新潟の夏の観光地ランキング|夏に観光客が多い市町村・施設データ(2024年)

ランキング

夏の観光客数(実数)が最も多い市町村は新潟市(約355.6万人)ですが、「年間観光客に占める夏の割合」が最も高いのは聖籠町(60.0%)です。規模の大きさと夏への集中度は必ずしも一致しません。

この記事では、新潟県の調査をもとに、2024年の市町村別「夏集中度」(夏季の観光客が年間に占める割合)と夏の実数ランキングを整理します。夏の観光に強い市町村・弱い市町村の構造が数値から読み取れます。


この記事でわかること

  • 新潟県30市町村の夏集中度ランキング(1位聖籠町60.0%〜30位湯沢町10.6%)
  • 夏の絶対来客数が多い市町村トップ10
  • 聖籠町(60.0%)・粟島浦村(41.8%)・津南町(39.4%)が夏に集中する理由
  • 湯沢町・南魚沼市など冬集中型との対比
  • 上越市・柏崎市・糸魚川市・村上市など海水浴場を抱える市の夏比率

① 夏集中度ランキング(全30市町村)

夏集中度=夏季(6〜8月)の観光客入込数が年間合計に占める割合

順位市町村夏集中度年間観光客数主な観光タイプピーク月
1位聖籠町60.0%14.4万人スポーツ・レクリエーション8月
2位粟島浦村41.8%1.1万人自然8月
3位津南町39.4%23.5万人スポーツ・レクリエーション8月
4位小千谷市38.6%56.7万人行祭事・イベント8月
5位佐渡市35.3%97.9万人歴史文化8月
6位柏崎市34.7%202.5万人行祭事・イベント6月
7位上越市32.9%318.3万人歴史文化4月
8位糸魚川市31.2%173.2万人都市型8月
9位出雲崎町30.6%17.0万人都市型8月
10位村上市28.2%145.8万人都市型7月
11位十日町市27.1%212.9万人行祭事・イベント8月
12位長岡市26.1%737.9万人都市型8月
13位新発田市25.4%192.0万人温泉健康8月
14位妙高市24.3%517.9万人都市型8月
15位刈羽村23.6%23.0万人スポーツ・レクリエーション7月
16位新潟市22.2%1,601.9万人都市型8月
17位阿賀町20.8%70.7万人自然10月
18位三条市20.7%171.6万人都市型8月
19位加茂市20.0%34.6万人スポーツ・レクリエーション5月
20位燕市19.8%121.6万人都市型5月
21位関川村19.4%52.4万人都市型8月
22位阿賀野市18.7%175.7万人都市型8月
23位胎内市18.4%69.0万人スポーツ・レクリエーション4月
24位見附市18.3%167.3万人都市型6月
25位田上町18.0%79.1万人都市型10月
26位魚沼市17.7%140.5万人都市型5月
27位弥彦村16.2%235.2万人歴史文化11月
28位南魚沼市15.5%287.0万人スポーツ・レクリエーション2月
29位五泉市13.8%83.1万人都市型4月
30位湯沢町10.6%312.4万人スポーツ・レクリエーション2月

※出典:新潟県(観光客入込数・消費額調査)


▼【グラフ:R8_夏集中度ランキング.png 新潟県30市町村の夏集中度ランキング(2024年)横棒グラフ】


② 夏の実数ランキング(トップ10)

夏集中度(%)が高くても、年間の観光客数が少なければ夏の実数は小さくなります。夏の来客数の絶対数で見たランキングは夏集中度とは順序が異なります。

夏の来客推計数=年間観光客数 × 夏集中度

順位市町村夏の推計来客数夏集中度年間観光客数
1位新潟市約355.6万人22.2%1,601.9万人
2位長岡市約192.6万人26.1%737.9万人
3位妙高市約125.8万人24.3%517.9万人
4位上越市約104.7万人32.9%318.3万人
5位柏崎市約70.3万人34.7%202.5万人
6位十日町市約57.7万人27.1%212.9万人
7位糸魚川市約54.0万人31.2%173.2万人
8位新発田市約48.8万人25.4%192.0万人
9位南魚沼市約44.5万人15.5%287.0万人
10位村上市約41.1万人28.2%145.8万人

