聖籠町の住宅着工件数は?持家・貸家の推移と県内比較をデータで分析(R5年)

住宅着工件数

聖籠町では年間71戸の住宅が着工されています(R5年度)。1,000人あたり5.08戸で県内3位と、人口比では新潟市(5.32戸)・燕市(5.54戸)に次ぐ上位です。着工戸数は17位ですが、人口14,000人規模での高い着工水準が特徴です。

H25年度比で-17.4%減少(86戸→71戸で△15戸)と、県内で3割以上減少している21市町村と比べて減少幅は小さめです。用途別に対照的な10年変化があり、貸家が-92%激減(12戸→1戸)した一方、分譲は+160%増加(5戸→13戸)。貸家減少と分譲増加が並行して起きています。

この記事では、国土交通省「建築着工統計調査」をもとに、聖籠町の住宅着工件数の推移・持家と貸家の内訳・人口比較・県内での位置づけを整理します。


この記事でわかること

  • R5年度(2023年度)の新設住宅着工戸数は71戸(県内17位・1,000人あたり3位
  • H25年度比で-17.4%減少
  • 着工住宅のうち持家80.3%(57戸)・貸家1.4%(1戸)・給与住宅0.0%(0戸)・分譲18.3%(13戸)
  • 1,000人あたり着工戸数は5.08戸/千人(県平均2.70戸・県内3位)

① 住宅着工サマリー(R5年度)

聖籠町の住宅着工の現状を確認します。

区分着工戸数比率県内順位
合計71戸17位
持家57戸80.3%
貸家1戸1.4%
給与住宅(社宅等)0戸0.0%
分譲住宅13戸18.3%

※出典:国土交通省(建築着工統計調査 令和5年度)

持家が80.3%を占め、戸建てが中心となっています。分譲比率18.3%は県内で高い水準(新潟市18.6%・長岡市19.0%とほぼ同水準)で、新潟市・長岡市に近い分譲供給水準の一方、貸家1.4%(1戸)はほぼゼロという特徴的な用途構成です。給与住宅(社宅等)は0戸です。


▼【グラフ:seiro_県内ランキング.png 新潟県30市町村 新設住宅着工戸数ランキング(R5年度・聖籠町を強調)】


② 住宅着工の推移(H25→H30→R5)

過去10年間(2013〜2023年度)の住宅着工件数の変化を確認します。

年度合計持家貸家給与分譲
H25年度(2013年度)86戸69戸12戸0戸5戸
H30年度(2018年度)81戸63戸14戸2戸2戸
R5年度(2023年度)71戸57戸1戸0戸13戸
10年変化(H25→R5)-17.4%減少-17.4%-91.7%+160.0%

聖籠町の合計着工戸数はH25年度の86戸からR5年度の71戸へ推移しました(△15戸・-17.4%)。減少はH25→H30の5年間で-5.8%、H30→R5の5年間で-12.3%と穏やかで、県内で3割以上減少している21市町村と比較すると聖籠町の減少幅は小さめです。

10年間の推移を用途別に見ると対照的な変化があります。持家が-17.4%減少(69戸→57戸で△12戸)、貸家が-91.7%激減(12戸→1戸で△11戸)、分譲は+160.0%増加(5戸→13戸で+8戸)となっています。貸家-11戸に対し分譲は+8戸増加しており、貸家減少と分譲増加が並行して起きています。特にH30時点で貸家14戸あったのがR5で1戸に激減している点が特徴的です。


▼【グラフ:seiro_着工推移.png 聖籠町と近隣市町村の住宅着工推移(H25→H30→R5)】


③ 用途別の内訳と変化

着工住宅の内訳(持家・貸家・分譲)の変化を確認します。

用途H25年度H30年度R5年度10年変化
持家69戸(80.2%)63戸(77.8%)57戸(80.3%)-17.4%
貸家12戸(14.0%)14戸(17.3%)1戸(1.4%)-91.7%
給与住宅0戸(0.0%)2戸(2.5%)0戸(0.0%)
分譲5戸(5.8%)2戸(2.5%)13戸(18.3%)+160.0%

H25年度時点で持家が80.2%を占めていたのに対し、R5年度は80.3%となっています。貸家は14.0%→1.4%、分譲は5.8%→18.3%と推移しています。

