 市の中で、糸魚川市の 2020→2025 低下幅は佐渡市に次ぐ 2 番目の大きさです。
この ∩字型の背景には、コーホート交代効果と呼ばれる構造的な要因があります。2020 年頃まで高齢者層にいた 1930〜1940 年代生まれの大規模コーホートが 2020→2025 の 5 年間に急速に死亡退場したことで、高齢者数の増加ペースが総人口の減少ペースを下回り、高齢化率が一時的に下がった動きです。
社人研が 2025 年と推計していた高齢化率(42.0%)に対し、実際の 2025 年実績は 37.2% で、4.8pt 下回っています。社人研の推計は 2020 年国勢調査を起点としたコーホート要因法で算出されており、推計公表後の高齢者コーホート退場ペースが推計の前提を上回った結果、実績が推計を大幅に下回りました。将来推計は現時点の前提が続いた場合の試算として参照するのが適切です。
なお 2030 年の社人研推計では 42.8% と再び急上昇が見込まれており、2025 年時点の急落は一時的な動きです。長期的には高齢化が進む方向が続く見込みです。
⑥ 人口動態——死亡772人は出生136人の約5.7倍・社会減▲182人
高齢化率の変化を裏付ける人口動態を、自然動態(出生・死亡)と社会動態(転入・転出)の 2 軸で確認します。
自然動態(2024 年)
- 出生:136 人
- 死亡:772 人
- 自然増減:▲636 人(自然減)——県内 18 位(1 位=最大の自然増)
社会動態(2024 年)
- 転入:794 人
- 転出:974 人
- 社会増減:▲182 人(社会減)——県内 21 位(1 位=最大の社会増)
出典:総務省(住民基本台帳、2024 年)
死亡数 772 人に対して出生数は 136 人と約 5.7 倍に達しており、高齢者比率が高い人口構造に由来する大幅な自然減が人口減少の主因です。社会減▲182 人も一定の規模ですが、自然減▲636 人の規模がその約 3.5 倍にあたります。
同じ人口規模の 8 市の中では、社会増減の絶対数を人口比に直すと ▲0.48%(▲182÷38,041)で、8 市中の中位に位置します(見附▲0.25%・阿賀野▲0.37%・五泉▲0.39%・糸魚川▲0.48%・小千谷▲0.49%・佐渡▲0.56%・魚沼▲0.67%・十日町▲0.71%)。同規模 8 市の中で、糸魚川市の社会減は「大きい方から 5 番目」の水準です。
注: 社会増減は住民基本台帳の公式値(職権記載・職権消除等の行政調整を含む)です。転入届数と転出届数の単純差とは一致しない場合があります。
⑦ 2050年推計——49.5%と現役高齢比0.85、現時点2位から中位へ
国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の令和 5 年推計をもとに、糸魚川市の 25 年後を見てみます。
総人口の推移(推計)
- 2025 年:36,875 人
- 2030 年:33,577 人
- 2040 年:27,605 人
- 2050 年:22,382 人
2025 年から 2050 年にかけて、総人口は ▲41.2% 減少する見込みです。
65 歳以上人口の推移(推計)
- 2025 年:15,480 人(高齢化率 42.0%)
- 2040 年:12,930 人(高齢化率 46.8%)
- 2050 年:11,083 人(高齢化率 49.5%)
▼【グラフ:itoigawa_将来人口.png|2020〜2050 年の総人口・65 歳以上人口・15-64 歳人口の推移を折れ線グラフで示す。2025 年までを実績として区別する】

出典:国立社会保障・人口問題研究所(社人研、令和 5 年推計)
65 歳以上の絶対数は 25 年間で ▲21.7% 減少する見込みですが、総人口の減少ペース(▲41.2%)がその約 2 倍にあたります。分母(総人口)が分子(65 歳以上)より約 2 倍のペースで減少するため、高齢化率は 37.2%→49.5% と +12.3pt 上昇する構造です。
同じ人口規模の 8 市の中で、25 年間の 65 歳以上減少率は次の順です。
- 十日町 ▲25.5%
- 佐渡 ▲24.6%
- 糸魚川 ▲21.7%(8 市中 3 位の減少幅)
- 魚沼 ▲18.7%
- 五泉 ▲13.9%
- 小千谷 ▲10.0%
- 阿賀野 ▲4.7%
- 見附 ▲1.4%
糸魚川市の 65 歳以上絶対数の減少幅は 8 市中 3 番目に大きく、上位 2 市(十日町・佐渡)に続く位置です。
現役高齢比(15〜64 歳÷65 歳以上)は 2025 年 1.46 人→2050 年 0.85 人で、25 年間で ▲41.8% の低下が見込まれます。
▼【グラフ:itoigawa_現役高齢比.png|糸魚川市と同規模市町村の現役高齢比(2025 年実績・2050 年推計)を横棒グラフで比較】