※夏の推計来客数は年間観光客数 × 夏集中度から算出した推計値。

1位の新潟市(約355.6万人)は夏集中度22.2%と30市町村中16位にすぎませんが、年間1,601.9万人という規模があるため、夏の実数では断トツの1位です。

4位の上越市(夏集中度32.9%)は夏の実数では104.7万人と上位に入りますが、上越市のピーク月は4月(高田城址公園観桜会)であり、春がピークで夏がその次に集客する構造です。


③ 夏集中型と冬集中型の対比

新潟県の市町村は夏と冬で大きく2タイプに分かれます。

夏集中型(夏集中度30%以上):
聖籠町・粟島浦村・津南町・小千谷市・佐渡市・柏崎市・上越市・糸魚川市・出雲崎町の9市町村。海水浴場・夏祭り・自然観光が観光の中心で、夏季に年間の3〜6割の来訪が集中します。

冬集中型(冬集中度30%以上):
湯沢町(冬集中度48.3%)・南魚沼市(36.2%)・津南町(24.2%)。スキー場が主要観光施設で、2月にピーク月が来ます。津南町はスキー場(冬集中度24.2%)とキャンプ・温泉施設(夏集中度39.4%)を両方持ち、夏冬両方に集客があります。

特殊なピーク:
弥彦村はピーク月が11月(菊祭り・彌彦神社の菊まつり)で夏集中度16.2%と低く、秋に最大の集客があります。阿賀町・田上町はピーク月が10月で秋の紅葉・イベントが中心です。


④ 夏集中度が高い市町村の背景

1位 聖籠町(60.0%)は海水浴場(聖籠海水浴場1か所・年間4,183人)と観光ぶどう園(8〜9月)が主要観光施設で、ほぼ夏季に観光集客が集中する構造です。観光客数自体は14.4万人と30市町村中29位の小規模ですが、その大半が夏に集中します。

2位 粟島浦村(41.8%)は新潟県唯一の有人離島です。夏季のフェリー就航増便・海水浴利用が中心で、冬季は離島へのアクセス・観光需要がほぼなくなります。年間1.1万人と県内最少規模ですが、夏集中度は2位です。

3位 津南町(39.4%)はニュー・グリーンピア津南(キャンプ場・プール・温泉を含む複合施設)が夏の集客を牽引しています。冬はスキー場(R5-6シーズン39,229人・8位)があり、夏冬両シーズンに集客があります。

6位 柏崎市(34.7%)は海水浴場14か所(R6利用者数1位・273,404人)とえんま市(6月)・ぎおん柏崎まつり海の大花火大会(7月)が夏の集客を支えます。ピーク月は6月です。


⑤ データの見方・注意点

夏集中度の定義について

夏集中度は新潟県の観光客入込数・消費額調査の月別データをもとに6〜8月の入込数が年間に占める割合を算出しています。月別データの集計方法は施設・市町村によって異なる場合があります。

夏の推計来客数は推計値です

② のランキングは「年間観光客数 × 夏集中度」で算出した推計値であり、実際の夏季来客数の公式値ではありません。目安の数値として読んでください。

観光タイプの分類は最多比率の分類を使用しています

主な観光タイプは各市町村の観光分類別比率のうち、最も高い比率の分類を使用しています。複数の観光タイプが混在する市町村も多く、単一の分類で全体を説明できるわけではありません。


まとめ

  • 夏集中度が最も高いのは聖籠町(60.0%)、続いて粟島浦村(41.8%)・津南町(39.4%)・小千谷市(38.6%)です
  • 夏の絶対来客数では新潟市(約355.6万人)・長岡市(約192.6万人)・妙高市(約125.8万人)が上位で、夏集中度は平均的でも規模の大きさで実数が多くなります
  • 海水浴場を持つ上越市(32.9%)・糸魚川市(31.2%)・出雲崎町(30.6%)・村上市(28.2%)・柏崎市(34.7%)は夏集中度が高く、沿岸市に夏需要が集まる構造です
  • 湯沢町(10.6%)・南魚沼市(15.5%)はスキー場が主軸の冬集中型で、夏集中度は30市町村中ワースト2・3位です

出典

  • 観光客入込数・月別データ:新潟県(観光客入込数・消費額調査)

データ基準日:2024年(令和6年)
次回更新推奨:2025年(令和7年)調査データ公表後

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