⚠️ 注意: 着工統計は住宅の「供給側」(建設が開始された住宅の数)を記録したデータです。「特定の用途の着工が多い=その用途の需要が高い」と直接断定することはできません。


▼【グラフ:seiro_用途別.png 聖籠町の用途別 新設住宅着工内訳(R5年度)】


④ 人口との比較(1,000人あたり着工戸数)

人口規模が異なる市町村を比較するため、人口1,000人あたりの着工戸数を確認します。

指標聖籠町県内順位
人口(R7年1月1日)13,986人
着工戸数(R5年度)71戸17位
1,000人あたり着工戸数5.08戸3位

聖籠町の1,000人あたり着工戸数は5.08戸/千人で、新潟県30市町村の3位です。県平均(2.70戸/千人)の約1.9倍で、1位燕市(5.54戸)・2位新潟市(5.32戸)に次ぐ上位です。着工総数(17位)より人口比の順位(3位)が大きく高く、人口14,000人規模の町ながら人口比では県内トップクラスの着工水準を維持しています。


⑤ 県内での位置づけ(近隣市町村比較)

聖籠町と近隣市町村(新発田市・新潟市・阿賀野市・五泉市・胎内市)の住宅着工戸数(R5年度)を比較します。

市町村名着工戸数(合計)1,000人あたり持家比率
聖籠町71戸5.08戸80.3%
新発田市328戸3.58戸57.6%
新潟市4,049戸5.32戸48.5%
阿賀野市141戸3.60戸82.3%
五泉市128戸2.80戸71.9%
胎内市66戸2.46戸48.5%

聖籠町の着工戸数71戸は近隣6市町村で5位で、新潟市(4,049戸)・新発田市(328戸)・阿賀野市(141戸)・五泉市(128戸)を下回り、胎内市(66戸)とほぼ同水準です。持家比率80.3%は阿賀野市(82.3%)に次ぐ近隣2位で、五泉市(71.9%)・新発田市(57.6%)・胎内市(48.5%)・新潟市(48.5%)と比べて高い水準です。1,000人あたりでは5.08戸で近隣6市町村中1位(新潟市5.32戸との差はわずか0.24戸)となっており、人口比では近隣で新潟市に次ぐ水準を維持しています。


⑥ データの見方・注意点

着工戸数は住宅需要を直接示すものではありません

建築着工統計の着工戸数は、建設が開始された住宅の数を記録したものです。着工を決定するのは建て主(持家の場合)や建築業者・不動産業者(貸家・分譲の場合)であり、着工数の多さが直接的に「住宅需要の強さ」を示すものではありません。この記事でも「〜の着工が多い」「〜の割合が高い」までをデータから述べています。

小規模市町村のデータ変動について

年間の着工件数が少ない市町村では、1〜2件の変動が変化率に大きく影響します。単年度の変化率のみで「増加傾向」「減少傾向」と判断するには注意が必要です。


まとめ

聖籠町の住宅着工の特徴

  • R5年度(2023年度)の住宅着工は71戸で県内17位1,000人あたり着工は5.08戸で県内3位(1位燕市・2位新潟市に次ぐ人口比トップクラスの水準)
  • H25→R5の10年で-17.4%減少(△15戸)と、県内で3割以上減少している21市町村と比較すると減少幅は小さめ
  • 着工住宅の80.3%が持家1.4%が貸家(ほぼゼロ)、18.3%が分譲(新潟市18.6%・長岡市19.0%と同水準)
  • 用途別に対照的な10年変化:持家-17.4%(69戸→57戸)/貸家-91.7%激減(12戸→1戸で△11戸)/分譲+160%増加(5戸→13戸で+8戸)。貸家減少と分譲増加が並行して進行

出典

  • 新設住宅着工戸数・用途別内訳:
    国土交通省(建築着工統計調査 令和5年度・平成30年度・平成25年度)
  • 人口(1,000人あたり計算用):
    総務省(住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数 令和7年1月1日現在)
  • 産業タイプ:
    総務省(国勢調査 令和2年)

データ基準日:令和5年度(2023年度)・平成30年度(2018年度)・平成25年度(2013年度)
次回更新推奨:令和10年度(2028年度)データ公表後

コメント