同じ人口規模の 8 市の中で 2050 年の現役高齢比を見ると、糸魚川市 0.85 は 3 位(中位より上)で、見附 1.03・小千谷 0.91 に次ぐ位置です。現時点の現役高齢比では下から 2 番目の位置ですが、2050 年推計では中位より上に入ります。他市(佐渡 0.71・魚沼 0.77・五泉 0.80・十日町 0.81・阿賀野 0.84)の低下ペースが糸魚川市より速いためです。
この比率が下がるほど、現役世代 1 人あたりが担う社会的な負担が増える方向に動きます。年金・医療・介護といった社会保障制度の財源は現役世代が納める保険料や税が主な柱であるため、1 人の高齢者を支える現役世代の数が減ると、現役 1 人あたりの負担は増します。比率の低下は、一般的に懸念される方向への変化です。
注: この比率は人口構造の変化を示す参考指標であり、「現役世代が高齢者を直接 1 人ずつ世話をする」という意味ではありません。また、2050 年推計は社人研令和 5 年推計(国勢調査 2020 ベース)であり、実際の人口移動次第で変化する可能性があります。
⑧ 糸魚川市を見るときに確認したい5つの数字
糸魚川市の人口構造を判断するうえで、注目したい 5 つの数字をまとめます。
1. 高齢化率:37.2%(県内 7 位・同じ人口規模の 8 市中 2 位)
2. 後期高齢者比率:56.0%(県内 2 位・阿賀町 57.4% に次ぐ・同規模 8 市中 1 位)
3. 人口減少の構造:自然減▲636 人・社会減▲182 人(2024 年・死亡は出生の約 5.7 倍)
4. 高齢化率の変化:2015 年 37.0%→2025 年 37.2%(10 年で +0.2pt・2020→2025 の▲2.9pt は同規模 8 市中 2 位の低下幅)
5. 2050 年の高齢化率推計:49.5%(社人研令和 5 年推計・同規模 8 市中 5 位(中位)・現時点 2 位から後退)
これらを組み合わせて見ることで、現在の人口構造と将来の変化を把握できます。
高齢化率が高いからといって「住みにくい」とは限りませんし、人口が減少していても地域コミュニティが維持されているケースもあります。数字を読む際は、「なぜそうなっているか」の構造を合わせて確認することが大切です。
まとめ
糸魚川市の高齢化・人口構造データから読み取れる 3 点を整理します。
① 現時点の年齢内訳は県内でも後期側に厚い:高齢化率 37.2% は県内 7 位ですが、65 歳以上のうち 75 歳以上が占める後期高齢者比率 56.0% は県内 2 位——1 位阿賀町 57.4% に次ぐ位置です。同じ人口規模の 8 市の中で 56% を超えるのは糸魚川市のみで、次点の佐渡市 55.5% を 0.5pt 上回ります。75 歳以上割合 5 位・85 歳以上割合 6 位と、より年齢の高い層のランキングでは高齢化率順位(7 位)よりも上位に位置します(出典:総務省 住民基本台帳)。
② 10 年横ばいの見た目に∩字型の反転が隠れる:2015 年 37.0%→2025 年 37.2% の 10 年変化 +0.2pt は県内 24 位(下位)で、数字上はほぼ横ばいです。ただしこの背景には、2015→2020 の +3.1pt 上昇と 2020→2025 の▲2.9pt 急落(コーホート交代効果)の相殺があります。▲2.9pt の低下幅は同じ人口規模の 8 市中で佐渡市▲4.4pt に次ぐ 2 番目の大きさです。社人研 2025 年推計 42.0% を 4.8pt 下回りますが、2030 年推計では 42.8% と再び上昇が見込まれます(出典:総務省 住民基本台帳・国立社会保障・人口問題研究所 令和 5 年推計)。
③ 25 年後には現時点 2 位から中位へ後退する構図:社人研の令和 5 年推計では 2050 年の高齢化率は 49.5%(+12.3pt)に達します。総人口▲41.2% と 65 歳以上▲21.7% の非対称な減少が高齢化率を押し上げる構造です。同じ人口規模の 8 市の中では 2050 年高齢化率が 5 位(中位)——現時点の高齢化率 2 位から他市(五泉・魚沼・十日町)に追い越される位置に後退します。現役高齢比は 2025 年 1.46→2050 年 0.85 で、▲41.8% の低下です(出典:国立社会保障・人口問題研究所 令和 5 年推計)。
出典・情報基準日
- 高齢化率・年齢別人口(2025 年):総務省(住民基本台帳、2025 年 1 月 1 日現在)
- 高齢化率(2015 年):総務省(国勢調査 2015)
- 将来推計人口(2020〜2050 年):国立社会保障・人口問題研究所(令和 5 年推計)
- 出生・死亡・転入・転出(2024 年):総務省(住民基本台帳)
次回更新推奨:毎年 3 月(前年 1 月 1 日現在の住民基本台帳データ確定後)

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